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2021-01-11

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ④

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は、中国向けの「新作絵本〈第2弾〉」制作(題名等の詳細は、後日、発売前に公開)の作画最終段階から原画納品までの軌跡を主に綴ります。
 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                ★

2020年12月15日

 中国向けの新作絵本制作は、この数日をかけて、最後の一枚「後ろ扉」の作画を進めています。一通りの色を置き、現在、およそ5割の進捗状況です。
 この場面は、物語のささやかなエピローグなのですが、民族衣装の描写は、やはり、かなり細かいですので、描くのは大変です。
 原画制作は、最後まで、一切、気を抜けませんね~。😤


12月18日

 中国向けの新作絵本制作は、本日までに、「後ろ扉」の作画を進めて、現在、およそ7割弱の進捗状況です。
 この場面には、中国少数民族の民族衣装を着た、貴人2名を描いているので、やはり、衣装の細部描写には大変な労力を要します。
 近年は、一日、5時間以上描くと、集中力がもたなくなります。この頃は年齢のせいか、一日の仕事終わりには、言いようのない、重たい疲労感に襲われます~。 (@_@)~~
 それでも、作品が完成していくのは、誠に楽しいものなのです。
 来週中には何とか、この「絵本」の全場面を完成させたいと考えています(「題名」のみは、後日、題名が決まってから描く予定です)。
 今は絵本原画制作のみに集中していて、日本画の一枚物を描くゆとりがありませんが、次の絵本原画制作に入る前に、昨年末から、描きかけのまま置いてある、日本画の「小品」も描き進めなければいけないのです。やるべき事は実に多いです~~。😤


12月23日

 中国向けの新作絵本制作は、本日までに、「後ろ扉」の作画を進めて、現在、およそ8割強の進捗状況です。
 今日は、衣装に金泥・銀泥を入れ、衣装と背景の彩色を全体的に整えました。あとは、2人の貴人の顔の描写を仕上げ、最終的に墨線で全体を描き起こし、色の微調整をすれば、完成となります。大きな失敗でもなければ、今週中には出来そうです~。 ( ..)φ
 最後の最後まで、息のつまる慎重な作画が続き、疲労は重なり、神経ははち切れそうですが、何とか、思うような完成度の作品が仕上がりそうです。
 今年は、誠に大変な一年でしたが、この絵本原画を完成できると、やっと、心置きなく年を越せそうです・・・。年内いっぱい、最後まで気を引き締めて、作画に邁進します。


12月24日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「後ろ扉」を一気に仕上げまでもっていきました。気持ちが乗っている今、完全集中による完全完成を目指しました。あとは明日、最終的な見直しをして、落款を入れて、絵本全場面の完成となります。
 この後日、全場面を再度じっくり見直して、絵本全体のバランス・流れを再確認し、問題がなければ、この絵本原画制作は終了します(あと、「題名」を描かねばなりませんが)。こうして、ようやく、1年1か月に渡る、苦闘を終えようとしています・・・。
 芸術家として、絵師として、命を削りながら、やっと紡ぎ出された、この魂の作品を、ぜひ、多くの子ども達・大人達に届けたい~。そして、美や生命について、深く考えを巡らせていただけるよう、・・・それだけが私の願いであり、やるべき宿命なのです。


12月25日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「後ろ扉」の背景彩色に手を加え、落款を入れ、絵本原画全場面の完全完成としました。・・・新型コロナウイルスという大変な自然の猛威にさらされた今年1年でしたが、私自身は素晴らしい制作の機会をいただき、かなりの時間を創作に打ち込めた事に、心より感謝申し上げます~。🤗

 1年1か月の長きに渡る日本画による本画制作は、困難の連続で、誠に神経をすり減らしましたが、何とか思うレベルまでの完成度にこぎつけられました。今回、今まで描いた絵本原画の中では、最も作画に時間を要しました。特に、人物・動物・建築物の登場数の多さと、中国伝統民族衣装の細部までの描写に、最も神経を使い、疲弊しました。しかしながら、多分、私の絵本史上、最高に美しい”美人像”が描けたのではないかと、おおよそ満足しています。
 この後、少し時間を置いてから、じっくりと絵本原画の全体の流れを再確認し、違和感・問題がなければ、制作完了となります。ただ、「題名」が決まったら、手描きで描く予定ですが、これは、1週間もあればできるでしょう。

 我が子の如きこれらの絵達が、良き「絵本」に生まれ変わり、中国や日本や世界中の、多くの子ども達・青年達・大人達に楽しまれる事を願っています。そして、このコロナ禍で翻弄される現世において、絵本作品を通して、多くの老若男女・善男善女に、輝ける命の美しさ・大切さを感じ取っていただけましたら、嬉しい限りです。🥰


12月29日

 今年は新型コロナウイルスの猛威が起こり、世界中の誰もが、とても大変な一年となりました。私も、講師を務める絵画教室が2~3か月間も閉鎖され、本年1月頃には刊行予定だった中国向け新作絵本『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字)の発売が1年も延期されたままで、ただでさえ貧乏画家なのに、一時期は、さらに厳しい経済状況となり困惑しました・・・。
 今年は当初から、展覧会・イベント・取材旅行の予定をほとんど入れていなかったので問題は少なかったのですが、それにしても、私にとって十数年ぶりの、展覧会・イベント等の対外活動の少ない一年になりました。
 ただ、この5年余りは、美術大学講師や美術団体理事・委員長 等での雑務や会合・懇親会が多過ぎて、なかなか制作に集中できないというジレンマに始終悩まされてきましたので、今年は絵画教室以外はほぼ制作のみに集中できたという意味では、私にとっては、絵師として幸せな一年であったとも言えます・・・。

 昨日、中国向けの”絵本”原画の自己記録用の撮影をして、その後と今日、アトリエ周辺の簡単な大掃除をして、一応、仕事納めとしました。ただ年末年始も、時間さえあればボチボチと、次回「絵本」作品の”ラフスケッチ”の仕上げを進めておかねばなりません。次回作はオリジナル大作絵本の計画で、今までの私の絵本作品以上の最高傑作絵本にするべく、最大限の気合を入れて取り組んでいます。😤
 その他、次回絵本作品の本画制作が始まるまでに、「日本画」の単品・数枚を描き進めておかなければなりません。また、大垣祭り「天井画」の原案考察も進めねばなりません。やる事は山のようにあります。来年も更に制作に邁進できますよう、厳しい世相ではありますが、そう切に願っております。

 今日の夜10時から、テレビ朝日で「天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 ~天空に佇む12の村~」が放送されるそうで、面白そうですね~。ヒマラヤのチベット族・チベット文化圏には、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)そのままの世界が現在も生きています。ぜひ、絵本と合わせてお楽しみ下さい~。
 今年一年、大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。来年が、平和で豊かな一年になります事を祈念して、今年のフェイスブックを終えようと思います。皆様、くれぐれも御身大切に、良いお年をお迎え下さい。

絵本『青蛙緑馬』表紙絵本『青蛙緑馬』 (浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字)

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』 (岩波書店)


2021年1月4日

 明けましておめでとうございます。皆様、旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
 厳しいご時世ですが、本年が良い年になります事を願っています。本年も、よろしくお願いいたします。🤗


1月6日

映画マガジン FILMAGA 
 なぜ『ゲド戦記』が再上映作品に選ばれた?“親殺し”に込められた意味や、もう一度観るなら注目しておきたい点を深掘り考察【ネタバレ解説】

 「一生に一度は、映画館でジブリを。」のキャッチフレーズで2020年6月26日(金)より、全国372館の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』の再上映が実施されました。・・(中略)・・映画『ゲド戦記』には原作と原案という、似たようなクレジットが二つ存在していることがあります。原作は前述の通り同名の小説なのですが、宮崎駿が1983年に出版した「シュナの旅」という絵物語を原案としている映画でもあるのです。・・・「シュナの旅」は、もちろん宮崎駿のオリジナル作品なのですが、宮崎駿監督自身はチベットの民話である「犬になった王子」という作品をベースにしていると書いています。・・・(後略)

https://filmaga.filmarks.com/articles/59964/

 ジブリアニメ「ゲド戦記」の原案になった絵物語「シュナの旅」(宮崎 駿/徳間文庫、「風の谷のナウシカ」等の宮崎 駿 アニメ作品の原点とも言われています)の原話は、私が絵本化したチベット民話『犬になった王子』(君島久子 文/岩波書店)なのです。まだ読まれていない方は、ぜひ、この機会に、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(君島久子 文、後藤 仁 画/岩波書店)を映画・絵物語と合わせて、ご覧ください。とても興味深く、面白いと思います。

○岩波書店 公式サイト 『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html


1月6日

 中国向け新作絵本の”第二弾”は旧年中に全場面を完成し、自己記録用の撮影も済ませました。今回は、完成する度にパネルからはがしながら作画を進めたので、絵本全体の流れをつかむのが難しかったのですが、おおよそ違和感もないので、これで良しとしました~。🤗

 新年早々に、続く中国向け新作絵本”第三弾”の「ラフスケッチ」の仕上げに取り掛かっています。いつもより詳細なコマ割り・ラフスケッチになったので、思ったより時間がかかっています。編集部に原画を引き渡す予定の、来週初めには完成させたいのです。
 この絵本は、私の作/絵によるオリジナル物語となります。絵本第二弾の延長線上にある内容となりますが、更に凝ったストーリー展開、誠に壮大な歴史物語絵巻になる計画です。描くのには更なる困難が予想され、2年近くを想定していますが、とても楽しみで、今から腕が鳴っています~。💪


1月10日

 中国向け新作絵本”第3弾”は、本日、「ラフスケッチ(コマ割り風)」を完成させました。およそ、2カ月半かけて、かなり詳細なラフが描けました。とても素晴らしい作画イメージが浮かんできています・・。誠に美しく壮大かつ深遠な作品になりそうな予感ですね~。 ヽ(^。^)y


1月12日

 本日、中国向けの「絵本」(第2弾)の原画18点を、出版社・編集者に引き渡しました。大切な我が子を実家から見送るようで、いつもながら、この時は一抹の寂しさが残ります・・・・。
 コロナ禍という、なかなか厳しい時節でもあり、中国向け絵本・第1弾『青蛙緑馬(チベット民話)』の発売も、もう少し時間がかかるようです・・・。産みの苦しみとも言いますが、この厳しき時期を過ぎると、きっと良い季節も訪れるだろう事を祈りながら、作品創作の手綱だけは緩める事なく、常に画道に精進していこうと思うのです。
 きっと素晴らしい「絵本」になって、帰って来いよ~。 ( ;∀;)ノ
 いつまで自身の命が続くのかは分かりませんが、美しい世界を信じて、どこまでも美しい世界を創造していこうかな~~。


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テーマ : 絵本・制作・イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-12-12

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ③

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は特に、現在、取り組んでいる中国向けの「新作絵本」制作の、完成へ向けての軌跡が多く綴られています。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                ★

2020年11月6日

 中国向けの新作絵本『青蛙緑馬』の出版準備は既に整い、あとは、新型コロナウイルスの状況をみて、年末・年始辺りの出版時期を待つのみです。
 続く、新作絵本・第二弾の原画制作は、あと4枚を残すのみ。内3枚は7~8割の完成状況です。
 さらに続く、中国向け新作絵本・第三弾!。今回は、オリジナルストーリー(創作絵本)に挑戦!! 現在、ラフスケッチ作画を進めている所ですが、とても面白くて壮大で、血沸き肉躍る、誠に素敵な「絵本」になりそうな気配~!!!。これは、私の今までの最高傑作絵本になるかも知れませんよ~!!!! ヽ(^o^)丿~~☆ ワ~~ィ
 

11月7日

AbeBooks
”Prince became a dog - Tibetan folklore”

https://www.abebooks.com/Prince-became-dog-Tibetan-folklore/30048571558/bd
https://www.abebooks.co.uk/Prince-became-dog-Tibetan-folklore/30048571558/bd
https://www.abebooks.de/9784001112429/Inu-natta-oji-Chibetto-minwa-4001112426/plp

 AbeBooksという海外のサイトでも、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話 ”Prince became a dog - Tibetan folklore”』(岩波書店)を扱っているみたいです。
 ネット時代は、まさに国際化の時代ですね~。 ('ω')ノ

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)


11月9日

 中国向けの新作絵本制作は、「表紙」「第14場面」「第15場面」の最終の詰めの段階です。
 この辺りに来ると極めて神経を使い、疲労困憊なのですが、段々と完成が見えてくるので、実に嬉しい局面でもあります。
 「第14・15場面」合わせて、1~4cm程の微細な人物・動物が、およそ200人・匹位いて、その一人一人の顔・体・衣装 等を極細の墨線で描き起こしていきますので、気がおかしくなりそうになります~。しかし、そこがまた、絵を描く醍醐味でもあるのです。
 全集中を越えた、この”究極集中”ができないと、最高の絵は描けないのです。


11月13日

 「美術品の修復でまたも失敗が・・・」という記事が出ていますが、これらは失敗という以前の問題です・・・。
 「餅は餅屋」とも言いますが、本来、美術の専門家で無い人に、美術品修復や新調を依頼する事自体が不可能なのです。
 近年、「芸術・美術」を「アート」と言い換えて、誰でも気軽にできる事のように、どこか安易にとらえている風潮があるように感じますが、芸術・美術の世界は本来、極めて深遠で、困難で、専門性が必要なのです。
 近年の日本の日光東照宮の修復等でも、あまり、修復家・修復職人が育っていないように私には感じました・・・。愛知県~岐阜県辺りの、からくり人形の修復・復元は、この数十年、一手に伯父の後藤大秀さんが担ってきました。しかし、伯父が亡くなられた今、名だけではなく、本当に高い実力のある、からくり人形職人は、残念ながら、いなくなりました。
 私が専門とする「日本画」「絵本原画」の世界もしかりです。ただ売れたという事実や、一時の流行や、作家のキャラクター・パフォーマンスだけに左右されるのではなく、一般大衆や画商・出版社編集部等も高い審美眼を養い、本当に画力と気概のある作家に作品をご依頼されないと、残念ながら、日本の芸術・美術のレベルも下がる一方になってしまいます。

美術手帖 ─ スペインでまた美術品の「修復」失敗事件が発生。なぜ多発?
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/23063


11月13日

 中国向けの新作絵本制作は、この一週間程で、「第14場面」の最終的な詰めを進め、95%余りの完成度まで追い込みました。息が止まる程の緊張した細密描写が続き、息も絶え絶えですが、何とかあと、ほんの一息で「第14場面」は完成です。
 作画の緻密さ・困難さに、なかなか筆が進まず、「第14・15場面」だけで2カ月余りかかっていますので、この「第14場面」は今週中に完成させたかったのですが、間に合いません。しかし、「第15場面」も8割近く完成し、同じく8割弱完成している「表紙」も合わせて、絵本原画の完成まであと少しです。「後ろ扉」が残っていますが、ここはエピローグですので、作画は、そこまで困難ではないと思います。
 今回の絵本作品は、人と動物と建造物の数と緻密さにおいて、今までの私の作画絵本の中でも最大値ですので、描画は困難を極めています~。しかし、その甲斐もあって、また、すごいものを創ってしまっているのかも知れませんよ・・・。 (@_@)~~


11月17日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、ようやく、「第14場面」が完成しました。最終的には、全場面の調子を見て、最後に少し加筆するかも知れませんが、とりあえず完成です。
 この場面は登場人物・動物・建物の数が一番多くて、作画には2カ月以上かかり、労力的には、一番大変でした。画の魔神に魅入られたのか、どこまでも細部にこだわり過ぎて、気が付くと、いつまでも永遠に、描き続けそうになります・・・。他の場面との調子を合わせるためにも、この辺で終了としました。
 「絵画」は細部に真実が宿るとも言います。これだけ執拗に描き込めば、小さな画面ながら、迫真的真実性が出てくるというものです。


11月18日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第15場面」を墨で描き起こしました。これは本当に疲れ果てる作業なのですが、墨での線描は「日本画」の見せ場・真骨頂でもあり、とても大切な工程なのです。この場面は、あと残り2割程度で完成ですが、ここからの仕上げが最も重要なので、気は抜けません。
 今日から、「後ろ扉」の下図(大下図)にも取り掛かりました。この場面で、この「絵本」の全ての場面になります。つまり、あと「表紙」「第15場面」「後ろ扉」の3枚を完成させると完了です~☆。
 続く新作絵本の「ラフスケッチ(小下図)」は、面白い案がどんどん沸々と湧いてきて、今、6~7割方進んでいます。文章の手直し(推敲)と並行して、良い感じで進めています。
 作品のイメージを膨らませていく、この工程は、誠にワクワク・ドキドキで、楽しいね~~。(^_-)-☆


11月25日

 本日、中国向けの新作絵本制作は、最終場面「第15場面」が完成!! 秋の実りの中、多くの善男善女が幸せをかみしめています~💛 。
 今日は気合がマックスに上がり、”全集中”をはるかに超えた、”究極的完全集中”の呼吸にて、描く事ができました。極細の墨線が、意のまま・おもむくままに動きます~。これは間違いなく、”画神”が宿っていたのでしょう。 <(@_@)丿
 しかし後は、エピローグ「後ろ扉」(現在、下図の段階)と、最も重要とも言える「表紙」(現在、8割程の進捗状況)が残っています。最後まで気を抜く事のないよう、全身全霊で創作に当たります。


11月26日

 中国向けの新作絵本制作は、「表紙」の主人公の貴婦人の衣装文様を、再度、岩絵の具で描き起こしました。この細密描写は、酷く疲れます~。肩が凝る~~。 (@_@)丿
 この感じだと、「表紙」はまだ7割位の進捗具合かも知れません。完成までには、まだ2週間はかかりそうですね・・・。
 表紙の衣装は、文様が特に複雑なので、描くのは殊更大変です。岩絵の具は粒子が粗くて、筆運びが難しく、描くのにはコツがいります。さらに、冬場はすぐに膠が固まるので、絵皿を少し温めながら、描き進めなくてはなりません・・・。そんな作業の連続は、とても疲弊します。
 墨線描写には最も集中力が必要ですが、細密彩色は最も根気が必要になるのです。まさに、我慢のしどころです。🥴


11月30日

 中国向けの新作絵本制作は、この数日をかけて、「表紙」の究極的美人を描き込んでいます。かなりの密度で描き詰め、現在、8割強の完成度ですかね・・・。しかし、この最終段階の描写は、何故だか、異様な程に疲れますね~~。(@_@)y
 後は、金泥(純金の粉)をさし、墨線で顔を中心に全体を描き起こし、色彩を調整して、完成に向かいます。
 いよいよ画面には、絶世の美人像が現われてきました。これは、もう既に、私の画力のみには非ず。・・・人知を超えた、神霊(画神)のなす技とも申しましょうか~。そんな高貴なる美麗なる姿が、浮かび上がっています・・・。


12月1日

 タレントボックス「西郷輝彦」Twitter画像というサイトにも、俳優・西郷輝彦さんの、拙作絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)へのご投稿が、掲載されていました。
 拙作絵本をご覧いただき、心より感謝申し上げます。

https://talent-box.jp/person/t?id=7182


12月2日

 昨日は、日本画画材のセールと絵本作家・浜田桂子さんの個展があったので、都心に出ました。先月、1月以降で初めて都心の上野に出て、東京藝術大学デザイン科の講義をしましたが、都心に出るのは、それ以来です。
 私は絵画を多くの皆様に教える立場上、新型コロナウイルスの感染には十分に注意しています。それゆえ今年は、日々の制作が多忙な事もあるのですが、他人の展覧会訪問は全て遠慮させていただいてきたのです。しかし、最近、テレビでも話題となっている絵本作家・浜田桂子さんには、童美連その他で何かとお世話になっているので、特別に個展へ訪れました。国内外の子どもさんを描いた、浜田さんらしい、優しくて感じのよい作品が見れました。

 個展の前に、上野界隈の老舗日本画画材店3店(得応軒、金開堂、喜屋)に立ち寄り、それぞれ必要な画材を補充しました。日本画の画材は高価なので、少し買うとすぐに数万円を超えてしまい、いつも思った様に画材をそろえられないのは歯がゆい所です。これも貧乏画家の宿命ゆえ、仕方ありません・・・。私の師であり、近現代日本画全盛期に生きた日本画の大家である後藤純男先生は、確か、一度で400万円程をまとめて購入する(どれ位の頻度かは聞いていませんが)と、生前おっしゃられていましたが、そんな豪傑の日本画家は現在、数人いるか・いないかでしょうね~。
 学生時代から好んで使用してきた「瑞龍」という安くて良い墨を作っている、墨製造の老舗企業の榮壽堂が、10年位前に廃業していたと画材店で聞き、驚きました。まだ売っていたので気付かなかったのですが、それらの墨は画材店に残った分だったのです。
 数年前には三千本膠の製造所が後継者不足等で廃業し、市場から三千本膠が無くなり、とても困りました。その後、新たなメーカーが製造法を復活して、何とか今は、新三千本膠が使用できています。
 和紙製造業も後継者不足は深刻らしく、年々、雲肌麻紙等の和紙が値上がりして、今では学生時代の倍近くになり、ますます画家稼業も厳しくなるばかり・・・。

 極めて質の高い画材を用い、丹念な手わざを駆使して、時間と心を込めて”絵”を描く愚直な作家は、本当に私達の世代で最後になるのかも知れませんね。この後の時代は、美術・デザイン業界のデジタル・IT効率化の流れと、純粋美術業界・画壇の著しい衰退傾向の中、本当に優れた日本画等の純粋美術作家が登場する条件は、全くの皆無に近いです。
 今、私も、創作に精一杯精進して、良い作品を日本画一枚でも・絵本一冊でも残しておかなければ、次の時代の日本が実質的文化不毛時代となるのではないかと、本当に心配し危惧しています。私の命ある限り、制作に全身全霊、打ち込みたいと、なおさら思いは強くなるばかりです。


12月4日

 中国向けの新作絵本制作は、「表紙」のヒロインの美女に、金泥を入れました。金泥の上には彩色するのが難しいので、通常、ほぼ完成に近づいてから使用します。すなわち、いよいよ完成が近づいたという事なのです。およそ9割の完成、あとは墨で最後の描き起こしと、彩色の微調整です。
 今回の作品は、様々な厳しい作画条件を、あえて自分自身に課しました。作画上における自己を、いじめて、いじめて、いじめ抜いて、更なる芸術の高みを目指すのです。人物・動物・建築物の数の多さ、極めて細密な描写、金泥の多用、等々・・・、困難な条件ばかりです。金泥(1号金)は0.4gで4000円以上します。普通に考えると、絵本の原画に用いるのは、狂気の沙汰です。でも私は、ただひたすらに最高の品質を求めたいのです。
 しかしながら、作画は想像以上に苦難の連続となり、さすがに疲労困憊です~。今年中には何とか、この「表紙」と「後ろ扉」を完成させたい思いで、懸命に踏ん張っています。
 それでもなお、絵を描くのが心底好きな変態の私は、こうして絵を描ける事が最高に幸せなのです~~。 ヽ(@o@)丿 ヒェ~~ィ!!


12月6日

 昨日、NHKスペシャル「神保町ブックハウスカフェ」が出ていましたが、このコロナ禍において、児童書店も、とても厳しい状況なのだと知りました。
 そうでなくても、この十数年程は、日本における出版不況と少子化の上、デジタル社会化・ネット書店の台頭もあり、全国の児童書店は厳しい経営環境だとは聞いていました。これまでにも、各地で老舗・有名児童書店が続々と閉店しています。ブックハウスカフェも、数年前に経営難になり、経営陣を刷新して、カフェを併設しての再出発となったばかりです。先日、店長の茅野さんが、松本人志さんがMCの民放テレビ番組にご出演されているのを、たまたま見かけたりしたので、順調にやっているのだと思っていました。

 昨年は、私が展覧会実行委員会委員長となり、童美連(日本児童出版美術家連盟)主催の「大型展覧会」をブックハウスカフェで開催し、ブックハウスカフェの社長の今本さんや店長の茅野さんには、とてもお世話になりました。
 私はその後、色々あって、童美連を離れる事になりましたが、この後も童美連や絵本作家個人個人が、ブックハウスカフェ等の児童書店に積極的に協力していこうと、作家の皆さんで話していたところです。昨年の童美連展開催時には、ブックハウスカフェでは、夜間のバーやイベント開催等を増やして、何とか経営は安定し、軌道に乗りかけていると伺っていましたが、その矢先の、この新型コロナウイルスの洗礼ですから、誠に大変です・・・。

 岩波書店の絵本は書店の買い取り制なので、置いている書店は大型チェーン店等に限られ、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も、残念ながら、神保町ブックハウスカフェには置いていませんが、絵本はネット書店だけで購入されるのではなく、ぜひ、お近くの児童書店にお子さんと一緒におもむいて、絵本を手にとって、本当に良い絵本を選ばれる事を、いちばんお薦めします 💛。
 最近は、テレビの偏った情報等に左右され、ほんの一部の作家の軽々なマンガ的絵本や、芸能人が作った流行的・企画もの的絵本ばかりが話題になります。真実の芸術のプロ、・・・一生を創作にかける本当の画家が精神を込めて描いた、本当に良い絵本を、軽薄な情報だけに頼らず、ぜひ一人一人の目と心で確かめて、お子様・お孫様に与えてあげて下さい。その絵本は、きっと、その子の一生の宝物となり、感性をより良く刺激し、成長の過程で、大いに意味のあるものとなる事でしょう。

〔画像は、『童美連創立55周年記念 こどもの本の画家たち展』(展覧会実行委員会委員長:後藤 仁) ブックハウスカフェの今本さん・茅野さん、童美連の皆様と/2019年10月25日~11月6日 神保町ブックハウスカフェ、千代田区〕
ブックハウスカフェ『童美連創立55周年記念 こどもの本の画家たち展』 (神保町ブックハウスカフェ)


12月8日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「裏表紙」のヒロイン像をほぼ完成させました。
 いつもの私の絵本作画の場合、「表紙」は見開き一枚で、絵画的に描くのですが、今回の絵本では趣向を変えて、「表表紙」と「裏表紙」を分けて、民族衣装の異なる同一人物を描いています。これにより、絵本ならではの装丁におけるデザイン性の面白さを、最大限に活かそうと考えました。さらに、両民族を取り持つヒロインの貴婦人の、両義性を表現しようと試みました。
 あと3日で、「表表紙」のヒロインを、じっくりと、しっかりと、納得いくまで描き上げられたらと考えています。


12月9日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表表紙」のヒロイン像の墨線を全体的に描き起こしました。日によってはわずかに手がぶれる時もあるのですが、今日は集中力が最大限に増し、1mmの十分の一以下の極細の線が、ほぼ思うように引けました。これぞ正に、究極の神業的全集中というものでしょうね!! 
 私の絵本史上、最高ともいえる、究極の美人像が表出されています~~。 <(♡_♡)丿
 残る最後の一枚「後ろ扉」の下図を完成させ、転写~骨描き~胡粉塗り、と進めました。今日は、予定していた2日分の仕事ができて、最高レベルに気合が乗りました~。🥰


12月10日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表表紙」の美人像の金泥に上塗りして輝きを増させ、目元等の墨線を微調整し、衣装の彩色を微調整しました。これで95%余りの完成となり、あとは墨線での最終的な微調整と、「裏表紙」の装飾部分の色調整をするのみです。
 気合が入り過ぎ、テンションが上がり過ぎて、オーバーヒート状態に至り、もう少しで、頭がいかれそうになりました~。本当に、頭の毛細血管が少し切れているかも知れませんね~。 (@_@)丿
 ただ、その甲斐があってか、この世の者とも思えぬ、高貴で極めて美しい女性像が描けました。数十年も絵を描いてきても、なかなか納得いく出来は稀有なのですが、今の私の実力からすると、おおよそ満足のいく出来になったでしょうか・・・。
 しかし、まだまだ、更なる芸術の高みを目指して、命を削りながら、満身創痍にて、創作に打ち込まねばなりません。


12月11日 午後4時頃

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表紙」が完成しました!!。7月末から「表紙」を描き始め、4ヶ月余りをかけて、ようやくの完成です。随所に複雑・緻密な超絶技巧・技法を駆使し、凝りに凝った作画となりました。その為に、作画は困難を極め、予定以上に時間を要しましたが、想定していた通りに、いや、それ以上に、失敗もほとんど無く、拙劣な私にしては、上手く描けたのではないかと思います・・・。何よりも、美しい物を美しく描けたのは、本当に嬉しい事なのです。
 少なくとも私は、近年の日本の「絵本」で、このような懇切丁寧な描画作品を見た事がありません。しかし、未来を担う子ども達への、大人からの”贈り物”とは、本来、大人でも十二分に堪能できる程の、高度・高尚な作品でないといけないのです。

 とても疲れました・・・・、今日はこの後、少し休憩してから、残る一枚「後ろ扉」の彩色を進めたいと思います。

 あぁ、この絵が無事に印刷されて、「絵本」になるのが楽しみだ~。 (^。^)y

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-11-03

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ②


 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                ★

2020年10月16日

 中国向けの新作絵本制作は、数日をかけて、「表紙」と「第14・15場面」の彩色を進め、ようやく「表紙」は6割強、2つの場面は5割強の進捗具合です。難しい最終局面にきていますので、作画は極めて慎重に進めており、疲労は溜まる一方です・・・。
 日々、色々な事象があり過ぎて、集中力を維持するのも大変なのですが、伯父・後藤大秀さんのお言葉を借りれば、「毎日、出来る時に、少しずつ作品をなぶっとるで~」といった感じです。進展は遅々としていますが、丁寧に確実に、粛々と描き進めています。
 完成まではあと一息ですが、私の人生における悲喜こもごもが表出された、誠に美しい絵本に仕上がると思います。


10月17日

 昨日、後半しか観ていないのですが、絵本作家の いわむらかずお さんがNHKテレビ「ネタドリ」に出ていましたね(後日、再放送で全編を拝見)。
 私が実際にお会いした絵本作家の中では、いわむらかずお さんが画力(デッサン力)・絵本的思想において特に優れており、尊敬できる方だと感じました。いわむらかずお さんは、東京藝術大学の大先輩でもあります(いわむら さんは工芸科、私は絵画科日本画専攻ですが)。

いわむらかずお さん第35回「子どもの本と文化の夏の集い」2017年8月19日(この本だいすきの会 主催/市川グランドホテル) いわむらかずお さん と私

浜田桂子・いわむらかずお絵本原画展ツアー「浜田桂子・いわむらかずお絵本原画展」2015年7月23日(いわむらかずお絵本の丘美術館) いわむらかずお さん、浜田桂子さん、藤本四郎さん、池田あきこ さん、小泉ルミ子さん、高木さんご さん 他、と私


10月19日

堺市立図書館「読書感想文のためのおすすめ図書」 ◆小学校低学年向け ─ 絵本◆
https://www.lib-sakai.jp/kodomo/booklist/osusume01.htm

 私の故郷・堺市の図書館でも、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)がおすすめに挙げられています。
 今のコロナ禍の困難に時代にも、子ども達に勇気・元気を感じていただける、素晴らしい名作物語絵本です。このチベット民話は、宮崎 駿さんの絵物語「シュナの旅」の原話になった民話としても知られています。ぜひ、図書館で書店で手に取ってご覧下さい。

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)


10月22日

 芸能ゴシップ'超'データベース Killy というサイトによると、「日本画家」関係の注目度ランキングでは、長い間、私・後藤 仁第1位を継続しています。中には日本画家とは言えない人や、ほぼ聞いた事がない人も混じっているので、多分、botによるネットアクセス数の自動集計なのでしょうが、このデータがどこまで正確なのかは不明です。
 ちなみに現在、私の場合は、「絵本作家」関係では第2位、「美術家」関係では第3位という集計もあります(日毎にランキングは変化しています)。「美術家」関係には、伯父でからくり人形師の後藤大秀さんも登場します。
 何ともこれは、奇妙で不思議なサイトですが、まあまあ楽しめるので良しとしましょう~。 (@_@)

芸能ゴシップ'超'データベース Killy
 後藤仁に関わる噂や評判、印象データをまとめています。
後藤仁に対する評価・印象は、1位 実力派(37%)、2位 話題(28%)、3位 愛すべき(14%)、4位 賢い(10%)、5位 憧れ(9%)であると考えられます。
https://killy.biz/star/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E4%BB%81

芸能ゴシップ'超'データベース Killy「日本画家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「土屋秋恆」、4位は「吉田翔」、3位は「井上稔」、2位は「高橋天山」、注目の1位は「後藤仁」です。
https://killy.biz/star/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%BB%E5%AE%B6

芸能ゴシップ'超'データベース Killy「絵本作家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「Cocco」、4位は「深見東州」、3位は「谷川俊太郎」、2位は「後藤仁」、注目の1位は「大塚愛」です。
https://killy.biz/star/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E4%BD%9C%E5%AE%B6

芸能ゴシップ'超'データベース Killy「美術家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「赤塚りえ子」、4位は「ろくでなし子」、3位は「後藤仁」、2位は「石井竜也」、注目の1位は「伊勢谷友介」です。
https://killy.biz/star/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%BE%8E%E8%A1%93%E5%AE%B6

〈後日、10月25日時点の確認では、各ジャンルで、1位・2位・5位等にランキングされていました〉
「日本画家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「吉田翔」、4位は「篠田桃紅」、3位は「中路融人」、2位は「天明屋尚」、注目の1位は「後藤仁」です。
「美術家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「八木正夫」、4位は「ろくでなし子」、3位は「石井竜也」、2位は「伊勢谷友介」、注目の1位は「後藤仁」です。
「絵本作家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「Cocco」、4位は「深見東州」、3位は「谷川俊太郎」、2位は「大塚愛」、注目の1位は「後藤仁」です。
「1968年生」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「佐々木主浩」、4位は「菊池桃子」、3位は「渡部篤郎」、2位は「後藤仁」、注目の1位は「大浦龍宇一」です。
「センスがある」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「後藤仁」、4位は「工藤静香」、3位は「中川翔子」、2位は「蛭子能収」、注目の1位は「渡辺謙」です。


10月22日

赤穂市立美術工芸館 田淵記念館
 <特集展示のご案内>

「郷土ゆかりの画家たち 
 ─赤穂ゆかりの画家たちが描いた日本画─ 展」


2020年11月11日(水)~2021年1月21日(木)
 ※12月16日(水)から一部展示替えとなります

 赤穂市では、江戸時代以来、多くの日本画家を輩出してきました。
 今回の展示では、朝廷から「法橋」の位を叙任された長安周得とその弟子の北條文信や、幕末から明治にかけて京都画壇で活躍した鈴木派の鈴木百年・松年親子から、現代の室井澄氏、後藤 仁氏までを展示いたします。
 赤穂ゆかりの日本画家たちが描いた日本画が一堂に会するこの機会を、是非御堪能ください。

 私が赤穂市に寄贈した、日本画作品「精華(インド舞踊)」(F50号)も展示されるようです。お近くの方は、ぜひ足をお運びになり、作品をご覧下さい。

「精華(インド舞踊)」後藤 仁日本画作品「精華(インド舞踊)」(F50号) 後藤 仁

◆展示説明会◆
 日時/2020年12月20日(日)午後2時~
 場所/当館展示室
 説明/当館学芸員

 開館時間 9時00分~17時(入館は16時30分まで)
 休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日振替)
 入館料 大人200円・小中学生100円(特別展期間中は別料金) 
 ※団体30人以上2割引、100人以上4割引
 ※赤穂市内に居住する65歳以上の方は5割引
 ※ココロンカード利用可
 ※身体障害者割引あり

赤穂市立美術工芸館 田淵記念館
 〒678-0215 兵庫県赤穂市御崎314-10
 TEL・FAX/0791-42-0520
  E-mail/info@ako-art.jp

 http://www.ako-art.jp/%e4%bc%81%e7%94%bb%e5%b1%95%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/


10月22日

 芸能ゴシップ'超'データベース Killy というサイトによると、下記のランキングでも、何故か私・後藤 仁が、渡辺 謙、大沢たかお、石井竜也、ポール・マッカートニー、セリーヌ・ディオン、松本人志、所ジョージ、松本零士、萩尾望都、小池百合子、清原和博、山中伸弥、・・・等々の、格別著名な芸能人・俳優・ミュージシャン・漫才師・漫画家・政治家・スポーツマン・学者 等に混じって、掲載されています。こうなるとまさに、このデータも怪しい限りですが、面白いといえば面白いので、良しとしましょう~ ヽ(^o^)丿。

「センスがある」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
https://killy.biz/star/tag/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B
「兵庫県出身の人物」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
https://killy.biz/star/tag/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%87%BA%E8%BA%AB%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9
「大阪府出身の人物」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
https://killy.biz/star/tag/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E5%87%BA%E8%BA%AB%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9
「1968年生」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
https://killy.biz/star/tag/1968%E5%B9%B4%E7%94%9F

〈後日、10月25日時点の確認では、各ジャンルで、1位・2位・5位等にランキングされていました〉
「日本画家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「吉田翔」、4位は「篠田桃紅」、3位は「中路融人」、2位は「天明屋尚」、注目の1位は「後藤仁」です。
「美術家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「八木正夫」、4位は「ろくでなし子」、3位は「石井竜也」、2位は「伊勢谷友介」、注目の1位は「後藤仁」です。
「絵本作家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「Cocco」、4位は「深見東州」、3位は「谷川俊太郎」、2位は「大塚愛」、注目の1位は「後藤仁」です。
「1968年生」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「佐々木主浩」、4位は「菊池桃子」、3位は「渡部篤郎」、2位は「後藤仁」、注目の1位は「大浦龍宇一」です。
「センスがある」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
5位は「後藤仁」、4位は「工藤静香」、3位は「中川翔子」、2位は「蛭子能収」、注目の1位は「渡辺謙」です。


10月23日

 ここしばらく、次回絵本作品の構想・文章を練っていたりして、新作絵本の作画は遅々としています。それでも、「表紙」の彩色・描き起こしを徐々に進め、現在、7割程の進捗状況です。超極細の墨線で描き起こすのには、常人には不可能な程の、尋常でない精神集中が必要です。
 いよいよ、「表紙」の貴人の美人像は、世にもまれな美しさをかもし出してきました~。時々、何故、俗世に生きる凡庸な私の手から、このような美しい”玉”が生み出されるのか、不思議になる時があります・・。これぞまさに、”画神(芸術を司る不可思議な神霊)”のなす業としか言いようがありません・・・。


10月24日

 次回の”絵本新作”の構想がおおよそ固まり、本日から、いよいよ、「ラフスケッチ」(日本画でいう小下図)を描き始めました。この絵本の設定はますます壮大で、年内にも出版予定の新作絵本『青蛙緑馬』や、今描いている新作絵本より、さらに作画には困難を予想され、時間もかかりそうです。
 後藤 仁 ワールド全開で、全身全霊、精魂尽き果てるまで、描きつくそうと思います。 ヽ(@_@)丿


10月24日

大人へ絵本memo ~犬の~|ねこよんこごころっこ|note
https://note.com/cat405/n/n2017bf02d975

 ブログにて、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご紹介いただき、誠にありがとうございます。今後とも拙作絵本をよろしくお願いいたします。


10月26日

 中国(中華人民共和国)のサイトは独自に発達していますが、「WeChat(微信)」「捜狗」その他にも、私(後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO)に関する記事を、数多く見付けられます。
 主な記載の一部を挙げてみると、こんな感じです~。

         *

西行漫记 | 日本宝藏绘本画家们的“真实面目”大揭秘!
https://so.html5.qq.com/page/real/search_news?docid=70000021_0465e1448d997214

后藤仁 艺术 - 搜狗英文
https://english.sogou.com/english?query=%E5%90%8E%E8%97%A4%E4%BB%81

后藤仁的相关微信公众号文章 – 搜狗微信搜索
https://weixin.sogou.com/weixin?type=2&s_from=input&query=%E5%90%8E%E8%97%A4%E4%BB%81


10月26日

 かなり前にも何度か見かけたサイトですが、「知名度.NET」という奇妙なサイトによると、私・後藤 仁の推定知名度は0.58%だそうです。データは2016年までしかないので、けっこう古いサイトです。
 私・後藤 仁は、「日本画家」で75番目に有名、「日本の絵本作家」で43番目に有名、等となっています。日本画家には物故作家が大多数、絵本作家には絵本作家とは言えないジャンルの人も多く入っていますので、本当の現存作家だけですと、これよりかなり上位になる事になります。
 0.58%の知名度という事は、日本人のうち約73万人が私を知っている事になります。それほど知られているとは到底思えませんが・・・。また、初絵本を出版した2013年以降の方が、私の知名度は上昇しているはずなのに、データには反映されていません。
 「芸能ゴシップ'超'データベース Killy」に比べたら、まだ正確なように思えますが、それでも十分に怪しい数字ですね~。 ('Д')丿

https://jp.xn--eqro0w6nu.net/detail/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E4%BB%81


10月27日

NHK 「動画で見るニッポン みちしる」─ 大垣祭の軕行事 市民が守ってきた13の軕(やま)
https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004500471_00000

 「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 天井画(天井絵)制作が、いよいよ始まります!!。
 大垣祭りは、2015年に国指定重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された、日本を代表する盛大なお祭りの一つです。布袋軕再建は、文化庁からの文化財保存事業費/国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金の交付を受けての、大垣市の文化振興・文化財保護整備事業として、大垣祭保存会の主導による大垣市・大垣市教育委員会を挙げての大型復元事業となります。
 布袋軕は今後、3年間をかけて、完全復元新調を目指す計画で、私はその締めくくりとなる、布袋軕「天井画(天井絵)」を一人で描きます。
 絵師(日本画家・絵本画家、からくり人形師・後藤大秀の甥)後藤 仁


10月28日

ほんわか暮らし ─ 赤穂「あこうぱん」兵庫県赤穂市の有名なパン屋さん
https://honwaka964.com/akoupan/

 赤穂市のパン屋「あこうぱん」に関するブログ記事ですが、たしか私の親戚が赤穂でパン屋をやっていたような記憶があります・・・。関係あるのかな?
 画像には、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)『おしゃかさま物語』(佼成出版社)が写っていますが・・・。


10月28日

あそぶろぐ ─ あそぶっくらぶ  魔法のじゅうたん
https://asobookblog.blogspot.com/2019/11/blog-post_1.html?m=1

 読み聞かせに、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご活用いただき、誠にありがとうございます。今後とも、後藤 仁 作品をよろしくお願いいたします。


10月28日

 ザ・テレビジョンの西郷輝彦さんのページにも、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)への、西郷輝彦さんの”Twitterつぶやき”をご掲載頂いています。多くの方々に拙作絵本をご購読いただけて、誠に有難い事です。
https://talent.thetv.jp/person/0000002629/


10月28日

 中国向けの新作絵本制作は、この数日で、「第14・15場面」の彩色と描き起こしを進め、およそ7割の進捗状況です。
 この先は最終段階の超細密描写に入っていくので、超絶に神経を使い、下手すると頭がいかれそうな程の、危険領域になります。(日本画は顔料が粗めなので、本来、細密に描くのが難しく、特殊で高度な表面処理が必要です。)
 この領域に来ると、陸上競技の短距離走と長距離走の後に、数学の難解公式を解いたような、複雑な脳と体の疲労感に襲われます。これは、とても厳しい魔の領域なのですが、また反面、極めて特殊な喜悦に至る、絵の聖域でもあるのです。
 本質的絵師とは、まさに、完全なる変人・変態なのでしょうかね・・・。😱


10月29日

後藤仁さん(日本画家・絵本画家)の学歴/誕生日 - 思い出こみゅ(思い出のコミュニティサイト)
https://omoide.sijisuru.com/Resume/info?gname=%E5%BE%8C%E8%97%A4%E4%BB%81

 こんな変わったコミュニティサイトもありました。情報は完全ではありませんが、本格的に作られていて感心しますね~。 (@_@)丿


10月29日

 私(後藤 仁/JIN GOTO)に関するサイトは、英語 等、欧米圏でも度々見受けられます。
 ここでは、目立った主なサイトを資料記録として、幾つか挙げておきます。

MESOSYN.COM Japanese Paintings Bijin-ga (Beautiful women picture) Modern Japanese Art
http://mesosyn.com/jppaints.html
Jin Goto - WikiVisually
https://wikivisually.com/wiki/Jin_Goto
About Jin Goto_ Japanese artist _ Biography, Facts, Career, Wiki, Life
https://peoplepill.com/people/jin-goto/
Goto Jin - Bio, Artworks, Exhibitions and more - Artland
https://www.artland.com/artists/goto-jin


10月30日

 中国向けの新作絵本制作は、この1週間ほど、表紙・第14場面・第15場面の彩色・描き起こしを慎重に進め、表紙は7割強、第14場面は8割弱、第15場面は7割強の進捗具合です。
 あと、後ろ扉が残っていますが、重要な場面は残す所、この3枚だけなので、特に丁寧に大切に描き進めています。
 日本画は1色毎に1枚の絵皿に入れるので、現在、100枚近くの絵皿が並んでいます。1日に20色以上使う日もあり、アトリエは皿だらけになります。日本画は、全てにおいて、なかなか大変な画材です。しかし、上手く色が出せた時には、どんな画材にもない、誠に美しい色が出るのです。
 ここから先は、より緻密な描写が続きます。これ程の丹念な仕事が、果たして本当に「絵本」に要求されるのかは不明です。しかし、これは作家の執念であり・良心であり・こだわりであり、絵本・絵画を愛する子ども達・大人達に、どこまでも真実の仕事を見せてやりたいという、絵師としての”真心”に他ならないのです。


10月31日

【Twitter・ツイッターより】
 誠に有難うございます。時代劇等を昔から拝見し、多くの感動をいただいてきた、俳優の西郷輝彦さんに、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)を読んでいただき、誠に光栄です。
 今後も、拙作絵本を大切にご愛蔵いただけますと、嬉しい限りです。

●西郷輝彦さん 公式ツイッター より
https://twitter.com/teruhikosaigo/status/1322438007325011971
●後藤 仁 公式ツイッター より
https://twitter.com/JINGOTO/status/1322440726358102017
 

11月1日

★佼成出版社・佼成ショップのネットアドレスが変わりました。現在、好評発売中です!!★

挿絵本(読みもの)『おしゃかさま物語』 (佼成出版社)
 文 本間正樹 / 絵 後藤  仁

 1100円 (税込み)  
 〔JAN・EAN 1078710010007〕
 0120-323-766(佼成ショップ フリーダイヤル)  
 03-3380-7274(佼成ショップ FAX)
 https://www.koseishop.com/c/book/jidosho/3rd-grade/3rd-grade-sonota/7871

おしゃかさま物語(佼成出版社)挿絵本(読みもの)『おしゃかさま物語』 (佼成出版社)


11月2日

 昨日11月1日は「犬の日」だそうです。私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)には、かわいくて勇敢な王子犬が登場します。この機会に、ぜひ読んでみて下さい。

https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)


テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-10-10

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ①

 私は日本画・絵本制作の合間に時々、日々のよしなし事をフェイスブック・ツイッターでつぶやきます。一画家のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家・絵師の真実が垣間見えるかも知れません。
 このコロナ禍で展覧会・イベント告知等が減った分、取り留めの無いつぶやきが増えたので、近頃、「或る清貧画家の断簡」として拙ブログにも書き留めてきました。そして、この間の精神的・経済的苦境を何とか一旦脱したところで、この後は「絵師 日々の言霊」として時折、まとめていこうと考えています。荒削りで不器用な画家の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                ★

2020年9月22日

 岡山県津山市立一宮小学校 「図書だより(図書館だより)」
http://www.ed-tsuyama.jp/ichinomiya-es/

 新しい本に、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も仲間入り。ぜひ、皆さんで読んで下さいね!!   ヽ(^o^)丿
 

9月22日

 私は、短絡的売り絵ビジネスに容易になびかない根っからの貧乏画家体質という事もありますが、一般の美術愛好家との接点を持ち、一般の方々に美術の楽しさ・重要性を広めたいという思いもあり、日本画家・絵本画家として活発に活動し、東京藝術大学講師・東京造形大学講師などの大学講師として指導する他に、文化センター(カルチャースクール)でも、2007年以降「絵画(日本画・水彩画・鉛筆デッサン)」を教えてきました。
 今までに短期で辞めていく人から、10年以上在籍していただいている人を含めて(在籍平均、5年程度)、少なくとも計200名以上の人を指導してきました。中には、とても良い絵を描かれる人も多数おります。
 私の指導方法は、伝統・基本を大切にしながらも、その人の描きたいもの・個性・自由意志を大切にしたいと、常に考えています。その上で、初心者向けには一から親切丁寧に、経験者には美術大学で教える以上のプロ級のハイレベルな内容まで対応した、豊富な知識と経験に基づく高度な指導を心がけています。
 現在は、「日本画」3か所(NHK文化センター柏、読売・日本テレビ文化センター柏、コープみらいカルチャー春日部)、「鉛筆デッサン」1か所(NHK文化センター柏)で教えています。
 丁度いま、「コープみらいカルチャー」の公式サイトに広報されていますので掲載します。日本画を始めたい方は、一度、お近くの教室を覗いてみて下さい。
 東京藝術大学非常勤講師、日本美術家連盟会員 後藤 仁

○コープみらいカルチャー(春日部教室)
 「基本からの日本画講座」
https://mirai.coopnet.or.jp/event/culture/saitama/ordinary.html
https://mirai.coopnet.or.jp/event/culture/saitama/pdf/2009aut_ordinary.pdf

○NHK文化センター(NHKカルチャー)柏教室
 「基礎から始める日本画講座」
 「鉛筆デッサン~初歩から上級まで~講座」
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491581.html
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_518580.html

○読売・日本テレビ文化センター(よみうりカルチャー)柏
 「日本画 美人画から静物まで講座」
https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202010-03043014.htm


9月23日

「ダレトク雑学トリビア」
6月18日は何の日?記念日、出来事、誕生日占い、有名人、花言葉などのまとめ雑学 ─ 6月18日生まれの有名人
https://netlab.click/todayis/0618#618-6

 上手く雑学がまとめられた、このサイトによると、6月18日生まれの有名人には、私、後藤 仁(日本画家・絵本画家)が挙げられています。妙な事に、後藤輝基(お笑いタレント、フットボールアワー)、後藤理沙(女優/最近はほぼ見なくなりましたが、一時代は美人女優として大変活躍していました)と二人の芸能界の”後藤”が、同日生まれなのです。奇遇ですね~。その他、大森貝塚を発見したエドワード・モースや、著名な日本文学研究者のドナルド・キーンや、マンガ家の横山光輝、ミュージシャンのポール・マッカートニー(ザ・ビートルズ)がいる事が面白いです。


9月23日

 最近、様々な骨董・美術品店のサイトに、私・後藤 仁の事が引用されているケースを、度々見かけます。本当に拙作を買い取る訳ではなく、ネット検索に引っ掛かる事に主眼を置いた掲載でしょう。
 歴史上の凄い画家達と並記されるのには違和感がありますが、ただ、特に嘘を書いている訳でもなく、私の経歴等が美術市場での何らかの役に立つのなら、それはそれで良い事でしょう。
 (以下に、目立った骨董・美術品店サイトを挙げてみましたが、この他にも類似サイトは多数見つかります。)
 
https://fk-vintage.com/tachikawa-kottou/
https://www.kotto-enya.jp/tokyo/kaiga/tachikawashi.html
https://antiqueart-kaitori.com/osaka/
https://geihinkan-kottou.com/area/%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C/
https://www.eirakudou.com/2079/


9月24日

「おとなりどうし~世界とわたしをつなぐ本」&ヤングアダルトブックフェア のお知らせ (大垣書店イオンモールKYOTO店)

 私が気が付くのが遅かったのですが、7月から9月8日まで開催していたという事です。(「世界の昔話」のコーナーは、10月中旬まで開催するようです。)
 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も、名作絵本『スーホーの白い馬』等と共に出品されていました。またどこかで同じような企画が開催されましたら、ぜひ足をお運び、拙作絵本を手に取って下さい。

https://www.books-ogaki.co.jp/%E3%80%907-11%E3%82%88%E3%82%8A%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%80%91%E3%80%8C%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%EF%BD%9E%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A8%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97/

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)

●岩波書店 公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
 https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html


9月25日

宮城県大崎市図書館 ─ 図書館だより「ほんだな」2020年9月号
 【展示5】おうじさま おひめさま

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も展示されているという事です。ぜひ、図書館で、書店で、拙作絵本を手に取ってご覧下さい。

https://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/18,14337,73,html
http://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/18,14337,c,html/14337/20200901-112304.pdf


9月27日

 今日、NHK「日曜美術館」に、またまた、現代アーティスト・村上 隆さんが出ていましたが、相変わらず、元気そうに豪語していましたね~。
 私は19歳~20歳の頃に、美術予備校(立川美術学院)で、東京藝術大学 日本画専攻 博士課程に在籍していた村上さんに、デッサン・着彩を教わりました。村上さんの指導はスパルタ的に厳しかったですが、多くの影響を受けました。ただ当時、村上さんの現代アート的な思考に、完全に同調しなかった意固地な生徒は、多分、当時もその後も、私くらいでしょうね・・・。私は元々、東洋的・日本的な伝統的美意識が好きで、現代アートはあまり好きではないのです。それ故に、村上さんの作品自体はそれほど好きな訳ではありません。また、人間的には決して道徳的とも言えない村上さんを、優れた人格者だとは思いません・・・。
 しかしながら、私が今までお会いした作家の中で、村上さんほどのインパクトを感じた画家は、後藤純男先生くらいのもので、他には皆無です。アメリカの超富豪相手のビジネスモデル等には、私は全く関心が無く、庶民や子どもや社会的弱者までもが楽しめる、普遍的・感傷的な美術を私は求めたいと願っています。ただ、村上さんのアートへの激しい情熱や思想は、誰よりも強烈で、大きな尊敬に値します。村上さんは、仙境に遊ぶような東洋的芸術家ではありませんが、確実に本物の西洋的・ビジネス的・アーティストだと思います。やはり日本人には稀有な、偉大なアーティストである事は間違いありません。
 私は若い時に、村上 隆さんに絵を教われた事を、芸術家として、とても良い経験だったと、運命に感謝しています。

村上隆さんらと「立川美術学院 体育祭」(1989年10月) 村上 隆さんらと後藤 仁


9月29日

 画家は常に自己の”制作”を、何よりも優先させないといけません。本当にしっかりした創作をするには、時間も労力も膨大にかかるので、他の雑事に割ける時間は少ないのです。確かに政治家の如く多くの外部者に常に交わっていたら、人脈でもって、肩書や称号が与えられやすくなります・・・。
 かつて日本画と並行して、「金唐革紙(手製高級壁紙)」の復元製作をしていた時代にも、本当は私達、20歳代(当時)の若者数名が実質的な製作を全てやっているのに、金唐革紙製作所の運営と外部折衝を全て担っていた製作所経営者のみが、名誉称号と勲章を与えられるという苦い経験をしました。
 「美術・絵画」の世界も同様の事が言えます。若い頃はそれなりに制作を頑張っていたとしても、歳を取り、制作意欲が衰え、逆に肩書・名誉称号のみが一人歩きして、制作がおろそかになる事が無いよう、もし実力以上に名誉ばかりが先行しだしたら、その時期こそ、作家は心を引き締めなければならないのです。


9月29日

 中国向けの新作絵本制作は、ここしばらく、「第14・15場面」の彩色をじっくりと進めています。なかなか、はかどりませんが、今で1~2割程度の進捗状況です。今のところは特に急ぐ必要もないので、10月末までに2枚完成の目標で、丁寧に描いています。

          *

 しかしながら、随分久しぶりに、一定以上の画力と気概のある画家に出会えたかと思ったら、ただ、自己アピールが得意な、調子の良過ぎるパフォーマー系画家であったりと、・・・なかなか世の中、上手くいかないものです。
 他人に期待し過ぎると、それが上辺だけのものであると判明した時の、がっかり度も大きいので嫌になります。もう私も良い歳になりましたので、そろそろ他者(画家における)に期待するのは諦めて、それが”孤高”なのか”孤低”なのかは知らねど、独歩するしかないのでしょうね・・・。
 本当の画家は、自分も忙しいはずでしょうし、他人のやっている表面上の活動・言動には、直接にとやかく文句を言わないものです。その人の本質だけを観ているので、表面上の言動は重要ではないのです。それでも、もし何か、二者間で作家としての疑念が生じたら、お互いが二人とも納得するまで、時間をかけて、討論・話し合いをする必然性が生じます。
 最近、そんな案件が生じたので、その人を”本当の画家”として認めたかった私は、あえて直接、”疑念”をぶつけてみました。私も多忙な身です。最初から重要視していない人には、そんな労力は払いません。そうしたら、その人は、さも、めんどくさそうに、「そんな事はもうどうでもよい事だろう。他の画家の方がお前より大切なのだ・・・。」といった趣旨の発言で早々に打ち切られました・・・。
 私のその人に対しての疑念は増し、この人とは本気では付き合えないな~、この人は本当の画家ではないのだな~、と悟ったのです。ただビジネス的効率だけで話をしようとする人とは、私は、画家としては本気で付き合えません。
 私が画家を判断する際には、絵(作品)を観れば、98%は良し悪しの断定はできるのですが、実に巧妙に模倣されていたり、精神性は無くとも技術がかなり高くて判断しがたい場合も、稀にあるものです。そんな時、その人だけでは判断しにくい位に、活動の程度や人当たりや、経歴や実績等が、一見、高く完成された人の場合は、その人が連れてくる同伴者(画家や画商や協力者等)を観て、最終判断します。おおよそ専門分野において優れた人は、必ず、ある程度、優れた人と行動を共にしているはずです。(これは決して、人権的な高低を言っているのではなく、その人の本業の実力・精神性を指しているのです。)その主要な同伴者の中の5人位を観れば、おおよそ、その本人の意識レベルも判明します。5人中、半数以上にクエスチョンが付くか、又はどうしようもない程、レベルの低い人が一人でもいると、極めて怪しくなります。
 その画家の場合も、その怪しい結果になったので、やはり、本物の画家ではなく、社会的成功の為のパフォーマンスを最優先する、似非画家に近い者だと判断せざるを得なくなったのです。
 多分、私の画家(同業者)に対する意識は、厳し過ぎるのかも知れません。しかし本当に高い芸術の境地を目指すのなら、これは仕方のない必然的な犠牲なのです。


9月30日

 中国向けの新作絵本制作は、「第14・15場面」の彩色を、粛々と進めています。2枚合わせると、人物を200人位と、多くの動物や建造物等を、精緻に描かねばならないので、目が飛び出る程、とても大変です。
       
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 しかし、常時から一般人より物事を沈思黙考しがちな私ですが、このコロナ禍において、さらに考える事が増えました・・・。
 このような非常時において、改めて思う事は、私は幼き頃より今に至るまで、”絵”を描いていて本当に良かったという事です。絵を描いていなかったら、もうとっくに生きていなかった事は確実です。よく今まで生きて来れたと、不思議なくらいです~。
 私は幼き頃より、常識に囚われる事を嫌がる性質で、かなり意固地で変わった子どもだったようです。今ではそれなりに社会に順応しているかの風に装っているので、私をよく知らない人からは、一見、普通の感じに見えるらしいですが、実のところ、かなり尋常でないようです。多分、脳のどこかが異常なのだと思います。左脳(理性脳)がおかしいのか、右脳(感性脳)がおかしいのか? 
 関心がない事には全くやる気が起こらず、学業なども関心がないジャンルは全くやらずに赤点ばかりで、高校時代には留年させられた経験もあります。勉強ができないのではなくて、やる気がないのです。留年させられるので、やむなくやったら、学校内で成績がオール一番になったりもしました・・・(美術・工芸系の高校なので、学校自体の学科レベルは高くはないですが)。世の中の評価等、所詮いいかげんなものです。成績が悪い時には罵られるのに、良くなれば褒め称えます~。
 ただ、普段は大抵、何事も適当なのですが、こと創作においては異常なほどに拘りがあり、一種の自閉的な素因があるのやも知れませんが、執拗に創作には拘泥します。それが何故なのかは、自分でも自己がよく分からないのです・・・。確実なのは、普通人のようなサラリーマン的な規則に則った生き方が出来ないであろう事は確かですね。
 本当に”絵”を描いていて良かった~。変人そのものの生き方ですが、そういう点では、私の人生は、誠に幸せな人生と言えるのでしょう。(^_-)-☆


10月2日

 現在、中国向けの新作絵本制作、「表紙、第14場面、15場面」の彩色を進めている所です。この素晴らしき「絵本」の作画が終わるのも名残惜しいので、急がずに、丁寧に丁寧に描いています。
 同時に、さらに壮大な世界観の次回「新作絵本」や、大垣祭り「天井絵」等のイメージ・原案を練っているところです。私は描く行為そのものも好きなのですが、作品イメージをドンドン膨らませていく、この過程も実に楽しいものです。~~
          
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 絵を描く仕事はとても大変で厳しい道なのですが、絵が心底好きな私にとっては、誠に楽しく愉快な日々でもあります。
 ただ、現代の日本では、”絵”(売り絵)だけで食べていける純粋美術(日本画、油絵、彫刻 等)の作家は、極めて少ないのが現実です。ほとんどは各種学校の先生や絵以外の副業等をして食べています。かなり有名な作家や大型団体展(院展、日展、二科展、二紀展 等)の肩書がある作家でも、ほぼ食べてはいけません。特にバブル経済崩壊後は酷い有様です。現在、日本画(絵の世界はプロ~アマチュアの区別が曖昧ですが、一応プロ的な活動といえる日本画家は400~500人位いると思われます)では30歳代位以降からほぼ一生、絵だけで食べていけている人は、おそらく、50人もいないでしょう。(多分、その多くは親の資産があるか、共働き世帯で、一人だけで平均的サラリーマン並みの生涯収入がある人は、30人もいないでしょう。ただし、その上位10名位は部長・社長クラス以上の高所得者ですが、年々、数が減っていると思います。また、絵だけで食べていけるからといって、商売が上手いだけという場合もあり、必ずしも全員の”絵”が優れているとも限りません。)日本画人口の10倍はいるであろう、油絵(油彩画・洋画)でも、絵だけで食べている人は200人もいないと思います(サラリーマン並み~以上の収入の人は、100人位でしょう)。彫刻はさらに厳しいでしょう。
 東京藝術大学 日本画専攻は一学年26名いましたが、私の同級生で絵だけで食べているのは、実家にいる人を除いたら、皆無だと思います。上下の学年でも、それらしき人は数年に1人~2人位でしょう。食べていくどころか、今もまともに絵を続けている人自体、一学年に5~6人位です。
 東京藝術大学に次ぐレベルとされる多摩美術大学・武蔵野美術大学では、日本画科は各学年50名位はいると思いますが、絵で食べていける割合は東京藝術大学より少ないのは確実です。その他の美大や大学を出ていない人になると、プロとして絵を続けていける人自体の割合が極めて少なく、絵で食べていくのは奇跡的な事でしょう。
 私の知るところ、イラストレーターやマンガ家・絵本作家(プロと目される絵本作家は500人余りはいると思います)等の方が、断然、食べていけているようです。しかしながら、潜在的には、日本画・油絵界には、画力や気概が高邁な作家がかなり埋もれています。私が見たところ、イラストレーター・絵本作家界より、その実数と割合は多いと思います。
 ただ純粋美術は収入に結びつくルートがかなり限られているのです。すなわち、日本には潜在的には優れた造形作家がいるであろうに、その実力が全く活かされていないという事なのです。それは作家自身の販路開発・意識改革の努力不足も大きいのでしょうが、日本の経済界や政治界や一般人の絵画への無理解・認識不足も要因だと思います。絵描きは、どこかで霞を食べて生きているかのように思っているのでしょう・・・。
 これは誠にもったいない事で、人材を上手く活かせきれていないばかりか、日本の文化・芸術レベルの低下に拍車をかけます。このような類の話はこれまでにも幾度となく話してきましたが、一向に改善の兆しもなく、多分、この度のコロナ禍で、多くの画家は、さらに、ますます追い詰められているでしょう。
 経済界・政治界・一般大衆が日本の芸術家・画家・日本画家にも目を向けられ、理解し応援して下さる事を切に願うばかりです。そして私達、作家・画家は日々、汗水を垂らして、誠心誠意、懸命に作品を創作するしかないのです・・・・。


10月3日

Killy「日本画家」の有名人ランキング
「日本画家」関連の、みんなの注目する有名人ランキングです。
 5位は「土屋秋恆」、4位は「中島潔」、3位は「吉田翔」、2位は「名倉弘雄」、注目の1位は「後藤仁」です。 (日々更新されるので、現在の順位は変更しています。)

 このサイトによると、現在、「日本画家」で最も注目されているのは、私・後藤 仁という事ですが、何のデータに基づくのか分かりませんが、あまり正確な内容ではないでしょうね~。本当に有名な人から、聞いた事がない人まで、記載されています。ただし、全てが嘘とは言い切れないかも知れませんよ~。(@_@)

https://killy.biz/star/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%BB%E5%AE%B6


10月6日

 日曜日の夜にNHK「日曜美術館」の再放送をやっていましたが、村上 隆さんと対談する、李 禹煥さんの話には説得力がありましたね。しかし、いずれにしても、西洋的美術解釈による現代アートがそんなに好きではない私は、現代アートをあまり肯定してはいませんが、それぞれの作家の人間力は、やはり半端なく高いものを持っているのだと思います。
 私はアジア・日本の庶民文化・伝統工芸美術等に限りない芸術的高みを見出す場合があります。物質的生活は決して豊かとは言えない時代・地域・民族でも、美的感覚はそれぞれ極めて優れています。現代の即興的・刹那的な物質芸術は果たして、本当に後世に残せるほどの、豊かで優れたものであるのでしょうか? ほんの一部の国の一握りの大富豪相手の慰めに創造され、消費されていく物体が、本当にハイカルチャーの本質なのだろうか? いや、本当にハイカルチャーと言えるのだろうか? もしそれをハイカルチャーと言うなら、大多数の庶民に深く深く浸透して行くサブカルチャーにも劣るのではないだろうか?。・・・私は常に自問自答しています。
 しかし、せっかく職人が製作された貴重で高価な金・プラチナ箔の上に、多分、アクリルであろう、無機的で面白くない色が乗っかってしまい、実にもったいない~。村上 隆さんは極めて高いアート意識と行動力を兼ね備えた、日本には稀有なアーティストである事は確かでしょう。彼のような作家がいないと日本の文化芸術はますますしぼんでしまいます。ただ、もっと本当に、日本・東洋の美を高度な技術力で表現し得る、高邁な芸術家の誕生が、今後の日本にあるといいのですが・・・。
 ちなみに、私が村上 隆作品で一番好きなのは、彼が藝大を終了した頃に制作していた、「毛皮ランドセル」シリーズです。アザラシやクロコダイル等の動物の革で造られた色とりどりのランドセルは、まっことユニークでした。そのずっと後、日本のランドセル業界で様々な色や材質のランドセルが流行しましたが、その先見とも言えるでしょう。
 「おい後藤、おもしれえ事、思いついたよ~。次の個展で、ランドセルを水着のコンパニオンに背負わせて、会場でファッションショーをするんだ。こりゃ、賑わうぜ!」と、バカバカしいと言えば実にバカバカしい事を、本気で熱を込めて語る村上さんは、全身全霊でアートに情熱を注ぎ、アート表現が心底好きなのだなと感じました。

村上隆さんらと美術予備校・立川美術学院 日本画科の講師ら(村上 隆さん他)と、当時借りていたアパートの私の部屋にて(1990年3月)


10月7日

 中国向けの新作絵本制作は、ここ数日、「第14・15場面」の彩色・描写を黙々と進めています。かなり細密な建物を、墨で描き起こすのは、一苦労です~。人物・動物・建造物・風景と一通り色を置いて、おおよそ3割強の進捗状況です。この2場面の全体の様子が、完全に見えてきました。
 ここにいる人々はみな楽しげで、素朴で温かくて、良い雰囲気です。これぞ私が求める、平和と至福に満ちた世界なのです~。
 次回絵本新作の原案も、とても面白いイメージが浮かんできました。上手くいけば、今までほとんど見た事のないような新しい種類の、誠に面白い「絵本」になりそうです。
 私が絵画や美術に求めるのは、根本的には、理屈や概念ではありません。それらは評論家や学芸員や現代アーティストに任せておけばよいのです。私は、ただひたすら理想の世界を、地道に着実に描くのみ!! その後の評価・結果など、極論、どうでもよいのです。そんな職人的とも言える、愚直なまでの作家人生しか私はできないのです。


10月8日

橿原市立香久山小学校「香小だより」(2019.7.1)

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご活用いただき、誠にありがとうございます。本・絵本名と書かれてあるので、多分、チベット民話集の中の「犬になった王子」ではなくて、私が作画した絵本版を指していると思います。今はコロナウイルスの影響で、読み語り・読み聞かせも難しいようですが、また良い時節になりましたら、各方面にてご活用下さい。

http://www2.mahoroba.ne.jp/~kaguyama/tayori/tayori201907.pdf


10月8日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表紙」の彩色を進め、ようやく4割程の進捗状況です。ヒロインである、玉のように美しい貴婦人の姿が、だんだん浮かび上がってきました。これは何とも神々しい!!
         
          *       

 ここしばらく私は、美術・画家に対する、かなり厳しい見方を展開してきました。そこには、その画家・画商・編集者等が本物かどうかを見極めるという意味合いもあります。「中途半端に私に近づくと火傷するよ~。」という、私特有の大げさでひねくれた演技的メッセージでもあります。立ち去る人はこれ位の軽い挙動で簡単に立ち去るものなので、その真贋・本気度が判別できるのです。本当に私と歩むべき必然の人なら、私の本意を理解し、それでも道を共にしてくれるはずなのです。私はその人を心底信頼し、心から大切にしたいのです。私の天の邪鬼に過ぎないのでしょうがね・・・。
 ただこれには、将来、”絵”の世界を目指す、子ども達・若者達へのメッセージという深い意味合いもあります。絵画業界をよく知らずに、安易な気持ちでこの特殊な世界に飛び込んだら、もし手遅れになると、引き返す事は易くはなく、一生を後悔にさいなまれる結果となる可能性も高いからです。
 私は美術高校・美術大学時代から、才能・技量はかなりあるのに画道から消えていった、哀しい作家を山のように見てきました。たとえ絵がすこぶる良くても、人と上手くやれなければ、ほぼ消えていっています。協調性がほとんどないのに、絵の世界に未だ残っているのは、私くらいでしょう・・・。
 そのような形で苦しむ若者を少しでも減らせるなら、私は美術・絵画業界の良い部分も悪い部分も、忌憚なく述べたいと思うのです。美術・絵画の世界は、スポーツや芸能界等と同じような特殊な実力社会です。しかも今の時代、マンガ・ゲーム等の特に流行している業種を除くと、スポーツや芸能界ほどの大きな見返りも、ほぼ期待できません。
 曲がった自己顕示欲や、売れっ子になれるかのような勘違いにより、ある歳を越えてからも、美術・絵画の世界を目指す人は結構多いです。言っても無理なのでしょうが、できうるなら、これからの将来のある若者達にその路を空けておいていただけませんか・・・。ある年齢を越えて十分に今まで食べて来れた人は、その豊富な資金力や人脈を駆使すれば、確かにある程度の所まで、社会に認知される可能性はあります。しかし、ただそれだけの事実に過ぎず、美術界に大きな足跡を残す事も、大きな利益を生み出す事も、ほぼ困難です。絵を趣味として楽しむのなら大歓迎ですが・・・。
 将来、美術・絵画界を純粋に懸命に目指す、子ども達・若き猛者達を、私は応援したい!!。
 美術の世界は確かに厳しいですが、全く可能性が無い訳ではありません。何とか頑張って描き続ければ、どこかで誰かに認められるケースもあります。しかし、その結果・成果よりも、一番大切なのは、自分の”絵の世界”を創造する過程そのものにあります。そこにこそ最大の喜びがあり、醍醐味があるのです。
 その上、例えば私の場合は、「日本画」で中年から年配者に、「絵本」で子どもから若者・親御さん世代までと、何世代にも渡る実に多くの人々を楽しませ、愉悦していただく事ができるのです。これは創作者にとって、この上ない喜びであり、最大のご褒美となります。それ故、たとえ絵だけで食べていく事が難しいとしても、私は絵を描き続けるのです。
 さあ、本当にその覚悟ができているのなら、良いでしょう。若者達よ、ようこそ、この美の路へ!! ヽ(@o@)丿


10月9日

 私はかなりの時代劇好きで、子供の頃には「水戸黄門」や「遠山の金さん」等を観て喜んでいました。映画では、20歳頃に「羅生門」「雨月物語」「源氏物語」等の古い白黒映画にはまって観ていました。私の故郷である赤穂を舞台とした映画「忠臣蔵」は、新旧様々なバージョンを何回も観ています。近年は日本の時代劇が減ってしまい残念ですが、最近では、中国歴史ドラマ「麗王別姫」が素晴らしく面白かったです。この20年ばかりの中国の映画・ドラマの技術レベルの上昇は、凄まじいものがあります。
 そんな訳で私は、時代劇の俳優さんも結構知っていますが、先日、突然、ツイッターにて西郷輝彦さんにフォローされたので、妙な事もあるものだと思っていたら、西郷さんが私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)を気に入られてご購入されるというのです。私はミーハーではないのですが、西郷さんは映画「赤穂城断絶」でも浅野内匠頭を演じていらっしゃり、かつて赤穂市の「義士祭」にもご出演された経験があるようで、世の中、何かしらの遠いご縁というものもあるものだと、誠に嬉しくなりました。
 私などでも、日本画家の中では、まだ世間で知名度のある方ですが、画家の著名人といってもたかが知れており、所詮は業界外ではほとんど通用しないレベルです。芸能人・歌手などの知名度ははるかに桁が違います。有名だったら良いという訳ではないのですが、このような世間に膾炙された方々に作品を見ていただけるという事は、とても嬉しく、また励みにもなる事なのです。

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)

●岩波書店 公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
 https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html


テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-09-21

「或る清貧画家の覚醒への断簡」 後藤 仁


 私は制作の合間に時々、フェイスブックやツイッターでつぶやいています。今回はその”まとめ”の続編になります。
 今年(2020年)の1月頃には刊行される予定だった、中国(中華人民共和国)向けの新作絵本『青蛙緑馬』(中国原創絵本清品系列/浙江少年児童出版社, 伝世活字国際文化メディア・小活字/文 唐 亜明、画 後藤 仁)の発売は、新型コロナウイルスの影響で、残念ながら、まだ延期されたままです。しかし、続く新作絵本(題名等は、発売決定後に発表)の原画制作は、昨年末から着実に丁寧に進めています。その絵本は、史実に基づいた伝承民話を原話とした、一人の美しく高貴な女性をめぐる壮大な史劇絵本になります。原画の完成は11月末頃を予定しており、現在、表紙・後ろ扉と最終局面2場面の作画に、全身全霊、打ち込んでいるところです。
 覚醒・・・・!?。昨年までの雑務の多忙さ、災害の頻発・新型コロナウイルスの影響 等で気分も沈み気味でしたが、ここに来て、いよいよ気合が乗って参りました~。今後の日中の経済活動交流の再開状況次第ですが、中国での、2冊、ほぼ同時発売になるかも知れません。順調にいけば、その後、日本での翻訳出版も計画されています。いずれも、誠に素敵な絵本になりそうですよ~。乞うご期待!! ヽ(^o^)丿
 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

絵本『青蛙緑馬』表紙絵本「青蛙緑馬」(浙江少年児童出版社, 伝世活字国際文化メディア・小活字)

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2020年8月14日

Real Sound|リアルサウンド
『風の谷のナウシカ』に表れる宮崎駿の“矛盾”とは? 『ミヤザキワールド』と『ナウシカ考』、2冊の書籍から考察
 〔『風の谷のナウシカ』の原型の1つと言われる絵物語『シュナの旅』は、チベット民話『犬になった王子』をベースにした作品だ。・・・(中略)・・・『犬になった王子』の原典には王子が旅をした方角は正確には記されていない・・・(後略)。〈ナウシカ考〉〕 

 とこの記事には記載されていますが、この件には私もかなり前に気が付いていて、私の個展『饗宴Ⅱ~後藤 仁 日本画と絵本原画の世界~』ギャラリートーク(2014年9月13日 ギャラリーアートサロン、千葉市)でも、その事に触れています。アニメーター・宮崎 駿さんの内面世界を垣間見れる、とても興味深い事案です。
 
○Real Sound|リアルサウンド
『風の谷のナウシカ』に表れる宮崎 駿の“矛盾”とは? 『ミヤザキワールド』と『ナウシカ考』、2冊の書籍から考察
https://realsound.jp/book/2020/03/post-518026.html

○YouTube
「饗宴Ⅱ 後藤 仁 ギャラリートーク01」(2014.9.13 ギャラリーアートサロン、千葉市)




絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本「犬になった王子 チベットの民話」(岩波書店)

★岩波書店 公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html


8月21日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」の描き起こし・彩色を進め、およそ6~7割の進捗状況です。良い感じです。
 墨による描き起こしは、1mmの10分の1以下の極細の線で描くので、極めて疲れます~。目も疲労で、ぼやけてしまいます~~。 <(@_@)>
 「表紙」は昨日までに、彩色を1割位進めています。まだまだ、これからが本番です。
 私のアトリエにはエアコンがないので、となりの休憩室のエアコンから導くしかありません。それでも、とても暑くて、汗がダラダラでます。貧乏画家故、やむを得ませんが、古来、本当に優れた画家は、案外、生涯、貧困にあえいだ人が多いと言います。芸術と商売は、必ずしも一致するとは限らないのです。
 これもまた、仙境に遊ぶ自由画人の姿として、優雅なものではなかろうか~。
(しかし、仕事部屋とエアコンが一つあるだけでも、十分なのです。戦時中や貧困な国の子ども達を想うと、私など十二分に贅沢をしているのです。)


8月25日

 日本における絵本検索No.1サイト「絵本ナビ Ehon Navi」に、「著者詳細情報・後藤 仁」のページができました。是非ご覧ください。(^o^)丿
https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=29317


8月27日

宫崎骏《修拉之旅》:王子寻找种子之旅
https://www.bilibili.com/read/cv589036/

 中国系サイトで、絵物語「シュナの旅」(宮崎 駿/徳間文庫)が掲載されていました(多分、掲載許諾は取っていないでしょうから、著作権的には問題があると思います)。
 中国でも「シュナの旅」の翻訳本が出版されたのでしょうかね? この翻訳版の”あとがき”には、「犬になった王子」が「阿初王子与青稞的故事」と訳されて、記載されています。
 チベット民話「犬になった王子」は、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の原話でもあります(文章は同じ、君島久子先生による)。
 このせいでしょうが、最近、中国系サイトに、「犬になった王子(青稞种子的来历 ─ 阿初王子)」に関する記載が、とみに増えています。
 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の、中国での翻訳出版の計画が進んでいますので、その日を楽しみにしております。

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 中国向けの新作絵本制作は、数日かけて、「第13場面」の描き起こし・彩色を進め、およそ7割強の進み具合です。
 昨日は集中しきれず、危うく彩色の一部分を失敗しそうになりましたが、今日で何とか回復。副主人公の男性を、ほぼ描き起こしました。主人公の美しい貴婦人の容姿も、だんだん見えてきました~。素晴らしい~~。  ヽ(@_@)丿
 墨線描きには極細の面相筆を使うのですが、2~3枚描くと、命毛がすり減り、一番の細部(顔・毛描き)を描く用途には使えなくなります。墨線描きでは、手がわずかでも震えたらお終いですので、極めて集中力を要し、大いに神経をすり減らします。目と胃が飛び出そうになります~。しかし、良い線が描けたら幸せです~~。  ヽ(^o^)丿


8月28日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」の彩色を進め、およそ8割弱の完成度です。良い感じで進んでいます~。
 現在は編集責任者も、中国との往来ができないので、中国向け絵本の出版も遅れるばかりです。そこで、むやみに急いでも仕方ないので、完成予定を2カ月近く伸ばし、11月末に見定め、更にじっくりと丁寧に描く事にしました。ここからは「表紙」や結びの場面なので、ことさら集中力と時間を要すのです。
        ○
 しかしながら、未だにフェイスブック等のネット環境には慣れません(一生、慣れる気もないのですが・・・)。前に、フェイスブック グループで何かとうるさく細かく規則の忠告をする人がいるので、ほぼ全てのフェイスブック グループから退会しました。その後、勝手にグループに招待して入会させる人がいるので、仕方なしに、また稀に少し書き込んだら、また、規則をうるさく言う管理者なる人がいます。私はダイレクト メッセージ等もあまりマメに確認しないので、ずっと前に忠告を書き込まれて未読のままでいたりします。
 私はフェイスブック・ツイッター等のSNSを、本質的にはほとんど重要視していなくて、「ファン等で私の作品に関心がある人は、自由に読み流して下さい・・・」位の軽いツールなのです。そこで盛んにコミュニケーションを図ろうという意図もなく、実際にお会いして尊敬・信頼できる人にしか、まともに返事もしません。私の関心事は「芸術・美術」関係に限られるので、それ以外の内容は全く見る暇もないのです。
 かつて、気ままに書き連ねた内容に、メッセージで異論を唱える年長画家もいましたが、それは見当違いです。根本的に人権を差別・侮蔑する発言等は問題でしょうが、言論の自由内で思い・思考を自由に発言する権利を人は有しています。もし、余程、他人を傷つけている等の大きな問題があるのなら、実際にお会いした時にでも、直接、耳打ちして下されば良いのです。私は常人ではない絵描きバカなので、一般的な常識が分からないのです。
 ただ、時代の流れには逆らえず、否応なしに、SNSを使うしかない時代なのですよ。ただ何かと面倒なので、その内、頃合いを見て、公式サイト・ブログ以外は止めようとは思っています・・・。


8月29日

日本教育新聞 「子どもに読ませたい本・ながいかみのむすめチャンファメイ
https://www.kyoiku-press.com/post-173877/

 私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)が、おすすめ絵本として、ここでも紹介されています。
 多くのチャンファメイ ファンの方々から、再版・ハードカバー化のご要望をいただいています。このコロナ時代にも大切にしたい、とても素晴らしい物語です。早く日本から中国から世界中で、ハードカバー版が出版される事を願っています。

絵本「ながいかみのむすめチャンファメイ」絵本「ながいかみのむすめチャンファメイ」(福音館書店こどものとも)


8月30日

 公益財団法人 伊藤忠記念財団の公式サイトのトップページにて、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)が、名作絵本「はらぺこあおむし」「だいくとおにろく」「こぐまちゃん」等と共に紹介されています(随時更新しているようなので、今しばらくだけかも知れません?)。スクロールして、絵本の紹介画面をご覧ください。

https://www.itc-zaidan.or.jp/
https://www.itc-zaidan.or.jp/summary/ebook/waiwai/detail/155


8月31日

JICA 独立行政法人 国際協力機構
 「世界を知るための絵本や図書のリスト」
https://www.jica.go.jp/tsukuba/library/
https://www.jica.go.jp/tsukuba/library/ku57pq000005itnk-att/document_05.pdf

 このリストでも、私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)が挙げられています。海外(異国)の文化を知る事は、日本の文化を知る事にもつながります。お子さん・お孫さんには、軽々しい流行物絵本を読ませるのではなく、本当に情操上の為になる、良い絵本を読ませてあげて下さい。

                  *

 國立臺灣美術館など、海外の多くの図書館にも、私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)は所蔵されています。世界中の子ども達に読んでもらいたい、感動的物語絵本です~。

國立臺灣美術館─兒童繪本區107年11月新書單
https://www.ntmofa.gov.tw/information_1061_94357.html
國立臺灣美術館─兒童繪本區107年9月新書單
https://www.ntmofa.gov.tw/information_1061_88542.html


9月1日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」の彩色を進め、9割程まで追い込みました。後半、墨線が流麗に伸び、神憑ってきました~。これこそ正に、画神降臨です~ !! 。
 玉の如く美しい貴婦人の姿態が、ここに現出しています。あと少し、描き起こして・彩色して、完成というところでしょう。
 「第1場面」の女性像に比べて、少し大人びた感じになりましたが、「第1場面」はやや幼い頃で、「第13場面」は妙齢に達した・・・という風に解釈していただけると幸いです。


9月2日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」の細部を描きつめ、完成まであと一息 !!。あとは、金泥(きんでい/純金の粉末)を入れ、細部を調整すると完了というところです~。
 「第13場面」に合わせて、「第11場面」のヒロインの目の辺りの細部を、再度、描きつめました。更に、ぐっと良くなりました。 ヽ(^o^)丿
 描き始めは、なかなか良い線が出ないのですが、後半、調子が徐々に上がってきます。正に、画神降臨~~。
 美人画の最後のつめは、極めて神経を使うので、気がおかしくなりそうになります。しかし、天女、あるいは、観音菩薩かと見まごう、気品のある美人像が描けました。良かったね~!!!


9月4日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」の金泥をさし、完成まで、もう一息です~。あと1~2日もあれば、できるかな~。('ω')ノ
 純金泥(純金の粉末)には、他の絵の具とは異なる特殊な取扱い方法があり、また、とても高価で(安い時でも、0.4gで5000円近くします)、絵本の原画に使用する画家はほぼいないと思います。コストパフォーマンス的には最悪です。本来は、高額で原画が取引される「日本画」だからこそ、使用可能なのです。
 しかし私は、これから長く、長く、生きる、子ども達に向けて描く「絵本」であるから、なおのこと、”本物の絵の具”で、より”本物の描写”を見せてやりたいのです。たとえ、印刷再現の限界があろうとも、いいのです。その違いが分かるか否かではなく、たとえ見極めができなくとも、”本物の絵”を見ていただきたいのです。
 そんな絵本で育った子ども達には、たとえ記憶になくとも、心の奥底には、豊かな”感性”とたくましい”信念”が宿るのだと、私は信じています。それが本当の絵描きの使命なのです。
 もっともっと芸術の高みを目指して、誠心誠意、粉骨砕身、良い絵を描かなければなりませんね・・・。


9月5日

 拙作絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の売れ行きが、このコロナ禍にも関わらず、むしろ結構、好調なようです。重版出来~大増刷とはいきませんが、少増刷の知らせが岩波書店から来ました。
 本当に良い「絵本」が世の中に認知されるのには、意外と時間がかかるものなのです・・・。むしろ、いい加減にも見える描写技術の、流行的で軽々な絵本がやたらと売れる、変なご時世です  ( ;∀;) 。
 しかしながら、この絵本の印税たるや、私が「チベット・四川省 写生旅行」に赴いた予算までも届いていません(チベットは特殊な地域ゆえに、旅費がとても高くつくのです)。ビジネス的に見ると、完全な赤字です。
 それでも良い。・・・そうなのです、本当に良い作品を描く為には、コストパフォーマンス等を想定せず、ただひたすら良い作品を描く為だけに動くのが、後藤 仁たる所以なのです。そんな絵描きバカがいないと、世の中、軽薄な作品ばかりで埋め尽くされてしまいます。そして、一番かわいそうなのは、そんな似非美術で育つ子ども達なのですよ~。( ゚Д゚)丿 

★岩波書店 公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html

                  *

 エキサイトニュースに、こんな「後藤 仁」ページがありました。芸術家の他にも、多くの人物を、よくまとめていますが、結構、古い情報に基づいているようですね・・・。

https://www.excite.co.jp/news/dictionary/person/PE1c3b7451e562c25b1a65c87f2d5229546c20a9cb/


9月6日

豊橋創造大学短期大学部 研究紀要 37号
「保育系学生が読む昔話・民話・神話2」青嶋由美子
http://www.sozo.ac.jp/slic/kiyo/
http://www2.sozo.ac.jp/pdf/kiyou37/contents/37-1Aoshima.pdf

 この紀要には、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も紹介されています。定番の昔話・民話絵本に比べたら、まだまだ認知度は低いようですが、少しずつ教育機関等でも取り扱われる機会が増えています。

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★『絵本BOOKEND2019』(絵本学会/朔北社) 
 「作家の証言」後藤 仁 掲載、好評発売中!!


『絵本BOOKEND 2019』
  編集/絵本学会機関誌編集委員会
  発行/絵本学会 発売/朔北社
  B5判・並製・100頁 (本体1200円+税)
  ISBN978-4-86085-135-4 (2019.8)

 『絵本BOOKEND』の主要企画コーナー【作家の証言】第3回に、後藤 仁 特集「古里・赤穂の思い出、そして日本画家・絵本画家へと至る路」を掲載しています。
 「作家の証言」は、第1回:国際的絵本作家、スタシス・エイドリゲーヴィチュスさん、第2回:文化功労者でもある日本を代表する絵本作家、安野光雅さんに続いて、おこがましい事に力不足ながら、第3回:私(後藤 仁)が務めています。絵本制作以外にも美術(日本画・金唐革紙)の専門的な話まで詳細に記しています。
 続く、第4回は私が実際にお会いした絵本作家の中で、画力(デッサン力)と絵本理論の面で最も尊敬できる画家であり、東京藝術大学の大先輩でもある、いわむらかずお さん です。合わせて、ぜひお近くの書店で手に取ってご覧下さい。

『絵本BOOKEND2019』 後藤 仁
http://www.sakuhokusha.co.jp/book/bookend2019.html
https://ehongakkai.com/publish/16.html

『絵本BOOKEND2018』 安野光雅
http://www.sakuhokusha.co.jp/book/bookend2018.html
『絵本BOOKEND2020』 いわむらかずお
https://ehongakkai.com/publish/17.html


9月7日

 今朝、”戦争”の夢を見た。私の夢は概してリアルであるが、今回もまた、極めて真実味があった。まるで本当に戦場に迷い込んだかのようである・・・。
 最初は、子供の頃の思い出的な、無邪気に皆で野球をしているような曖昧な光景だったが、途中から戦場の場面になり、リアルさが増し、ストーリーのつじつまが合ってきた。
 大きな川の流れる峡谷を挟んで対峙する、二つの部隊があるようで、私は手前の岸辺の上部で、何故か戦場のビデオ撮影をしていた。私は戦争を見物する、学生的な設定らしい。峡谷の下の方では、アジア系と思われる兵士達が川を挟んで、大勢で戦っていた。どうやら、朝鮮人か中国人的な設定であろうか、日本人ではないらしい。私は元々、兵器などあまり詳しくはないが、結構リアルな兵器が用いられている。下の方では、流血し倒れている兵士もいる。旧式の戦闘機が頭上を飛び交い、私はそれらにビデオを向けて、ひたすら撮影する。
 現代の光景とも思えない、少し古い時代の描写であろう。朝鮮戦争辺りなのか・・・。下で大砲が放たれると、私のお腹にまで響く。それはそれはリアルな感覚である。今でも、その感覚が残っている。
 少し下の崖にいる、一人の兵士が振り向いて、後ろ上部にいる私に銃口を向けた。その真剣な眼差しと、目が合う。少しの間、そのままの状態が続いたが、兵士は、再び銃口を対岸に向けた。ホッとする・・・。
 その直後、目が覚めた私は、右手がやけにしびれていたが、すぐにまた眠りについた。その他にもリアルな描写が長く続いたのだが、今は詳しくは思い出せない・・・。しかし、時代と場所を違えて、実際の戦争に迷い込んだかのような、あまりに現実的な夢であった。最近、終戦75年という事で、NHKで戦争記録の番組を幾つか観たので、その影響であろうか。はたまた最近ハマって観ていた中国ドラマ「麗王別姫」の影響であろうか~。私は元来、戦争・いくさは嫌いで、嗜好してそれらを見る事はない。また、戦争ゲーム等もやった事すらない。それなのに、こんなにリアルな夢を見た。何か悪い出来事の啓示であろうか?。はたまた、実際に時空を超えて、昔の戦争に迷い込んだのであろうか?。
 それにしても、世の中が永久に、平和である事を祈りたい・・・。


9月8日

朝学習の読み聞かせ - かほく市立大海小学校CMSサイト
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/oomixe/blogs/blog_entries/view/74/02355bcbc3698e54b7ff292decbda2cf?frame_id=84 

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)を、学校の読み聞かせにて、ご活用いただき誠に有難うございます。今後とも拙作絵本をお楽しみ下さい。

                  *

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「第13場面」が完成しました。様々な作画がある中でも、美人像を本当に美人に描くのは最も大変な事です。今回もかなり苦心しましたが、とても美しい美人像が描けておおよそ満足です。
 今日から、「第14・15場面」の下図に取り掛かりました。いよいよ大詰めですが、この2場面も複雑で難しい描写が求められます。最後まで気が抜けませんね・・・。(@_@)
             
 絵描きは絵描きのやるべき事だけをせねばなりません。画商や催事企画者などの真似事をしている、時間的・精神的ゆとりは全くないのです。たとえその行動が、人としては良い行いであっても、画家がやるべき事と、そうでない余計事があるのです。そのような本業から外れた企画ばかりに気が向いている画家を、人としては奇特な人だと思えても、画家の行動としては認める事はできません。多分、そのような人は、本質的な画家なのではなくて、とにかく次々と企画を起こしては、自己アピールをしたいのでしょうか・・・?。
 一生、愚直に、自身の”絵”に向き合う画家が、本当の画家であると信じています。たとえ人として偏っていようと、極論を言えば(犯罪を決して肯定はしませんが)カラヴァッジオみたいに殺人を犯そうと、芸術家・画家としての高みがあれば、芸術家・画家としては信じられるのです。それは一般常識を超えた世界でしょうが、そんな倒錯世界でも、”絵”だけを追及できる人こそが、本当の絵描きと言えるのです。


9月13日

 珍しいですが、韓国の通販サイトに、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)を見付けました。
 ネット社会は難しい面も多々あり、アナログ人間の私では完全には馴染めないのですが、国境・物理的距離を越えるという点では有用なツールです。
https://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?itemid=33329443


9月15日

 中国向けの新作絵本制作は、この数日間、「第14・15場面」の下図を描き進めています。「第14場面」には、雄大な風景の中に、人物が100人以上、登場します。またまた、この場面の日本画での描写は、相当大変になる事でしょう。数を減らした方が、当然、早く描け楽なのですが、今回の歴史物語の壮大さを表現するには、やはり、大勢の人々・建造物 等を正確に丁寧に描くしかないのです。その労力を厭うならば、最高の作品など描けないのです。
 続く「第15場面」にも多くの人が登場します。この2枚は、「後ろ扉」を除いての最終場面になるので、最後の気力を振り絞り、2カ月余りかけて「表紙」と共に描きつくしたいと思います~。この2場面には、後藤 仁 絵本ファン(そんな人いるのかな?)が泣いて喜ぶと言う、懐かしのキャラクターが沢山隠れていますよ~~。('ω')ノ
 果たして、できるのでしょうか・・・、否、やらねばならないのです。拙作絵本を楽しみにしてくれている、中国~日本、そして世界中の子ども達・青年達・大人達のためにも、全身全霊を傾け、描き切らねばならないのです。それが、本当の絵描きがやるべき、唯一の大切な事なのですから・・・。


9月18日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表紙」の彩色を進めると共に、「第15場面」の骨描き(こつがき)を仕上げ、「第14場面」と合わせて、胡粉と黄土の下地を2回ずつ塗りました。私の作品制作においては、この下地造りを、古式にのっとり丁寧に行います。現代の日本画家は胡粉塗り等をいい加減にして、厚塗りでごまかしたような作風が増えましたが、幾つかの理由で、この工程はとても重要なのです。
 「第15場面」には、チベットの空の下で出会った、懐かしの善男善女・生命たちが、多数描き込まれました。素敵すぎます~。 ヽ( ;∀;)/
 気合・気力も最高潮に乗ってきました~。誠に美しく麗しく、素敵な絵本になりそうですね。ヒャッホーー ヽ(^o^)丿~~


テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-08-23

「夏休み 蟲 日記」 絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁

 私はフェイスブック・ツイッターを日記代わりに、日々、思った事柄を、そこはかとなく書き連ねています。ほとんどが日本画・絵本等の作品制作・取材旅行等に関する事柄ですが、元々、誰に読んでいただくという意図もなく、しかしながら、関心のある人なら誰でも読めるような、画家の公開日記のようなものです。
 今年の春~夏は、新型コロナウイルスの影響で、ほとんど外には出ずに、アトリエで絵本の原画制作に打ち込んでいました。そんな私に会いたくなったのか、何故だか、例年よりも多く、アトリエに”虫”がやってきました。そんな些細な出来事でも、ここの所の巣篭りがちな日常の、少しの面白味になります。そこで今回、ブログにまとめてみました~。 🐝 🐞
  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                *

 フェイスブック:2020年7月26日

 昨日、アトリエの入り口付近に、カブトムシのオスがとまっていました。時に絵の資料としてスケッチする場合もありますが、弱ってしまいそうなので、今回は写真だけ撮って、放してあげる事にしました。~~
 数日前には、カブトムシのメスがとまっていました。両方とも、近所の鎮守の森のご神木まで、運んでやり、逃がしてあげました。このマンションのコンクリートの上で最期を過ごすのは、かわいそうですから・・・。
 その他、羽アリやカンブンやセミや蛾(オオミズアオ)やアブやスズメバチやオニヤンマなど、色々な昆虫がアトリエ付近にはやってきます。時には、小さなコウモリがとまっていた時もあります。カラスやハトやスズメなどの鳥もたまにきますが、まれには、チョウゲンボウがきた事もありましたね。
 こんな都会の自然の少ない環境ですが、何故か死期の迫った生き物たちが、ぞろぞろと集まってくるのです。このマンションが、まるで都会のコンクリートジャングルに屹立する、巨大な墓標であるかのように・・・・。

カブトムシカブトムシ(オス)


 7月27日

 不思議な事です!。今日も、カブトムシがアトリエにやってきました。先日、カブトムシを放してあげた鎮守の森は、アトリエからけっこう遠いので、今回のカブトムシは別の個体です。今年のカブトムシは、これで3匹目です。例年は、多くて2匹だったので、今年は特別ですね~。
 何故か、私のアトリエの前に来るのです。よほど生き物たちは私に会いたいのでしょうか? しかしながら、彼らの生命力の力強さには感動させられます。小さな生命は、ささやかながらも懸命に生きようと、もがいているのですね・・・。人もそうあらねばなりませんね・・・。
 これほどご挨拶に来るという事は、よほど私に描いてもらいたいのかしら~。今回のカブトムシは元気そうなので、軽くスケッチしてあげました(せっかくなので、特別に掲載します)。この後また、鎮守の森まで、放してあげに行きましょう~~。(^・^)

カブトムシカブトムシ(オス)

カブトムシ・スケッチカブトムシ スケッチ/後藤 仁


 8月16日

 昨日、またカブトムシがアトリエの入り口付近に来ました~。今度はメスでした。実は、前にオスのカブトムシが来た後日に、メスのカブトムシの残骸を見付けました。既に乾いて、分解されつつありました。
 今年は今の所、5匹のカブトムシがアトリエにやって来た事になります。例年に比べて、とても多いです。セミやカナブンの飛来もかなり多いです。何か理由があるのでしょうか・・・?。
 先の大戦から75年、東日本大震災から9年・・・、やはり、お盆に、人々の魂が虫になって、帰って来ているのでしょうかね。
 もしかしたら、およそ25年前、私が大学4年の年末、57歳という若さで事故によって亡くなった、私の父の魂も混じっているのかも知れません・・・・。私も後5年で、父の享年と同じ年齢になります。不思議なものです・・・。もっと画道に、精進せねばなりませんね~~。
 昨日は遅かったので、今日、鎮守の森にカブトムシを返そうかと思っていましたが、朝にはすっかり弱りきっていました。せめて、ビルの下の土に返してやりましょう・・・。

 8月18日

 今日、アトリエの階段で、オオミズアオという巨大な白緑(びゃくろく)の蛾を見付けました。数年に一度位、まれにアトリエにやってくるのですが、今回の個体はかなり弱っていて、可哀想に羽もボロボロです。
 やはりこのビルは、虫達の集う処です。いずれも大概、弱った頃にやってきます。エデンの園よろしく、まるで、ここが最期の地ででもあるかのように・・・・。

オオミズアオオオミズアオ 

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

2020-08-15

「或る清貧画家の諦念の断簡(今の日本画を想う)」後藤 仁

 私は制作の合間に時々、フェイスブックやツイッターでつぶやいています。今回はその中でも、最近、主に「日本画・展覧会」について考察した部分の”まとめ”になります。

            *

2020年8月3日

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)が、ここの所、常に品薄状態が続いています~。
 スタジオジブリアニメ映画「ゲド戦記」の上映の影響なのか(映画「ゲド戦記」の原案の「シュナの旅」〈宮崎 駿/徳間文庫〉の原話は、チベット民話「犬になった王子」なのです)、新型コロナウイルスの巣ごもり需要・流通網停滞の影響なのか分かりませんが、ネット書店等で常時売り切れが続いています。
 誠にありがたい事ですが、もっと順調に、多くの人々の手に、本当に良い絵本が、届く事を願います。

○アマゾン Amazon 『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)
https://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8E%8B%E5%AD%90%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%A9%B1-%E5%90%9B%E5%B3%B6-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/4001112426/
○絵本ナビ 『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)
https://www.ehonnavi.net/ehon/91533/%E7%8A%AC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%A9%B1/

○Real Sound|リアルサウンド/ジブリ劇場上映ラインナップにおける異色作?『ゲド戦記』にみる宮崎吾朗の役割
https://realsound.jp/movie/2020/07/post-579758.html
○TOHO THEATER LIST/一生に一度は、映画館でジブリを。『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』シアターリスト
https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/ghibli2020.html


8月6日

 近年、珍しく”日本画”が世間の話題になると、またもや盗作という不祥事だったりします・・・。過去に大騒動になった S先生盗作事件もしかり。まだ表沙汰になっていない U先生の盗作疑惑といい、実に悲しい事です。その他にも、写実(リアル描写)をモットーとしている、近年の日本画団体展作家には、かなり大多数が潜在していると思います(もちろん無所属作家にもいるでしょうが)。
 ここ20年ばかり、日本の経済低迷・文化変遷に伴う、日本画・油絵等の純粋美術の不振程度は甚だしく、若手・中堅作家が絵を続けるのは厳しい限りです。しかし、日本画が本当に、こんな低い芸術世界だとしたら、その存続の不可は仕方がない事です。

 必ず自身でその場におもむき実物をスケッチ(写生)する、・・・たとえ描く時間がなくても自身で写真を撮る事は、絵の基本的な姿勢です。他者の写真(図鑑・写真集等)は、せいぜい絵の参考資料程度に部分的に活用する位に留めないといけません(その場合でも、そのまま画像を使用するのではなく、自分のセンスを大幅に入れなければいけないでしょう)。その写真自体が写真作家による芸術作品の場合は、参考にするのも避けておいた方がよいのです。
 これは著作権法 云々、以前の、芸術家の基本的な心得なのです。それを忘れた画壇は、将来的に滅びていくしかないと肝に銘じて、画家は厳しく精進せねばならないのです。


8月11日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「表紙」の骨描きを終え、胡粉の下地塗りをしました。今日はこの後、一度塗りが乾いた後に、二度塗りをしようと思います。私は大抵、胡粉下地は二度塗りをします。こうして丁寧に下地を作るのです。
 誠に美しく素敵な「表紙」になりそうですよ~。(^・^)👍

         *

 私は当然ながら、人は人権において皆平等だと分かっています。そこには、貧富・職種・能力・男女・民族・国籍等による上下・貴賤は一切ありません。
 しかし、”絵”という厳しき芸術の道においては、平等や公平性は一切無いのです。そこには何かしらの良し悪しや、本物・似非物があるのだと信じます。
 立場を越えて、皆で並んで、楽しく絵を飾るというのは、人の行為としては微笑ましく正しい事です。しかし、本物の芸術を追求せざるを得ない、厳しき”芸術の道”においては、必ずしも正しき事とは言い難いのです。絵を描く自己世界の中で大いに遊び、鑑賞者を楽しませる事までが作家の本分であるのですが、画家が大勢で集って愉悦的に展示を楽しむというのは、所詮は趣味の領域でしかない・・・。

「旅に出て、もしも自分よりもすぐれた者か、または自分にひとしい者に出会わなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道伴れにしてはならぬ。」(「ブッダの真理のことば」中村 元 訳/岩波文庫) 
 と仏陀もおっしゃられた・・・。人としてはいささか高慢で冷淡なように聞こえますが、修業の道においては、事実こうあらねばならぬのです・・・。それ故に、芸術とは、厳しき道なのです。孤独の中の孤独でしか、芸術の真実は微笑んでくれないのだ・・・。
 私は絵の道において、一度・二度までは人間的付き合いとして、道を交える場合もありますが、三度目ともなれば、本当に自身が認め・信頼できる位の、本当に崇高な理念・技術・能力・経験を持った人と判断できないと、同行はし難くなってきます(決して世間的肩書や名声・実績だけで判断するのではなく、その人の芸術的本質を吟味します)。それは画家同士の場合は最も厳しく真贋を見極めますが、画商や編集者等の場合は画家に比べれば柔らかいものの、それに準じた判断が求められるのです。
 私も大した画家ではありませんが、哀しいかな、生来の変わり者の私は、自分より優れているか、同じ位の芸術的素養を感じ取れる人で無いと、一緒に歩めないのです。これが愚かな芸術家の、悲しき性(さが)なのです・・・。


8月14日

『絵画展覧会 ─ 個展・グループ展 考』

 「個展」とは、その作家の世界観を丸ごと反映し、また、誰の助けも借りずに、その作家の実力そのものが試される場なので、一番、重要な作品発表の機会となる。私もこれを重要視している。

 「グループ展(二人展・三人展・多人数展 等)」もやはり大切なものであるが、様々な形態があるので、ケースバイケースである。美術団体に所属している場合の「団体展」、公募形式の「公募展」、所属派閥等による「研究発表展」、絵の販売が主要目的の画商・画廊等が主催する「展示販売展」、友人・知人等とで企画する「グループ展」、絵画教室等の講師と教え子による「教室発表展」等々、多種多様である。
 私はこれまで、特殊なケースを除いては、ほぼ「企画展(会場代は無料で、絵の販売時に販売手数料を支払う形式)」で個展・グループ展を開催してきた。基本的に「貸し画廊(会場代を支払って開催する。アマチュア画家はほぼこの形態)」を使わない。そんな条件もあり、バブル期以降の絵画低迷期に活動し、特別な売れっ子でもない私は、それほど多くの展覧会を開催出来てこなかったが、それでも「個展(日本画展/絵本原画展を含む)」は15回余り開催している。(「赤穂市立美術工芸館 田淵記念館」での展覧会は、伯父・後藤大秀とのコラボレーション企画であるが、私の個展に伯父の作品の賛助出品という形なので、「個展」に数えている。)ただし、いずれも小規模の展示ではなく、毎回、大作を含む、20~100点位は出品する大型企画だけを開催している。
 「日本画グループ展」は様々な形態で、100回以上は開催している。後藤純男先生の門下生による研究発表展「翔の会日本画展」(最初の1回のみ、オンワードギャラリー日本橋、のち、銀座松坂屋)は毎年続けて、計16回参加した。画商の企画による、百貨店・大型書店での展示販売展も、一時期、かなり多数行った。私が教える絵画教室の受講者との教室発表展も数回行った。画家仲間との、お友達グループ展も複数やっている。
 私が主に作品を製作し、時には展示準備に参加した「金唐革紙 展(きんからかわし/国重要文化財建造物 等に貼られた手製高級壁紙・国選定保存技術)」は30回程ある。
 私の繊細で個性的な絵はあまり公募展向きではないが、「各種絵画公募展」にも、若い時分・30歳代前半までに、20回余りは入選・受賞している。私の拘泥的性格は基本的に団体向きではなく、結局今まで、美術団体展には所属しなかったが、それらしき企画としては、一時期6年間ばかり参加していた日本児童出版美術家連盟による「童美連展」を、展覧会実行委員会委員長として企画・開催した。
 これら「個展」「グループ展」「絵画公募展」「金唐革紙展」等の全てを合わせると、合計200回程度の展覧会経験がある。プロの作家としては殊更多くもないが、経験不足というほど少なくもなかろう。ただ、何でもかんでもやれば良いというものではなく、その質が重要なのであるので、特別、売り絵展が多くもない私の場合は、これ位が妥当である。

第15回 翔の会日本画展「第15回 翔の会日本画展(後藤純男先生門下展)」最終回 (2010年8月11~17日 銀座松坂屋)


★YouTube 「第2回 翔の会日本画展(後藤純男先生門下展)」(1997年10月30日~11月4日 銀座松坂屋)
 【日本画家・後藤純男先生 講評会】
 今ではとても貴重となった、一番お元気な頃の後藤純男先生(東京藝術大学名誉教授)の講評会の映像です。私、後藤 仁が講評を聴いています。 
 日本画作品 『阿蘇猫岳(根子岳)』(F30号) 後藤 仁



 私はこれまで、「売り絵展(展示販売展)」にも何かしらの抵抗感を感じてきた。プロ画家としては避けて通れぬ、糊口をしのぐ術でもあるが、我が子の如く大切な作品を、見知らぬ人に販売する。しかも、心底気に入ってくれているなら良いのだが、投資目的の販売が主流であった日本の美術市場では、どうしても気が乗らなかったのだ。どちらにしても特別な売れっ子でもない私の場合は、展示機会も限られたのだが、この点では私はプロ画家とは言えないのかも知れないな・・・。そんな訳で、20~40歳代前半を中心に、かなり多数、展示販売展を開催したが、徹底的な商売人である画商ともあまり馬が合わず、今はその世界から離れつつある。
 「研究発表展」は大切であろう。絵画派閥や団体に所属している人は、自己研鑽の手段として、自己とレベルが拮抗する、又は自分以上かと思われる作家同士なら、その展示の意味合いは大きい。学生時代から卒業後15年間は、私も後藤純男先生門下として研究発表展「翔の会日本画展(銀座松坂屋)」に計16回出品したが、後半になるにつれ、後藤先生門下の多くの者は筆を折り、少数は他派閥に吸収され、2013年の銀座松坂屋の閉店に伴って、翔の会日本画展は完全消滅した。銀座松坂屋は三越、高島屋と並んで、美術展・日本画展の最高の牙城とされた百貨店であった。百貨店の弱体化は、そこを販売の主流としてきた日本絵画界のその後の衰退の大きな要因となり、それまでも漠然と感じてはいたが、私が日本画壇の先行きに暗いものを確実に感じ取ったのは、この時以降である。その後、私は特定の派閥には属さずに、純粋な研究発表展は開催していない。
 歴史的には、「団体展・公募展」も研鑽を積むには良い場であり続けた。しかし、団体展・公募展は大抵、審査員の趣向により受かる絵には大きく偏りが生じる。基本的に団体の意図に沿わない絵は受からない。一目でインパクトのある絵が受かりやすく、画面の隅から隅まで埋め尽くした絵が、真面目に描いていると判断されて受かりやすい。また、ほとんどの団体は、各派閥ごとの研究会を通して、最初からある程度合否が決まっているケースが多く、ほぼ出来レース化しており、決して公正な世界とは言い難い。そこで先輩・師匠にそっくりな絵を描いて受かろうとする傾向が、ここ30年以上、強くなるばかりである。アマチュア画家から、そこそこ描けるYESマンを引っ張ってきて、派閥を大きくしようとする、団体総素人化傾向も顕著に見られる。そんな悪傾向・低意識の中、先般の日本画最大派閥の代表的作家による、他人の写真からの盗作事件等も必然的に生じてくる訳である。
 私は学生時代こそ、東山魁夷先生(日展)、平山郁夫先生(院展)、後藤純男先生(院展)等への憧れから、団体展を目指した時期もある。しかし、団体展の近年の弊害を身近に感じるにつれ、いずれの団体も、数十年に渡る無変化・固定化の中で、その権威化・画一化・低質化・形骸化に苛まれている事を鑑みて、団体展への志向を失った。日展は30年余り前から、売れっ子・実力者不足等で人気は低落し、創画会は最初から一般人からの支持が薄く、最後の砦の院展もここ20年ばかりは著名作家が減って低迷の一途を辿っている。現在の、無所属作家中心の、現代アートからマンガ・アニメ・CG全盛時代において、絵画団体展はその役割を一旦終えつつあると感じ取って、結果的には、現在の日本画三大団体等への参加を私は敬遠した。
 「教室発表展」は絵画教室で教える立場の者としては、教室の受講生の為にも開催しても良いものだろう。絵を一般人に教える事で自分自身、改めて気が付く点も多々あり、やってみると楽しいものでもある。ただこれは、絵だけでは食べていけない、貧乏画家の哀しい側面でもある。しかし、一般人との触れ合いも大切であろうし、これも社会貢献の一つであろうか。

 近年、絵画仲間との「お友達展」みたいな企画に何度か参加した。研究発表展とはまた少し趣向が異なる、派閥を越えた絵画仲間との展示発表会である。それはそれで面白いものでもあるが、それも、本当に力の拮抗する、対峙するに値する絵描き仲間との展示なら、大きな意味があろう。私は先日話したように、自分より絵画的実力のあると思われる人物か、自分と同等程度の作家となら、ぜひ研鑽を積んでみたい。ただ、そのように感じ取れる人物は、ごく稀なのも事実である。日展であろうと院展であろうと、肩書が一見凄そうに見えても、よくよく吟味してみると、存外、開催目的が俗的・凡庸で、芸術的素養が甘かったりするケースが多々ある。何度かそんな展示を経験してみたが、どうにも完全にはしっくりこないので、当面は諦めて、本当に優れた同士が登場するのを気長に待とうか・・・。もし一生現われなくても、それでいいのである。
 そんな理由で、今後しばらくは、質の高い「個展(絵本原画展を含む)」に絞って活動していこうかと考えている。

 絵を一生の生業とするのは至難の業であり、誰もが容易に到達できる世界ではない。生涯をかけて永い永い道をひたすら、孤独に歩まねばならない・・・。
 ただ一時の自己顕示欲であったり、格好つけだったり、お金儲けの手段であったり(実際には、ほとんど大多数の人は食べてはいけないが)するのであれば、止めておいた方が良い。そのような人が、大した仕事を出来るはずはない。
 芸術を深く知ろうと探求し、苦悩し、時には死をも覚悟し、画技・画法を研鑽しながら、数十年もかけて到達を目指さねばならない、それはそれは厳しく永い試練の道となろう。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)

Author:後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)
~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

 〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学デザイン科 非常勤講師、元 東京造形大学 絵本講師。国選定保存技術 金唐革紙 製作技術保持者。日本美術家連盟 会員(ご推薦者:中島千波先生)、絵本学会 会員、日本中国文化交流協会 会員、この本だいすきの会 会員。千葉県松戸市在住。

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絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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