2015-06-11

和歌山県~兵庫県 写生旅行(2015年5月)その3

 2015年5月14日、今日は丹波篠山(たんばささやま)を探索します。ここは丹波の黒豆で有名で、前から訪れたかった所です。まずは街のシンボル、篠山城に向かいます。朝9時前に到着したので、まだ入場できません。堀の周囲を回って外観を観察してから、入口付近の櫓台(やぐらだい)跡から大書院(おおしょいん)を望む場所でスケッチしました。朝の静かな時間、1時間あまりスケッチしていると、近くの幼稚園から子供達の元気な声が聞こえて来ました。

兵庫の旅 篠山城篠山城

 篠山城に入場して、近年復元された大書院等を観賞しました。大書院内部の廊下の造りは、出石(いずし)の宗鏡寺(すきょうじ)のものと似ていますが、参考にしたのかも知れません。
 その後、御徒士(おかち)町武家屋敷群の小林家長屋門、武家屋敷安間家史料館を経て、青山歴史村、大正ロマン館、春日神社、歴史美術館を回りました。安間家史料館には藁葺き屋根の母屋や水琴窟があり、庭には花々が咲いていて手入れが行き届いています。青山歴史村には「鼠草子(ねずみのそうし)絵巻」というネズミを擬人化した面白い絵巻物が伝来されており、大いに興味を持って観賞しました。春日神社は主要な観光コースには入っていませんが、絵馬や能舞台等の見どころも多く、広い境内はくつろげます。歴史美術館には源氏物語絵巻や昔の裁判所があり見応えがあります。
 この辺りで昼過ぎになりお腹が空いて来ました。歴史美術館の近くの商店街に大手食堂という大衆食堂があり、名物牛とろ丼とあるので入ってみました。牛とろ丼(1000円)は牛肉のたたき風にとろろ芋がたっぷりとかかったボリュームのある丼で、実に美味しいです。店内には著名人らしき色紙がいっぱい掲げてありましたが、ひときわ目立った写真付きの色紙は、若かりし頃のさだまさし氏のものです。私はさだ音楽には中学生の頃より親しんでいますので、彼もここでうんちくを語りながら食したのかと思うと、軽い笑みがこぼれました。

兵庫の旅 大手食堂大手食堂・・・ここの牛とろ丼は絶品 ( ^^) _U~~

 その後、河原町妻入商家群を回りました。この日は観光客もほとんどいなくて、ゆっくりと拝見できました。丹波篠山には古い街並みが整然と残されており、歴史好きの私としては好奇心が尽きません。
 まだ時間があるので、安間家史料館に戻り、母屋を1時間程スケッチしました。私は伝統家屋にも相当に関心が高いのです。

兵庫の旅 河原町妻入商家群 本屋さん河原町妻入商家群 街の本屋さん・・・ここでは書店もこんなに風情があります。本を読みたくなりますね (^^)/

 こうして2日にわたって城下町の風情を満喫した私は、舞鶴若狭自動車道、中国自動車道、山陽自動車を経て、赤穂に帰りました。

               *

 5月15日は赤穂(あこう)を散策しました。赤穂市は私の生まれた土地であり、それこそ何度も訪れていますが、何回来ても良い所です。赤穂御崎(あこうみさき)の伊和都比売(いわつひめ)神社は瀬戸内海に向かって建っており独特の景観です。赤穂市立美術工芸館 田淵記念館には初めて入りました。赤穂ゆかりの昔の画家の作品展示がしてありましたが、私も知っている著名な画家はいませんでした。私も将来、「赤穂ゆかりの画家」と呼ばれる日が来るのだろうか・・・?。
 次に赤穂御崎の海岸に降り、大塚海岸の遊歩道を歩きました。この辺りの海岸線はとても美しくて、子供の頃は家族や親戚と、丸山海岸(現在、丸山県民サンビーチ)で海水浴をしたものです。遊歩道には何種類かの花々が咲いていました。ハマヒルガオ、ハマダイコン、スイカズラ、トベラ、ユッカラン・・・この季節、野生の花はあまり見られないだろうと思っていましたが、海岸に咲く花々が見られて良かったです。美しいシャリンバイ(車輪梅)が咲いていたので、軽くスケッチしました。釣りをしていた近所のおじさんが「うまいね~」と声をかけて来ました。関東ではスケッチ中に話しかけて来る人は、まれに美術関係者等(趣味で絵を描いている人等)がいる位ですが、関西では一般人でも時折気さくに話しかけて来られます。この辺りが、関西(大阪近辺)が小アジアたるゆえんで、人間味があふれています。

兵庫の旅 赤穂御崎 大塚海岸赤穂御崎 大塚海岸

兵庫の旅 赤穂御崎 猫赤穂御崎では御崎ネコにも出会えますよ (=^・^=)

 次に、桃井ミュージアムという最近、赤穂御崎にできた美術館で陶磁器を見学。午後は赤穂八幡宮、赤穂城跡、大石神社へと足を延ばしました。赤穂八幡宮は私が幼少期に七五三で参拝した神社です。私が最も気に入っている記念写真の一枚が、その時に赤穂八幡宮の拝殿前で撮影した家族写真です。大石神社は、私も障壁画制作に参加したNHK大河ドラマ「元禄繚乱」放送以降に観光客が増えて、今でも多くの参拝者がいます。

兵庫の旅 赤穂八幡宮赤穂八幡宮

赤穂八幡宮 家族写真赤穂八幡宮 七五三での家族写真(1970年頃) 右下:後藤 仁(3歳位)・・・この頃はカワイイね~ (*'ω'*)


 明日は、私の生まれ故郷、赤穂市坂越(さこし)の美しく懐かしい街並みを歩きます。この模様はまた次回といたしましょう。

  日本画家・絵本画家 後藤 仁  
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夏にはハマユウも

 後藤仁先生 といえどおぼこな時代がおありで、我々下々と出発は同じでございますね(失礼お許しを(._.))

 千歳飴を持った上のお子は5歳でいらっしゃいますか?七五三男は2回なのでお写真貴重ですね(^◇^)

Re: 夏にはハマユウも

さとおーる様。コメント有難うございます。古き良き時代です。私以外の家族も皆、今ではすっかり容貌が変貌していますので、縮小画像にて初公開となりました。 後藤 仁

No title

時、矢の如く流れ、しかももとに非ず・・
ちょっと過去を思い出せば、あの店なくなっている、違う道出来ている、ことに気づき
だいぶ昔、風景は同じなのに住んでる人だけ新しい人に入れ替わっている、という不思議に驚いたりする故郷?
何故というより、受け入れ木の葉のように
知りつつ、なを、我々はむやみにアラガイ生きていくのでありまする

Re: No title

さとおーる様。時の流れは早いものです。臥薪嘗胆、今やるべき事をしっかりとせねばなりなせんね。 後藤 仁
プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN)

Author:後藤 仁(GOTO JIN)
 ~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

  〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校美術科で日本画を始める。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、後藤純男先生(恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学・デザイン科非常勤講師。東京造形大学・絵本講師。金唐革紙保存会 主宰。日本児童出版美術家連盟(童美連)(太田大八先生、赤羽末吉先生、いわさきちひろ先生らが創設)会員・理事。絵本学会(太田大八先生らが創設、現会長:松本 猛先生)会員。日本中国文化交流協会(井上 靖先生らが創設)会員。この本だいすきの会(代表:小松崎 進先生)会員。千葉県松戸市在住。

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