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2018-01-26

後藤 仁 東北・福島 絵本寄贈プロジェクト・絵本贈呈式 開催!!

★東北・福島 絵本寄贈プロジェクト・絵本贈呈式★

 私は、絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店こどものとも)を、2013年2月1日に出版した直後から現在まで、各方面への「絵本寄贈プロジェクト」を続けて来ました。一つには、当然ながらより多くの人々に自分の描いた「絵本」を見てもらいたいという作家としての思いからです。もう一つは、東北被災地等の国内を始め、発展途上国の国々等、まだまだ「絵本」が足りていないであろう所に少しでも「絵本」を届けたいという率直な願いです。この活動は、絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)以降にも継続しています。
 出版社から自費で作画絵本を取り寄せ、一枚一枚に自筆サインを書き込んで、梱包して送付します。可能ならば国内・国外問わず、直接、足を運んで手渡ししていきます。現在(2017年12月)までに、東北被災地、松戸市・柏市周辺、中華人民共和国、スリランカ等の児童施設・学校・図書館 等に、計1,500冊位は寄贈して来ました。このプロジェクトが、「東北を忘れない・社会全体で助け合おう」という意識喚起にもつながるのではないかという期待もあります。
 東北等の被災地を始め、日本中いや世界中にはまだまだ「絵本(絵画・芸術・文化)」を必要としている所は多々あります。私は多くのアジア圏を旅しましたが、極めて貧しい生活を強いられている子供達を多く目の当たりにして来ました。幼い子が懸命に労働をしている姿を何度も見て来ました。(しかし、生活は貧しくとも、大抵の子供達の目はキラキラと輝きとても明るく元気です。)
 また、混迷する世界情勢の中で、日本画家の私が日本の伝統的な絵画表現である日本画で、中国等の民話を「絵本」に描く事により、日本と中国、そして世界への文化交流・平和交流の一助になれるのではないかという提唱でもあります。

 私は2013年、東北被災地に取材と絵本寄贈を兼ねた旅をしました。震災から数年を経たその時点でさえ、あまりの酷い状況に、言葉を失い、何度も涙しました。〔私のブログに書いています。→ http://gotojin.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
 この度の東北・福島への「絵本寄贈プロジェクト」では、元法務大臣・いわき市長の岩城光英さんに全面的なお力添えをいただき、今回の「絵本贈呈式」開催に結びついた事を、岩城さんへの感謝の念と共に、付記しておきます。
 今回の東北への絵本寄贈の後は、ネパール大地震や熊本大地震の被災地への「絵本寄贈プロジェクト」を計画しています。私の微力ではなかなか及びませんが、時間をかけてでも機会があるごとに少しずつでも、日本中・世界中の子供達への「絵本」の寄贈を継続していかなければならないと考えています。     

          *
    
「東北・福島 絵本贈呈式」

 私から大熊町いわき出張所への「絵本贈呈式」。絵本3種類を、大熊町いわき出張所を通して、福島県双葉地方8町村の幼稚園・小学校・中学校 24校に、計120冊をご寄贈いたします。

○絵本寄贈先
福島県双葉地方8町村の幼稚園・小学校・中学校 24校に、計120冊

○寄贈絵本リスト
絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』 (福音館書店こどものとも)1校1冊 計24冊
絵本『わかがえりのみず』 (鈴木出版こどものくに ひまわり版)1校3冊 計72冊
絵本『金色の鹿』 (子供教育出版 石井式育み文庫)1校1冊 計24冊
 総計 120冊

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・表絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)

絵本『わかがえりのみず』(鈴木出版)絵本『わかがえりのみず』(鈴木出版こどものくに)

絵本『金色の鹿』絵本『金色の鹿』(子供教育出版)

○出席予定者
 岩城光英 様(元法務大臣、元いわき市長)

 武内敏英 様(大熊町教育委員会 教育長)
 小野田敏之 様(葛尾村教育委員会 教育長)
 秋元 正 様(川内村教育委員会 教育長)
 浅野 一 様(広野町教育委員会 教育長)
 舘下明夫 様(双葉町教育委員会 教育長)
 石井賢一 様(富岡町教育委員会 教育長)
 青木 洋 様(楢葉町教育委員会 教育長)
 〈所用により欠席〉畠山熙一郎 様(浪江町教育委員会 教育長)
 
 後藤 仁  (日本画家・絵本画家)

 
●日時 : 2018年2月7日(水) 13時30分~

 「絵本贈呈式」式次第(予定)
   13:30 開会
        主催者挨拶
   13:40 岩城光英 様による後藤 仁の紹介   
   13:45 絵本贈呈
   13:50 後藤 仁 挨拶
   14:00 質疑応答
   14:10 記念写真撮影
        閉会
   (以降、別室で後藤 仁への取材)

●場所 : 大熊町いわき出張所
(〒970-1144 福島県いわき市好間工業団地1-43)
 【フリーダイヤル】0120-26-5671(代表)
 【電話】0246-36-5671(代表)
 【FAX】0246-36-5672  受付時間 8:30~17:15(平日)
  http://www.town.okuma.fukushima.jp/guidebook/いわき出張所

●後援 : 福音館書店、鈴木出版、子供教育出版

【※「絵本贈呈式」は、新聞社・テレビ局等のメディア関係者のみに一般公開すると思われます。ご取材のお申し込みは、私もしくは、直接、大熊町いわき出張所にお問い合わせ下さい。今後、多少の内容変更の可能性もありますので、ご取材・ご掲載等をご検討の新聞社・テレビ局等 メディア関係者の方は、随時、ご確認下さい。 
 今後、「絵本寄贈プロジェクト」に何らかの形(絵本寄贈先のご紹介 等)でご協力いただける方がおりましたら、私にご連絡下さい。】

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後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)

Author:後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)
~後藤 仁 公式ブログ1~
絵師〈日本画家・絵本画家、天井画・金唐革紙制作〉後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

【後藤 仁 略歴】
 師系は、山本丘人(文化勲章受章者)、小茂田青樹(武蔵野美術大学教授)、田中青坪(東京藝術大学名誉教授)、後藤純男(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)。
 アジアや日本各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」を中心画題として、人物画、風景画、花鳥画などを日本画で描く。また、日本画の技術を応用して、手製高級壁紙の金唐革紙(きんからかわし/国選定保存技術)や、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)の天井画、絵本の原画などの制作を行う。
 国立大学法人 東京藝術大学 デザイン科 非常勤(ゲスト)講師(2017~21年度)。学校法人桑沢学園 東京造形大学 絵本講師(2017~18年度)。日本美術家連盟 会員(推薦者:中島千波先生)、日本中国文化交流協会 会員、絵本学会 会員。
    *
 1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。
 卒業以降は日本画家として活動し、日本・中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は「絵本」の原画制作に力を入れる。
 2023年、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)天井画『黒龍と四つ姫の図』を制作奉納する。

○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社/中国)。挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。
 『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。また、宮崎 駿 氏の絵物語「シュナの旅」の原話になった事でも知られている。
○NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・専門誌・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。

★現在、日本国内向けと、中国向けの「絵本」を制作中です~❣

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絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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