2015-11-27

静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の旅 その3(最終回)

 2015年11月10日(火)~12日(木) 「静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の美術館鑑賞・取材の旅」の3日目(最終日)です。

 12日(木)。心地よいコテージでよく眠り、朝早く目が覚めました。まだ6時前です。朝食のパンを食べて、すぐに外の散策です。何か面白いものはないかと辺りを観察します。私は日頃から、スケッチする良いものはないかと、常々周囲を観察していますので、往々にして怪しい人だと思われます。しかし、芸術の為ですので一向に気になりません・・・それに、もう慣れましたね。
 「絵本美術館 森のおうち」の外観が素敵なのでスケッチしました。およそ1時間半ほど描きました。途中、登校中の小学生が通ったり、警察の巡回車が来たり、ゴミの回収車が来たりしましたが、それ以外は心地よい自然に囲まれた静かな空間です。森のおうちのスタッフが出勤し始めてあわただしくなったので、スケッチを終えました。
 今回の旅は、3日間という短期間に多くの美術館を回る予定なので、なかなか時間が取れなくて、スケッチは計3枚しか出来ませんでした。

森のおうち「絵本美術館 森のおうち」

森のおうち「絵本美術館 森のおうち」 私

 「森のおうち」の館長さん・スタッフにお別れを告げると、出発です。近くの「安曇野絵本館」は当面、休館という事なので、松尾寺薬師堂を訪ねました。かなりの古刹の様で、屋根の上部にお面が乗っているのが珍しかったです。

 その後、「安曇野ちひろ美術館」を鑑賞。東京の「ちひろ美術館」は、20歳の頃に上京した折に何度か訪れていましたが、こちらは初めてなので期待大です。いわさきちひろ は赤羽末吉先生と並んで、私が最も崇敬する日本の絵本画家なのです。
 かなり広い敷地に大きな展示館が建っています。いわさきちひろ の原画がたくさん展示してあり、やはり静岡市美術館に貸し出している作品より、優れた作品が多く見られました。特に、少女の横顔を描いた、「ガーベラを持つ少女」「美登利」等は秀逸です。 私は、人がすいた頃を見計らって、それぞれの絵の前で10分ほども立ち止まり、ちひろの線を、空中で指でなぞって頭に記憶しました。(私はこれをエアスケッチと呼んでいて、日常、電車の中などでも、周囲の人や物をエアスケッチして、デッサン力を鍛えています。本人には気付かれない様に気を付けますが、たまに周囲の人におかしな目で見られます。日本も住みにくくなったね~)
 その他にも、赤羽末吉先生の原画・ラフスケッチ・ダミー本(日本画における下図に当たるもの)などが見られて、とても為になりました。赤羽先生のダミーは思った以上に小さいのですが、完成度はかなり高い事に驚かされます。

 こうして3時間程があっと言う間に過ぎましたので、昼頃、岡谷市を目指す事にしました。安曇野I.Cから長野自動車道に乗り込み、車中でパンをかじりながら、岡谷I.Cに12時40分頃到着しました。

安曇野ちひろ美術館「安曇野ちひろ美術館」

安曇野ちひろ美術館「安曇野ちひろ美術館」 私

 岡谷では「イルフ童画館」を鑑賞しました。ここは、日本の絵本画家の草分け・武井武雄の展示館です。武井武雄の原画や本の挿画等を拝見し、とても面白くてモダンな表現技法に感心しましたが、もう少し多くの原画が見れたら良いのにと思いました。丁度、「バムとケロ シリーズ」で有名な島田ゆか さんの絵本原画展もやっていたので拝見。細部への描き込みはかなりのものです。

 その後、私が筆頭となり復元製作を手掛けた「金唐革紙(きんからかわし:手製高級壁紙)」の、昔のものが貼られている「旧林家住宅(国重要文化財)」を見学。旧林家住宅に向かう途中、朗読家の今井理恵子さんが紹介して下さっていた「凱旋門」という店が目に入りました。詳しい場所は聞いていなかったし日中なので立ち寄る機会はなかろうと思っていたのですが、偶然遭遇して外で掃除をしている人に尋ねたら、凱旋門の中澤由佳さんでした。この方も本の朗読をされていると言います。旧林家住宅に行ってから帰りに寄ると約束しました。
 「旧林家住宅」では、係の人が詳しく解説してくれました。しかし、金唐革紙製作に関しては当然、私の方が知識が上です。展示してあった新調された金唐革紙は、私が製作したものではないかと思います。
 ここでも金唐革紙製作者は、当時の製作所の某経営者の名のみが掲示されています。本当は、私を中心とする3~6名の若者(東京藝術大学日本画専攻 出身者)が大部分の金唐革紙製作を手掛けたのですが、その時の経営者(ほぼ企画と営業・経理のみを担当)の意向で、未だに私達の名前はほとんど伏せられたままです。私は、そんな理不尽な事もあり、また経営者が巨額の脱税をしているという事実も本人の口から直接聞いた事もあり、その他にも不条理な事が度々重なり、学生時代からのご縁で12年ほど製作に関わったその製作所を10年位前に離れました。もうそろそろ日本画制作のみに集中したいと考えていた頃でもありましたので、問題の多いこの製作所を離れる丁度良い潮時だったのです。 (「金唐革紙」の詳しい製作内容は、当ブログの「金唐革紙 製作」をご参照下さい。)

イルフ童画館イルフ童画館

旧林家住宅国の重要文化財 「旧林家住宅」

旧林家住宅 金唐革紙国の重要文化財 「旧林家住宅」 天井や壁面に貼られているのが金唐革紙 
(旧林家住宅のパンフレットには「きんからかわがみ」と記載してありますが、「紙の博物館」の学芸員によると、正しくは「きんからかわし」と呼ぶらしいです。)


 旧林家住宅を1時間余り見学した後、帰りに凱旋門に寄りました。コーヒーをいただきながら、本の朗読の話、絵本の話などをしている内に、帰りの時間が迫って来ました。この様にして、各地で絵本などの朗読を熱心にされている方がいて、絵本の魅力を世間に広げていただけるわけですし、実に素晴らしい事だと感じました。(ただし、作者の著作権にはご配慮下さいね。)
 岡谷には、絵本作家さとうわきこ さんの「小さな絵本美術館」もあるのですが、残念ながら今回は拝見する時間がありません。

 夕方4時頃、岡谷I.Cから入り、一路、東京を目指します。中央自動車道を通り途中、双葉S.Aで夕食を食べて、首都高速道路に乗りました。ここまでは順調だったのですが、新宿辺りでC2(湾岸線へ)という標識が目に入ったので、本能的にそちらに向かいました。今まで通った事のない長いトンネルを走りました。「ここにC2なんかあったかな、何か間違えたかな~?」と思い始めました。首都高速道路は、いつもC2~B(湾岸線)~11(レインボーブリッジ)~C1から東名か中央に乗るのが慣例でした。帰りはその逆ですが、その他の行程を使う事はほぼないのです。ようやく地上に出ると、現在位置が全く分からないのですが、11という標識があるので、また本能的にそちらへ向かいました。雄大なレインボーブリッジを渡る時、いつも「東京に帰って来たな」と実感します。「また、この巨大な競争社会に組み込まれて行くのか・・・」と。
 今日もレインボーブリッジを渡りました。「やはり、この道で良かったのかな・・・」と思っていると何かが変です。再び「東名」の標識が出て来ました。何と逆方向にレインボーブリッジを渡っているのです。ここで訳が分からなくなりました。その後、とりあえずC1に入ったのですが、自分の通っている場所が把握できません。地図・標識を確認する間もなく(私は車にカーナビを付けません)、後続車があおって来ます。C1を一周すると、またレインボーブリッジを渡りました。「2度もレインボーブリッジを通るとは・・・これこそ都会の迷路・東京砂漠だな・・・。」
 再びC1を通り、仕方がないので首都高速道路をあきらめて、銀座辺りで下道に降りて、国道6号線を経て松戸に帰りました。この辺りの下道は、絵の搬入などで多く使うので、おおよそ把握しているのです。こんなハプニングもあり、1時間ばかり余計に時間を取り、家には夜の10時頃到着しました。
 翌日、家のネットで首都高速道路を確認してみると、私が使用しなかった5年位の間に首都高速道路のC2が西側に伸びて、一周していたのです。私がよく使っていた頃は、C2が東側しかなかったので、分からなかったのです。これからはC2の北側ルートを通ると、四つ木I.Cから、東名・中央にすぐ行けそうです。


 今回の旅は日程がつめつめだった事もあり、人と会う約束もあり、3日間の割には疲労しましたが、今まで行きたかった絵本美術館も見れて、とても有意義な旅になりました。
 この再来週、22~23日には和歌山県有田川町の絵本イベント「えほんdeわっしょい10」に参加しないといけません。現在制作中の「挿絵本」の原画提出締め切りが今月末ですが、はたして間に合うのでしょうか。12月にも会合がたくさんある様ですね。今年も忙しい年の瀬となりそうです。

  日本画家・絵本画家 後藤 仁
 
 

 
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2015-11-16

静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の旅 その2

 2015年11月10日(火)~12日(木) 「静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の美術館鑑賞・取材の旅」の2日目です。

 10日の夜、ホテルで地図を見ていてフッと思い出したのは、1983年・中学校3年生の時に父と兄と行った「富士山の旅」です。3日間かけて富士山周辺・・・本栖湖・精進湖・白糸の滝等を車で巡りました。この旅は、私にとって初めての関東方面の旅でしたので、観光客のおっちゃんが「何とかだよね~」と関東弁を話すのが不思議で、男性の皆がオカマに見えてしまいました(笑)。
 小中学生の頃は、夏休みの度に父や家族とともに2~3泊の旅行に行くのが決まりでした。私の今の旅好きもこの辺りに由来するのではないかと考えています。
 「そうだな、せっかくこの道を通るのだから、昔行った所をもう一度見ておきたいな・・・。」と思いながら眠りにつきました。

 11日の朝、ホテル「くれたけイン富士山」の朝食はバイキング方式で、特別にこっている訳ではないのですが、宿泊代を考えると豪勢な食事です。
 朝6時半に朝食を済ませて、すぐに出発しました。富士I.Cを過ぎて国道139号線を北上しました。最初、朝の通勤ラッシュに巻き込まれましたが、町を過ぎるとだんだん車が減って行きました。
 「白糸の滝」の看板が見えましたが、先の道程の長さを考えるとやむなく通過しました。午後1時に安曇野の「絵本美術館 森のおうち」で、朗読家の人と待ち合わせをしているのです。

 本栖湖に到着しました。観光客はほとんどいません。本栖湖の周りを一周しながら、昔の旅を思い出していました。

・・・・父と兄と本栖湖の湖畔に車を止めて一泊しました。今では、車で湖面に近づける箇所はほとんどない様ですが、当時はあちこちから湖面近くまで車で入れました。車の中は狭いので、父が車の中で、私達は外に敷いた毛布で寝ました。真夜中に父が「車の中はしんどいで、代わってくれや。」と言うので、兄が交代したと記憶しています。今考えると、親子3人で随分無茶な宿泊ですが、今の私が国内外で無謀な旅を敢行できる原点がここにあります。寝心地は決して良いとは言えず、なかなか寝つけませんでしたが、夜遅くには眠っていました。
 朝早く目が覚めると、ようやく空が明るくなり始める頃、湖面をいっせいに無数の小魚が飛び跳ね出しました。その数は驚くほど多く、本栖湖の湖面をかなりおおっていました。10分ほど経つと辺りは何事もなかった様に静まり返りました。この場所に宿泊したおかげで、面白い現象が見れたのです。・・・・

 昔この辺で泊まったのかな・・・等と思い出しながら、本栖湖を右回りに走りました。丁度、紅葉の季節だったので、湖畔は真っ赤に染まり、実に美しい光景です。もう少しで一周し終える頃、左の山側に「パノラマ台」という小さな看板が見えました。かの旅でこのパノラマ台に登った記憶があります。その時の登り口は山の向こう側だった様に思いますが、ここから登ってみました。パノラマ台まで約3㎞という看板があり、急がないと待ち合わせに間に合いません。ハアハア言いながら、山道を登りました。
 頂上らしき所に着くと、昔の記憶と周囲の雰囲気が違っています。下の看板に書いてあった烏帽子岳という場所かも知れませんが、先に進む時間もありません。左下に精進湖、右下に本栖湖、正面に富士樹海を望む立ち位置は記憶通りです。残念ながら、富士山頂は厚い雲にはばまれて見えませんでしたが、私の心の中には昔見た富士山が大きく大きく広がっていました・・・。思い出を胸に、山を下りました。登って下りて、1時間余りかかりました。いずれ機会があれば、もっとゆっくりと時間をとって、この辺りの写生旅行をしてみたいと思いました。

 国道139号線から国道358号線を経て、中央自動車道・甲府南I.Cから乗り込み、一路、長野自動車道・安曇野I.Cを目指しました。

富士山パノラマ台から望む富士山(雲で山頂が隠れています。)

 午後1時過ぎ、何とか待ち合わせの時間に15分遅れで到着しました。「絵本美術館 森のおうち」に入ると、朗読家・フリーアナウンサーの今井理恵子さんが待っていらっしゃいました。今井さんは長野を中心に本の朗読活動をされており、かねてより私の絵本の朗読もして下さっています。長野方面に来る時にはぜひ立ち寄ってほしいと、前々からおさそいいただいていました。
 ひとまず「森のおうち」のレストランで、館長の洒井倫子さんもまじえて絵本のお話しをしながら昼食をとり、その後、現在開催中の「柿本幸造 生誕百年記念原画展」を鑑賞しました。柿本幸造さんの絵は、ガッシュ(不透明水彩絵具)を中心に色々な画材を併用した混合技法で描かれています。色の発色が素晴らしく、可愛らしい動物等の描写は、とても楽しい気持ちにさせてくれます。
 こうして「森のおうち」であっと言う間に3時間近くが過ぎましたので、今井さんとお別れして、一人安曇野の取材に出かけました。2005年にも「桜銘木巡りの旅」で、岐阜県・山梨県を合わせて安曇野を含む長野県の取材をした事がありますが、それ以来の安曇野探訪です。穂高神社で穂高人形大飾物展を見物し、道祖神を軽くスケッチしました。次に早春賦の碑とワサビ田を見て、ワサビの葉を軽くスケッチしていると、夕方5時前には辺りは薄暗くなって来ました。
 今日の宿は、「森のおうち」のジョバンニのコテージを予約しています。一泊一人で1万800円です。一度宿に戻って、6時から開店する「イタリア料理ナポリピッツァ&パスタ ラノッキオ」に再度出かけました。「森のおうち」のスタッフにおすすめいただいていた料理店です。私はピザ(マルゲリータ)とサラダとエスプレッソを注文しました。ここの若いシェフは、本場イタリアでも修業した事があると言う事で、本格的な石窯で焼くピザは本当においしくて、耳の部分まで香ばしくて最高です。
 私の普段の、車中泊を中心としてカップ麺をすする貧乏旅に比べると、今回の旅はかなり贅沢な旅になっていますが、たまにはこんな旅も良いでしょうかね。日常、厳しい絵の制作で、日夜、汗を流しているのですから・・・。

 今日の様々な出来事を思い返しながら、広くて心地よいコテージで眠りました。本当は数名で来て、ワイワイと楽しむのが良さそうなコテージですが、たった一人孤独をむさぼるのも、また一興です。

森のおうち「森のおうち」レストラン。 おしゃれで美味しいカレーです。

森のおうち「森のおうち」にて。 館長・洒井倫子さん、朗読家・今井理恵子さん、私(何て変な格好だ・・・取材用のいつものスタイルです)、森のおうちスタッフ・原田朋子さん。(左から)

穂高神社安曇野 穂高神社
 
安曇野 早春賦の碑安曇野 早春賦の碑。 レンタカーのヴィッツ。

ラノッキオ「イタリア料理ナポリピッツァ&パスタ ラノッキオ」 ピザ マルゲリータ


 最終日の明日は、「安曇野ちひろ美術館」と岡谷市を訪れる予定です。その模様は、また次回といたしましょう。

  日本画家・絵本画家 後藤 仁
 

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2015-11-14

絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)保管期間終了がせまる!!


★絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店)の出版後3年間の保管期間が、今月2015年11月末で切れるそうです。その後は、ハードカバー版などに再版されない限り、永久品切れとなりますので、ご注文される方は今の内にお願い申し上げます。
「こどものとも」は約10万部という刷り数ですが、『ながいかみのむすめ チャンファメイ』は残数1000部を切っているそうです。皆様にご愛顧いただき、誠に有難うございます。★


絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・表絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・表


『ながいかみのむすめ チャンファメイ』 
 (福音館書店 月刊絵本こどものとも)
 
 再話 君島久子 / 画 後藤  仁
 好評発売中 420円 (389円+税) 
 〔JAN 4910037790330〕


電話  
 03-3942-2082(福音館書店 編集)  
 03-3262-1642(福音館書店 注文)



福音館書店 公式ホームページ 
 http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=22975

"The Long Hair Daughter - Changfamei (An Old Chinese Tale) " Fukuinkan Shoten Publishers, Inc (English)  
 http://www.fukuinkan.com/monthly_detail.php?id=11335

NEW PUBLICATIONS 2014(page7) "The Long Hair Daughter - Changfamei (An Old Chinese Tale) "(English/PDF)  
 http://fukuinkan.com/download/fukuinkan_catalog2014.pdf


(福音館書店に直接ご注文下さい。ただし、送料がかかります。)

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2015-11-13

静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の旅 その1

 2015年11月10日(火)~12日(木)に、「静岡市、長野県(安曇野・岡谷市)の美術館鑑賞・取材の旅」をしました。現在、「挿絵本」の制作で忙しい中、何とか3日の時間をひねり出しました。

 11月10日(火)。朝9時にレンタカーを借りて、松戸を出発。中古で買った愛車を10年位乗った後、数年前に廃車になってから、もっぱら取材などにはレンタカーを使っています。
 首都高速道路・東名高速道路を通って、静岡I.Cで降りて、静岡市美術館に昼の1時に到着。ここで、絵本作家・イラストレーターで日本児童出版美術家連盟(童美連)会員の高木さんご さん、かたおかまなみ さん、すぎうらあきら さんと待ち合わせしていました。皆さんと、静岡市美術館 「ちひろ美術館 世界の絵本原画コレクション展 ・ 絵本をひらくと」 を鑑賞しました。

静岡市美術館静岡市美術館 「ちひろ美術館 世界の絵本原画コレクション展 ・ 絵本をひらくと」 左から、すぎうらあきら さん、高木さんご さん、私、かたおかまなみ さん


静岡市美術館静岡市美術館 「ちひろ美術館 世界の絵本原画コレクション展 ・ 絵本をひらくと」 左から、すぎうらあきら さん、高木さんご さん、私、かたおかまなみ さん


 私の尊崇する赤羽末吉先生、いわさきちひろ を始め、そうそうたる絵本作家の作品群に感動しながら、3時間ほどがあっと言う間に過ぎました。特に、赤羽末吉先生の「スーホの白い馬」(福音館書店)などの原画が、本物の日本画の岩絵の具で描かれている事や、印刷で見る以上に鮮やかな発色である事に驚きました。また、かなり精緻で的確な描写をしています。印刷物(絵本)では顔彩だけで描いている様にも見え、原画の魅力が十分に発揮されていません。私がこの境地に達するのは、並大抵の努力では不可能だろうと改めて感じました。

 この日は、長野県岡谷市まで行く予定だったので、早々に皆さんとお別れして(もっとゆっくり絵本談義をしたかったのですが・・・)、静岡I.Cより東名高速道路を逆戻りました。途中のガソリンスタンドで聞くと、御殿場I.Cで降りるより、富士I.Cで降りて北上した方が良かろうという事なので、富士I.Cを目指しました。ところが、途中で雨がひどいどしゃ降りになって来て前が見えないほどです。夕方5時ごろになるとあたりは真っ暗になり、この状態で岡谷まで行くのは不可能だと判断しました(事故の元です)。
 5時過ぎに富士I.Cを降りて、すぐに宿を探しました。国道139号線を北上したつもりが、暗くてよく分からないままに、反対方向の沼津方面に向かっている事に途中ですぐに気が付きました。(私はカーナビを使わずに、地図と看板と勘だけを頼りに運転するので、時々こんな事が起こるのです。)折り返して再び富士I.Cの方向に向かうと、「スーパーホテル」というホテルが目に入ったので寄ってみました。ところが、本日満室という事で、近くにホテルはないかと聞くと、近くに「くれたけイン富士山」というホテルがあると紹介していただきました。
 「くれたけイン富士山」はツイン部屋が空いていました。一泊朝食付で室料・一人で7300円(+駐車料500円)でした。部屋はきれいで、設備もととのっています。富士I.Cをそのまま北上していたら、安くて良いホテルがなかった事でしょうから、これは怪我の功名と言えます。ホテルの近くの「ばんからラーメン」という店で東京豚骨ラーメンを食べて、夕食にしました。雨はしとしとと、いつまでも降り続けていました。

くれたけイン富士山くれたけイン富士山


 明日は国道139号線を北上し、中央自動車道を経て、安曇野を目指します。岡谷は、イルフ童画館が水曜定休なので、最終日に時間が取れれば寄る事にしました。
 旅のつづきは、次回といたしましょう・・・。

  日本画家・絵本画家 後藤 仁

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2015-11-07

絵本イベント「えほんdeわっしょい10」(和歌山県 有田川町地域交流センター ALEC)開催

★和歌山県 有田川町地域交流センター(ALEC)で、「絵本イベント」を開催いたします!!


えほんdeわっしょい10 リーフレット


えほんdeわっしょい10 リーフレット

えほんdeわっしょい10 リーフレット


 10 year anniversary
えほんdeわっしょい10


 2015年11月23日(月・祝日)
  10:00~16:00


有田川町地域交流センター(ALEC)

〒643-0021 
和歌山県有田郡有田川町大字下津野704番地
    TEL 0737-52-4730



http://www.town.aridagawa.lg.jp/library/ehondewasshoi10.html

http://ehonmarche.jimdo.com/いべんと/

http://www.town.aridagawa.lg.jp/alec/top0.html



 和歌山県 有田川町地域交流センター(ALEC)で、絵本イベント「えほんdeわっしょい10」を開催いたします。
 私、後藤 仁は、「絵本作家サイン会」「おばけファッションショー」「トークdeわっしょい」「ワークショップ」などに出席します。
 私の他にも、宮西達也さん、真珠まりこ さん、しばはら・ ち さん、宮本えつよし さん、星野イクミ さん、加納果林さん、ゆーちみえこ さん、かんべあやこ さん、町田尚子さん、うさ さん、山本 孝さんといった豪華顔ぶれ?の絵本作家が参加予定です。 
 お近くの方はぜひお越し下さい。
  日本画家・絵本画家 後藤 仁

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プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN)

Author:後藤 仁(GOTO JIN)
 ~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

  〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校美術科で日本画を始める。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、後藤純男先生(恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞等への出演・掲載も多い。金唐革紙保存会 主宰。日本児童出版美術家連盟(童美連)(太田大八先生、赤羽末吉先生、いわさきちひろ先生らが創設)会員。絵本学会(太田大八先生らが創設、現会長:松本 猛先生)会員。日本中国文化交流協会(井上 靖先生らが創設)会員。この本だいすきの会(代表:小松崎 進先生)会員。2017年度より東京造形大学、絵本講師に就任。千葉県松戸市在住。

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絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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