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2021-08-28

大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その5〉、大下図完成!!

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵)制作


 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、GOTO JIN

  (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、大下図完成までの工程をまとめています。)

                 

2021年8月12日(木)。ここ数日かけ、「天井画」 ”大下図(おおしたず/原寸大の下図)” を描き進めました。
 今、の鱗を描き込んでいるのですが、龍の身体がうねっているので、背のトゲやお腹の大きな鱗とのつじつまを合わすのが困難です・・・。ようやく、どうにかこうにか整合性が取れてきたので、これでひとまず良しとしましょう。この後、更に数日をかけて、龍の細部を描き込んでいこうと思います。
 段々、龍の勇ましい御姿が現れてきました~❣ 🧐


大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑧ (前回からの続き) 龍の鱗を描き進める。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑨

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑩ 龍の手足の鱗を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑩ 〈アップ〉 まだまだ続きますよ~!


8月13日(金)。本日も、「天井画」”大下図(おおしたず/原寸大の下図)” を描き進めました。
 今日で、の身体部分がほぼ完成しました。鱗のつじつまを合わすのが予想以上に困難で、かなり頭を使いました。練り消しゴムで消しては描いて、消しては描いてで、紙がボロボロになってしまいましたが、ようやく良い感じに整いました~。 (@_@)ゞ
 次は、背景の雲と、周囲の踊り子と装飾を仕上げていきたいと思います。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑪ 

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑫ 龍の鱗の調整完了。かなり困難でした~。 (@_@)ゞ

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑫ 〈アップ〉 まだまだ続きますよ~!!


8月23日(月)。本日は、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第3場面」の下地塗りとして、黄土色と青系の色の2色を塗り分けました。通常は基本色の黄土色で下地塗りをする場合が多いのですが、場面によっては例外もあります。

 大垣祭り「天井画」大下図も描き進めました。の背景の”雲”を完成させ、周囲の”踊り子”の内、3人を描いた所で、今日は力尽きました~~。(@_@) 段々と、私らしい、龍図が出来て来ましたね~ ❣

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑬ 龍の背景の雲と、四隅の踊り子を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑬ 踊り子 〈アップ〉

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑭ 踊り子を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑭ 〈アップ〉

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑮ 踊り子を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑮ 〈アップ〉

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑯ 全体図。まだまだ続きますよ~!!!


8月24日(火)。本日も、大垣祭り「天井画」 ”大下図”を描き進めました。
 左上の踊り子の顔を、他の踊り子に合わせて少し小さく修正し、残りの一人の踊り子を完成させました。あどけない中にも、凛とした日本美が光る、「4人の踊り子の図」の下図が完成しました。
 その後、周囲の”装飾”に着手しました。上辺は、「日輪(太陽)と月輪(月)の図」です。右辺は、「鳶(トビ)と雀(スズメ)の図」です。その中心には、「宝相華文様」を描いています。この周囲の画像4種類は、この世に存在するありとあらゆる物、・・・”森羅万象”を象徴しているのです。
 今日の大下図制作は、ここまでにしました。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑰ 「4人の踊り子の図」 顔を修正。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑱ 「4人の踊り子の図」 最後の一人を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑲ 周囲の装飾 「日輪(太陽)と月輪(月)の図」を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程⑳ 方向を変えて、周囲の装飾 「鳶(トビ)と雀(スズメ)の図」を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉑ 全体図。まだまだ続きますよ~!!!!


8月26日(木)。本日、8月3日(火)から描き始めた、大垣祭り「天井画」”大下図(鉛筆による原寸大の下図)” が、一応、完成しました。
 この後、数日間、じっくりと見直して、問題が無ければ、いよいよ、来月初めから”本画(杉板絵)”に入ろうと思います。丁度、芸術の秋にさしかかり、まだまだ残暑もコロナ禍も厳しい折ですが、良き時節での本画入りに、腕がビンビンと鳴っています!!

 【今日の作画解説】
 左下の「後ろ姿の踊り子」の顔を少し小さく修正して、他の踊り子とのバランスを合わせました。
 周囲の”装飾”の下辺は、「男の子と女の子と子猿の図」です。愛すべき、私の「絵本」の新キャラクターをここに描き込みました。これは、”人の両性”を表しており、全ての”人類”の象徴になっています。4人の踊り子と、男の子、女の子を合わせて、人間は6人になります。これには忌み数を避ける意味合いもあります(ちなみに西洋では、4は良いイメージらしいです。中国では、4には良い意味とそうでない意味の両方があるようで、6は縁起の良い数字とされているらしいです。子猿も数に入れたとしたら、西洋での7はラッキーセブン、日本でも7は吉数になります)。
 ”装飾”の左辺は、「松と梅の図」です。これは”植物”を象徴しており、縁起の良い”松竹梅”になっています。「竹はどこに・・・」、と思われるでしょうが、踊り子の一人が竹の柄の着物を着ており、それを合わせて”松竹梅”となるのです。ちなみに踊り子の衣装は、竹の他に、藤(私の名前でもあり、最も好きな花の一つです)・桜(日本の花の象徴)・蝶と蜻蛉(全ての虫類の象徴)の柄になっています。
 この4辺は、それぞれ、”天体・人類・動物・植物”を象徴しており、つまりは、この世の中の全て~”森羅万象”を象徴しているのです。更には、それぞれが”陰と陽”の対をなしており、陰陽道的世界観により、宇宙全体の調和を図っているのです。
 そして、その中央、天下太平を願う円相の中に、神獣・霊獣の最高位に君臨する、巨大な”黒龍”がうねっているのです。黒色は何物にも動じない・影響を受けない、心の強さを表しています。実に高貴で威厳に満ちあふれた、尊崇すべき吉祥画なのでしょうか~~。

 ・・・・何とも良く分からなくなってまいりましたが、つまりは、絵の中には、色々な意味合いが隠されており、また、人によって様々な別の解釈もできるように、巧妙に仕組まれているのですね~。
 続きが楽しみだ~ 💖  

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」の作画中、後藤 仁  近年は老眼が進み、眼鏡をはずさないと、近くが描けません~。 ( ;∀;)

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉒ 周囲の装飾 「男の子と女の子と子猿の図」 「松と梅の図」を描く。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉓ 全体図。

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉓ 〈アップ〉 まだまだ続きますよ~!!!!!


8月27日(金)。本日、大垣祭り「天井画」”大下図(鉛筆による原寸大の下図)” に、少々、手直しをして、サインを入れて、フィキサチーフ(定着液)をかけて、完全完成としました。
 これから描く”本画(杉板絵)”は「大垣市・大垣祭り」にご奉納するので、私の手元に残るのは写真と、この”下図”だけになります。普段の日本画の”下図”は、特別に重要な物を除いて、保存はしていません。しかし、今回の作品は、将来的に、大垣市~日本の伝統文化財として永久保存・使用される、ユネスコ無形文化遺産・大垣祭り用の大変貴重な「天井画」ですので、この”下図”は大切に保存したいと思います。

 【今日の手直し箇所】
 この度の厳しいコロナ禍を受け、大垣市と日本中・世界中の人々の無病息災を祈念して、どうしても長寿の象徴「鶴と亀」を描きたかったのです。そこで、「踊り子」の帯の柄として、小さく描き込みました。

 今回の作品画題は、『黒龍と踊り子の図』(最終的に、多少の変更の可能性あり)として、”黒龍””4人の踊り子”と”4種の金碧装飾画”が花を添える、という図になります。
 私の美人画家としての真骨頂が垣間見れる、”踊り子の図”は、「踊り子・藤姫」「踊り子・桜姫」「踊り子・竹姫」「踊り子・蝶姫」の4人となります。私が、2017年5月に「大垣祭り」を現地取材した時の、スケッチ・画像を元に描きました。何とも美しく、麗しいね~ 😌。
 あまりに図像が煩雑になり過ぎるのも良くないので、この辺りで”大下図”は完全完成にしたいと思います。後は、本画を描く中で、多少の変更点・修正点が出るかも知れません・・・。
 この後の”本画(杉板絵)”制作を、乞うご期待~❣❣❣ 😘

 絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁

天井画制作 (73)
天井画「大下図」 制作過程㉔ 4人の踊り子の図 「踊り子・藤姫」 (帯に「鶴と亀の図」)

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉕ 4人の踊り子の図 「踊り子・桜姫」

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉖ 4人の踊り子の図 「踊り子・蝶姫」

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉗ 4人の踊り子の図 「踊り子・竹姫」

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉘ 大下図完成!! 『黒龍と踊り子の図』 大下図・小下図

大垣祭り、天井画制作・大下図
天井画「大下図」 制作過程㉘ 〈アップ〉

大垣祭り、天井画制作・大下図
『黒龍と踊り子の図』 大下図・小下図と、後藤 仁

大垣祭り、天井画制作・大下図
『黒龍と踊り子の図』 大下図・小下図と、後藤 仁

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後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)

Author:後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)
~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

 〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。
卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。
『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。また、宮崎 駿 氏の絵物語「シュナの旅」の原話になった事でも知られている。
○NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・専門誌・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学デザイン科 非常勤講師、元 東京造形大学 絵本講師。国選定保存技術 金唐革紙 製作技術保持者。日本美術家連盟 会員(ご推薦者:中島千波先生)、絵本学会 会員、日本中国文化交流協会 会員、この本だいすきの会 会員。千葉県松戸市在住。
★現在、ユネスコ無形文化遺産・大垣祭り 布袋軕「天井画」の制作中~❣ 中国向けの「絵本」も制作中~❣

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絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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