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2017-11-12

チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会

チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会
 
 2017年 12月9日・10日・11日 
毎日新聞オーバルホール 、大阪


すみれ(F0号)後藤仁日本画作品 「すみれ」(F0号)後藤 仁

 年に一度、著名作家の作品が手軽にお求めになれるチャンスです。みなさまのご来場をお待ちしています。
 毎日新聞大阪社会事業団は、2017年度「チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」12月9日(土)~11日(月)までの3日間、大阪市北区梅田3-4-5、毎日新聞ビル地下1階の毎日新聞オーバルホールで開催します。
 文化勲章受章者、文化功労者、日本芸術院会員、人間国宝から新鋭作家まで、全国の美術工芸作家や著名人約700人から日本画、洋画、書、漫画、陶芸・工芸品、色紙などを直接寄贈していただいた約1000点を展示。お求めやすいチャリティー価格を付け、即売と入札の2方式で販売します。収益は社会福祉事業に役立てます。入場は無料です。 (毎日新聞大阪社会事業団 公式サイトより)
               *
 私、後藤 仁は2005年から2011年まで、毎年、本展に寄贈させていただいていたのですが、他の作品寄贈展との兼ね合いや、絵本の仕事が忙しかった事もあり、その後、出品していませんでしたが、今年は日本画作品 「すみれ」(F0号) を一点、寄贈させていただきました。チャリティー寄贈展ならではの特別謝恩価格ですので、お近くの方は、ぜひ会場にてご覧の上、お買い求め下さい。

公益財団法人 毎日新聞大阪社会事業団 公式サイト 「チャリティー名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」
https://www.mainichi.co.jp/osaka_shakaijigyo/main_enterprise/saimatu/index_meishikizo.html

公益財団法人 毎日新聞大阪社会事業団 公式サイト ─ 「すみれ」(F0号) 後藤 仁
https://www.mainichi.co.jp/osaka_shakaijigyo/main_enterprise/saimatu/2017/shoga/s008.html

<日時>
 ◆12月9日(土)午前10時半~午後6時  即売・入札
 ◆12月10日(日)午前10時半~午後4時  即売・入札
 ◆12月11日(月)午前10時半~午後4時  即売・落札作品引渡し
   12日(火)以降は社会事業団事務所での引き渡しとなります。
 *入札で札の入らなかった作品は11日(月)会場で最低落札金額で即売いたします。

<場所>
毎日新聞オーバルホール(大阪市北区梅田3の4の5 毎日新聞ビル地下1階)
 JR大阪駅(桜橋口)から西へ徒歩約8分
 地下鉄四つ橋線「西梅田」駅から西へ徒歩約8分

毎日新聞オーバルホール地図毎日新聞オーバルホール 地図

主催 : 公益財団法人 毎日新聞大阪社会事業団
後援 : MBS、スポーツニッポン新聞社


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テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

2017-11-09

東京藝術大学デザイン科『後藤 仁 金唐革紙特別講義』

 私は東京藝術大学デザイン科 非常勤講師として講義を依頼され、2017年11月8日に、東京藝術大学デザイン科 「アート アンド デザイン」にて、『後藤 仁 金唐革紙 特別講義』を開催しました。

 午前中に到着したので、東京藝術大学内の工芸科染色の展示会を見学し、一旦、外に出て、国立国会図書館 国際子ども図書館「日本の絵本の歩み ─絵巻から現代の絵本まで」を拝見。私も藝大時代に模写した事がある国宝 絵因果経から始まり、絵巻物を経て、印刷絵本が登場し、現代作家の絵本に至るまで、その過程がよく分かる展示でした。日本画と絵本の強い連関性も把握・理解できます。
 藝大に戻ると昼食を大浦食堂で取りました。食堂に日本画専攻の台湾出身の留学生がいたので少し雑談をしました。

国際子ども図書館国立国会図書館 国際子ども図書館 「日本の絵本の歩み ─絵巻から現代の絵本まで」

 時間が来たので東京藝術大学デザイン科の担当である押元一敏先生と助手の小金澤 京さんにご挨拶して、『金唐革紙 特別講義』が始まりました。この課程は、デザイン科の大学院生を対象としており、現在の学生数は30名程います。金唐革紙の歴史から話し始め、写真資料をスクリーンに映し出して解説、金唐革紙の実物や製作道具もお見せしました。

東京藝術大学国立大学法人 東京藝術大学 美術学部

東京藝術大学 金唐革紙講義東京藝術大学デザイン科「アート アンド デザイン」 ─ 『後藤 仁 金唐革紙 特別講義』 デザイン科准教授の押元一敏先生と私

東京藝術大学 金唐革紙講義東京藝術大学デザイン科「アート アンド デザイン」 ─ 『後藤 仁 金唐革紙 特別講義』 デザイン科助手の小金澤 京さんと私。スクリーンは、江戸東京博物館での金唐革紙製作実演の画像。

東京藝術大学 金唐革紙講義東京藝術大学デザイン科「アート アンド デザイン」 ─ 『後藤 仁 金唐革紙 特別講義』 スクリーンは、私の作画絵本『わかがえりのみず』(鈴木出版こどものくに ひまわり版)、ついでに拙作絵本の紹介も少し。

 その後、歩いて国重要文化財 旧岩崎邸庭園に移動。この旧岩崎家住宅には私が中心となって復元製作した金唐革紙(きんからかわし/手製高級壁紙)が2種類貼られています。始めに撞球室(ビリヤード室)を見学。ここには私が金唐革紙製作から離れた後に作られた金唐革紙が貼られていますが、完成度はそれ程高くは見えませんでした。私が製作から抜けた事で、最も高い技術者がもう現場にいないのです。
 次に洋館に移動して、2階客室金唐革紙を拝見。ここの2種類が私が製作主任として製作した金唐革紙です。錫箔の貼ってあるものと、貼っていないものの2種類あります。今も製作当時のままの絢爛豪華な間です。
 この金唐革紙を見る目的で旧岩崎邸庭園を訪れる人も多いのです。私はその製作に携わった功績もあるので、藝大の皆さんと軽く記念撮影をしていたら、パート従業員らしき監視係の人に注意されました。他の客がいない事を確認し、素早く撮っていたのですが、規則らしいので仕方ありません(館内では、平日の写真撮影は可なのですが、記念撮影はNGらしいです)。私がいなかったら今日のきらびやかな旧岩崎邸はなかったという事実をふまえて、旧岩崎邸庭園サービスセンターも少しは気を利かしてくれたらいいのに・・・・。

旧岩崎邸庭園 看板旧岩崎邸庭園 看板 (上野恩賜公園) 金唐革紙もデザインされています。

旧岩崎邸庭園国重要文化財 旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園旧岩崎邸庭園 洋館2階 金唐革紙(錫箔なし)

旧岩崎邸庭園旧岩崎邸庭園 洋館2階 東京藝術大学デザイン科の皆さんと

旧岩崎邸庭園旧岩崎邸庭園 洋館2階(錫箔のある金唐革紙が貼られています) 東京藝術大学デザイン科の皆さんと

旧岩崎邸庭園旧岩崎邸庭園の庭(後ろが洋館) 東京藝術大学デザイン科の皆さんと

旧岩崎邸庭園旧岩崎邸庭園の庭(後ろが洋館) 東京藝術大学デザイン科の皆さんと


 和館には、東京藝術大学教授でもあった日本画家、橋本雅邦の日本画障壁画もあります。
 外に出て、庭で東京藝術大学デザイン科の皆さんと記念撮影しました。天気も回復して気持ちの良い空間です。授業を終え、紅葉に染まる不忍池を通って帰りました。

 日本画家・絵本画家、金唐革紙保存会主宰 後藤 仁

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)

Author:後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)
~後藤 仁 公式ブログ1~
絵師〈日本画家・絵本画家、天井画・金唐革紙制作〉後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

【後藤 仁 略歴】
 師系は、山本丘人(文化勲章受章者)、小茂田青樹(武蔵野美術大学教授)、田中青坪(東京藝術大学名誉教授)、後藤純男(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)。
 アジアや日本各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」を中心画題として、人物画、風景画、花鳥画などを日本画で描く。また、日本画の技術を応用して、手製高級壁紙の金唐革紙(きんからかわし/国選定保存技術)や、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)の天井画、絵本の原画などの制作を行う。
 国立大学法人 東京藝術大学 デザイン科 非常勤(ゲスト)講師(2017~21年度)。学校法人桑沢学園 東京造形大学 絵本講師(2017~18年度)。日本美術家連盟 会員(推薦者:中島千波先生)、日本中国文化交流協会 会員、絵本学会 会員。
    *
 1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。
 卒業以降は日本画家として活動し、日本・中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は「絵本」の原画制作に力を入れる。
 2023年、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)天井画『黒龍と四つ姫の図』を制作奉納する。

○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社/中国)。挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。
 『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。また、宮崎 駿 氏の絵物語「シュナの旅」の原話になった事でも知られている。
○NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・専門誌・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。

★現在、日本国内向けと、中国向けの「絵本」を制作中です~❣

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絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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