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2019-02-09

後藤仁 台湾写生旅行 その6

2018年2月22日~3月15日までの22日間の「台湾写生旅行」 その6
(展覧会・イベント等が多くて、なかなか書く時間がないのですが、昨年10月14日にアップした「台湾写生旅行」その5 からの続きです。この後もボチボチとアップしていきますので、お楽しみ下さい。)
 
 3月4日(日) 旅行11日目。台南を7:03の台湾鉄道で出発し、高雄(ガオション)に7:58に到着(68元)。

 高雄はホテル代が高めなので、「あひる家」という日本人が経営する、なるべく安めのゲストハウスに一泊しました。シングルルーム(トイレ・シャワー共同)で一泊1000元(約3700円)です。日本人の経営という事で、ハウス内はとてもきれいに整頓されています。
 高雄にはMRT・LRT(地下鉄・路面電車)があるので移動は便利です。MRT左營駅からバスで移動して、高雄で有名な観光地「左營蓮池潭」に。左の龍の口から入って右の虎の口から出ると縁起が良いという有名な龍虎塔や、中国式寺院を回りました。ここ龍虎塔辺りには、どこにいたのかと思う程、日本人観光客がたくさんいて、くまモンにそっくりなクマのキャラクターを見ては、これはくまモンか・・・違うのか・・・等と同じような事を話していました。
 その次に、バス・MRTで移動して「高雄市立美術館」へ。ここには日本人は一人もいません。この美術館には児童美術館等も併設されており、とても立派な美術館です。昼食は、八方雲集というチェーン店らしき店で購入した汁無し麺と水餃子(60元)を、美術館の公園で食べて済ませました。美術館の近くには高雄市中華藝術学校という大きな美術学校があり、台湾が美術に力を入れている事がうかがえます。次にMRTで移動して「高雄市立図書館」へ。この図書館は台湾内でも最大級の規模という事で、ガラス張りの7階建て位の巨大な建物の全てが図書館なのです。館内も近代的・効率的で、書籍数も膨大で、日本でもこのクラスの図書館は私は見た事がありません。相当多くの老若男女が図書館で本を楽しむ姿は、うらやましい限りで、台湾の読書文化の充実を表しています。総人口2358万人と日本よりずっと人口の少ない台湾ですが、美術・文化教育に特に力を入れている様子が伝わり、それに比して日本の美術・文化施策の脆弱さを感じました。
 夕食は宿から近い「六合国際観光夜市」に。麺・カニ揚げ・鴨串(計210元)を別々の屋台でいただいて、台湾夜市の雰囲気を楽しみました。

台湾写生旅行023高雄「左營蓮池潭」 龍虎塔と、くまモン風のキャラクター像

台湾の旅高雄「高雄市立図書館」 何とも立派過ぎる・・・(@_@) 。

 3月5日(月) 旅行12日目。今日は、この旅でも特に楽しみにしていた、台湾少数民族が住むという霧台(ウータイ)・三地門(サンディーメン)に向かいます。

 朝食はパンで済ませて、高雄から屏東(ピントン)まで鉄道で移動(31元)。9:30頃、ミニバスで霧台(ウータイ)に向かい、11:00過ぎに到着(138元)。霧台は少数民族ルカイ族が住む山奥の村で、日本ではほとんど知られておらず、日本人観光客は稀にしか訪れないと言います。屋根から壁まで石のみで造られた家々が並び、山々の光景が美しくて、別天地のようです。日帰りではもったいなく、いつもながら宿を予約していなかったのですが、何とか一泊できないかと宿を探しました。訪ねた民宿3~4件、今日は一杯だと断られて、山の上の方ならあるかもというジェスチャーを受けて、山を少し登りました。人家も尽きる辺りに民宿らしき所を発見。そこにいた おじさんに聞いてみると、ラッキーな事に宿泊できると言います。そこは「塞巴拉得伝統石板屋」という石板を製造・販売する店だそうですが、民宿も兼ねています。一泊1300元(トイレ・シャワー付、食事は無いかと思っていたのですが、翌朝、おじさんが朝食を作ってくれました)。
 当初は日帰りも覚悟していたので、これで時間に余裕ができ、辺りをじっくりと散策。昼食は2か所の少数民族風食堂で、猟人便当(少数民族風ちまき、50元)、愛玉子(オーギョーチー、台湾でポピュラーなゼリー風デザート、30元)と少数民族風プリン(50元)を食べました。いずれもなかなか美味しいです。ここはコーヒーの栽培でも知られているというので、少数民族風カフェで、コーヒー・愛玉子(計100元)をゆっくり味わいながら、その店から見える雄大な山々と棚田をF4号に1時間余りスケッチしました。ここのコーヒーは素朴な味わいですが、この眺めと共に、実に贅沢な時間です。カフェを出て、石造りの家々が見渡せる場所から、F4号スケッチブックに2時間ばかりスケッチ。
 夕食は少数民族風食堂で汁無し麺(80元)を食べました。もう日も暮れかかりました。帰りが遅いのを心配したのか、宿の おじさんがバイクで迎えに来ました。ついでに村の教会に連れて行ってもらい、見学しました。この村の人々はキリスト教を信仰しており、味のあるルカイ族様式の教会が村々に幾つか建っています。
 ルカイ族の村をしっかりと目に焼き付け堪能したので、おじさんのバイクの後部に乗って宿に向かいました。この日の客は私一人なので、大きなルカイ族風石造り屋敷(コテージ風の一軒宿なのです)を独り占めです。10数人は泊まれそうな大きな空間で、屋根も壁も床も全て薄い石板でできています。トイレ・シャワーはリフォームされて、まあまあきれいです。夜はトイレ・シャワー室に蛾がたくさん入って来ますが、虫が嫌いでないなら、これもまた山奥の趣きと言えるでしょう。テレビもパソコンも電化製品も無い、決して便利とは言えない設備ですが、私にはこれで十分、いや、贅沢過ぎる程の素敵な空間です。宿の庭からは雄大な山々と川が見渡せるのですが、一人淋しく美しい夕焼けの仙境を眺めるのも、旅の醍醐味です・・・。
 部屋にはルカイ族の衣装や工芸品がたくさん展示してあります。ルカイ族の子供服が面白いので、SM号に30分余りスケッチ。夜は稀に野犬の鳴き声が聞こえる位で、誠に静か・・・静か過ぎる程で、日本の都会の喧騒を思い浮かべると天と地の違い。台湾の西海岸は結構、都会だったので、ここに来て、ようやく私らしい旅になって来たなと、豊かな充足感を感じました。霧台で宿泊できて本当に良かったです。

台湾写生旅行猟人便当(少数民族風ちまき、50元)、愛玉子(オーギョーチー、台湾でポピュラーなゼリー風デザート、30元)

台湾の旅石造りの霧台の村、ここからスケッチしました。

台湾の旅霧台の中央広場にて

台湾の旅霧台の中央広場にて

台湾の旅民宿も兼ねる「塞巴拉得伝統石板屋」 ここで一泊。

 明日は、三地門に向かいます。この模様はまた次回といたしましょう・・・・。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁


テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

2019-02-03

「2019─問道・国際芸術展」、著団協「新年賀詞交歓会」ご報告、J:COM「千葉 東葛人図鑑」ご案内

 
公募・招待グループ展
『2019 ─ 問道・国際芸術展』 (日本会場)

 2019年1月26日(土)~30日(水) 〈終了〉

 O美術館
〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-2
    大崎ニューシティ・2号館2F

主催: 一般社団法人 國際工筆画会、中国山東省国画院、南開大学秀山画会
後援: 駐日本 中国大使館文化部、駐中国 日本国大使館、外務省、産経新聞社、一般財団法人 日本中国文化交流協会

 日本と中国の作家による国際的公募・招待グループ展『2019 ─ 問道・国際芸術展』が開催されました。招待作家・公募作家を合わせて、100点近い力作が並び、壮観でした。私は招待作家として主に中国を描いた日本画7点を出品いたしました。また、私は審査委員として、主催者で工筆画家の李 岩さん、日本画家の伊東正次さんと共に、作品を厳正に審査し、金賞・銀賞・優秀賞・新人賞等を決めました。
 初日26日(土)には、50名程のご来賓・日中作家・関係者・一般の方々がご来館され、盛大なオープニングセレモニーが開催されました。テープカットには私も並んでいます。日本舞踊・琴の演奏・カンフー実演・筆会 等の催しも面白かったです。
 その後、ワンズガーデン・大崎ブライトコア店で懇親会が開催されました。展覧会・懇親会には、日展日本画家の米谷清和先生もお越しいただきました。

 この後、5月初め頃に中国(中華人民共和国)天津市で、『2019 ─ 問道・国際芸術展』(中国展)を開催する予定です。

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 O美術館

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 オープニングセレモニー・テープカット

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 オープニングセレモニー

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 オープニングセレモニー

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 後藤 仁 日本画作品

2019─問道・国際芸術展『2019 ─ 問道・国際芸術展』 後藤 仁 日本画作品

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 2019年1月29日(火)には、日本著作者団体協議会(著団協)「新年賀詞交歓会」(日比谷聘珍樓)に参加しました。文化庁の著作権担当官も参加される中、美術・映画・音楽・文学・写真・漫画等の各界の著作権担当者と歓談しました。最初のご挨拶は、私もその作品から影響を受けている写真家の田沼武能先生です。途中、日本画家の中島千波先生他、各界の代表によるご挨拶が続き、私も短く一言ご挨拶をしました。
 中島千波先生に二次会にお誘いいただき、とある所で、私を含めて5人でお話やカラオケを楽しみました。中島先生は歌がとてもお上手で声量があり、ダジャレもピカ一で、その元気さには驚くべきものがあります。私の師の後藤純男先生もそうでしたが、このレベルの方々は人並み外れた人間力をお持ちなのだと、改めて感服した次第です。

著団協 新年賀詞交歓会日本著作者団体協議会(著団協) 「新年賀詞交歓会」 写真家・田沼武能先生のご挨拶

著団協 新年賀詞交歓会日本著作者団体協議会(著団協) 「新年賀詞交歓会」 日本画家・中島千波先生のご挨拶

          *

 地元密着型のローカル番組ですが、私が出演して、日本画作品や絵本作品『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)、『わかがえりのみず』(鈴木出版こどものくに)等をご紹介しています。インタビュアーは宝塚歌劇団の星組男役トップスターだった北翔海莉さんです。堂々としたオーラのある、とても美しい方でしたよ~。
 見れる地域の方はぜひご覧下さい。また、Webサイトやアプリではどなたでも見れると思いますので、ご視聴の程よろしくお願いいたします。
 
J:COM 「千葉 東葛人図鑑」 
 インタビュアー: 北翔海莉、ゲスト: 日本画家 後藤 仁

 2月11日(月)~20日(水) 期間中、1日数回放送

【放送エリア】J:COMチャンネル(地デジ11ch) 千葉県 松戸市、流山市、野田市
 ※放送後は、Webサイトや、地域情報アプリ「ど・ろーかる」でも配信予定。

●J:COM公式サイト「千葉 東葛人図鑑」
https://jinzukan.myjcom.jp/tokatsu/

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2019-01-20

「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」ご報告と「2019 ─ 問道・国際芸術展」、J:COM 「千葉 東葛人図鑑」ご案内

 昨年末に開催された展覧会(グループ展)のご報告と、今後開催される展覧会(公募・招待グループ展)とテレビ放映のご案内です。
          ★

日中芸術展 ─ 一衣帯水─ チラシ「日中芸術展 ─ 一衣帯水─」チラシ

日中芸術展 ─ 一衣帯水─ チラシ「日中芸術展 ─ 一衣帯水─」チラシ


日中平和友好条約締結40周年記念絵画展
 「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」

2018年12月18日(火)~21日(金)

 日中友好会館 美術館
〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目5番3号

●公益財団法人 日中友好会館美術館 公式サイト
http://www.jcfc.or.jp/shisetsu/museum
●公益財団法人 日中友好会館美術館 公式サイト「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」
http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/12950

 日本の画家と中国の画家の展示によってお互いの文化交流をはかり、日中間の平和を願い、文化交流を通して相互理解を深める企画。中国上海・雲間美術館での展覧会「一衣帯水」の日本帰国展。
 日本人画家(後藤 仁 他、日展所属日本画家、無所属日本画家)7名と、中国人画家11名の作品、計54点で展覧いたしました。私・後藤 仁 は、日本画作品4点を出品。
 初日には美術館にて、「オープニングセレモニー」も開催いたしました。当日は、ご来賓の元参議院議長、前日中友好会館会長・江田五月さんや中国大使館関係者から、参加作家、一般のお客様 他、100名近い方々にお越しいただき、盛大なセレモニーになりました。ご来館いただきました皆様、誠にありがとうございました。

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」(日中友好会館美術館)

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」(日中友好会館美術館)

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」オープニングセレモニー  江田五月さん、中国大使館・美術館関係者、参加作家 他

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」参加作家 他

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」右の4点が私の日本画作品です。

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」右の4点が私の日本画作品です。手前に私の展覧会図録と絵本。

日中友好会館美術館「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」後藤 仁 日本画作品

          *
  【今後のご案内】

公募・招待グループ展
『2019 ─ 問道・国際芸術展』 (日本会場)

2019年1月26日(土)~30日(水)

 O美術館

〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-2
    大崎ニューシティ・2号館2F
 Tel. 03(3495)4040  Fax. 03(3495)4192

〈交通〉
 JR線・りんかい線大崎駅(北改札口・東口)下車徒歩1分
 東急バス(大井町駅ー渋谷駅)大崎駅下車徒歩1分

● O美術館 公式サイト
http://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000187.htm
● O美術館 公式サイト「2019 ─ 問道・国際芸術展」
http://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/menu000000300/hpg000000211.htm

 日本と中国の作家による国際的公募・招待グループ展(日本会場)。私は招待作家として日本画7点を出品いたします。初日26日(土)午後3時から、オープニングセレモニー開催。どなたでも参加できますので、皆様お越し下さい。
 5月初め頃に中国(中華人民共和国)天津市で、『2019 ─ 問道・国際芸術展』(中国展)を開催する予定です。
主催: 一般社団法人 國際工筆画会、中国山東省国画院、南開大学秀山画会
後援: 駐日本 中国大使館文化部、駐中国 日本国大使館、外務省、産経新聞社、一般財団法人 日本中国文化交流協会

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 2019年1月9日(水)は、地元テレビ局の番組収録という事で、朝からスタジオで撮影してきました。上手くしゃべれたか不明ですが、私の画歴や日本画・絵本の事を手短に話しました。日本画作品や、絵本作品『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)、『わかがえりのみず』(鈴木出版こどものくに)等も原画をお持ちしてご紹介しました。
 私も時々、新聞やテレビの取材・撮影等を受けるのですが、このカメラ・ビデオ撮影には未だになかなか慣れませんね~。かなり地域限定の番組ですが、無事放送されましたら、ご視聴が可能な地域の方々はご覧下さい。インタビュアーは宝塚歌劇団の星組男役トップスターだった北翔海莉さんです。堂々としたオーラのある、とても美しい方でしたよ~。
 
J:COM 「千葉 東葛人図鑑」 
 インタビュアー: 北翔海莉、ゲスト: 日本画家 後藤 仁

 2月11日(月)~20日(水) 期間中、1日数回放送
【放送エリア】J:COMチャンネル(地デジ11ch) 千葉県 松戸市、流山市、野田市
 ※放送後は、Webサイトや、地域情報アプリ「ど・ろーかる」でも配信予定。

●J:COM公式サイト「千葉 東葛人図鑑」
https://jinzukan.myjcom.jp/tokatsu/

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2019-01-14

後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀からくり人形~赤穂出身の日本画家・絵本画家、初の里帰り展~イベント2

国際交流事業 『ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション・文化交流会』 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館、赤穂ロイヤルホテル)

 2018年12月11日(火)に、赤穂市と、赤穂市の姉妹都市・ロッキングハム市(オーストラリア、西オーストラリア州)の公式・市民親善訪問団との、歓迎レセプション文化交流会が行われました。
 訪問団(6名+通訳等3名+神戸新聞記者)の皆様に、赤穂市立美術工芸館 田淵記念館の特別展「後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀 からくり人形 展」をご覧いただき、私は作品の解説をしました。

 夜には赤穂市主催の「ロッキングハム市訪問歓迎レセプション」が赤穂ロイヤルホテルで開催され、赤穂市長 明石元秀様、前赤穂市長 豆田正明様 他、赤穂市関係者、多数がご出席され、私も来賓としてご招待いただきました。
 会場では、「後藤 仁 絵本贈呈式」が行われ、拙作作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、展覧会図録(赤穂市立美術工芸館)を、ロッキングハム市長のバリー・サメルズ様と、ロッキングハム市のアーティスト、ケズ・ウイッカム・セントジョージ様にお贈りしました。
 これを機会に、今後、私は赤穂出身の日本画家・絵本画家として、ロッキングハム市との文化交流事業に関わっていく計画です。


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 文化交流会』(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) 作品を解説する私


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 文化交流会』(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) ロッキングハム市長のバリー・サメルズ様(右)と、ロッキングハム市のアーティスト、ケズ・ウイッカム・セントジョージ様


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 文化交流会』(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) 


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 文化交流会』(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) まるでハリウッド映画「マトリックス」の一場面みたい!。欧米の方はやはり絵になるのですね~。 ロッキングハム市長バリー・サメルズ様、アーティスト ケズ・ウイッカム・セントジョージ様、ロッキングハム市議会議員、市総務部長 他


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション』(赤穂ロイヤルホテル) 後藤 仁 絵本贈呈式


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション』(赤穂ロイヤルホテル) 後藤 仁 絵本贈呈式


赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション』(赤穂ロイヤルホテル) 後藤 仁 絵本贈呈式 ─ ロッキングハム市長のバリー・サメルズ様へ



赤穂の旅『ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション』(赤穂ロイヤルホテル) 後藤 仁 絵本贈呈式 ─ ロッキングハム市のアーティスト、ケズ・ウイッカム・セントジョージ様へ

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 このイベントのために、今回は12月10日(月)に赤穂入りして、11日(火)にイベントに参加。12日(水)には、桃井ミュージアム、坂越の宝珠山(再び山頂から生島を描きました)、大石神社、花岳寺、赤穂御崎(ライオン岩を描きました)を散策。13日(木)に東京に戻りました。


 ~ 風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん ~

 これは忠臣蔵(赤穂浪士)で知られる赤穂城主・浅野内匠頭の辞世の句です。赤穂市の全面的なバックアップの元、大々的に開催していただいた、私と伯父の展覧会・関連イベントも、昨年末、無事すべて終了いたしました・・・。
 「後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀 からくり人形 展」(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)はおよそ2か月間開催されましたが、名残惜しいですが、始まれば・・・あっと言う間に終わりがきます・・・。
 本展には通常の特別展の2倍のご来場者があったそうです。多い日では、オープニングセレモニーの日など200名近い方が、ギャラリートークの日には100名近い方が、一日だけで訪れました。地方都市のこれくらいの中規模の公立美術館にしては、破格の賑わいではなかったかと思います。美術館・赤穂市関係者の方々も、大成功だと喜んでおられました。ご来場くださいました多くの方々に、心から御礼申し上げます。古里・赤穂界隈の多数の皆様にご覧いただき、感無量です。

 年内には作品が帰ってきましたが、アトリエは段ボールの山で埋め尽くされ、全てかたずけるのに3日ほどかかりました。2か月間の展覧会と関連イベントで、私は精魂尽き果て、心身ともにとても疲れました・・・(今、ごく軽い鬱状態です)。しばらくゆっくりとした国内温泉旅でもして休養したい気持ちですが、次の日本画・絵本制作、グループ展等の予定が山積みで、新年そうそう仕事に追われる毎日です。これも嬉しい悲鳴だと思うしかないのですが、美しく穏やかな古里を改めて感じ取った後に、都会の荒波にもまれるのも、また、複雑な心境ですね・・・・。
 
  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2019-01-06

後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀からくり人形~赤穂出身の日本画家・絵本画家、初の里帰り展~イベント1

 
2018年10月20日(土)〜12月17日(月) 
赤穂市立美術工芸館 田淵記念館 平成30年度 特別展
  ~日本画画業35周年記念~
後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀 からくり人形
 ~赤穂出身の日本画家・絵本画家、初の里帰り展~


●赤穂市立美術工芸館 田淵記念館 公式サイト「特別展等のご案内」
http://www.ako-art.jp/企画展のご案内/

 また同時期、赤穂市立美術工芸館の近くにある桃井ミュージアムでも、「後藤 仁 日本画小品展」(日本画・版画 販売作品 P6号以下の小品9点展示)を開催しました。

          *

 この大型特別展の期間中には、様々な関連イベントが企画されました。10月の「オープニングセレモニー」に続いて、11月には「ギャラリートーク・絵本朗読会」等が催されました。
 2018年11月17日(土)~22日(木)には、これらの関連イベントのために、再び赤穂を訪れました。


11月17日(土)に赤穂市に到着すると、その夜、坂越保育所・幼稚園時代の同窓生がプチ同窓会を開催してくれました。赤穂御崎の「喜響家(ききょうや)」という料理屋に数名が集まりましたが、皆さんの事は、私はほぼ覚えていませんでした。数名、当時の人で記憶に残っていた人がおりますが、この日は来ていませんでした・・・。皆さんは記憶にあるらしく、私が昼食の時にこぼした牛乳を海に見立てて牛乳キャップを舟に見立てて遊んでいたエピソード等、とても興味深い話を聞きました。常々、そのような空想遊びをしている変わった子供だったので、あり得るな~と思いました。

11月18日(日)は、赤穂市立美術工芸館 田淵記念館で「後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会」が開催されました。 
 まず絵本朗読会(地元の朗読家/三島澄子さん、水野かおりさん、網干美樹さん)にて、私の作画絵本の朗読があり、その後、私のギャラリートーク・サイン会です。ギャラリートークの議題は「赤穂の思い出、アジアの旅と日本画・絵本の制作」として、赤穂での幼少期のエピソードや、アジア各国の旅と作品制作の逸話を、スケッチブックや写真をお見せしながらお話しました。
 当日は100名近い多くのお客様にお越しいただき、誠に盛況なイベントになり、皆様に感謝申し上げます。

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) 座席が足りなくて、急遽、追加するほどでした~。

赤穂の旅後藤 仁 ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) 


赤穂の旅後藤 仁 日本画小品展 (桃井ミュージアム)

赤穂の旅後藤 仁 日本画小品展 (桃井ミュージアム)

11月19日(月)の朝、坂越の宝珠山(茶臼山)山頂まで登り、大避神社の参道を1時間余りスケッチしました。午後には、上郡ピュアランド山の里にて「後藤 仁 絵本トーク会」が、上郡この本だいすきの会・三島澄子さんの主催で行われました。場所柄、参加人数は少なかったですが、3時間半ほどたっぷり皆さんと絵本や旅のトークをしました。
 
11月20日(火)はようやく時間が取れたので、日帰りスケッチ旅行です。まず岡山県の閑谷(しずたに)学校を訪れ、聖廟(孔子廟)を1時間余りスケッチ。ここには数度訪れていますが、いつ来ても、校内の堂々とした建造物には感心します。その後、地図の表記だけを頼りに、初めて訪れた福生寺ですが、ここが穴場的に素敵な所でした。閑谷学校は観光ツアー客がたくさんおりましたが、この寺にはほとんど人がいなくて、最初に老夫婦にお会いしただけです。私は数時間滞在して、庭園の紅葉を楽しんだり、「大滝山 三重塔(国重文)」を2時間ばかり写生しました。そこから車で山頂へ進むと、屛風岩という大岩などの見所があり、しばらく山歩きを楽しみました。その後、車で移動して、牛窓へ。この辺りも坂越や室津と同様、瀬戸内の港町らしく、実にこじんまりと面白い土地です。牛窓オリーブ園や牛窓神社を散策し、夕刻暗くなりかけた頃、赤穂に戻りました。

赤穂の旅閑谷学校 (岡山県)

赤穂の旅福生寺 (岡山県)

11月21日(水)は、我母校・赤穂市立坂越小学校にて「後藤 仁 特別絵画指導教室」を開催しました。私の保育所・幼稚園・小学校時代の思い出話をして、幼少期の絵画作品等をお見せして、その後、坂越の「生島」をテーマに児童が絵を描きました。皆さん思い思いの個性的な絵を描いていて、とても楽しい授業になりました。昔と変わらぬ懐かしの校舎で、後進達と絵を語るとは、誠に感慨深いものがありますね~。彼ら彼女らの中から、画家に限らず、将来の赤穂を日本を背負って立つ、立派な人材が出てくる事を願って止みません・・・。
 その後夕方まで、再び宝珠山(茶臼山)に登り、山頂からの生島をF4号スケッチブックに描きました。いつ見ても優しく美しい光景です・・・。

●赤穂民報 「自分の色で描いて」後藤仁さんが絵画指導
http://www.ako-minpo.jp/news/13319.html

赤穂の旅後藤 仁 特別絵画指導教室 (赤穂市立坂越小学校) 私の小学校1年生の時の作品「自分が王様になったら」を披露。

赤穂の旅後藤 仁 特別絵画指導教室 (赤穂市立坂越小学校) 新聞社の取材も入りました。

赤穂の旅後藤 仁 特別絵画指導教室 (赤穂市立坂越小学校) 生島を描いた、皆さんの素晴らしい力作とともに!!

 こうして慌ただしくも充実した6日間が過ぎ、22日の朝、東京に向かう新幹線の中、「この美しき処を後にして、何の因果か、またこうして、有象無象が暗躍する狂気の大都会・東京に向かわねばならぬのか・・・・」と、ぼんやりと車窓を見やりました・・・。
 12月には、「ロッキングハム市親善訪問団 歓迎レセプション・文化交流会」(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館、赤穂ロイヤルホテル)があり、再び赤穂を訪ねます。この様子はまた次回にいたしましょう。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2018-12-02

チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会、日中藝術展 ─ 一衣帯水─ 日本帰国展 開催


2018年度「チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」

 2018年12月8日(土)~10日(月) 
 毎日新聞オーバルホール(大阪市北区)


「ギンリョウソウ」(F0号)後藤仁「ギンリョウソウ」(F0号) 後藤 仁

公益財団法人 毎日新聞大阪社会事業団 公式サイト 「後藤 仁 作品ページ」
https://www.mainichi.co.jp/osaka_shakaijigyo/main_enterprise/saimatu/index_meishikizo.html

公益財団法人 毎日新聞大阪社会事業団 公式サイト 「2018年度 チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」
https://www.mainichi.co.jp/osaka_shakaijigyo/main_enterprise/saimatu/index_meishikizo.html

 今年、私・後藤 仁は、「ギンリョウソウ」(F0号)一点をご寄贈出品いたしました。ギンリョウソウ(銀竜草)は、一見キノコのようにも見えますが、植物なのです。背景には、マーブリング(墨流し)の技法を用いています。
 本展は、著名・有名作家の作品が多数そろって、実に贅沢なチャリティー展です。お近くの方は、ぜひ、お越しいただき、チャリティーご購入にご協力下さい。
  日本画家・絵本画家 後藤 仁

〈 毎日新聞大阪社会事業団 公式サイトより 〉
 毎日新聞大阪社会事業団は、2018年度「チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」を12月8日(土)~10日(月)までの3日間、大阪市北区梅田3-4-5、毎日新聞ビル地下1階の毎日新聞オーバルホールで開催します。
 全国の美術工芸作家や著名人(文化勲章受章者、文化功労者、人間国宝、日本芸術院会員らの巨匠をはじめ新鋭作家や著名人等)約700人から日本画、洋画、書、漫画、陶芸・工芸品、色紙などを直接寄贈していただいた約1000点を展示。お求めやすいチャリティー価格を付け、即売と入札の2方式で販売します。
 収益は社会福祉事業に役立てます。入場は無料です。

<日時>
◆12月8日(土)午前10時半~午後6時 即売・入札
◆12月9日(日)午前10時半~午後4時 即売・入札
◆12月10日(月)午前10時半~午後4時 即売・落札作品引渡し

 11日(火)以降は社会事業団事務所での引き渡しとなります。
 *入札で札の入らなかった作品は10日(月)会場で最低落札金額で即売いたします。

<場所>
毎日新聞オーバルホール
(大阪市北区梅田3-4-5毎日新聞ビル地下1階)

 JR大阪駅(桜橋口)から西へ徒歩約8分
 地下鉄四つ橋線「西梅田」駅から西へ徒歩約8分

主催: 毎日新聞大阪社会事業団
後援: MBS、スポーツニッポン新聞社


          

日中平和友好条約締結40周年記念絵画展
「日中藝術展 ─ 一衣帯水─ 日本帰国展」


 2018年12月18日(火)~21日(金)
 10:00~17:00 (初日13:00~、最終日15:00まで)
 日中友好会館 美術館

〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目5番3号
お問い合わせ: 公益財団法人 日中友好会館 文化事業部
 電話:03-3815-5085 / FAX:03-3811-5263

公益財団法人 日中友好会館美術館 公式サイト
http://www.jcfc.or.jp/shisetsu/museum
公益財団法人 日中友好会館美術館 公式サイト「日中芸術展 ─ 一衣帯水─ 」
http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/12950

交通アクセス
http://www.jcfc.or.jp/outline/access

 日本の画家と中国の画家の展示によってお互いの文化交流をはかり、日中間の平和を願い、文化交流を通 して相互理解を深める企画。中国上海・雲間美術館での展覧会「一衣帯水」の日本帰国展。日本人画家(後藤 仁 他、日展所属日本画家、無所属日本画家)7名と、中国人画家11名の作品で展覧する計画です。私は、日本画作品4点を出品予定。
 初日18日(火)15:00~ 美術館にて、「オープニングセレモニー」開催。ぜひ、皆様にてお越し下さい。
  日本画家・絵本画家 後藤 仁


〈 展覧会案内より 〉
“一衣帯水” 日中芸術展
主催:日中芸術展「一衣帯水」実行委員会
協力:中華文化促進会国際交流基金管理委員会・上海雲間美術館
後援:中国大使館文化部
会期:2018年12月18日(火)~12月21日(金) 10:00~17:00
   (初日18日(火)13:00 開始、最終日21日(金)15:00 終了)
 オープニングイベント 18日(火)15:00から、どなたでもご参加いただけます。

会場:日中友好会館美術館  
     112-0004 東京都文京区後楽1-5-3
     電話:03-3815-5085
     最寄り駅:飯田橋駅[C3]から徒歩約1分

出品作家
 中国側:陈佩秋、庞沐兰、费名瑶、吴越、周传玉、徐公诚、張嵩平、洪欣、王青、袁雪蕾、丁白
 日本側:藤島博文、藤島大千、伊東正次、後藤 仁、浅葉雅子、早川剛、棚町宜弘


テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2018-11-29

赤穂の旅。後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀からくり人形~赤穂出身の日本画家・絵本画家、初の里帰り展~その3

〈カテゴリーが、「展覧会(個展・グループ展)案内・報告」から、「写生・スケッチ旅行(国内)」に戻ります。〉

 2018年10月20日(土)には、赤穂市立美術工芸館 田淵記念館で、『後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀 からくり人形 ~赤穂出身の日本画家・絵本画家、初の里帰り展~』「オープニングセレモニー(開幕式典)」が盛大に開催されました。

 21日(日)からは赤穂市周辺を散策します。朝の内に「赤穂市立美術工芸館 田淵記念館」に立ち寄って、改めて会場の撮影を念入りにしておきました。昼前に、「坂越(さこし)防災交流館」に寄りました。ここで坂越保育所・幼稚園時代の同窓生が何人か集まってくれているという事です。交流館には、懐かしい・・・、というか全く覚えてはいないのですが(数人だけ名前と顔を覚えていたのですが、その人達はいませんでした)、同窓生が数人来てくれていました。軽食をいただきながら、昔のお話をしました。交流館でアマチュアのマジックショーが始まったので一通り終わるまで見ていたのですが、同窓生もほとんど帰りましたし、赤穂の祭りを取材しないといけないので、ここを発ちました。
 赤穂のアトリエに戻り、急いで車から自転車に乗り換え、赤穂・大石神社の「抜穂祭」に向かいました。着いた時には、既に祭りの後半でした。絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)には、大麦の伝播由来が物語られていますが、私は米の伝承にも魅かれるものがあります。古のいでたちの早乙女達が稲を刈る姿は素敵です。F2号スケッチブックに手早くクロッキーしました。祭りが終わると、パンをかじりながら自転車を飛ばし、赤穂八幡宮の「神幸式」(2日目)に向かいます。頭人繰り出しを見たかったのですが、とうに終わっています。午後3時頃、獅子舞いと、神輿の繰り出しが始まりました。ここから最終的に神輿が宮入りする夜7時過ぎまでの4時間余り、神輿や頭人行列を追いかけて、写真を撮ったり、スケッチしたりしながら、祭りを詳細に取材していきました。頭人行列のお稚児さんを肩車した様子は誠に面白く、絵に描きたい題材です。またいずれ機会があれば、頭人繰り出しを見物したいものです。

赤穂の旅11赤穂・大石神社 「抜穂祭」

赤穂の旅赤穂八幡宮 「神幸式」(2日目) 大きな神輿が担がれます。

赤穂の旅赤穂八幡宮 「神幸式」(2日目) 頭人行列、化粧したお稚児さんが可愛らしい!

 22日(月)は、朝の内、「桃井ミュージアム」に立ち寄って『後藤 仁 日本画小品展』の展示会場を確認しました。このミュージアムでは、12月17日頃まで、私の日本画作品と絵本を展示・販売しています(入場無料)。田淵記念館の展覧会と合わせて、ぜひご覧下さい。ここでは抹茶やコーヒーもいただけますし、水琴窟のある庭で赤穂御崎を眺めながら、まったりとくつろぐのも素敵ですよ。
 その後、昼前から赤穂散策に出掛けました。今日は「周世(すせ)」から「有年(うね)」を巡ります。周世の赤穂ふれあいの森、神護寺から、山王神社、験行寺、黒尾須賀神社を回りました。有年では、牟礼八幡神社、有年原・田中遺跡公園、東有年・沖田遺跡公園、東有年八幡神社を見物。この辺りには、小規模ですが神社仏閣が多く鎮座していますし、古代遺跡などの見所も多いのです。東有年・沖田遺跡公園にはコスモスが咲いていましたので、F4スケッチブックに30分ばかりスケッチ。
 帰りに、真殿(まとの)にある母方の祖父母の家に立ち寄りました。私が幼少期に赤穂・坂越で過ごした社宅は、今はもうありません。あの長屋のような質素な2階建ての家屋も、父と通った懐かしい銭湯も・・・。この真殿の家が、今も唯一残された、子供の頃に遊んだ思い出の家なのです。祖父母もとうに亡くなり、今は親戚が管理しているものの廃屋寸前です。近くの親戚の畑で、イチジクをもいで帰りました(親戚には、何となく許されています)。

赤穂の旅、桃井ミュージアム『後藤 仁 日本画小品展』(桃井ミュージアム) 日本画作品と絵本を展示・販売しています。田淵記念館の展覧会と合わせて、ぜひご覧下さい。 ここでは抹茶やコーヒーもいただけますし、水琴窟のある庭で赤穂御崎を眺めながらくつろぐのも素敵です~。 ( ^^) _U~~

赤穂の旅周世 「赤穂ふれあいの森」 久しぶりに、アオダイショウを見れて幸運!!大小(親子か)2匹いました。

赤穂の旅「東有年・沖田遺跡公園」 コスモス

 23日(火)は「坂越」から「室津(むろつ)」を回ります。朝、円山海岸(まるやまかいがん/現在は、円山県民サンビーチというおしゃれな名が付いています)を散歩しました。ここには子供の頃、親やいとこ達とよく泳ぎに来ました。海岸で砂浜を掘っている若者がいるので、「貝でも獲れるのですか・・・」と聞いてみると、「シーグラス(海岸に落ちている摩耗したガラス片)を取って、ネットに載せる(多分、販売する)」と言います。私が子供の頃、赤穂近辺のどこかの海岸で、ひょろ長い貝を掘って食べた記憶がありますが、「時代は変わったな~」と感じました。
 坂越に行って、付近を散策し、F4号スケッチブックに真横から見た生島を30分余り描きました。再び、赤穂市立美術工芸館 田淵記念館に寄ってから、午後には車で室津に移動しました。室津も坂越同様、古くから栄えた小さな港町です。室津の賀茂神社に参拝。現在、社殿は工事中でしたが、立派な神社です。次に、浄運寺を訪れました。ここには友君という遊女の伝説が言い伝えられており、私の絵心を掻き立てるのです。ブッダ伝承の「遊女アームラパーリー」の話にも通じる伝説です。この寺には友君の像が残されてあるらしく、前々から気になっていました。今回、どうしても拝見してみたいと、文化財を管轄しているであろう、たつの市の教育委員会にお願いしようと、わざわざ車で1時間程移動して、たつの市役所を訪ねました。教育委員会の人が言うには、管轄は市役所ではないので、直接、寺で聞いてみてくれという、そっけないものでした。赤穂市では、ここのところ、市や教育委員会の担当者やら責任者やらが大勢来られて、いつも挨拶攻めにあうのですが、少し地を離れるとこんなものですね・・・、私の認知度などまだまだヒヨコ位のものです。再び1時間かけて室津に戻り、浄運寺でお願いしてみますと、私のような怪しげな絵描きにもかかわらず、快く友君の像を見せて下さり、スケッチもしてよいと言っていただけました。友君の像は小ぶりでしたが、保存状態もすこぶる良く、とても完成度の高い優れた像でした。友君が出家された後の尼僧姿の像です。私は感動を抱きながら、F4号スケッチブックに1時間30分位はかけて、2方向から丁寧にスケッチしました。
 ここに来て、今回の赤穂の旅は完結しました。友君の像が描けた事で、すこぶる満足しました。少し室津の街をぶらつき、暗くなりそうなので、赤穂に向けて帰りました。辺りは既に真っ暗でしたが、再び親戚の畑に寄って、昨日、立派過ぎて採ろうかどうしようか迷った大きな葡萄をもぎ取りました。親戚にはその内にお礼をしておこうと思います。(この葡萄はまだ酸っぱくて、そのままでは食べにくかったのですが、東京に持って帰り、ジャムにしてみたら美味しかったです。)

赤穂の旅室津 「浄運寺」 寺の建物も面白い造りです。

 24日(水)、相生駅 9:48発 新幹線ひかり号に乗って、東京駅に1:34着。銀座松屋で池田あきこ さんの「ダヤン展」をやっていて、池田さんから無料招待券をいただいていたので、立ち寄り拝見。池田さんのダヤンワールドは楽しくて元気一杯です。

 こうして今回の、『後藤 仁 日本画・絵本原画/後藤大秀 からくり人形 展』 (赤穂市立美術工芸館 田淵記念館) の「オープニングセレモニー」と、赤穂の旅は一旦終わりました。ただ、11月には「ギャラリートーク・サイン会、絵本朗読会」と後藤 仁 関連イベントが、12月には「赤穂市 姉妹都市・ロッキングハム市の歓迎レセプション・文化交流会」が開催されるので、また赤穂を訪れなければなりません。誠に忙しいのですが、とても有意義な計画です。
 諸々多忙につき、ブログを書く時間も限られますが、これらの模様は、また拙ブログでおいおいアップしていきたいと思います。お楽しみにしていて下さい~。

 日本画家・絵本画家 後藤 仁

テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN)

Author:後藤 仁(GOTO JIN)
 ~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

  〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校美術科で日本画を始める。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、後藤純男先生(恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学・デザイン科非常勤講師。東京造形大学・絵本講師。金唐革紙保存会 主宰。日本美術家連盟(常任理事:中島千波先生 他)会員。日本児童出版美術家連盟(童美連)(太田大八先生、赤羽末吉先生、いわさきちひろ先生らが創設)会員・理事。絵本学会(太田大八先生らが創設、現会長:松本 猛先生)会員。日本中国文化交流協会(井上 靖先生らが創設)会員。この本だいすきの会(代表:小松崎 進先生)会員。千葉県松戸市在住。

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絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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