2017-01-04

スリランカ写生旅行 その10

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。ブログに記すのに時間がかかっていますが、「スリランカの旅」も残り一週間になりました。

 「スリランカ写生旅行」16日目、2016年6月21日(火)。この日はポロンナルワからアヌラーダプラに移動します。ポロンナルワのバスターミナルは町の中心地から離れているので、スリーウィーラー(三輪タクシー/メーターがない場合の値段は交渉制)をつかまえてバスターミナルまで250Rs(スリランカ・ルピー/Rs.1≒0.75円)で向かいます。ポロンナルワ 8:00発のバス(150Rs)でアヌラーダプラに11:30頃到着しました。
 アヌラーダプラの宿は、「サルガド・ホテル&ベーカリー」(一泊1000Rs、ファン・トイレ・ホットシャワー付)に3泊する事に決めて、明日から300Rs(一日)のレンタルサイクル(貸自転車)を3日間分借りました。この宿のオーナーにもスケッチブックをお見せしてお話しましたが、親切そうな方です。
 宿の一階がベーカリーになっていて、パンの他にも本格的な食事もできるので、昼食はそこで、パン、コーラ、ヨーグルト(計435Rs)を食べました。その後、宿の近くの大きなスーパー「Food City」で買い物をしました。アヌラーダプラには蚊がたくさんいるので、蚊取り線香も購入。
 夕食は、同じベーカリーでブリヤーニ(約350Rs)、ジュースを食べて、部屋に戻り、スーパーで買った本格的なカード(水牛ヨーグルト/220Rs)にハニー(トリックル・ヤシ蜜/一瓶 280Rs)をかけていただきました。カードは素焼きの器に入っていて、かなりボリュームがあるので2回に分けて食べました。とても濃厚で美味しいヨーグルトですが、多分、日本ではなかなか手に入らないでしょうから残念です。今まで食べた中では、ネパールのバクタプル名物・ズーズーダウというヨーグルトに次ぐ、至高の美味です。日本で食べるヨーグルトとは比較にならない美味しさです。
 この日も明日のアヌラーダプラ散策に備えて早く寝ようとしましたが、夕方から宿の外で謎の音楽(スリランカの民謡のような)が大音量で鳴り出し、夜遅くまで爆音を響かせていたので、なかなか寝付けませんでした。スリランカの中部地域はコロンボ辺りよりも気温が高めなのですが、ここアヌラーダプラはなおさら暑さが厳しいので、ファンを切ってしまうと(ファンを付けて寝ると風邪をひきます)猛烈な暑さとの闘いになります(夜中でも30度を下回りません)。小さな蚊帳にくるまると、更に蒸し暑く感じます。

スリランカ旅行「サルガド・ホテル&ベーカリー」 ブリヤーニ(約350Rs)、ジュース

スリランカ旅行カード(水牛ヨーグルト/220Rs)にハニー(トリックル・ヤシ蜜/一瓶 280Rs)をたっぷりかけていただくと、超美味なのです。 ( ^^) _U~~ (カードが入っている素焼きの器は、内径が13cm位あるので、蚊取り線香立てに丁度ピッタリでした。)


 「スリランカ写生旅行」17日目、6月22日(水)。朝、目覚めると、首から肩の辺りが汗でびっしょり濡れていました。昨夜の音楽もあり、眠りはかなり浅かった上に、今までの旅の疲れもたまって来ているようで、少しボ~ッとしています。(今思うと、軽い熱中症だったのかも知れません。)それでも、朝食のパンとバナナを食べると、7:00過ぎには自転車でアヌラーダプラの遺跡に向かいました。途中でアヌラーダプラ駅に寄って、25日のコロンボ行きの列車の予約をしました。アヌラーダプラからコロンボまでの「インターシティ・エクスプレス」2等車(450Rs)です。
 まずは「スリー・マハー菩提樹」から見物。この菩提樹は、紀元前3世紀にインドのブッダガヤの菩提樹の分け木を植樹したものと言われており、スリランカ人が最も崇めている菩提樹です。思った程は巨大ではないのですが、早朝から大勢の参拝者に囲まれて、厳かな雰囲気が漂っています。私はかつてインドのブッダガヤで拝見した菩提樹を思い出していました・・・。ここでF4号スケッチブックに1時間余り写生しました。次に、図書館にミニ博物館が併設された施設で、アヌラーダプラ遺跡入場券(一日3550Rs)を購入し、館内を見学。
 アヌラーダプラ遺跡地区は南北5㎞、東西2㎞という広い地域に広がっているので、自転車で移動するにも時々道に迷ったりして大変です。「ジェータワナ・ラーマヤ」というダーガバ(仏塔)を見物。高さ約70mの巨大な仏塔です。次に、アヌラーダプラのシンボル「ルワンウェリ・サーヤ大塔」を拝見。真っ白に塗られた高さ55mの巨大で美しいダーガバです。塔の土台の周囲にはゾウの彫像がずらっと並んでいて、壮観です。この大塔の所で、スリランカ人の親子に話しかけられ、「あなたは先程、スリー・マハー菩提樹を描いていたが、完成したのなら見せてほしい。」と言われて、スケッチブックを見せてあげました。親子はしきりに感心していました。スリランカの人は気さくで良い人が多いです。
 自転車で移動して、「民俗博物館」(別料金300Rs)を見学。小さな博物館ですが、民俗学に関心の高い私には、なかなか興味深い展示内容でした。近くの考古学博物館は休館のようです。ガイドブック「地球の歩き方」では、この博物館内にチケットオフィスがあると書いてあり、先程の図書館(ミニ博物館)は地図にかろうじて「図書館」と記載してあるだけなので、ややこしいです。最初、図書館がこの考古学博物館だと思い込んでいたので、地図の位置感覚が分からずに、余計に道に迷ってしまったようです。次に、「トゥーパーラーマ・ダーガバ」を見ました。高さ19mの白いダーガバです。アヌラーダプラはポロンナルワとは違って、観光客がほとんどいないので、ゆっくり見物できます。
 時刻は2:30頃、そろそろ疲れて来たので今日はここまでにしました。帰りに、「ホテル・シャリニ」という中級ホテルに立ち寄ってアヌラーダプラの最終日の一泊を予約。通常、一地域では一つの宿に滞在を定めて観光するのが最善ですが、アヌラーダプラの最終日だけでも、少しだけ贅沢をしたいと考えました。安いホテルは設備や周辺環境に不備がある場合が多く、一泊1000円以内のゲストハウスに長期宿泊する旅は、後半、かなり疲労困憊になるものです。プチ贅沢といっても、「ホテル・シャリニ」は朝食込みで一泊4000Rs(部屋代3500Rs、朝食500Rs)と安いものですよ。
 遅めの昼食は、宿のベーカリーで、チキンカレー(340Rs)、ジュース2本を食べました。このベーカリーは安くてなかなか美味しいです。

スリランカ旅行「スリー・マハー菩提樹」

スリランカ旅行「ルワンウェリ・サーヤ大塔」

 今まで、もっと過酷な旅を幾多と経験して来た私ですが、さすがに年なのか、今回の旅では、終盤、少々バテ気味になって来ました。昨夜の騒音と暑さが追い打ちをかけたのでしょうか・・・。
 夕食は菓子とバナナで軽く済ませて、この日も早めに眠りについたのですが、浅い睡眠の中、夜の7時過ぎから明け方まで音楽の騒音が聞こえていました。更に夜には猛暑が襲って来ますし、蚊取り線香をもくもくとたいていても、明け方には蚊が数匹刺して来ます・・・。
 私の”旅の直感”なのか、アヌラーダプラの最終日に中級ホテルを予約しておいたのは、後ほど功を奏する事になります。

 では、アヌラーダプラ遺跡巡り2日目は次回に続きます。

  日本画家・絵本画家 後藤 仁

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プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN)

Author:後藤 仁(GOTO JIN)
 ~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

  〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校美術科で日本画を始める。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、後藤純男先生(恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学・デザイン科非常勤講師。東京造形大学・絵本講師。金唐革紙保存会 主宰。日本児童出版美術家連盟(童美連)(太田大八先生、赤羽末吉先生、いわさきちひろ先生らが創設)会員・理事。絵本学会(太田大八先生らが創設、現会長:松本 猛先生)会員。日本中国文化交流協会(井上 靖先生らが創設)会員。この本だいすきの会(代表:小松崎 進先生)会員。千葉県松戸市在住。

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