2013-12-23

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その15(完結篇)

 絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店こどものとも)の原画制作を終えた私は、2012年3月8日に福音館書店に原画20点を納品しました。長い歳月心を込めて描いて来た作品は、自分の子供の様でもあり、手を離れる時にはいつも一抹のさみしさが残ります。福音館書店編集部は、この原画をとても気に入ってくれた様です。
 福音館書店こどものとも、は毎月異なる作家が「絵本」を手掛けますので、かなり先まで出版予定が組まれています。そんな関係もあり、私の「絵本」も2013年3月号と随分前から決定していました。しかし、更にその相当前から描き始めていた私は、提出期限よりかなり早く描き終えた事になるのです。

 色校正までの間に、岩波書店の新作絵本『犬になった王子 チベットの民話』の取材で、中国チベット自治区・四川省等に行ったり、そのラフスケッチを練ったり、君島久子先生・岩波書店編集部と打ち合わせをしたりしていました。

 2012年9月25日に福音館書店の打ち合わせがあり、「第一場面」を少し手直しして、10月3日に再度納品しました。編集部も絵本制作にかなりのこだわりがあると見えて、作家にとっては大変なのですが、この様な妥協をしない姿勢はとても良いのではないかと思いました。
 11月16日に福音館書店本社で絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』「色校正」をしました。3時間あまりかけて、原画と印刷を照らし合わせ、一枚一枚、色の変更指定をしていきました。「日本画」の美しい色は、印刷ではどうしてもくすんでしまい上手く発色しません。特に胡粉の白の抜けと、墨等の黒の締まり、緑青の透明感、朱の強い発色等は、良くは再現出来ませんでした。「日本画」の絵具は、孔雀石・藍銅鉱・水晶等の宝石・鉱物類や、カキの貝殻や、金・銀・水銀・鉛等の金属類等で出来ており、その美しさを印刷で表現するのは最初から限界があるのです。(ぜひ、「絵本原画展」で原画をご覧下さい。)しかし、福音館書店編集部と印刷会社の精興社も最大限の努力をしていただき、「絵本」として納得が出来る高品質な色再現をしていただけたと思います。細部の描写等は予想以上に再現出来ていたので、技術の高さに感心しました。

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・表絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・表
絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・裏絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』表紙・裏



 こうして画家の私と、文章の君島久子先生と、編集部の三位一体の絵本制作は完了し、2013年3月号の出版となりました。
 この「絵本」は3月号というので、私は3月1日発行と思い込んで絵本案内等をしていたのですが、実際は2月1日発行で最後は逆に少し焦る破目になりましたが、無事出版出来てホッとしました・・・。
 2月22日には原画が私のアトリエへ里帰りし、この後「絵本原画展」であちこちを旅する事となります~。
 

 通常の「日本画」の制作では、取材・構想・エスキース(下図)・本画制作と基本的に一人での孤独な仕事となります。人によっては師匠や画商等の意見を取り入れたりする様ですが、本来一人で全てをこなすのが絵描きの理想です。
 それに対して「絵本」は、画家と、文筆家と、(この2つを兼ねる人も多く、私もいずれ「文」も手掛けたいと考えています。)編集者の三位一体での制作になります。印刷会社等も含めると実に多くの人の手が加わる事で生み出されており、「日本画」とはまた違った共同制作の面白味がある事が分かりました。
 今まで絵描きの孤独な制作スタイルで生きて来た私には、最初こそ多くの指摘が加えられる事に対しての抵抗感がありましたが、それが「絵本」の普遍性・一般大衆性にもつながる・・・と、だんだん理解されて来ると、それも楽しく感じる様になりました。
 今後も「日本画」の孤独・個性探求の世界で描いていくとともに、「絵本」の集団・一般大衆化の世界でも描いていきたいと願っております。それぞれ違った魅力を持ち合わしており、お互いが上手く作用すれば、更に面白い「後藤 仁ワールド」が出現するのではないかと私自身期待しています。

          *

 今回、制作に対してとても真面目で熱心な編集者達と出会う事が出来て、私は幸運であったと実感しています。また、今日までの多くの方々のご支援があったからこそ、こうして一冊の「絵本」に結実したと感謝の念を抱いております。
 私の初絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』の出版を支えて下さいました、君島久子先生を始め、編集部の方々、今まで応援して下さいました皆様に心から御礼申し上げます。
 また、今後とも「日本画」「絵本」の世界で誠心誠意、制作に尽力してまいりたい所存ですので、ご教導の程よろしくお願い申し上げます。 日本画家・絵本画家 後藤 仁 
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2013-12-13

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その14

 絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店こどものとも)の制作も、2012年初めに「第15場面」に入りました。この場面は物語の大団円です。多くの要素が盛り込まれています。
 長い髪をなびかせながら喜び一杯で家に向かって走るチャンファメイ。それを迎える子ブタ達。母は家で寝ています。大きくそびえるガジュマルの木。時を告げるニワトリ。トン族村の入り口に建ってある木の門も描き込みました。畑で楽しそうに作物を収穫する人々。(水が出てすぐ作物が実り収穫というのは変なのですが、そこは「絵本」の誇張表現です。)
 楽しそうに遊ぶ子供達。これらの遊びは、中国の現地やタイ・ベトナム・ラオス等の近隣諸国で実際私が見たものや、中国・アジア諸国と日本の歴史資料等を元に描いています。こま回し、竹馬、縄跳び、蹴鞠、ケンケンパー等、日本の昔日を思わせる素朴で懐かしい遊びが、アジア諸国では今も行われています。日本と同じ様にゲームをする子も増えているでしょうが、たいていの子は外で元気に遊んでいますよ。ちなみに、この子供達が遊ぶ場面は、私の敬愛する洋画家ピーテル・ブリューゲルへのオマージュでもあります。
 庭先では水が出たのを祝う祭りが始まっています。トン族の伝統的な舞踊です。女性の頭はニワトリの羽根で飾られています。男達が奏でているのはトン琵琶です。私は実際現地で、幾つかのトン族舞踊・舞踊劇を取材しました。絵を良く見ると、嬉しさ余って時間と空間を飛び越えて舞踊に参加している私もいます。傍らにはいつも旅で用いるリュックサック、スケッチ道具、カメラも置いてありますが、これはご愛嬌です。私は実際、この様に舞踊の最後に引っ張り出されて踊らされました。
 遠くには白く長く流れる滝が見えます。その右上を良く見ると、あの恐ろしい山の神の洞窟があります。普段は雲で隠れて絶対に見えないのですが、滝が現われた吉祥で霊力が弱まったのでしょう。

 次は「後ろ扉」です。この場面は物語の後日談になります。トン族の伝統刺繍文様をあしらった画面に、子ブタを抱くチャンファメイと、それを見て微笑む少し元気になった母親を描きました。水も行き渡り草や花も咲いています。・・・そこには、素朴だけれども平和で幸せな時があります。ちなみに、このチャンファメイの慈愛をたたえた微笑みは、私の崇敬するラファエロ・サンツィオの聖母子画へのオマージュでもあります。それはまた、悲母観音のまなざしと言っても良いでしょう。

 「見返し」にはトン族の銀製の背飾りと、子ブタを描きました。配色は、トン族衣装の藍染めの紺色をイメージしました。トン族女性の背中には、銀で出来たこの様な装飾品が取り付けられています。渦巻き文様(水流を表すとか、太陽を表すとかの解釈がなされています。)には魔除けの意味があるそうです。トン族では、”魔”は背中や襟・袖口等から入って来ると信じられており、その箇所に渦巻き文様を施します。第4場面のチャンファメイの後ろ襟にも刺繍の渦巻き文様が見られます。日本でも古来から渦巻き文様には魔除けの意味合いを持たせており、文化的共通点がここにもあります。
 極めて良く見ると、最初の「見返し」の渦巻き文様の中の”龍”の画が上下逆さに向いており、後の「見返し」では、正しい向きになっています。たった一人の山神によって水が出なくなった世界は倒錯した不条理な世界です。全ての人々に公平・平等に水が行き渡る世界こそ、本来の正常な世の中であると言う事を示唆しています。

 私の「絵本」には隠れたキャラクターやメッセージがたくさん描き込められています。それらを見つけてひも解いていくのも、また「後藤 仁 絵本」を見る楽しみとしていただけましたら嬉しいです。

            *
 
 これでようやく2012年2月7日をもって、2011年5月31日から8か月の期間をかけた本画制作が終わりました。非常に疲れましたが、誠に充実した楽しい制作でした。絵本制作や絵画表現上の多くの事も学びました。
 2月22日に福音館書店編集部と打ち合わせをして、絵に少しの手直しを加えて、2012年3月8日に福音館書店に作品全20点を納品しました。
 この後、色校正を経て、絵本出版と至るのですが、この後も事情により結構時間がかかりました。そのお話はまた次回といたしましょう。 日本画家・絵本画家 後藤 仁
 

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2013-10-10

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その13

 絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店こどものとも)の原画制作は、2011年末頃、「第十三場面」に入りました。いよいよ大詰めになって来ました。
 この場面は、ラフスケッチでなかなか面白い構図が見付かりませんでした。福音館書店編集者から、こんな感じでは・・・というアイデアをいただき、それを元にラフを描いてみました。私はその構図が平凡なので、別の構図を探っていました。例えば、緑の老人を全身描くのはありきたりで説明的過ぎるので、上半身を画面上部で切ってしまい、後は読者に想像させる構図等です。しかし、福音館書店編集者は、このラフスケッチがとても気に入っていると言いますので、この構図に決定しました。
 福音館書店編集者は、頭のツルツルになったチャンファメイを描いたらどうですか・・・と言いましたが、私は作品中とはいえ、かなり感情移入しているチャンファメイの丸坊主姿を描く事は忍びなく、丸坊主の石像で暗示する事にしました。チャンファメイは、最初もっと大きなアクションを取っていたのですが、編集部の意見で抑制的な動きにしました。そんな訳で、全体的には少々単調な構図になってしまった気がしますが、一般的には分かりやすい絵になったと思います。
 この場面は「第十二場面」からの続きとして、似た絵画技法で描きました。全面に金箔砂子(きんぱくすなご)をちらしています。圧倒的な光感を出したかったのです。印刷では金箔の輝き、画面の透き通る明るさがなかなか再現出来無いのが残念です。ガジュマルの葉一枚一枚に葉脈を入れ、良く見ると細部まで描き込んである事が分かるかと思います。

 打ち合わせの時、緑の老人は木の精なのか木の神なのか、何なのか・・・という話になりました。私が実際、中国貴州省に取材に行った時、ガジュマルの木の根元に小さな祠があり、道士の様な像が祀られてありました。トン族の伝統的な神では無く、道教などの影響を受けたものに見えましたが、それらのイメージを作品に反映させました。
 ちなみに、トン族の信仰は、主に祖先崇拝とアニミズム的多神崇拝だと言います。トン族の始祖母の「薩(さ)」が最高の守護神としてあがめられているそうです。また、木や石や動物の神等、ありとあらゆる物に神が宿るというアニミズム信仰があり、神と鬼(き)は入りまじり、善神・悪神が混在しています。きちんと供養すると豊作をもたらすが、供え物を怠ると禍をまねくという山の神・田の神も存在します。(専門家の指摘では、この辺りは日本の民間信仰と大きな共通点がある様です。)
 この緑の老人を、読者には色々な見方で見ていただいて良いのではないかと、私は考えています。ある人には木の精であったり、道教の道士であったり、儒教の儒者であったり、人によっては観音さまの化身とも、ヴィシュヌの変化とも、キリストのお姿とも取れるでしょう・・・。私は緑の老人に、亡き父の面影を見ました。


 「第十四場面」は、滝を見上げるチャンファメイです。滝とチャンファメイの位置を考慮すると、どうしても両方の姿を1枚に描くのは無理が生じますので、ラフスケッチから随分苦心した場面です。最初はこの場面だけ絵本を90度反転させて縦位置で見せよう等とも考えていました。試行錯誤の末、滝とチャンファメイの位置関係は、実際の通りでは無く、イメージとして2つを組み合わせるしか無いとなりました。
 チャンファメイの蘇った黒髪の美しさ、彼女の喜びを画面いっぱいに表現したいと思いました。欣喜雀躍のチャンファメイの姿を動きで表そうと、最初はもっと大きなアクションを取っていましたが、この場面も編集部の意見で抑制的な動きに変更しました。これはこれで微妙な動作が描けたと思います。ただ、絵描きとしては、人体の複雑な動きや美しい姿態を幾通りも描きたかったのですが、そんな訳で「絵本」全体として何か抑制的な人物描写になりました。それが福音館書店絵本の上品な味わいでもあるでしょうから、それはそれで良いのではないかと考えています・・・。しかし今後、私の人物描写の力を全面に出した作品も描いてみたいと思いました。(今年の11月中旬に岩波書店から出版の新作絵本『犬になった王子(チベットの民話)』では、かなり大胆な人物の動きが描かれていますので、楽しみにしていて下さい。)
 画面の右側は前の場面からの連携で、やはり金箔砂子をあしらいました。左側の滝は、穴から噴き出したごうごうとした水が、石像の白い髪を伝わって、まっすぐで美しい水の流れに変化する様を描いています。


 次は最終場面の「第十五場面」「後ろ扉」「見返し」の話になりますが、それは又、次回の講釈としましょう。  日本画家・絵本画家 後藤 仁

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2013-09-16

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その12

 絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)の原画制作は、2011年冬頃、「第十一場面」に入りました。この場面は、娘が母とお別れをする情景で、私が全場面の中で最も重要と考える一場面です。ラフスケッチの段階から、かなりの試行錯誤がありました。ラフスケッチの最初の頃は、原話には書いてあった母と直接会ってお別れを言う「文章」がカットされ、となりのおばさんに話をする所だけが書かれていましたので、ラフスケッチでもこの娘と母の別れの場面は無かったのです。私は「何故、娘と母が直接別れを言う文章をカットしたのか。」と福音館書店編集者に質問し、この場面の重要性を説明しました。編集者は君島久子先生にも打診していただいた様で、ラフスケッチ第四案から、この場面が文章にも加えられました。
 「ラフスケッチ第四案」では、唯一の室内空間の視点の面白さを考え、絵巻物等で良く用いられる「吹き抜け屋台」の俯瞰構図にしようと思っていました。少し客観的な雰囲気をねらったのですが、やはりもっと感情を強く訴えた方が良いと感じて、「ラフスケッチ第五案」では、横からアップの構図に変更しました。私は当初から室内描写だけで良いと考えていたのですが、編集者が「どうしても、緑で青々とした光景を入れてほしい。また子ブタは無くて良いのでは・・・。」と強く要望されました。話の流れ上それも面白いので、ラフスケッチ第五案では、背景に空想的に村の景色を入れていました。
 しかし、背景に風景を入れると幻想的で気持ちの良い画面になるのですが、必然的に場面のコンセプトがあいまいになり、娘と母の別れを語り合う感情が薄れてしまうのです。編集者はどうしても背景を入れてほしいと、かなりねばりましたが、「この場面は私が最も大切だと考える場面で、絵画表現上も感情表現上も背景を入れずに、室内空間のみで勝負した方が良い。この場面は私に全部任せてほしい。」と私は説得しました。また、編集者はあまり重要視していなかった子ブタでしたが、私は「絵本」における動物の重要性や、この物語の脇役としての重要性を認識しており、この別れの場面にも必ず登場させたかったのです。そしてラフスケッチ第七案(最終案)にして、ようやく本画の様に決定しました。

ラフスケッチ第11場面01ラフスケッチ第十一場面 第四案

ラフスケッチ第11場面02ラフスケッチ第十一場面 第五案

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 『絵本』の世界では、あまり感情を強く表現せず、全てをさらっと・あっさりと表現するのが定説とされている様です。私はその定説に前々から疑問を感じていました。もちろん、その様な作品が主流でも良いのですが、これだけ多くの表現媒体が発達した昨今、果たして子供達は今の『絵本』の表現法だけで満足しているのか疑問なのです。私自身、幼少期にあれ程親しんだ『絵本』なのに、小学校一年の頃にはその様な空々しい作風に飽きてしまい『マンガ・アニメ』に興味が移って行ってしまいました。その後は、宮崎駿氏の描く「未来少年コナン」「母をたずねて三千里」「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」等のリアルな世界に夢中になりました。
 私は日本画家・美人画家の私でしか描けない、高度な情感表現・真実味を具現化した、世界にも通用する、新しい『絵本』の息吹を、この世界に吹き込みたいのです。

               *

 本画制作でも、気持ちを最大限に込めて描きました。灰色の暗く地味な室内のみです。何の飾りもきれいさも無い空間です。静謐な時の中、娘と母の二人だけの交感があるのです。暗い部屋の中で、娘の白い髪が美しくあやしく輝いています。娘の目を良く観察すると、極めて微細な涙の粒が描かれていて、娘が涙を我慢しているのが見て取れるでしょう。それを脇で見つめる三匹の子ブタも哀れをさそいます。私は描いている内、尋常で無いテンションに入っていくのですが、この場面は特に感情移入が激しく、描きながらも涙があふれて止まらなくなる時が時々ありました。(私の父との死別という個人的な経験も思い出すのです。私は父を大学卒業直前に不慮の事故で亡くしています。)私はこの場面に、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工の聖ヨセフ」を想いました。
 しかし、窓からは柔らかい光が差し込み、青い小鳥が語り合い、この後の幸運を暗示しています。窓外には青々とした草もうっすらと描かれてあります。良く見ると部屋の後方には、かまど、水瓶、包丁、背負い籠等が描かれ、床の木の木目まで丹念に描写してあります。布団の模様はトン錦というトン族の伝統的幾何学文様です。トン族の民家は、この様に壁も床も全て杉の板で出来ており、歩くとギシギシと良い音がします。私が泊まった民家では木のベッドが使われていましたが、昔からベッドがあったと思います。(ただ完全な検証が出来なかった部分は、私のイメージも入っています。)本来、トン族の家屋はほとんど二階建てで、一階は土間になっているのですが、チャンファメイの家は母娘の貧しい家である所と、第二場面・第十一場面等の表現の都合上も一階建てに描きました。光や木の直線は「溝引き(みぞびき)」という伝統的な技法で引いています。

 「第十二場面」以降は、「第十一場面」の暗い場面から一転して明るい光の世界になります。この明確な場面対比の視覚効果も私がねらった所です。「第十二場面」はガジュマルの大木に別れを言う場面です。木は動物の楽園になっており、フクロウ、ワシ、ツバメ、コトリ、リスが憩っています。この木の周りだけは草も茂っています。木には人々が花を供えてあります。この場面では、人々や動物達に安らぎを与える、大木を真正面から描きたかったのです。葉も一枚一枚丹念に描写しました。全面に「砂子(すなご)」という伝統技法を使って純金箔をちらしてあります。

 
 この次は「第十三場面」ですが、その話は次回としましょう。 日本画家・絵本画家 後藤 仁

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2013-09-11

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その11

 絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』原画制作も、「第六場面」に入りました。この場面は、チャンファメイの悩み苦しんでいる心の中を表現しなければいけない難しい場面です。最初のラフスケッチでは、髪が真っ白くなってしまった、はかなげなチャンファメイを描く予定だったのですが、福音館書店編集部の意見で、まだ黒い髪のままのチャンファメイになりました。
 この場面のチャンファメイの乱れ流れる髪の毛は、特に気持ちを入れて描きました。1ミリの何分の1の細さです。背景には「墨流し(マーブリング)」という伝統的な技法を入れ、チャンファメイの乱れる心を表現しました。画面を不安定色とされる紫色でまとめました。(紫色は色相の輪の両端である赤と青を混ぜて作られた最も不安定な色で、人間の心理を不安にさせる効果があると色彩学では言われています。反面、上手く使うと特別な高貴な色にもなりえるのです。一般的に落ち着く色に思われる緑色も、本来は青と黄を混ぜた不安定色ですが、自然のイメージで安らぎを感じるのです。)チャンファメイの顔は極めて薄塗りにして、意図的に背景を透かせました。
 右のページには、水くみに苦しむ子供と老人を描きました。この老人は次の場面にも出て来る老人ですが、よく観察すると同じ老人は、第一場面、第一五場面にも出て来ます。この子供も第一場面、第八場面、第九場面、第一五場面(第一五場面では似た子が何人かいて区別がつきませんが・・・)に登場します。
 
 「第七場面」は、老人を助け起こすチャンファメイの、迷いから覚める強い意志を表しています。背景はまだ混沌とする感情を表して、墨流しに強めの朱色を塗りました。印刷ではこの朱色が出にくい様で、原画の朱はもっと強い色をしています。白い髪は胡粉と墨で描いています。老人のしわの様子は、随分観察しました。
 この場面のラフスケッチでは、色々な角度から何度も描き直してなかなか決定しなかったのですが、編集者が私のアトリエに飾ってあるバチカン市国で手に入れたミケランジェロの「ピエタ」の写真を見られたのか、「ピエタの様なイメージはどうでしょうか?」と言いましたので、その後、すぐにイメージが固まりました。私はミケランジェロを真の芸術家として崇敬していますが、特にピエタの像は好きです。

 「第八場面」は、駆けて行くチャンファメイのスピード感を出そうと腐心しました。ラフスケッチでも何度も描き直し、最初は引きの画だったのが、最終的にはかなりアップの画になりました。最初は原文に忠実に、のみや包丁を持つ人々を描く予定でしたが、編集部の意見で水をくむ為のひしゃくや水桶を持った人を加えました。
 この場面の人物は少しずつ特徴が異なり、次の場面にも同じ人が何人か出て来ます。私は中学時代に陸上競技部をやっていましたので、手前の男の走り方には、その時のイメージが投影されています。〔私は中学の校内マラソン大会では2年連続学年1位で、2年生の時は学校総合(600人以上います)でも1位でした。また、総合体育テストでは学年で2位でした。私は中学時代「絵」が上手い事でも学校内で有名人でしたが、足が速い・運動神経が良い事でも通っていました。プチ自慢です。〕 中程の男の腰に巻いているのは鎌入れですが、実際トン族の村で見た形のものです。手前の女性の背中にあるのは、トン族特有の装飾品で銀製の背飾りです。渦を巻いた文様はトン族では魔除けの効果があるそうです。「第四場面」のチャンファメイのアップ像を見ると良く分かるのですが、この背飾りはそのまま胸当てにつながっていて、おもりの役目もはたしている様です。また、良く見ると「第四場面」のチャンファメイの襟(えり)の後部にも魔除けの渦巻き文様の刺繍がほどこされているのが分かります。トン族等には、悪魔は後ろから来るという言い伝えがあり、特に背面にこの様な魔除けの文様をあしらいます。
 チャンファメイの駆けて行く光の中、ガジュマルの葉が彼女を見守っています。

 「第九場面」は、山に登り、皆でカブを切り刻み、穴を掘り拡げている所です。赤帯のイケメンの兄さんも再登場です。喜ぶ人、水をくむ人、飲む人、水を見下ろす人、色々な人々の表情を描き分けました。カブは切られながらも、まだ生命を保つかの様な不気味さです。チャンファメイの白髪と水の流れが対応しています。空からは山神が現れる時の象徴、不気味な群雲(むらくも)が湧き出して風が強くなって来ています。山肌には、本来もっとヒマラヤ寄りの高山に咲くはずの青いケシが不気味に咲いています。
 ラフスケッチでは、チャンファメイはもっと複雑な動きをしていたのですが、編集部の意見で抑制的な動きにしました。

 「第十場面」は、「第五場面」と対をなす場面で、同じく「もみ紙」の技法ですが、色を赤系にして山神の怒りを表現しました。風は逆巻き、松明は燃え盛り、コウモリが飛び交っています。(コウモリは中国では吉兆のシンボルなのですが、ここでは西洋や現代日本人のイメージに合わせて、不気味さの象徴として描いています。しかし、最後までの展開を考えると吉兆の前兆だと考えても、あながち間違いでは無いでしょう。)山神は怒りをあらわにし、彼の大切なご馳走や血らしき飲み物も吹き飛ばしています。それに対して、覚悟を決めたチャンファメイの落ち着いた姿は、「第五場面」とは真逆の様相です。山神の毛は金泥で描き、チャンファメイの白い髪と対比しています。


 次は、私が最もこだわり、最も大切だと考える場面「第十一場面」ですが、この話はまた次回としましょう。 日本画家・絵本画家 後藤 仁
 

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2013-07-23

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その10

 福音館書店の絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』の本画制作も、2011年8月頃には「第三場面」に入りました。

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 一旦話は横道にそれますが、日本画家(画家)ならば誰でもがすんなりと「絵本」を描けると言う訳では無いと思います。私の場合「人物画・美人画」をテーマに永年描いていますので、基本的に人物描写が得意という点が一つあります。「絵本」では、人物が描けないと話になりません。その他、日本画で「風景画(自然・遺跡・建築物等)」「花鳥画(花・鳥・動物)」等も描いて来ましたので、私には「これはどうしても描けない。」という大きな死角が無いのです。職人家系に生まれ、生来手先がかなり器用だという利点もあります。
 小学校では「マンガ」「イラスト」を多く描き、中学校からは「アクリル画」を描き、高校では「油彩画」「デザイン」「彫塑」「版画」「製図」「デッサン・着彩」等も本格的に勉強しています。
 幼い時から多くの「絵本」を見て育ち、いわさきちひろやアーサーラッカムを崇敬し、古くからの無類の宮崎 駿アニメファンでもありました。その様な幅の広い教養・経験が「絵本」制作にも活きていると思います。あとは、物語・小説等の読書が好きだという事も、「絵本」制作には欠かせない要素です。私は元来、物語性のある作品を目指して描いて来ましたし、「物語絵」「絵巻物」「絵本」を本格的に描きたいという強い思いがずっとあったのです。

 反面、軽い色弱であるという色彩を扱う者にとって致命的な問題も持っているのですが、昔、眼科医で見てもらった時、普通の色覚正常者が見分ける事の出来無いという、微妙な白黒のグラデーションの変化を私は見分けられているそうです。つまりは、色弱の欠点を脳の別の機能がおぎなっているのです。印象派のモネは、晩年、白内障による色覚異常が現れたのですが、その頃の作品の色彩のインパクトは高い評価をされています。色弱の人は染色家・デザイナー等にはなりにくいですが、絵描きの場合、その様な色覚の個性もあながちマイナスとは限らないという事です。
 ただ、予備校の頃の着彩では、やはり色使いで苦労しました。当時の講師の村上 隆さんから「お前、色彩感覚おかしいんじゃねえか。」と何度も叱咤されました。その度、色弱を理由にしたくない私は、研究と経験で色の苦手意識を克服していったつもりです。逆に、白黒だけで描くデッサンは得意で、村上 隆さん等からは「お前の鉛筆の色幅は半端ねえな~。」と評されました。当然、当時の20人ばかりの立川美術学院日本画科で私の石膏デッサンをしのぐ者はいませんでした。同じ様な悩みを抱えている、若き絵描き諸賢がおりましたら、どうぞ自信を持って研鑽を怠らないで下さい。
 
          *

 「第三場面」は最初のラフスケッチでは、右側のカブを抜く所だけを描く予定でした。左側には遠くチャンファメイの村が見えるというダイナミックな場面を想定していました。私は今回、カット的な表現を入れずに全場面を左右一場面で描く考えだったのですが、ラフ制作の途中で福音館書店編集部が「ガジュマルの木で憩うチャンファメイを冒頭辺りに挿入して、物語の布石としたい。」と言うので、その意見をのみました。一場面の絵画的構図としては迫力が大きく欠けてしまいましたが、話全体の展開を考えるとガジュマルの印象が深まるという意味はあったと思います。
 なお、チャンファメイがカブを抜くこのシーンは、チャンファメイの元気でおてんばな一面を表したいという私の思いとともに、芸術家の大先輩である彫刻家・佐藤忠良先生の作品で、福音館書店の名作中の名作絵本『おおきな かぶ』への私からのオマージュでもあります。
 ここに咲いている花は、本当はもっとヒマラヤ近くでないと咲いていない、幻の青いケシ(ブルーポピー / メコノプシスホリドュラ)ですが、山の不思議感を高める為に添えました。

 「第四場面」は、引き抜いた不気味な生命体を感じさせるカブと、出て来た水を無我夢中で飲むチャンファメイの対比が見所です。不気味なむら雲は山神が出て来る時の前兆です。チャンファメイの顔のアップですので、その髪の後れ毛や目鼻立ちの美しさを最大限表現したいと思った事は言うまでもありません。カブは実物を何度もスケッチしました。

 「第五場面」は、山神の不気味な洞窟を如何に表現しようかと考えて、日本画の伝統技法を私なりに発展させた「もみ紙技法」を用いました。後の「第十場面」も色違いの「もみ紙」です。この「もみ紙」は「裏彩色」という技法も併用した凝った仕様ですが、詳しくは企業秘密です。通常の絵本画家には多分表現不可能でしょう。中国の貴州省・広西チワン族自治区辺りは桂林に代表される石灰岩のカルスト地形で、私も実際取材しましたが、この様な大きな鍾乳洞がたくさんあります。
 この山神はオランウータン等をスケッチして参考にしました。中国の民話にはこんな猿の様な怪物「狒々(ヒヒ・ショウジョウ)」がよく登場します。山神の毛は金泥(一般的には金粉と言われる本当の金で出来た絵具)で描いています。ちなみに金泥は0.4グラムで4000円近くします。
 絵本の封入冊子にも書きましたが、山神によって人間の暴威・欲得を表したいと思い、福音館書店編集者は最初首をかしげていましたが、あえて肉を喰らい生き血を飲むという通俗性を描きました。良く気を付けて見ると、この洞窟内には水が豊富にある事が分かるでしょう。つまりは、充分あるのにもかかわらず他者には一切与えないのです。人の骨らしきネックレスや虎の皮衣、唐草文様の敷物等の表面的で贅沢な装飾品も、怖くもありながら、どこかその独善ぶりの滑稽さを表現しています。皆さんの近くにもこの様な人はいませんか?
 洞窟にはコウモリもとまっています。洞窟内に風と共に吹き込んで来た葉っぱは、ガジュマルの葉でしょうか・・・。

 次は「第六場面」ですが、この話はまた次回としましょう。
 

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2013-06-23

絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』出版までの永き道のり その9

 「絵本表紙」が完成に近付いた2011年6月中旬から「扉」の制作に取り掛かりました。「扉」というのは、表紙をめくった次のページの、絵本の題名が書いてある場面です。絵本の制作当初は、日本画の世界には無い絵本の専門用語が幾つもあり、編集者にお聞きしながら全てを一から学んでいきました。
 「扉」はトウカオ山の見える風景を描きましたので、風景画も多く描いて来た私の日本画の技量を発揮出来ました。胡粉と緑青の美しさは、日本画の絵具ならではの魅力でしょう。かすみが漂う、トウカオ山の遠望です。この場面は物語の後日談であり、現在も中国・トン族村のどこかにあるであろうトウカオ山を描いていますので、美しく白く長い滝が流れています。空にはタカ(トンビ)が飛んでいます。上部の文様は、私が現地で購入したトン族の手造りの伝統衣装の刺繍を参考にしています。
 今回の絵本は人間が主人公ですが、良く見ると多くの動物が隠れています。「表紙」にも、ツバメとリスがいます。動物好きの子供達に、絵本の中に何が隠れているかを探しながら、楽しんでもらおうと考えました。
 「扉」の「題字」は、「表紙」と同じもので、印刷で合成しています。この「題字」も私が試行錯誤して考案しました。「ながいかみのむすめ」は、チャンファメイの漆黒の長い髪をイメージして濃い群青色で描きました。「チャンファメイ」は、チャンファメイの元気で可愛らしいイメージから想起しました。「ン」の字の点は、チャンファメイのかんざしの花細工です。最初は字の両端にチューリップとキノコを描いていたのですが、編集部の意見もあり削除しました。

 7月初め頃から「第一場面」に入りました。この場面は、トン族の村の紹介の場面ですが、チャンファメイがブタに餌を与えようとブタを呼んでいる所を描いています。人々は皆、水くみや畑仕事等の労働をしています。赤ちゃんをあやす母、糸車をまわす人、ニワトリに餌をやる少女、掃除する少女、ネコも隠れており、空には鴨の群れです。家々からは、夕餉の煙が漂っています。家の前には、藍染めの布や干し草が吊るされ、脱穀用の道具も置いてあります。村や人々の様子はほとんど、実際現地で私が見た光景を描いています。建物は、トン族の伝統家屋の吊脚楼(つりあしろう・ちょうきゃくろう)です。本来大抵が二階建てなのですが、チャンファメイの家のみ母娘の二人暮らしの貧しさを表す為と、次の場面の母娘の位置関係の都合で、一階建てにしました。夕景で全体が赤っぽいのですが、水の無い村の乾いた風土も表しています。
 最初のラフスケッチでは、鼓楼(ころう)のある平地の村を描いていたのですが、編集部の意見もあり、山裾の鼓楼も無い寒村に描き直しました。(本来、トン族は川辺の平地に住み、ミャオ族は山の中に住む場合が多いらしいです。)どうしてもトン族の象徴である鼓楼を描きたかった私は、増衝村をモデルとした少し大きな村を遠景に描き込みました。
 榕樹の木は最初の案では無かったのですが、編集部の要望により、話の布石として描き込みました。木を後から右上に加えたので、構図としては×(バツ)の形となり少々散漫な構図になってしまいましたが、物語の展開を考えると編集部の意見ももっともな事でしょう。

 「第二場面」は、第一場面の続きです。ブタに山で採って来た草を与えています。ブタは何度も動物園でスケッチしたのですが、草を食べる時この絵の様に横向きに食べていきます。後ろには、病気の母が寝ています。草は枯れて、地面は乾燥しています。良く見るとヒヨコさんも餌を欲しがっています。

 この様に、だいたい二週間に1枚のペースで描き進めました。次は「第三場面」ですが、この話は、また次回としましょう・・・。

テーマ : 絵本・制作・イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN)

Author:後藤 仁(GOTO JIN)
 ~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

  〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校美術科で日本画を始める。東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、後藤純男先生(恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞等への出演・掲載も多い。東京造形大学・絵本講師。金唐革紙保存会 主宰。日本児童出版美術家連盟(童美連)(太田大八先生、赤羽末吉先生、いわさきちひろ先生らが創設)会員・理事。絵本学会(太田大八先生らが創設、現会長:松本 猛先生)会員。日本中国文化交流協会(井上 靖先生らが創設)会員。この本だいすきの会(代表:小松崎 進先生)会員。千葉県松戸市在住。

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絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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