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2021-09-11

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 〈10〉

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編〈10〉になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。

 今回は、「大垣祭り・中町 布袋軕」天井画 制作報告や既にまとめた長文を除く、中国向け新作絵本〈第3弾〉制作過程、新型コロナウイルスワクチン接種 等の記事をまとめています。
 「大垣祭り・天井画」と「新作絵本」も、ますます作画が進んでいます。この後も、乞うご期待~❣

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、 后藤 仁(中国語)

                  ★


2021年8月17日

 本日は、松戸市の「新型コロナウイルスワクチン」(1回目)を接種しました。接種は誠に順調に素早く進行し、注射時の痛みは全くなく、針を刺した事が分からない位でした。献血の針の方が、わずかな痛みを感じますね~。接種後6時間余りが経過し、ほんのわずかに注射部分周辺の張り感があり、体温は36.8度位まで上がったり、少し下がったりしていますが、今の所、全く問題はありません。
 50歳代の私にも、ようやくワクチン接種の番が回って来ましたが、若い人ほど接種が遅くなるという現状では、感染はまだまだ広がる懸念がありますね・・・。

 私は、比較的健康体で、あまり病気にもならないので、普段、インフルエンザの予防接種等は受けません。幼少期のワクチン接種以降、大人になってからは、大学3年生の時(1995年)の「インドネシア(ジャワ島・バリ島)写生旅行」の際に、当時、インドネシアでコレラが大流行りしていたので、その時に、コレラのワクチン接種をした経験の一度きりです。
 今回、病院嫌いである私がワクチン接種をする理由は、コロナが全国的・世界的に猛威を振るっている上、来年以降、海外取材・展覧会企画旅行等をする時の為の備えという、自己理由もあります。しかし、それ以上に、私は普段、多くのご年配の方々等に”絵(日本画)”を教えている立場上、他者に感染をさせる恐れを最小限に抑えたい、また、苦難に立ち向かわれている医療関係者や飲食店関係者等のご負担を、ワクチン接種により少しでも和らげられるなら・・・、という思いによる所が大きいです。
 今後、多くの若い人達もワクチン接種を受けられて、日本・世界の社会・経済・文化が好転する事を、ただただ祈っております。
 

8月18日

 本日、先月28日から描いていた、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第3場面」”下図”を完成させ、念紙(ねんし/転写用の和紙)で本紙(雲肌麻紙)に転写しました。
 大作の大垣祭り「天井画」と並行して制作しているので、なかなか、はかどりませんが、確実に前進はしています。今回も、前作の新作絵本〈第2弾〉(出版はまだ先になる模様)に続き、この世の者とも思えぬ、絶世の美女を描いています。出来うるならば、前よりも更に、美的な表現を模索しつつ・・・。
 中国の国情も刻々と変化し、一筋縄ではいかない様相です。しかし、本当に良い物は、国境や人種・民族・信条を越え、必ず多くの皆様に喜んでいただけるものと信じて、創作の手だけは緩める事なく、ひたすら、この画道を歩み続けたいです。

           *

 松戸市「新型コロナウイルスワクチン」(1回目)接種後・経過報告の続きです。
 昨日の午前中に接種した後、8時間位経過すると、注射部分周辺が少しだけ痛くなり始めました。ハチに刺された痛みをずっと弱めたような感じで、その部分に物が当たると少し傷みます。
 今朝、目覚めると、少しだけ頭痛がありましたが、大したものではありません。注射部分周辺は、見た目は変化ありませんが、やはり少しの痛みがあります。弱めの筋肉痛のような感じで、手を上げると、少し傷みます。体温は36.1度位で普通でした。
 昼位になると、体温が37度位まで上がりましたが、倦怠感などは、ほぼありません。頭痛はおさまってきました。
 夕方の今も同じ感じで、体温は高めで、腕のわずかな痛みは残っていますが、それ以外は特に変化はありません。明日になると、ほぼ平常通りになりそうな状態です・・・。
 2回目接種後は副反応が重くなると言いますので、断言はできませんが、これで、新型コロナウイルスへの感染が抑制されるのなら、素晴らしい事ですね~💕


8月19日

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)”在庫僅少”になってしまっています・・・。アマゾン Amazonでは、新品や中古品が定価より高く設定されて売られていますよ~。 ( ;∀;)ノ 
 私の高学年向けの渋めな「絵本」など、元より、大した量は売れない定めなのです。そんな中でも有難い事に、読みたい方々が、せっかく大勢いらっしゃるのに、作品が行き渡らないのは、大問題です。岩波書店さん、早め早めの増刷を、お願いいたします。 <(_ _)>

○岩波書店公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html

○アマゾン Amazon ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8E%8B%E5%AD%90%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%A9%B1-%E5%90%9B%E5%B3%B6-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/4001112426/

絵本『犬になった王子(チベットの民話)』表紙 小
絵本『犬になった王子 チベットの民話』 (君島久子 文、後藤 仁 絵/岩波書店) 表紙


8月20日

 本日は、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第3場面」”骨描き(こつがき/墨による最初の線描)”をして、胡粉(ごふん/貝殻から作られる、白色の絵の具)の地塗りをしています。この丁寧な下地作りが、日本画では重要な工程になるのです。私は通常、胡粉は、薄く二度塗りします。
 今、一度塗りの後、乾かしている所で、この後、二度塗り目をほどこそうと思います。
 だんだんと、美しい王朝絵巻が浮かび上がってきますよ~。😘


8月22日

 スタジオジブリ・アニメーション映画「もののけ姫」のテレビ再放送にからんで、このようなサイトでも、「シュナの旅」(宮崎 駿)や、チベット民話「犬になった王子」と拙作絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)について語られています。

○ジブリのせかい ─ 『もののけ姫』を宮崎駿監督が解説!
https://ghibli.jpn.org/report/qa-mononoke/

○ピクシブ百科事典 ─ ヤックル
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB


8月23日

 本日は、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第3場面」下地塗りとして、黄土色と青系の色の2色を塗り分けました。通常は基本色の黄土色で下地塗りをする場合が多いのですが、場面によっては例外もあります。


9月4日

 中国の、WeChat 微信/知乎 「高性价比的艺术留学(費用対効果の高いアート留学)」という記事には、世界中の代表的な芸術大学・美術大学がまとめられています。
 その中の、日本「东京艺术大学(東京藝術大学)」では、村上 隆さん(世界的 現代アーティスト)、小田部羊一さん(宮崎 駿さんの先輩アニメーター、スーパーマリオのキャラクターデザイン等を手掛ける)、李 叔同さん(中国の著名な詩人・禅僧・教育者)、坂本龙一さん(坂本龍一/日本を代表する音楽家)と共に、光栄な事に、私・后藤 仁(後藤 仁)も紹介されています。

https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=Mzg2NzUxNTMwNA==&mid=2247494819&idx=1&sn=fb9c20174057b0ed61d21f3b2c265f4a&chksm=ceb8c264f9cf4b728316413053148b0d55bb79928341cc63acf330778ee737b8ddd2840b6851&scene=178&cur_album_id=1576042972037578755#rd

https://zhuanlan.zhihu.com/p/397244046


9月8日

 昨日の午前中、松戸市の「新型コロナウイルスワクチン」(2回目)を接種しました。これで多分、ある程度の抗体ができて、多くの人々に”絵”を教えたりする立場上も、少しは安心材料になります。
 昨日の注射時は、わずかにチクリとしましたが、痛いという程ではありませんでした。夕方~夜には、左手を挙げると、注射部分にわずかな痛みがある程度で、体温は36.9度位と少し高めな以外は、大きな体調変化はありませんでした。
 今日も、朝から37.0度と体温が少し高めで、腕の痛みが少しある以外は、さほど変化はありません。ただ、夜中の4時頃に一旦、目覚めた時に、異様な寒気を感じましたが、これが副反応かどうかは分かりません。昼過ぎ~現在も、体温が37.0~37.3度位と少し高めで、何となく一日中、眠たい気もしますが、副反応と言える程の著しい体調変化はありません。明日になると、日常と全く変わらなくなりそうですね~。
 今回は、頭痛(軽度)が無い分、1回目の接種後より、私は楽な気がします。人によって違いがあるのでしょうから、個人個人の体質・考え方次第ですが、これで日本の、世界の、コロナ禍のリスクを軽減できるのなら、とても良い事でしょう。

            *

 先日、千葉県柏市居酒屋「庄や」の前で、通行人に声を掛けながら、スタッフが弁当を一生懸命に売っていました。私も一つ、購入~🍙 ❣
 今の時代、画家稼業も誠に厳しい時代となりましたが、飲食店も、これまた、とても大変です・・・。私は東京藝術大学卒業後、「金唐革紙(国選定保存技術、手製高級壁紙)」の仕事を本格再開するまでの1年半位の間、茨城県取手市「庄や」でバイトをしていました。日中、絵(日本画)を制作し、週に3日・1日8時間位、居酒屋で夜間働いていました。親の財力・人脈でも無い限りは、”絵”(売り絵)だけで食べていくのは、昔も今も実に困難なのです。

 私は当時、体力があり、手が器用で素早いので、週末のパントリー(飲み物を作る所)を一人で任せられ、私よりパントリーをこなせる人がいないという事で、あまり嬉しくも無いのですが、「パントリスト」というニックネームを付けられました・・・。そんな経験もあり、今の飲食業界(特に居酒屋・酒屋 等)の大変さが少しは分かるのです・・・。また、バイトが無くなった地方出身の大学生等は、さぞ厳しい環境だろうと、とても心配しています。
 私は貧乏画家の宿命で、今まで、美術・絵画関係(日本画、絵本画、金唐革紙、大学講師・絵画教室講師 等)以外にも、全く絵とは関係ない、様々な種類の職業(30種類以上)を経験してきました。
 ただ、一見、”美術”とは直接結びつかない余計に思える経験なのですが、これらの多くの経験が、様々な社会的立場・地位の人々への理解を深める事に繋がり、「日本画」や「絵本」の創作に間接的に役立っているのではなかろうかと、今では、良くとらえています。また少なくとも、画家以前に、人間的な成長には影響しているのではないかとも思います。 

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テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-08-11

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ⑨

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。

 今回は、中国向け新作絵本〈第3弾〉制作過程、日頃の出来事、スタジオジブリ・長編アニメーション映画「もののけ姫」放送、までをまとめました。(大垣祭り・中町 布袋軕「天井画」制作過程と、既にまとめた長文を除いています。)
 「大垣祭り・天井画」と「新作絵本」制作も、いよいよ、気持ちが乗って参りました。この後も、乞うご期待~❣

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁

                  ★


2021年7月19日

 本当に危なかった! 
 今日、柏駅周辺のエスカレーター(上り)で、私の直前に乗っていたお年寄りがよろめき、後ろに倒れかけたので、私が後ろから全身で支えて、事なきを得ました・・・。もし私がいなければ、お年寄りは命に関わる大怪我をされた事は確実でした。後から考えても、ゾッとします〰。
 私は日頃、常に周囲に気を配っているので、お年寄りの足元がよろめき始めた兆候を即座に察知し、すぐに体で支えました。これがもし、”ながらスマホ”でもして(私は携帯電話を持っていませんが)、ボーッとしていたら、お年寄りはもちろん、私自身も巻き添えとなりエスカレーターから転落していた事でしょう。改めて、いつも生活している身近な所に、大きな危険が潜んでいる事に気づかされました。今回は運良く私が背後にいたので、大事に至る事もなくて良かったのですが、あの覚束ない足取りのご老人の、今後のご運を祈らずにはいられません・・・。

 何時いかなる時も、お年寄りや、小さなお子さんが、路上等で危険な目や困難にあっていたら、若い人々は手を貸してあげなければならないのです。情けは人の為ならず・・・。いつ自分が他人に助けられるやも知れません。近年、近所で挨拶をしても、全く無反応な若者から年配者までが増えました。人の世は助け合いの世です。人は一人では生きていけない動物なのです。周囲の人々にも、最低限の気遣いができる、心のゆとりを忘れたくないものです~。
 私は画家という職業上、常々、周りの様子を観察する事が習慣になっているのですが、そうでなくても、周囲の状況を把握して身を守るという行動は、動物的にも大切な事なのです。近年、”ながらスマホ”の事故が多発していますが、人が動物的本能を忘れてしまわないよう、注意しないといけませんね~。


7月20日

 現在、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第1場面」”彩色”の最終段階に入っています。かなり細部の描写を進め、あと一息で「第1場面」右側も完成となります。 (^・^)y
 私には珍しく、現代の風景を描いています。主人公達が実に楽しそうに躍動しています。適度なリアルさと、日本画的・絵本的省略画法が融合して、丁度良い感じです。
 いよいよ作画が楽しくなってきました~💛 この調子で、「大垣祭り・布袋軕 天井画」と合わせて、果敢に描き進めましょう。


7月21日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉「第1場面」”彩色”が、完成しました。新しい試みが満載なので、なかなか手こずりましたが、良い感じに描けました。場面の状況が、良く読者に伝わると思います。
 最終的に、全場面を合わせて、少しの手直しをするかも知れませんが、まずは、これで「第1場面」は完了です~。
 次は、描きかけの「第2場面」。そして続く「第3場面」を描き始めましょう~。 ('ω')ノ


7月28日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の、「第3場面」”下図”に取り掛かりました。
 ここから、この物語は、一気に、大きく進展します!! 美しく幻想的な時代絵巻が、次々と展開されていくのです~。いよいよ面白くなってきましたよ〰。とっても、楽しみだね~~~💛 (^。^)y


7月31日

 先ほど、Facebookに「前澤友作 Yusaku Maezawa」を名のる人物から友達申請が来たので、一度、友達承認したら、メッセージに、100万円がもらえる等という文面とURLが貼り付けられて来ました。とても怪しいので、友達承認を取り消し、メッセージを削除しました。
 FacebookやTwitterで同様の詐欺が横行しているらしいので、注意が必要ですよ~。働きもせず、努力や苦労もせずに、お金だけを得たいという安直な考え・・・、100万円という巨額を安易にもてあそぶ情報・・・、この内容が本当でも嘘でも、いずれにしても、なんとも情けない、ご時世ですね~~。( ;∀;)

                *

「タイ王国 北部・ラオス北部 写生旅行」(2011年4月~5月)での、タイ・チェンマイ・トレッキングの前日、古いトレッキングシューズの片方のゴム底がはがれました。タイには靴修理の露天商がおり、はがれたゴム底を糸でぬって直してもらいました。しかし、次の日から3日間のトレッキングの途中で、もう片方の靴底がはがれてしまいました。そこで仕方なく、トレッキング終了後、タイの小さな百貨店で、安い運動靴を購入しました。
 ・・・・その靴を10年ばかり、現在まで大切に使用してきましたが、とうとう今日、散歩の途中で、靴底が崩壊しました~。( ;∀;) 誠に汚い物ですが、私にとっては大切な思い出の品なので、記念に撮影~!! 
 私は貧乏性なのか(実際に貧乏画家ですが)、物を大切にする性分なのか、物持ちが非常に良いのです。中学・高校・大学時代の画材や小物、父・兄のお下がりの服 等を、未だに使っているケースがあります。かつては、「せこい」「みみっちい」等と否定されがちでしたが、今の時代、「もったいない精神」が尊ばれるので、ようやく私の精神も、時代に合って来ましたね~。 (^。^)y

タイの靴
 とうとう、お釈迦になった、タイの思い出の運動靴

タイの靴
 とうとう、お釈迦になった、タイの思い出の運動靴


8月11日

スタジオジブリ・長編アニメーション映画 「もののけ姫」 
 2021年8月13日 夜9時~11時44分、日本テレビ・金曜ロードショーにて放送!!


 「もののけ姫」の世界観や、ヤックル等の登場人物・動物の原点であると言われている、宮崎 駿さんの絵物語「シュナの旅」(徳間書店)。
 その「シュナの旅」の更に原話となったのは、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)に描かれた、チベット民話「犬になった王子」なのです。('ω')ノ

(※「もののけ姫」の他にも、スタジオジブリ長編アニメーション映画 「風の谷のナウシカ」 「天空の城ラピュタ」の壮大な世界観や、登場する人物・動物(ヤックル等)描写は、「シュナの旅」~「犬になった王子」が原点になっていると言われています。また、ジブリアニメ「ゲド戦記」の原案は、まさに「シュナの旅」なのです。)


●金曜ロードシネマクラブ 「もののけ姫」
https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20210813

○後藤仁公式サイト 「後藤 仁(GOTO JIN)のアトリエ」 ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://gotojin.web.fc2.com/book02.html
○Amazon アマゾン ─ 絵本 『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8E%8B%E5%AD%90%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%A9%B1-%E5%90%9B%E5%B3%B6-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/4001112426/

絵本『犬になった王子 チベットの民話』表紙 小
 絵本『犬になった王子 チベットの民話』 (岩波書店) 表紙


テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-07-18

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ⑧

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。

 今回は、中国(中華人民共和国)向け新作絵本〈第1弾〉 『青蛙緑馬(チベット民話)』の公式発表 再掲載と、中国向け新作絵本〈第3弾〉の制作過程 等、「大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま)天井画」制作過程を除いた記事をまとめました(「大垣祭り・天井画」制作過程は後日、別途まとめます)。
 ここ1年余り、コロナ禍による絵本発売延期や伯父の逝去等もあり、なかなか制作に集中しきれない日々もありましたが、ここに来て、いよいよ制作にも熱が入ってきました。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁

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2021年6月14日

 この数日、中国向け新作絵本〈第3弾〉をじっくりと描き進めました。ようやく「扉」は7割方の進捗で、「第1場面」は6割程の完成です。今回の絵本は自分でストーリー(文章)も考案しているのですが、それで描きやすくなるかと思いきや、逆に難しい描写が要求される設定を自ら選択しているようです。それが後藤 仁の、後藤 仁たる所以なのでしょうね~。
 中国向け絵本〈第1弾〉『青蛙緑馬』は、多少ざっくりとした描きぶりで、絵本的な面白みを試みました。絵本〈第2弾〉は、繊細な容貌や衣装の描写で美人画的表現を試みました。今回の絵本〈第3弾〉は、今までに比べると、多少リアル、かつ繊細・流麗な表現を追求しています。
 私は常に一作一作、趣向を変えて、今までやった事のない新たな描画技巧に挑戦し続けたい、という思いが強くあります。今回も新たな趣向が満載されており、その分、描くのには時間もかかり、毎回、試行錯誤の連続です。上手くいくかどうかは、完成してみないと分かりませんが、マンネリ化しない・他者の模倣に終わらない、・・・それこそ、”芸術創作の魂”というものなのです。


6月15日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉制作は、「扉(前扉)」を8割強まで描き進めました。この辺りに来て、ようやく、今回の『絵本』の方向性が見えてきました~。気持ちも乗ってきましたね~~。(^o^)丿
 私は、「ラフスケッチ・下図」の段階では、おおよそのイメージ・雰囲気をとらえておくだけで、「本画」に入ってから、最終的な作画の方向性を決定していきます・・・。つまり、この最初の第一歩である「扉」の完了で、一気に『絵本』の全体像が見えるのです。主人公の顔立ちや衣装等も、ここで決定します。その為、この最初のアプローチは、とても重要なのです。
 今回の『絵本』には新たな試みが多分にあるので、この「扉」と「第1場面」で手こずる事は、やむを得ない必然なのです。


6月18日

 誕生日祝いをいただいた皆様、誠に有難うございます~💛。しかし、この年齢になっても、あまりこれと言った成果も出せぬまま、ただ虚しく歳だけを取っていきます・・・。(-"-)
 コロナ禍で超遅れていましたが、もうじき中国で、新作絵本『青蛙緑馬』(唐 亜明 文、後藤 仁 絵/浙江少年児童出版社)が発売されるという事らしいので、それが一番の素敵な「誕生日プレゼント」となりますね~。(^・^)ノ
 中国の出版社等の捜狐ブログ記事が、何故だか、先日から掲載停止(アクセス不可?)になったりしています(私のパソコンだけではないと思いますが?)。何らかの国情でもあるのでしょうか?
 とりあえず、現在アクセス可能な、拙作絵本案内記事を再掲載しておきます。(※中国では、「後藤 仁」を「后藤 仁」と表記します。)

         *

●搜狗微信搜索 「播撒阅读的种子——2021年“浙少云荐会”绘本专场回顾」 (浙江少年儿童出版社 2021,5,25)
 浙江少年児童出版社の公式 WeChat 微信にて、絵本『青蛙緑馬』の刊行正式発表がありました。
 (ページの保存ができないようなので、この「搜狗微信搜索」から検索して下さい。)

https://weixin.sogou.com/weixin?type=2&s_from=input&query=%22%E6%92%AD%E6%92%92%E9%98%85%E8%AF%BB%E7%9A%84%E7%A7%8D%E5%AD%90%E2%80%94%E2%80%942021%E5%B9%B4%E2%80%9C%E6%B5%99%E5%B0%91%E4%BA%91%E8%8D%90%E4%BC%9A%E2%80%9D%E7%BB%98%E6%9C%AC%E4%B8%93%E5%9C%BA%E5%9B%9E%E9%A1%BE%22&ie=utf8&_sug_=n&_sug_type_=&w=01019900&sut=30759&sst0=1623972674069&lkt=2%2C1623972666701%2C1623972671527

●WeChat 微信、捜狐 「年终盘点 | 前所未有的2020年快要过去了,小活字感谢有你」 (小活字 2020,12,30)
 小活字の公式 WeChat 微信、捜狐にて、絵本『青蛙緑馬』の刊行予定発表がありました。
 赤羽末吉さんの名作絵本「スーホーの白い馬」「王さまと九人のきょうだい」等や、加古里子さんの絵本の刊行案内とともに掲載されています。

https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzU3MDU0NTkzNg==&mid=2247543586&idx=1&sn=c6789dfd340083726d8eea9d8a7364c8&chksm=fcefa95dcb98204b0a9025f059ad6528285da8736fd97d8620e34bc51c9c9a394a550b1a21a8&scene=178&cur_album_id=1533798990725595136#rd

https://www.sohu.com/a/441439197_100161921


6月19日

 しかし、私もいよいよ”53”という歳になり思う事は、やはり「人生は誠に儚い」という事である・・・。

 私の兄は自分の子供の事を滅多に話さないので、よく分からないのであるが、兄の長男である私の甥は、地域で一番難関高校の三国丘高校に落ちた後、まあまあ難関の私立高校に入り、その後、確か和歌山大学に入り、今年、堺市の役人になったという。近年また、政治家・役人の不祥事がとかく多いが、まずは清廉な生き方をしていただける事を一番に望む。
 当時、甥が三国丘高校を受けたという事自体、私には奇異に感じ、共に歯科技工師の兄夫妻から、そんな秀才が出るとは思えなかったのだが、その後、姪(兄の長女)が三国丘高校に受かったと聞き、まんざら、でたらめではなかったのだと知った。兄は昔、長渕 剛主演の「親子ゲーム」というテレビドラマをよく観ていたが、それを地で行こうとしたのかと笑いそうになった~~。(^^;)

 後藤家は極めて手が器用な家系らしく、祖父は指物大工で伯父の後藤大秀さんは、からくり人形師・能面打ち師である。私の母も編み物の先生をしていたので、かなり手が器用であろう。しかし、学問に打ち込んだ人は少ないようで、私の父方の従兄に神戸大学大学院を出たり、母方の従姉に岡山大学を出た人等がいるくらいで、兄は歯科技工の専門学校卒である。
 私自身は勉強をしなくても国語・社会等は元々好きで成績は常に良い方だったが、英語や数学は全くやる気が起こらず、中学2年~高校1年にかけて赤点だらけだった。中学2年には既に、”美術”の道に進む事を決意していた私には、余計な勉強は必要ないと考えていたのだ。そんな訳で、高校1年で留年させられたので、その後、やむなく勉強して、全科目、クラスで(多分、学年全体でも)一番となったが・・・。自分で言うと嘘くさいが、多分、やる必要性を感じないだけで、やれば本質的には頭がそこそこ良い家系なのかも知れないね~。
 それにしても、甥は役人という最も平凡な生き方を選んだようだが、今の難しい時代を勘案するとやむを得ないのだろう。もっと人生を深く模索してほしい気持ちもあるのだが、冒険するには困難が多過ぎる時代に突入しているのだ。姪はどこの大学に進んだのか聞いていないが、やはり兄(私の甥)と同じような堅実な道に進もうと頑張っていると言う。それでいいのであろう、私のような不安定で先の全く読めない茨の道を行くよりは、現実的である。からくり人形師の伯父の子(私の従兄)が、大学を出て、警察官になったのと似ている。自営業の親の苦労を見てきた子は、往々にして、確実・安泰そうな道を選ぶらしい・・・。

 私の父は大企業に勤め、実に真面目で堅実な生き方をした。しかし、子供の頃は実家の家計が大変だったらしく中学しか出ていないので、あまり出世もせず、多分、定年間際の配置換え等のストレスによる鬱が原因だろうが、57歳という若さで自死した・・・。私が中学・高校の頃には、父は常々、「勤めるなら大企業か、もしくは手に職(料理人等)をつけろ・・・」等と言っていた。大企業は自分の経験から、手に職は父(私の祖父)と兄(私の伯父)の影響であろうか。ただ結果的には、父は自己の人生を中途で終わらせる事となった。それで満足していたのか、心残りがあったのか・・・、私が東京の予備校・大学に進んだ後は3~4度会ったきりで、遺書も無いので、知りようもない。もし父が生きていれば、私の無茶苦茶な生き様に心配の絶えなかったであろう父は、孫の市役所勤めを、誰よりも一番喜んだ事であろう。

 しかし、あっという間の儚い一生である。私のような、先の見通せない荒唐無稽で波乱万丈の人生を生きるも良し、父や甥のような堅実な生き方を選ぶのも良し、兄のように比較的安定的な手に職をつけるも良し。・・・いずれにしても、他人に迷惑をかけ過ぎない範囲で、大きな悔いの残らないように、ある程度の納得のいく人生を、精一杯おくれれば良いのであろう。
 父が生きた57年に、あと4年程で到達する今日この頃、時々ふと、そう思うのである・・・。


6月23日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「前扉」が完成しました。今年の4月8日に下図を描き始めて、4月20日から本画に取り掛かり、じっくり描き進め、計2カ月半をかけて、ようやく一枚完了です。主人公の2人と1匹の、凛々しく希望に満ちた表情が上手く表現できたのではないかと、少しだけ自画自賛~。(^^;)y    
 同時に描き進めている「第1場面」は、現在、7割位の進捗度です。
 今回の「絵本」は新しい試みに満ちていますので、最初から、なかなか手こずっています。前扉ができて、いよいよ「絵本」の方向性が定まりました。今回も精緻で、かつ、割とリアルで、かなりの時間がかかる作品になりそうです。
 しかし、この困難な時代、絵を描ける幸せを嚙みしめながら、ただひたすら懸命に描き続けるのみです。


6月24日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第2場面」下図制作に着手。ここから本格的に、一気に物語が動き出しますので、冒頭部分の重要な一場面になります。良い感じで、イメージが次々と浮かんできます。


6月28日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第2場面」下図を完成させ、本紙(和紙)に転写しました。この場面には、かなり詳細でリアルな風景が広がっているので、描くのは、またまた、大変そうですね~。しかし、その分、描きがいがあります。    ヽ(@_@)>
 何もかもの時が止まってしまったかのような昨今・・・。なかなか筆がはかどらない日々も多いですが、多少、時間がかかっても、焦らず、心を込めて、じっくり丹念に描いていきましょう。


6月29日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第2場面」に、胡粉(白色)と黄土で地塗りをしました。この工程を丁寧に行う事が、日本画では大切になります。
 これから、いよいよ面白い場面に入って行きますので、気合も徐々に上がってきました。まっこと面白きかな、絵本(物語り絵)創作ですね~ ❣ 


6月30日

 本日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第2場面」の彩色を開始しました。まずは、人物の各パーツ毎に、岩絵の具・各色を厚めに置いていきます。膠の濃度と分量には、長年の経験が必要で、これが案外難しいのです。 (-"-)
 「第1場面」の彩色・細部描写も徐々に進め、現在、8割位の進捗状況です。楽し気な主人公達の様子は、なかなか良い感じですよ~ ❣ 。


7月6日

 今年も、昆虫の夏が来ました!!🐝🐞 まず手始めに、ノコギリクワガタが私に会いに来てくれました~。絵の資料として写真を撮って、この後、鎮守の森に逃がしてあげようと思います。  (^・^)丿

 今日は、日本画材店のセール期間だったので、随分久しぶりに都心に出て、喜屋~得応軒~金開堂で日本画材を購入。それぞれの店の品揃えに特徴があるので、各店を回ります。日本画材はとても高価なので、貧乏画家の私などは誠に大変なのですが、これで、しばらくはもつと思います。今回も何とか絵の具が買えて、当分は絵が描けそうで、ボチボチ良かったね~~。

ノコギリクワガタアトリエに遊びに来た、ノコギリクワガタ 💛

ノコギリクワガタノコギリクワガタのアップ、大迫力~❣


7月9日

 グーグル Googleによる「後藤 仁」検索表示です。ページにリンクがあったので、貼り付けてみます~💛。
 ただし、「後藤仁 絵本」「後藤仁 日本画」等で絞り込まないと、私以外の人も混ざって出てきますよ❣。 (^・^)/~~~

https://g.co/kgs/XAz8Tj

         *

 「日本画」は、画材代も制作時間も多大に浪費するので、いつもながら、今後の時代に存続しうるのかが、誠に心配になる・・・。

 私の師である後藤純男先生の場合は、百貨店・専門画廊で、1号(ハガキ1枚位のサイズ)当たり、80万円で取り扱われてきた。東山魁夷先生亡き後、日本画の最高価格であった平山郁夫先生になると、実にその5倍(号 400万円)である。それらの価格帯はさすがに高過ぎるとも思えるが、今日までに、日本画が極めて高価で取引されてきたのも、ある程度は納得できる理由があるのだ~~。(もちろん、絵の本当の価値は、その評価額だけで決まるものではない事は断っておきたい。)
 まず、その描画技術を、そこそこ会得するのには、最短でも10年はかかるだろう。もちろん、その真髄を知り得るには、50年でも足らない・・・。また、画材代が極めて高い。岩絵の具の最も高価なものは、天然群青15gで6000円位する。更に高価な純金泥なら0.4gで5000円近くする。それを15g位なら、刷毛一塗りで使い果たす・・・。描き方にもよるが、水彩画や油彩画に比べて、日本画は基本的に描くのに時間がかかる。それらの諸条件に画家のステイタスが加わって、あのような高価格になるのだ。
 それにしても高過ぎる~。私などは日本画家にしては安い方だが、それでも、そこそこの大きさの日本画作品で、安めの国産乗用車一台に近い価格となる。(契約によるが、画廊・画商が販売価格の4割~8割程持っていくので、画家にはあまり残らない。)日本が高度成長期~バブル期ならば、それでも多くの日本画コレクターが存在したが、長らく日本経済が停滞し、美術の中心が現代アートや、マンガ・アニメ・ゲーム等のサブカルチャーに移りつつある現在、なかなか、日本画をこれまでのように売り続け、日本画家が普通に生活していくのは、かなり容易ではない。
 しかし、この使用困難な画材を用いた日本画を低価格で売るとなると、いくら売れたとしても、絶対に赤字にしかならない。私は日本画「絵本」の原画を描いているが、これは、ただ私の”こだわり”によるものであり、本来なら、全く不効率で費用対効果は絶対的に悪い。私の場合は、絵の取材で海外や国内の一人旅をするので、通常は一泊300~1000円位のバックパッカー的な超安旅であれど、チベット等の特殊な旅ともなると、絵本(絵のみ)の初版印税を完全に超える予算がかかる。絵本の初版5000部として、9カ月~1年余りにも渡る実質制作時間で計算すると、おおよそ、時給換算で200~300円にしかならない。そこから画材代を引くと、ほぼ無給となり、旅費を入れると大幅な赤字となる。
 それ故、画家が、売り絵にしろ、出版物にせよ、何にしても絵だけで食べていくのは、極めて容易ではない。大学や絵画教室で絵を教える等の副業が不可欠となる。そんな理由で、おおよそ、お金持ちのご子息か、親の地盤を活かせる二代目・三代目ばかりが、日本画界で目立つような昨今なのである。これでは、本当に才能とやる気のある、一般庶民出身の優れた芸術家が育たない・・・。

 それでも私が「日本画」の画材にこだわるのは、その悠久の歴史のみならず、その画材自体に多大な魅力があるからである。色彩、質感、表現の多彩さ・深み 等、他の画材では代えられない、大きな利点があるのだ。一度、この画材の魅力に取りつかれたら、生涯、追求したくなる。そんな魔力のような、魅力があるのだ。
 また、刹那的な娯楽ばかりが満ちあふれた現在、次世代を担う子ども達・若者達には、損得を度外視してでも、私の「絵本」「日本画展覧会」等を通して、そのような至高の絵の具で描いた、本物の”絵”を見せてあげたいという思いも強い。
 近年の絵本の編集者等は、CGや水彩による作家の扱いに慣れ、いとも簡単に描き直せるかのように、本画完成後に修正・訂正を求めてくる傾向がある。(もちろん、そうでない編集者もいて、元福音館書店編集長の唐 亜明さん等は、画家に対する理解が深くて有難い。福音館書店相談役だった松居 直さんの良い遺伝子を継承しているのだろう。)少なくとも、私の日本画は、そう簡単に描ける類のものではない。最高潮に気合が乗ってきた時に、最良の原案を元に、高品質の画材を用いて、神経を研ぎ澄まして描き上げるのだ。大げさなようであるが、それは正に命をかけた真剣勝負であり、同じものは2度と描けない一期一会の作品に他ならない。

 私も歯を食いしばって、描ける限り頑張り続けたい・・・。しかし、これからの厳しき時代に、そんな無私無欲の変人画家が登場する余力が、この日本にあるのだろうか・・・。それでも、次世代の芸術家に、ほのかな希望を託したい・・・。


7月10日

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕 ・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵)制作

 いよいよ、大垣祭り・中町 布袋軕「天井画」用の杉板がご用意できたという事で、気合も俄然高まってきました~。 ('◇')ゞ
 この後、原案を完成し、下図・本画制作と、およそ1年をかけて、じっくり丁寧に、心・祈りを込めながら、誠心誠意、全身全霊、創作に当たりたいと思います。
 世の中、コロナ禍の厳しき時節ではありますが、私は、中国向け新作絵本の原画制作と合わせて、これから、誠に忙しく、重要な1年になりそうです。

             *

 大垣祭は、2015年に国指定重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された、日本を代表する盛大なお祭りの一つです。
 布袋軕(ほていやま)再建は、文化庁からの文化財保存事業費/国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金の交付を受けての、大垣市の文化振興・文化財保護整備事業として、大垣祭保存会の主導による大垣市・大垣市教育委員会を挙げての大型復元事業となります。
 布袋軕は2020年から3年間をかけて、完全復元新調を目指す計画で、私はその締めくくりとなる、布袋軕「天井画(天井絵)」を描く役割を、全て任されました。

○大垣まつり「布袋やま再建日記」 ─ 「布袋軕」の天井絵の画材が準備出来ました。
http://hoteiyama.seesaa.net/article/482386260.html


7月14日

 ここ数日、中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第1場面」の彩色をぼちぼち進め、現在、左側があと一息で完成、右側は8割位の進捗度です。この場面は、左と右に画面が分かれ、更に、左側は3つのパーツに分かれています。つまり全部で4場面になっているのです。
 私は「絵本」においては、ほとんどの場合、見開き1場面で大きく描くのですが、今回は小さくコマを分けるという複雑な構成を試みています。少しマンガ的なコマ割り要素を、絵本に持ち込んでみました。これもまた、私にとって新たな模索となります。
 その為、描くのは、なかなか大変ですが、細部まで大切に描き起こしています。一つ一つの主人公達の行動が、実に面白いね~💛 いよいよ作画にも、気合が入ってきましたよ~❣❣


7月16日

 10年位使用した赤口代赭色の「念紙(ねんし/転写用の和紙)」がボロボロになってきたので、本日、新しい念紙を作製しました。私は6色程の自作の念紙を、場面に応じて使い分けています。
 中国向け新作絵本〈第3弾〉の「第1場面」の彩色も進め、左側はほぼ完成、右側は8割強の完成度です(最終的に、左右を合わせて、細部を微調整します)。
 この場面の懐かしい光景を描いていると、夢に燃えていた、若き、あの頃を思い出しますね~。 ($・・)/~~~ 



テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-06-12

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ⑦

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は、中国(中華人民共和国)向け新作絵本〈第1弾〉 『青蛙緑馬(チベット民話)』の公式発表や、中国の出版社の「絵本賞」発表 等がありました。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁

                    ★


2021年5月1日

長崎市子育て応援情報ホームページ 「イーカオ」
『ちいさないす』 こどもとしょかんだより (2017年11・12月号)

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご推薦いただき、誠にありがとうございます。

https://ekao-ng.jp/kodomotoshoh29-11-12/
https://ekao-ng.jp/wp-content/uploads/2017/11/3.jpg

『ちいさないす』こどもとしょかんだより (2017年11・12月号)


5月5日

Destination Guide_ Jiewa (Guizhou) in China _ Tripmondo
 JIEWA IN GUIZHOU
 DESTINATION GUIDE CHINA


https://www.tripmondo.com/china/guizhou/jiewa/

 中国貴州省の英語紹介サイトに、私が撮影したYouTube画像が掲載されていました。
「中国貴州省の旅 ミャオ族の踊り」(2008年4月20日/絵師、日本画家・絵本画家 後藤 仁 撮影)
・・・絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)制作で、ミャオ族・トン族村の取材に訪れた際に私が撮影した、ミャオ族の祭り・姉妹飯の光景です。
 

5月18日

Baidu 百度 「第二届东方娃娃原创绘本奖“童心向党”主题奖决审获奖名单公布」という記事内で、少し私(中国文: 后藤 仁)の事にも触れられています。これはつまり、私の言う、中国向け「絵本〈第2弾〉」の事を指しているのですね・・・。 ('ω')ノ
〈抜粋〉・・・・・・日本绘画名家后藤仁、大岛英太郎等也应组委会的邀请,参与主题绘本的创作。
〈日本語訳〉・・・組織委員会の招待で、日本の有名な画家の後藤 仁と大島英太郎らもテーマ絵本の創作に参加しました。

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1699921816433111512


出版人杂志 「第二届东方娃娃原创绘本奖“童心向党”主题奖决审会议召开,18部作品获奖」というサイトにも、Baidu 百度と同じ内容の記事が出ています。中国では、同じような内容の記事が、様々なサイトに転載されるケースが多く見られます。
 日本绘画名家后藤仁、大岛英太郎等也应组委会的邀请,参与主题绘本的创作。
(解説: ただし、私の絵本制作は元々、この絵本賞の為になされたものではなくて、多分、出版社の便宜上、このような招待出品という発表形態になったのでしょう。当然、私は日本人ですし、私の作画意図はこの絵本賞の趣旨には合っていないのです・・・。
 優れたチベット族の民話を元に、主人公の女性の外見だけではない心の美しさを描きたいという思いと、人種・民族を越えた文化の伝播・融合の歴史の素晴らしさを描こうという気概を主眼に、国を越えた人類共通の普遍的な価値観を表現した作品なのです。)

https://www.epuber.com/2021/05/18/10812/

○その他、主な掲載サイト(この他にも、幾つかのサイトが確認できました)。

出版商务网 「向建党百年献礼!第二届东方娃娃原创绘本奖“童心向党”主题奖出炉」
http://www.cptoday.cn/news/detail/11499
书香江苏 「第二届东方娃娃原创绘本奖“童心向党”主题奖决审会议在京召开 ...」
http://www.sxjszx.com.cn/portal.php?mod=view&aid=2237111


5月20日

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店/後藤 仁 絵、君島久子 文)が、
書籍ランキング速報 ─ honto (5/20)本の通販ストアランキング > 児童書・絵本 > 昔話・神話・伝説ランキング 3位
・・・との事。誠にありがたい事です。🥰
https://amasale.newif.net/ranking/hdetail/3552391


5月30日

 中国向け新作絵本『青蛙緑馬(チベット民話)』 《中国原創絵本精品系列》(浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字/文:唐 亜明、絵:後藤 仁)
 コロナ禍の影響等で約1年半も発刊が延びていましたが、いよいよ近日発売へ!! 中国最大の児童書出版社・浙江少年児童出版社の”インターネット推薦書発表会”で、本書がご紹介されました~☆。
 より詳細なご案内は、発売後においおいお伝えいたしますので、もうしばらくお待ち下さい。

播撒阅读的种子——2021年“浙少云荐会”绘本专场回顾
 5·20,在这样一个特殊的充满爱的日子里,2021年“浙少云荐会”第五期“播撒阅读的种子”·绘本专场如约而至。

2021年“浙少云荐会”绘本专场回顾

2021年“浙少云荐会”绘本专场回顾 (青蛙緑馬)


6月1日

WeChat 微信 「播撒阅读的种子——2021年“浙少云荐会”绘本专场回顾」 浙江少年儿童出版社(2021,5,25)に、私の作画絵本『青蛙緑馬(チベット民話)』《中国原創絵本精品系列》(浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字/文:唐 亜明、絵:後藤 仁)の記事が出ていたのですが、同じ内容の記事が掲載されるはずの、浙江少年児童出版社 捜狐・公式ブログの記事配信が何故か先日から停止されており、WeChatの記事もショートカット作成・保存ができないバージョンしか見つかりません?
 代わりに、伝世活字国際文化メディア・小活字のWeChat 微信、捜狐の記事が貼り付けられるので、そちらを掲載します。拙作絵本『青蛙緑馬』も少し紹介されていますよ~!! 😘
 
WeChat 微信、捜狐「年终盘点 | 前所未有的2020年快要过去了,小活字感谢有你」 小活字(2020,12,30)
https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzU3MDU0NTkzNg==&mid=2247543586&idx=1&sn=c6789dfd340083726d8eea9d8a7364c8&chksm=fcefa95dcb98204b0a9025f059ad6528285da8736fd97d8620e34bc51c9c9a394a550b1a21a8&scene=178&cur_album_id=1533798990725595136#rd

https://www.sohu.com/a/441439197_100161921


6月2日

 2020年初め、元々得意でもない、作家団体等での雑務から完全に離れ、しばらくは創作のみに、なるべく力を注ごうと思いました。丁度、コロナ禍が来て、むしろ不必要に人に会う機会もなくなり、制作に打ち込めたのは良かったのですが、丸2年程かけて描いた2冊の「絵本」の発売が、大幅に遅れるという事態が起こりました~。
 私は幼い頃から、好きで”絵”を描いて来ましたので、その後の結果や世間的な評価等は、極論を言えば、どうでも良いのです。しかし、たとえ好きで選んだ、いばらの路とは言え、多大な時間と労力をかけ、胃を傷め・歯を食いしばって描いた作品が、何の実も結ばないとなると、やはり精神的に、極めてきついものです・・・。このコロナ禍での1年半は、そう言った意味では、37年余りの私の日本画・画家人生の中でも、未曽有の事態となりました。1年以上も、展覧会(個展・グループ展)や絵本等の作品発表も、取材旅行も、ほぼ無いという状況は、私にとって、極めて異常な事態なのです。
 いつ終わるとも知れないコロナ禍に見舞われ、元々、私など取るに足らない貧乏画家であるのに、ますます厳しさを増す生活状況に陥り、世間の大混乱も合わせて、長い期間、実に色々と考えを巡らしました・・・。元より、答えなど出るはずもない画家人生、この数か月程は、なかなか制作に集中しきれない日々が続き、精神的に追い詰められる感もありましたが・・・・、やはり、描くしかないのです。一つ一つの仕事を、どこまでも丹念に誠実に・・・。
 たとえ、完成した作品が、全く世間に受け入れられなくても構いません。それよりも、自分自身の創作への信念と誠意に、嘘はつけないのです。もし天命が、私が絵を描く事を良しとしないのなら、もうとっくの昔に、私はこの世にはいなかったでしょうから・・・、一縷の望みを信じて、ひたすら絵を描き続けなければいけないのです。そう思うと、これもまた、幸せな画家人生と言えるでしょうかね・・・。


6月4日

 たまに画家の中には、自分は制作する上で、一度も壁にぶつかった事が無いとか、迷ったり悩んだりした事が無い、等と自慢げに話す人がいる。多分、強がりや虚栄心であろうが、本当の芸術家ならば、そんなはずはない。古来より、どんな天才画家であろうと、・・・雪舟等楊、長谷川等伯、伊藤若冲、葛飾北斎~レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ~青木繫、ピカソまで、時代や洋の東西を問わず、皆、迷い悩みながら、苦心しながら作品を創作したはずである。悩まないで、苦しまないで描いたような浅い作品を、私は”芸術”と呼びたくはないし、そんな高慢な作家達(多分、ビジネス画家なのだろう)と無駄話をする余計な時間も無い。
 一時代の一団体等の評価や肩書を盾に、「皆さん、頑張って下さい」等と、上から他者を見下すような物言いをしてはならない。もし言うのならば、「私も皆さんも、一緒に頑張りましょう」である。どこまで描き続けようと、どんなに研鑽を積もうとも、画家など、所詮一生、一画家でしかないのだ。自分こそ、まだまだ更に、頑張らねばならないのだ。
 私は、どこまでも謙虚に、作品に向き合っていきたい・・・。多分、私の凡才では、一生かけても、大した作品は描けないかも知れない。それでも描きたいものがある限り、そして、一人でも、私の作品を心から待ち望んでいる人がいる限り、私は誠心誠意、心血を注ぎ、烈しく苦しみながら、そして、それまでも大いに楽しみながら描き続けたいと思う。


6月6日

美術品・絵画・骨董品 高価買取いたします 日本美術保全協会
 大学別-芸術家 ─ 著名な芸術家-大学一覧 ─ 東京芸術大学 著名な卒業生

https://www.nihon-bijyutu.com/university/?university=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%8A%B8%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6
 古美術商のサイトですが、各ジャンルの作家がよくまとめられていて、分かりやすいです。一覧には、私・後藤 仁も掲載されています。

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 インスタグラム(Instagram)にて、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)等をご紹介していただくケースが度々あります。近年、ご掲載していただけたものを、幾つか挙げてみます。
 チベット犬・チベタンスパニエルの愛好家の皆様に絵本『犬になった王子 チベットの民話』を読んでいただけるのも、また新たな絵本の魅力の発見と言えましょうか。そしてやはり、お子さんに熱心に絵本を読んでいただけるのは、実に率直に嬉しい事ですね~!!
 
○絵本『犬になった王子 チベットの民話』関係
https://www.picuki.com/media/1945730240271384228
https://www.picuki.com/media/2392217765292797671
https://www.picuki.com/media/2454521154522875508
https://www.picuki.com/media/2493464536766674261
https://www.picuki.com/media/2578533308229991246
https://www.picuki.com/media/2580026393782819798
https://www.picuki.com/media/2582634756171099377
https://www.picuki.com/media/2586049392709380158

○絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』関係
https://www.picuki.com/media/2518284176706192595
https://www.picuki.com/media/2527787950609867978


6月8日

 私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)をご覧いただき、誠にありがとうございます。子どもさん方は、他者(権威者・メディアなど)の見解にとらわれず、純粋に熱心に、心から楽しみながら「絵本」を読んでいただけるので、とても嬉しいですね。どんな評論家・専門家のご意見より、絵描きとしては、一番の励み・やる気になります~。😂
 この絵本は、とても感動的で素晴らしいストーリーなので、次世代の人々に、末永く伝えられたらと、願っています。



娘が、絵本を音読しているのを、こっそり聞いた話。

お隣の3歳の女の子Kちゃんと、うちの6歳の娘はとても仲良し。平日Kちゃんは保育園に行っているので遊べないけれど、休日になると2人で連れ立って、おままごとをしたり、かくれんぼをしたり、4月か...

吉田 麻理子さんの投稿 2021年2月27日土曜日


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 中国向け新作絵本制作〈第3弾〉ですが、初っぱなの「扉、第1場面」から、岩絵の具で描くのが難しい内容となり、かなり苦戦しています。私が都会の風景を描く事はまれなのですが、今回の現代風の場面の描写は、予想以上に骨が折れます・・・。
 先の2冊の「絵本」の発売が延びていた事等もあり、ここ1カ月余りは集中力を欠いていたので、間をおきながらボチボチと描き進め、現在、ようやく3~4割位の進捗状況です。何とか全体像が見えてきました。
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 なかなか集中力が完全充実しない、この1カ月間余り、中国ドラマの研究期間と定めて、中国歴史ドラマや中国ネットドラマを創作の合間にボチボチ拝見していました。
 中でも特に、中国を代表する女優・景甜(ジン・ティエン)が主人公の藤の化身・司藤を演じるネットドラマ『司藤』は、とても新鮮で素晴らしい出来でした。景甜の妖艶な美しさも凄いのですが、男主人公を演じる张彬彬(チャン・ビンビン)の男前ぶりも極まっています♡。その他の脇役も、それぞれの個性が面白い~。
 ストーリー展開は、「そんな訳ないだろう~」と少し笑える部分も多々ですが、とても凝っていて、斬新です。雲南省・チベット族居住地や、湖を望む高台の美しい風景も素晴らしく、景甜のチャイナドレスを始め、チベット族・ミャオ族の衣装等の背景描写も実に優れています。音楽もとても心地良い。
 私にとっては、最近観た”現代ドラマ(いずれも、歴史トリップ部分ありですが)”では、『JIN −仁−』以来の感動作ですね~!! (私は小さい頃から、日本のドラマでも”時代劇”が好きでした。ちなみに、純粋な”歴史ドラマ(時代劇)”では、現在は平均的に中国作品のレベルが高いのですが、今まで観た中では、やはり景甜主演の中国歴史ドラマ『麗王別姫~花散る永遠の愛~(大唐栄耀)』が一番、素晴らしいです。その他、景甜の主演作では、『ハンシュク(班淑)~皇帝の女傅』もコミカルタッチで面白いです。また、韓国歴史ドラマでは、イ・ヨンエ主演『サイムダン(師任堂)、色の日記』、ムン・グニョン主演『風の絵師』、といった画家の一生を描いた作品に興味が高いです。)  
 『司藤』の作中には、CG(コンピューター・グラフィックス)が多用されていますが、かなり中国の技術力は高くなっており、誠に優れた出来でした。

 イラスト・デザイン・絵本等もCG全盛の昨今ですが、CGにはない手描きの良さ・温かさをどこまで・いつまで表現できうるのか、この後の時代の人々の必然と要求を考えさせられました・・・。
 私は手描きの可能性を信じて、どこまでも手描きにこだわって、描き続けたいと考えています。というより、それしかできないという事もありますが・・・。


6月9日

 前に関わっていた或る日本画家から、さも意味ありげに微笑しながら、「後藤さんは、絵本でしょう・・・。」と言われた事がある。そのグループでの展覧会パンフレットの記述を見てみると、私の肩書は、「絵本画家、日本画家」と記されていた・・・。「あなたは日本画家ではなく、絵本画家だろう。」とでも言いたいのであろうが、もっと日本画の歴史でも、勉強してほしいものだ・・・。
 私は、日本画の伝統的なカテゴリーの一つである「物語絵」を追求する延長で、近年は「絵本」の仕事が増えた。とは言え、私は長年、日本画家としての学びをしてきて、画材は純粋な日本画の画材を用いており、自己の道程を示すためにも、肩書を記すなら「日本画家、絵本画家」と日本画家を先にして、並記している。最近は、前に一時期使っていた「絵師」を復活させて、「絵師(日本画家・絵本画家)」と書いたりする。元々、画壇に対するこだわりは無く、絵を描く職人的芸術家である事実を示したいのだ。しかし、肩書等、本来どうでも良いとは言え、他人から一方的に押し付けられると、嫌な気がする~。

 この今の時代になっても、基本、子供向けの「絵本」を低い”芸術”だととらえる人が多くいる。日本画の主要団体に所属しているから本格的で、無所属日本画家は中途半端でレベルが低いととらえる人が多くいる。時代錯誤も甚だしい。それは40~50年前までの考え方であろう。絵の値段など所詮、画商が定めただけで、いい加減なものであるが、現実として日本画家で今、一番絵の価格が高いのは、無所属日本画家の千住 博 先生である。同じく現在、無所属の中島千波先生 等も極めて高価格で人気が高い。類型化・没個性化の進む、日本画の団体・派閥等、今後ますます意味をなさなくなりつつある・・・。
 一昔前の日本画家では、東山魁夷先生、平山郁夫先生、後藤純男先生 達がいて、多くの日本人に知られていた。しかし、現在、あの時代以前程、知名度の高い日本画家など、ほとんどいない。むしろ、著名な絵本作家の方がよほど、多くの人々に知られている。日本画の主なコレクターは現在、ほぼ超高齢者である。ほんの一部の好事家・専門家に愛好されるより、より多くの幅広い年代の人々に愛好される文化の方が、本当の意味での価値の高い”芸術”だとも言える。
 昔は、サブカルチャーと低くとらえられていた、マンガ・アニメ等が、今や日本を代表し世界に羽ばたく、一大文化として成長している。純粋美術では、現代アート系だけが一定の勢いがあり、世界に通用するのは日本画家・洋画家ではなく、現代アートの村上 隆さんらだけである。
 「絵本」は基本、子供向けの芸術であるが、次世代を担う子供への文化継承は極めて重要な事である。当然、いい加減な作品等、与えられるものではない。また私は、「絵本」を子供の読み物のみならず、青年~大人~老人まで、もっと幅広い年代と立場の人々に見ていただける、高品質の高尚な芸術文化にしたいと願って、常に創作に当たっている。
 現代の日本画家も、保守的性質のまま、自己の世界だけに没入する生き方でも良いのだが、もっと世間・世界の動向を知り、本当に次世代までの人々に愛され親しまれる”芸術文化”とは何なのかを、真剣に、誠心誠意、模索せねばならないだろう。・・・もちろん、これは私も含めてである。大きな絵画団体に所属している等という事実だけで、大きな顔をできる時代は、もう既に終わったのである・・・。


6月10日

 本日も、中国向け新作絵本〈第3弾〉をボチボチと描き進めました。いつもながら日本画での細密描写は非常に難しく、手こずっています。パソコンでの文字打ちなら造作もない事でしょうが、画中に手描きで文字を書くの等、なおさら難しい・・。かなり疲弊しますよね~~。 (@_@)丿
 現代日本画家は画材自体のマチエールの強さと勢いでカバーしている作家が多いのですが、日本画の岩絵の具で普通に描写するのは、実の所、とても技術がいるのです。自身の技術力の無さに辟易しながらも、何とか試行錯誤しながら描いています~。
 日本画は極めて扱いが難しい画材なのですが、上手く完成できると、実に奥深く美しい色が出ます。他の画材では代用は不可能なのです。この絵の具の魅力が、どこまで印刷物の「絵本」で再現できるのかは疑問もありますし、現代人はCG等の人工的で単調な色に慣れてしまい、日本画の色の魅力を解さないという意見も聞きます。それでも、日本画の画材の将来性を信じて、今後とも、私はこの困難な画材に対峙していきたいと思うのです。


6月11日

Kiddle ─ Jin Goto facts for kids
 Kiddle.co は、子供たちの安全を強調した、Web検索エンジン、および、オンライン百科事典(英文のみ)、だそうです。
 私・後藤 仁のページも掲載されています。世界中の子ども達の学習に役立つと、嬉しいですね~。 (^。^)y

https://kids.kiddle.co/Jin_Goto


テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-04-29

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ⑥

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は、中国(中華人民共和国)向け「新作絵本〈第3弾〉」文章・ラフスケッチ・本画制作の経過と、その他、中国サイトの記事等、すでにブログに掲載済みの長編以外の短編文章をまとめました。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                    ★


2021年3月18日

 中国向け『オリジナル新作絵本』〈第3弾〉、報告。「ラフスケッチ・コマ割り〈第2案〉」に対する編集者からのご意見等を取り入れ、およそ2週間かけて、「文章」「ラフスケッチ・コマ割り〈第3案〉」を十分に練り直しました。場面数を少し減らして、内容の密度が上がりました。これで、より完璧に近い完成度になったのではないかと思います。誠に素晴らしい物語絵本になりそうな予感です~。😆
 更に続く、『オリジナル新作絵本』〈第4弾〉の構想も、どんどん湧き出てきますので、ひとまず、「文章」にまとめてみました。こちらも、血沸き肉躍る、素敵な冒険物語絵本になりそうで楽しみです。
 本日、完成した「文章・ラフスケッチ」のコピーを、出版社・編集者に送りました。

            *

 日本も中国も世界中も、このコロナ禍で、経済や文化界は混乱をきたしています。私自身も、作画・提出済みの『新作絵本』の出版が1年数か月も延びただけではなく、それ以前から、福音館書店「こどものとも」新作絵本制作は、確たる理由もなく7年余りも据え置かれ続けています・・・。出版美術以上に、日本画界の不況はさらに深刻で、コロナ前から長年、苦境にさらされてきましたので、このコロナの洗礼は誠に熾烈の極みなのです。
 今、経済的にも精神的にも厳しき環境が続いていますが、日本の純粋美術不振・出版不況下において、果たして実際に、どこまで成果が期待できるのかは不明です。しかし、なかなか気持ちが乗りにくい、現在の苦境下においても、制作したいという意気込みだけは無くしてはいけません。目前の現状だけにとらわれる事なく、とめどなくあふれ出る”創作心”を元にした作品構想を、一つ一つ形として留めておきたいのです。
 いずれ少しでも状況が改善した頃には、きっと、多くの皆様に喜んでもらい、感動してもらえる芸術作品を、世に出せるという希望を失ってはなりません。命ある限り、その望みを胸に、来し方行く末、地道に創作に邁進していくのです。


3月23日

 中国向け『新作絵本』第1弾「青蛙緑馬」第2弾「○○○○」の刊行を気長に待ちながら、すでに、私の創作意識は、続く、『オリジナル新作絵本シリーズ』〈第1・2・3・4話・・・〉の構想へと移っています。それらが、いつ作品になるとも全く不明ですが、その現実よりも、頭の中に湧き出続ける妄想の如き作画構想を、とりあえず、書きとめているのです。
 私は幼少の頃から、空想癖がしごく強く、時間さえあれば、湧き出る空想を”絵”に描いていました。その本質は、今も基本、変わらないようです・・・。「日本画」だけを描いていた時期は、絵画的表現のみを意識していましたが、近年、「絵本」を描くようになってからは、物語とともに絵のイメージが次々と、取りとめもなく溢れてくるのです~。 (@_@)y.。o○
 極論、たとえ一生、作品化がなされなくても、日の目を見なくても構わないのです。もちろん、多くの人々に楽しんでもらえるのが一番です。しかし、自分が望むように世の中がいくとは限りません。そうであっても、私の創作心は満足なのです。もし、私のこの妄執を、深く深く理解していただける、奇特な方がいらっしゃるなら、随意ご協力いただけると、誠に嬉しく有難いのですが、今の厳しき時代にそんな生易しい世界など、なかなかありませんよね・・・。
 それでも私は、ただひたすら絵筆を取り、美しき・気高き、この”後藤 仁 ワールド”に浸りきり、理想的世界を描き続けたいのです。これはただ、そんな変人絵師の戯言にしか過ぎないのです~。🤪

絵本『青蛙緑馬』表紙中国向け新作絵本『青蛙緑馬』 (浙江少年児童出版社) 表紙・部分


3月25日

 現在、先日23日から書き始めた、『オリジナル新作絵本シリーズ』〈第3話〉の文章を練っています。〈第1話〉の「文章・ラフスケッチ」は、ほぼ完成となり、今後4月以降、じょじょに本画に入って行こうと考えています。
 〈第2話~第4話〉までの、おおまかなストーリーイメージは出来ていますので、忘れないうちに、どんどん文章に起こしています。

 この2年ばかり絵本原画制作が忙しくて、2019年頃から描きかけのまま置いてあった「アジアの美人画シリーズ」等、日本画・小品8枚の制作を再開し、本格的に絵本原画制作に入る前の、この期間に仕上げていこうと思います。
 近年、右肩がやけにこったり、右ひじが少し痛んだり、右側の指先や足先が少ししびれたりします。多分、ギックリ腰の後遺症等で神経が少しやられてきたのではないかと思うのですが、今の所、制作には全く支障はありません。
 この年齢から先は、自己の健康との格闘にも挑まねばならないのでしょうね~。画家の人生は、一生、苦難の連続です。そんな中でも、どれだけ美しい世界を描けるのかが、画家の気概であり、真価なのでしょう。どこまでも歯を食いしばって、命ある限り、制作に挑み続けましょう。 ( ..)φ


3月26日

 昨日から、久しぶりに日本画小品8枚の制作を再開してみると、どうしても納得がいかないので、3枚をはがして、別の内容で描き直す事にしました。
 近年は、どんな状態からでも、どうのこうの作品を完成させられる自信がついていたので、絵を描き直す事はまれだったのです。しかし、昨年までの2年間ほど、絵本原画制作で、極めて精細な絵を描いていたので、少々の完成度では満足がいかなくなりました。1年余りぶりに描きかけの作品を見直してみると、どうも良く感じません・・・。この短期間にも、私の審美眼は、成長したのか、変化したのか?
 齢50を越え、一生のうちに、あと何枚描けるのかを考えると、数ではなく、より質の高い制作をしたいと思う意識が強くなってきました。今後は、一枚一枚を、今まで以上に、さらに大切に描いていきたいと思うのです。


3月27日

 中国向け新作絵本・第2弾『○○○○』(題名等は出版時に発表)の、デザイン案・色校正が、昨日、中国の出版社からデータで届きました。
 原画は既に中国に渡っているので、日本の出版社からの発行時とは違い、原画と比較する事はできません。しかし、パソコン画面上で見る限りは、とても素晴らしく美しく高雅な絵本のデザインができてきました。これは大いに期待できますよ~。
ヽ(^o^)丿
 出版までは今しばらくの時間がかかるでしょうが、皆様、ご期待の上、お待ち下さいますよう、お願い申し上げます。🤗


3月29日

 中国向け新作絵本・第2弾『○○○○』(題名等は出版時に発表)の、「出版契約書」が本日、届きました。前回の新作絵本『青蛙緑馬』の時には、航空便で実物の「契約書」が届きましたが、今回はコロナ禍で両国間の輸送が大変だという事なのでしょうが、ひとまずデータで送られてきました。
 作家にとって、「出版契約書」はとても重要な物なので、しっかり把握していないといけません。海外の会社との「契約書」は英語で書かれているので難解なのですが、今回は、前回とほぼ同じ内容ですし、その出版社・編集者を信頼していますので、問題なくOKとしました。
 あとは校正・印刷~発行へと至るのですが、コロナ禍等の諸事情により、もう少し時間がかかると思います。今後のご案内をお待ち下さい。


4月8日

 本日から、いよいよ、中国向けオリジナル新作絵本・第3弾『○○○○』の本画制作を始めました。まずは、「前扉」の下図を練っているところです。この場面は、これから始まる物語全体のイメージを決定する、とても大切なプロローグになります。
 最近は、コロナ禍の諸問題や、それに伴う絵本発売の大幅遅延等で、なかなか集中しきれず、絵本の「文章・ラフスケッチ」をボチボチと推敲したり、次の日本画制作の準備等をしていました。新年度に入り、ようやく気合が充実してきましたので、いよいよ本制作に取りかかったのです。
 これから日本画小品制作とともに、絵本の原画制作を、どんどんと果敢に進めていきたいと思います。気持ちだけは、すこぶる充実しています~~!!。
ヽ(^o^)^o^)ノ


4月11日

「リブライズ すべての本棚を図書館に」
(リブライズは、Windows/Macとバーコードリーダーだけで、みんなが集まる場所の本棚を図書館にできるサービス、・・・だそうです。) 
 私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも 2013年 3月号)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)も掲載されています。

https://librize.com/items/229704
https://librize.com/items/219553


4月11日

 また、日本画界の重鎮が、お一人、世を去られました・・・。日本画家・稗田一穂 先生〔東京藝術大学名誉教授、文化功労者、日本芸術院賞・恩賜賞受賞者〕。
 稗田一穂 先生は、私と同じ、大阪市立工芸高等学校と東京藝術大学を卒業された、私の大先輩に当たる方であり、とても尊敬していた日本画家のお一人です。稗田 先生の師は、山本丘人(きゅうじん)先生〔文化勲章受章者〕なので、私の師の後藤純男 先生〔東京藝術大学名誉教授、日本芸術院賞・恩賜賞受賞者〕の師と同じです。つまり、師系をたどると、稗田 先生と私はつながるのです。
 実際に先生にお会いしたのは、工芸高校のOB会の時に一度だけでしたが、穏やかな中に強い意志を秘められた方でした。
 稗田 先生は、かつて、福音館書店「こどものとも」絵本を、一度、手掛けられた事もあり、私にとっては、日本画家として「こどものとも 」絵本を描かれた先輩でもあるのです。
 日本画の良き時代を牽引された巨匠が、またお一人、世を去られました・・・。心からご冥福をお祈り申し上げます。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210409/k10012965011000.html
https://mainichi.jp/articles/20210409/k00/00m/040/111000c
https://www.tokyo-np.co.jp/article/96979


4月12日

 中国向けオリジナル新作絵本〈第3弾〉の「下図」制作は、9日から「第1場面」も描き始め、「前扉」と合わせて、現在、2枚ずつ描き進めています。絵本の作画には多くの資料を必要とするので、スケッチや写真を確認しながらの、遅々とした進展です。
 今回は特に急ぐ必要はないので、下図の段階から、じっくりと納得するまで煮詰めながら、進めて行こうかと思います。
 今日までの”画道”の無理がたたり、ごく軽いものですが、また昨日から腰痛が再発したり、右手のわずかなしびれ感も続いており、身体はあちこちが、かなりガタガタになりつつあります・・・。しかし、完璧とは言えないまでも、創作意欲はまずまずです。とにかく良い創作をしたい・・・・、その一念のみで、今も私は、生きています~~。
ヽ(´▽`)ノ ヮ~ィ!!


4月14日

 中国向けオリジナル新作絵本〈第3弾〉の「下図」制作は、「前扉」と「第1場面」が、ひとまず完了しました。明日以降、岩絵の具を用いた本画制作に移っていきます。
 私は日本画での作画に、一番、労力をつぎ込みたいので、通常は下図やラフスケッチは、覚え程度に簡単に描く場合が多いのです。頭の中に、全ての情景が、既に描かれていますので・・・。しかし今回は、いつもより多めに時間をかけ、下図からこだわって描いています。多くの登場人物や風景に、一つ一つ、説明が必要なのです。
 この度の絵本制作は、私のこれまでの画家人生で経験した、悲喜こもごもの諸々の事象を、全て写し込んだ作品になるでしょう。誠に壮大で深遠なる、”絵師の路”とも言えましょう・・・。


4月15日

 数年前に、多分、”閃輝暗点”なる現象が一度起こったが、また昨夜も起こった・・・。奇妙な現象である。芥川龍之介の「歯車」は、これではないかという説もあるらしい。
 突然、両目の視界の右端一点がキラキラと輝いた感じとなり、だんだんと広がり出し、ギザギザの輝きとなり、グルグルと回り出す。まさに、歯車の如し。視界の一番右端は、物の形が少しグニャグニャと歪んでいる。それが20分程続き、視界一杯に広がりつくせば、何もなかったかのように、おさまるのだ・・・。美しいと言えば、美しい。不気味と言えば、不気味である~。
 現象後に、わずかな頭の重さを感じる程度で、頭痛等はない。多分、それほど大した事はなく、後頭部の血管圧迫等が原因であろうか・・・。
 しかし、面白い現象である。このイメージを、何か良い絵画表現に結び付けられるといいのだが・・・。


4月20日

 中国向けオリジナル新作絵本〈第3弾〉制作の経過です。この数日で、「前扉」と「第1場面」の下図を転写し、墨で骨描き(こつがき)をして、胡粉(白色)下地を塗りました。
 日本画はこの下地造りが大切です。わずかな違いが、後々まで影響するのです。
 まずは、物語の冒頭部分ですが、まあまあ良い感じではないでしょうか。気力が乗った時に、この調子で、どんどん進めて行きましょう~~。 ( ^^) ノφ

 雑談ですが、今、中国(中華人民共和国)では、ウェブドラマ「司藤(RATTAN)」《ジン・ティエン(景甜)、チャン・ビンビン(張彬彬)主演》が流行っているそうです。”司藤”と”后藤”、何か似ていて、勝手に親近感がわきますね・・・。
 中国歴史ドラマ「麗王別姫」での、ジン・ティエンの美しさには驚嘆しましたが、こちらも可能ならば、拝見したいものです~。
 (最近の中国の、映画・テレビドラマのレベルの向上には、目を見張るものがあります。登場する俳優女優陣の美しさや、衣装・セットの豪華さ、ストーリー・演出の巧みさ等、誠に傑出しています。そこに学ぶべき点があれば、ただそのまま真似をするのではなくて、自分なりの個性に取り込みながら、絵本・日本画の自作にも活かしていきたいものです。)

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁 〈中文:后藤 仁〉

 
4月21日

 中国向けオリジナル新作絵本〈第3弾〉制作。本日、「前扉」と「第1場面」に黄土色で地塗りをし、個々の彩色に入りました。主人公の服の色を決めながら、岩絵の具を置いてみて、今回の描写の方向性を探っています。 (^。^)y

 雑談の続きですが、中国のウェブドラマ「司藤(RATTAN)」《ジン・ティエン(景甜)、チャン・ビンビン(張彬彬)主演》等は、日本でも無料で、ある程度までは観れるようです~ (@_@) 。ジン・ティエンの妖艶な美しさは驚愕です!! ただし中国語なので、ストーリーは半分程しか理解できませんが・・・。
 テレビのように、ほぼ広告収入だけでネット放映しているようですが、それでも相当に凝った作りこみです。日本には、こんな便利なシステムはありましたでしょうか? 
 世の中、どんどん変わっていくものです。画家も旧態にしがみつくだけではなく、新しくて良いものはどんどん吸収していかねばなりませんが、世の進化(或いは退化とも)の速さには、驚くばかりです。まずはとにかく、描ける限りは、頑張るしかないですね~ ♡


4月25日

 中国(中華人民共和国)のサイトには、時々、私(後藤 仁/后藤 仁〈中国語〉)に関する内容の記事が掲載されます。今回は、「東京藝術大学」の学校紹介に、同大学卒業の著名作家として、村上 隆さん、小田部羊一さん、李 叔同さん、坂本龍一さんと共に、私も記載されています(今回は名前だけです)。
 似た内容の複数のサイトが存在しますので、ここに幾つかあげてみます。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁/后藤 仁〈中文〉


日本艺术留学,这些TOP院校不容错过!─ 捜狐网
https://www.sohu.com/a/462835684_120004027
日本艺术留学,这些TOP院校不容错过! ─ 手机捜狐网
https://m.sohu.com/a/462835684_120004027/
日本艺术留学,这些TOP院校不容错过! ─ 腾讯网
https://new.qq.com/omn/20210425/20210425A052OL00.html
日本艺术留学,这些TOP院校不容错过! ─ 天下快讯网
http://www.2015kkd.com/showinfo-21-280288-0.html
日本艺术留学,这些TOP院校不容错过! ─ bilibili 哔哩哔哩
https://www.bilibili.com/read/cv10999797
日本艺术留学,这些TOP院校不容错过! ─ Baidu 百度
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1697987595591895266
东京学术日本留学_ 東京芸術大学~是日本唯一一所国立艺术类院校 ─ 小红书
https://www.xiaohongshu.com/discovery/item/6082ba3d000000000102fc3c

 以前から掲載されている記事には、私の日本画作品や、絵本作品『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の画像・名称が載っています。まだ掲載中の、主な記事をあげますので、合わせてご覧下さい。

纯干货 | 走进东京艺术大学,探秘日本艺术家的摇篮 ─ 捜狐网
https://www.sohu.com/a/142080221_383564
与中央美术学院齐并肩!这所学校坂本龙一也读过! ─ 捜狐网
https://www.sohu.com/a/345053532_656610
与中央美术学院齐并肩!这所学校坂本龙一也读过! ─ 前程日本
http://www.qianchengriben.com/news/detail/id/164
日本最顶尖的艺术大学,坂本龙一也读过 ─ 知乎
https://zhuanlan.zhihu.com/p/36537169
任天堂御用画师,参与马力欧及塞尔达等人物插画制作,毕业于这所大学!(可预约东京艺术大学专场直播) ─ 知乎
https://zhuanlan.zhihu.com/p/131619046

宫崎骏和乌苏拉地海世界羁绊之作:シュナの旅 ─ 捜狐网
https://www.sohu.com/a/222722855_99897504
后藤 仁 ─ Knowpia百科
https://www.knowpia.cn/pages/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E4%BB%81
东京艺术大学 ─ Knowpia百科
https://www.knowpia.cn/pages/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%97%9D%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%AD%B8
后藤纯男 ─ 百科故事网
https://www.ty53.com/lore/nuuaau.html
图画书 ─ Word Similarity
https://wordsimilarity.com/zh/%E5%9B%BE%E7%94%BB%E4%B9%A6


4月27日

 私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をブログでご紹介いただき、誠にありがとうございます。今後とも、後藤 仁 作品をよろしくお願いいたします。
 https://blog.goo.ne.jp/ogawasaito/e/4c1ca861bfd761942662b842ee70de97


テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-03-07

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ⑤

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は、中国向け「新作絵本〈第2弾〉」題字制作「新作絵本〈第3弾〉」文章・ラフスケッチ制作の経過と、その他、すでにブログに掲載済みの長編以外の短編文章をまとめました。

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                    ★

2021年1月17日

 日本を代表する俳優・西郷輝彦 様。私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご購読・ご紹介いただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。今後とも、後藤 仁 作品共々、よろしくお願い申し上げます。 

https://www.facebook.com/photo?fbid=4562438043829035&set=a.142376822501868



”犬になった王子” 君島久子 文 後藤仁 絵
絵師(日本画家・絵本画家)後藤仁さんの絵に惹かれて
久しぶりに絵本を買った。
穀物のない国の勇敢で心優しい王子が苦難の旅を乗り越え、
麦のタネを手に入れる壮大な冒険物語。

西郷 輝彦さんの投稿 2020年10月31日土曜日



絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)

●岩波書店 公式サイト ─ 絵本『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html



1月22日

 中国向け新作絵本制作”第2弾”ですが、一週間程かけて、「題名」のレタリングを考案し、現在、和紙に転写~骨描き~胡粉塗り、まで進めています。私が描いた”絵”に似つかわしい、なかなか、おしゃれなレタリングができました~!。😄
 また、先週の、出版社編集者との中国向け新作絵本”第3弾”の打ち合わせに基づき、「文章」を手直ししています。今まで関わった絵本編集者は比較的保守的で生真面目な人が多く、今回も絵本の中の”史実”部分には、あえて、あまり手を加えずにいました。その方が子供向けに無難で、企画が通りやすいと考えたのです・・・。
 しかし今回は、もっと史実部分にもオリジナル性が欲しいという編集者のご意見があり、最初の案よりグッと創作を加え、独創性を増してみました。本当に私がやりたかったのは、この様な独創的な創作ストーリー絵本なので、願ったり叶ったりなのです。更に面白くて、オリジナリティあふれる絵本作品になりそうですよ~~!!。🥳

           *

 余談ですが・・・、私の高校時代は、大阪市立工芸高等学校 美術科に進学し、1年生の時(留年したので2年間在籍)には、日本画・油絵・彫刻・版画・デッサン・水彩 等と共に、デザイン・製図やレタリング等も学習しました。そんな理由もあり、絵本のレタリング デザインも容易なのですね~。
 高校での私の成績は、「美術」のどのジャンルも、群を抜いてオール一番でした。1年生の時には絵だけを描きたくて、勉強を全くしなかったので、元々興味の薄かった数学・英語で赤点となり、留年させられました。そこで再度の1年生時には、猛勉強をして、美術のみならず、学業も全科目オール一番になりました。体育は元々得意で、クラスで一番だったので、これで、完全に総科目オール一番となり、平均点は96~98点位になりました。これは嘘でも自慢でもなく、ただの”事実”でしかありません・・・。しかし、それにより同級生からは、相当、妬み嫌がられたものです。
 私は若い頃から、ほどほどという事を知らない、変わり者だったのです。しかし反面、「後藤は、工芸高校、始まって以来の天才だ」とか「実は宇宙人なのだろう」とか変な噂をされ、「確実に、東京藝術大学に受かり、将来は著名売れっ子画家になるだろう」と先生や生徒から思われていたようです・・・。
 実際の私は、「ただ絵がやたらと好きな変人」に過ぎなくて、元来、人付き合いや集団行動が苦手で、協調性に欠ける人間でもあり、また、奸計をめぐらす事も嫌いで、商売にも無頓着だったので、案外、今では大した事もない、一介の無名な貧乏絵描きにしかなっていません~~。(ついでに付け足せば、本来、出世や肩書・名誉 等にも、全く関心はありません。今まで、ただひたすら、絵が納得いくまで描ける環境を求めてきただけです。)
 しかし、それこそが私の求める、”真の芸術家の生き方”、なのです。


1月23日

 「リブライズ すべての本棚を図書館に」とは何でしょうか? インターネットでつながった図書館ネットワークでしょうかね・・・。
 私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも 2013年 3月号)も掲載されています。

https://librize.com/items/229704


1月25日

 先日、NHKスペシャルで、高野山金剛峯寺の障壁画を、日本画家・千住 博先生が描いているのを観ました。私は直接お会いした事はありませんが、東京藝術大学 日本画専攻の大先輩として、様々な逸話を先輩達からも聞いてきました・・・。
 かつて、明治・大正・昭和時代までは、神社仏閣等の「障壁画・襖絵・天井画」日本画家の専売特許でした。しかし近年は、日本経済も日本画家自体も勢いの衰えをみせ、代わりに、安価で仕事を請け負う職人的職業画家・工房や、有名イラストレーター、人気マンガ家が、寺社の障壁画を描くケースが増えていました・・・。
 しかしやはり、本格的な日本画家が描く荘厳は、その深み・渋みや独創性において、一味も二味も違うものです。千住先生の障壁画も、実に見事なものでした。
 ただ私は、最終的には、やはり、”筆による手描き”に勝る「絵画作品」は無いと信じています。確かに、人が頭と手で描くよりも、自然現象技法(垂れ流し・もみ紙技法 等)の方が、人知を超えた面白さ・偶発性を生み出すもので、なかなか人の意志だけでは、それにかなわないものです。その点、千住先生は誠に巧みです。
 しかし、究極的には、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロや長谷川等伯、伊藤若冲、北斎 等のように、手描きによって”芸術の奥義”を表現し得たものは、芸術作品内においては、自然現象を凌駕するのです。
 M某先生のような他人の作品の模倣・盗用は論外ですが、他にも、T某先生のように映像投射機を本画制作に全面的に使用したり、パソコン・エアブラシ等の電気が無いと全く動かせない機器の大幅な使用も、日本画において、私はあまり良いとは思えません。
 やはり、近年の作家では、後藤純男先生や東山魁夷先生、平山郁夫先生 等のように、一筆一筆に心を込めながら、丹念に描いていくという、昔ながらの作画様式が、未来においても永久に輝きを失わない、古くて新しい、最高で唯一の表現手段なのではないかと、私は信じています。
 そんな泥臭く、不効率な描き方で、私は今後も、地道に、日本画を描き続けていこうと思うのです。


1月25日

 中国向け新作絵本制作 ”第2弾” 。本日、「題字」の彩色の下塗りとして、黄口本朱を塗りました。明日は、岩絵の具による上塗りの予定です。
 私独自のオリジナル書体によって、優雅で軽妙な物語の雰囲気を表現しています。隅々まで私の美意識に貫かれた、素敵な「絵本」になりそうですよ~♡ 。😘


1月26日

 中国向け新作絵本制作 ”第2弾” 。本日、「題字」に岩絵の具で上塗りをしました。微細な修正を加えながらの、息のつまる作業です。
 この「絵本」の最後の一仕事ですので、とにかく、丁寧・慎重に仕上げています。明日は、部分的に金泥(純金粉)を入れようと考えています。( ..)φ


1月27日

 中国向け新作絵本制作 ”第2弾”。本日、「題字」に金泥(純金粉)を入れ、微修正をして、完成としました。流麗で美しい、オリジナル書体による「題字」が描けました~。 (´▽`)丿
 これで、2019年10月から「原案・ラフスケッチ」制作を開始し、同年12月から日本画による「本画」制作を始めた、『中国向け絵本・第2弾』原画が、幾多の苦節と喜悦の末、全行程・1年4カ月かけて、ようやく完全完成しました。😂🤣😘
 もう少し時間がかかると思いますが、題名 等の詳細は、後日、出版の時期に、ご案内いたします。
 中国向け絵本”第1弾”、『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社)の大胆かつ奇想天外な構成とは、また一味異なる、繊細で美麗な絵本になるでしょう。また今回は、見事なハッピーエンドですので、安心して読める、純粋に楽しい絵本ですよ~♡ 。乞うご期待!!

絵本『青蛙緑馬』表紙絵本『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社)


1月30日

独立行政法人 国際協力機構(JICA) JICA筑波・図書情報室
●おすすめ資料「世界を知るための絵本や図書のリスト」


 ここには、私の作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)も挙げられています。他国を知る事は、自国を知る事にもつながり、国際間の相互理解は、世界平和や文化的豊かさをもたらします。

https://www.jica.go.jp/tsukuba/library/index.html

https://www.jica.go.jp/tsukuba/library/ku57pq000005itnk-att/document_05.pdf


2月1日

「新たな唐子人形完成、8日のお披露目に向けて住民ら操作練習 大垣」
 (中日新聞Web 2021年2月1日)

 私の伯父で、からくり人形師後藤大秀さんが復元を手掛けていた「唐子人形」が完成したという新聞報道です。お披露目が楽しみです。

https://www.chunichi.co.jp/article/194751


2月7日

LOCALTIME.JP 「後藤仁さんの年齢・誕生日・星座などのプロフィール」

https://www.localtime.jp/cast/28704/ 
 LOCALTIME.JP というサイトには、私・後藤 仁のページもありますね。自分が何歳の時に、どんな出来事があったかを知りたい時には、便利です。


2月13日

 韓国を代表する大規模書籍チェーン店の「教保文庫(Kyobo Book Centre/㈜교보문고)」や、韓国の大型通販サイトの「アラジン(Aladin/㈜알라딘커뮤니케이션)」でも、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)を取り扱っています。
 色々な国の方々に、拙作絵本をご購読いただけますと嬉しいです。

犬になった王子 チベットの民話 - 교보문고
http://www.kyobobook.co.kr/product/detailViewEng.laf?mallGb=JAP&ejkGb=JNT&barcode=9784001112429

알라딘_ 犬になった王子――チベットの民話 (大型本)
https://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?itemid=33329443


3月1日

 中国向け、オリジナル新作絵本制作・第3弾、報告。20日程かけて、「ラフスケッチ・コマ割り」〈第2案〉を完成させ、本日、コピーを絵本編集者に送りました。「文章」にも手直しを加え、さらにオリジナル性と面白さが、増したのではないかと思います。
 誠に質が高く、精魂のこもった、本当の芸術絵本を、ぜひ、今の子ども達に見てもらいたい・・・。コロナ禍の厳しきご時世ですが、中国・日本から世界中の子ども達の為にも、この絵本制作が進む事を願っています~。🤗🤲


3月1日

 『絵本寄贈プロジェクト』は、実は、「中居正広のニュースな会(テレビ朝日)」が最初ではなく、私が作画絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)や、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)等を、2013年から今までに1500冊以上、東北被災地等の学校・児童施設・図書館等へ寄贈し始めたのが元祖なのです。

http://gotojin.web.fc2.com/book01.html


3月3日

 他人のビジネスのじゃまをしてはいけないのだろうが、その分野への研究不足・実力不足のまま、短絡的に流行に乗ろうとする傾向や、内容の薄い収益目当てだけの活動を見ると、そんな大人達のあさましさに嫌気がさす・・・。
 何でも時間をかければ良い、高い画材を使えば良いとは限らないが、作家(画家・絵本作家 等)の中でも、とにかく効率や費用対効果ばかりを優先し、デジタルや安い画材で、短時間で作品を仕上げる傾向が強まっている。そんな訳で”絵本”の世界でも、近年は、マンガを応用したような簡単な作風やCG系の絵本ばかりが世に氾濫している(本当に質の高いマンガを描くのは、とても大変なのだろうが・・・)。
 表面的な流行に乗り、元々、絵本には造詣の薄い芸能人・有名人等が、絵本を描こうとする動きも多く見かける。高い知名度・資金力を武器に、マニュアル通りの売れ筋絵本を作り、大々的に宣伝する様は、実に商魂たくましく、あさましい。
 確かに、画家も仕事であるからには、収益が出ないと食べていけなくて、私のように長年の貧乏生活を余儀なくされたり、最後には餓死したりしてしまう。ただ、私も最低限度の制作できる環境は何とか確保したいと願うが、それ以上の贅沢など皆目必要ない。
 「絵本」は、子どもが人生で最初に触れる、重要な芸術作品だと思う。「日本画」は、人が大人になり人生を終えるまでを彩る芸術作品だ。その大切な、かけがえのない時間を、いい加減なものばかりで浪費させてはいけない。
 私は、ただひたすら真剣に、日本画や絵本画の創作に打ち込みたい。善良なる子ども達~大人達の為に、一生をかけて、誠心誠意、できうる限り最高の作品を紡ぎ出し、少しでも世に出していく事。・・・それが、私にできる唯一の、画家の”真心”なのだ。


3月5日

 このコロナ禍において、私も講師を務めている、「読売・日本テレビ文化センター(よみうりカルチャー)」の全社収益が半減し、長らく赤字経営が続き、今後の存続を試行錯誤しているという。すでに埼玉県の大宮・浦和等の幾つかの支店は閉鎖されたらしい・・・。私の受け持つ各社4教室の受講者も、総数は半減していて、そこでの収入も半減した。((+_+))
 カルチャースクールは、一般の人々が気楽に、第一線で活躍する一流の講師陣に指導してもらえるという事で、一時代には大きな飛躍をとげたが、5年程前にピークを迎えた後は、団塊世代以降の人口減少や趣向の変化で、徐々に受講者が減りつつあった。そこへ、今回のコロナ騒動が起こり、大打撃をくらったのだ。業界第1位のNHK文化センター(NHKカルチャー)は全国に分散して教室が存在するが、業界第2位の読売・日本テレビ文化センターは首都圏に教室が集中しており、より痛手が大きいようだ。

 このような大型カルチャースクールは、一般の人からすると、普通にはなかなか会えないであろう、その業界のプロから直接専門的な内容を学べるという利点がある。逆に作家からすると、画家などのような専門分野の収益が元々不安定な業種の場合は、作家の生活の最低限の基盤ともなり、さらには、美術の専門家以外の一般人との貴重な交流の場にもなる。そんな互助関係により、一般大衆と美術業界などの”文化”をつなげる、重要な役割を長年担ってきた。
 ところが、「美術・文化」は不要不急だという従来からの考え方で、このコロナ禍においても、欧米等に比べたら日本の文化助成ははるかに脆弱で、その対策は医療・経済の後々に回されてきた。
 このコロナ時代がある程度収束した数年後には、日本の文化・美術業界は壊滅状態になってはしないかと、大きな懸念を抱いている。バブル経済崩壊後、日本画・油絵等の高価な美術品が売れなくなって久しいが、出版不況で絵本等の出版物もほんの一部を除いて売れ行きが鈍り、比較的安定していた美術大学・各種美術学校やカルチャスクールまでもが危機を迎えている。美術をとりまくあらゆる環境が破壊されてきている・・・。これは恐ろしい現状だ。

 従来から純粋美術作家とは、芸能界・スポーツ界・音楽界などと同じく、食べていくのが最も厳しい業界の一つであったが、コロナ後、日本の画家は本当に生きていけるのだろうか・・・?。自助だけでは、どうしても切り抜けられない業界もある。どうか政治・経済界の、文化へのご関心・ご支援を切にお願いしたい。また、経済的ゆとりのある人々は、さらに”絵画”へのご興味を持っていただき、具体的に絵を購入・所有してみるとか、絵画教室をのぞいてみて欲しい。きっと素晴らしい世界・視野が広がるであろう~。
 日本から美しく深遠な美術の世界が消えていくのなら、本当に嘆かわしい限りだ。まだ私のような、50歳代を迎えた中年以降の作家はいい。今まで何とか好きな絵を続けて来られて、それなりに幸せであったから・・・、いつ死すとも可なり・・・。

 今まで、カルチャースクールの美術ジャンル受講者は、私の年齢以上のご年配の方々が大半を占めていたが、近年、私の受け持つ絵画教室には比較的若い人が来られるケースがある。最近では、今年、美大に合格したという高校3年生の方も来られた。若い人々が日本の伝統文化でもある「日本画」にご興味を持ってもらえるのは、誠に嬉しく、将来への大きな希望・期待になる。私もできる限りの絵の技術・情報を、もったいぶる事なしに全て伝えたい。
 しかし、今の日本の現状を見ると、私達の時代でさえ、50歳まで画家として生き抜くのは至難の業であったのに、今後を考えると、簡単にはその道をお薦めできないという、深い悩みが起こる・・・。
 次の世代、日本の美術文化が、マンガ・アニメ・ゲームのみならず、伝統美術・純粋美術も含めた広く深い文化が存続していける事を心から願っている。


〈私が講師を担当する絵画教室〉
 いつでもご入会は可能ですよ。ご興味のある方は、ぜひ、お気軽にのぞいてみて下さい~!! 🤗

●読売・日本テレビ文化センター(よみうりカルチャー)柏
「日本画 美人画から静物まで講座」

https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202101-03043014.htm

●NHK文化センター(NHKカルチャー)柏教室
「基礎から始める日本画講座」
「鉛筆デッサン~初歩から上級まで~講座」

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491581.html
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_518580.html

●コープみらいカルチャー(春日部教室)
「基本からの日本画講座」

https://mirai.coopnet.or.jp/event/culture/saitama/


3月7日

 先日、3月4日から、中国向けオリジナル新作絵本・第3弾の、さらに続編の、”文章”の考察に取り掛かりました。描きたいイメージが、後から後から、とめどなく、あふれてきます~。( ..)φ
 日本画壇では、物語絵・歴史絵・美人画等のジャンルが、昭和初期以降に徐々に廃れました・・・。風景画・写真的人物画・現代アート的作風が全盛の現代日本画壇の中で、私が表現したくても発表の場がなかった”物語絵”の世界ですが、「絵本」は、現在でも唯一、実質的な仕事として、物語絵を表現する事が可能な世界なのです。
 私の作画にはとても時間がかかりますし、出版不況の現代日本では、すぐに絵本化はできないかも知れませんが、あふれ出る創作心を、誰も、自分でも、止める事はできません~。必要があれば、いつでも、すぐに作画可能なように、イメージを次々と文章化しておきたいと、今、懸命に取り組んでいます。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

2021-01-11

「絵師 日々の言霊」 後藤 仁 ④

 私は日本画・絵本原画制作の合間合間に、日々思った事・見付けた事などを、Facebook・Twitterでつぶやきます。これは、その続編になります。
 一絵師のたわいもない独白は、いい加減で無責任な言葉にしか過ぎません。しかしその行間に、芸術家の真実が垣間見えるかも知れません。荒削りで不器用な絵師の言葉の中から、”真実の言霊”を見出していただけましたら光栄です。
 今回は、中国向けの「新作絵本〈第2弾〉」制作(題名等の詳細は、後日、発売前に公開)の作画最終段階から原画納品までの軌跡を主に綴ります。
 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

                ★

2020年12月15日

 中国向けの新作絵本制作は、この数日をかけて、最後の一枚「後ろ扉」の作画を進めています。一通りの色を置き、現在、およそ5割の進捗状況です。
 この場面は、物語のささやかなエピローグなのですが、民族衣装の描写は、やはり、かなり細かいですので、描くのは大変です。
 原画制作は、最後まで、一切、気を抜けませんね~。😤


12月18日

 中国向けの新作絵本制作は、本日までに、「後ろ扉」の作画を進めて、現在、およそ7割弱の進捗状況です。
 この場面には、中国少数民族の民族衣装を着た、貴人2名を描いているので、やはり、衣装の細部描写には大変な労力を要します。
 近年は、一日、5時間以上描くと、集中力がもたなくなります。この頃は年齢のせいか、一日の仕事終わりには、言いようのない、重たい疲労感に襲われます~。 (@_@)~~
 それでも、作品が完成していくのは、誠に楽しいものなのです。
 来週中には何とか、この「絵本」の全場面を完成させたいと考えています(「題名」のみは、後日、題名が決まってから描く予定です)。
 今は絵本原画制作のみに集中していて、日本画の一枚物を描くゆとりがありませんが、次の絵本原画制作に入る前に、昨年末から、描きかけのまま置いてある、日本画の「小品」も描き進めなければいけないのです。やるべき事は実に多いです~~。😤


12月23日

 中国向けの新作絵本制作は、本日までに、「後ろ扉」の作画を進めて、現在、およそ8割強の進捗状況です。
 今日は、衣装に金泥・銀泥を入れ、衣装と背景の彩色を全体的に整えました。あとは、2人の貴人の顔の描写を仕上げ、最終的に墨線で全体を描き起こし、色の微調整をすれば、完成となります。大きな失敗でもなければ、今週中には出来そうです~。 ( ..)φ
 最後の最後まで、息のつまる慎重な作画が続き、疲労は重なり、神経ははち切れそうですが、何とか、思うような完成度の作品が仕上がりそうです。
 今年は、誠に大変な一年でしたが、この絵本原画を完成できると、やっと、心置きなく年を越せそうです・・・。年内いっぱい、最後まで気を引き締めて、作画に邁進します。


12月24日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「後ろ扉」を一気に仕上げまでもっていきました。気持ちが乗っている今、完全集中による完全完成を目指しました。あとは明日、最終的な見直しをして、落款を入れて、絵本全場面の完成となります。
 この後日、全場面を再度じっくり見直して、絵本全体のバランス・流れを再確認し、問題がなければ、この絵本原画制作は終了します(あと、「題名」を描かねばなりませんが)。こうして、ようやく、1年1か月に渡る、苦闘を終えようとしています・・・。
 芸術家として、絵師として、命を削りながら、やっと紡ぎ出された、この魂の作品を、ぜひ、多くの子ども達・大人達に届けたい~。そして、美や生命について、深く考えを巡らせていただけるよう、・・・それだけが私の願いであり、やるべき宿命なのです。


12月25日

 中国向けの新作絵本制作は、本日、「後ろ扉」の背景彩色に手を加え、落款を入れ、絵本原画全場面の完全完成としました。・・・新型コロナウイルスという大変な自然の猛威にさらされた今年1年でしたが、私自身は素晴らしい制作の機会をいただき、かなりの時間を創作に打ち込めた事に、心より感謝申し上げます~。🤗

 1年1か月の長きに渡る日本画による本画制作は、困難の連続で、誠に神経をすり減らしましたが、何とか思うレベルまでの完成度にこぎつけられました。今回、今まで描いた絵本原画の中では、最も作画に時間を要しました。特に、人物・動物・建築物の登場数の多さと、中国伝統民族衣装の細部までの描写に、最も神経を使い、疲弊しました。しかしながら、多分、私の絵本史上、最高に美しい”美人像”が描けたのではないかと、おおよそ満足しています。
 この後、少し時間を置いてから、じっくりと絵本原画の全体の流れを再確認し、違和感・問題がなければ、制作完了となります。ただ、「題名」が決まったら、手描きで描く予定ですが、これは、1週間もあればできるでしょう。

 我が子の如きこれらの絵達が、良き「絵本」に生まれ変わり、中国や日本や世界中の、多くの子ども達・青年達・大人達に楽しまれる事を願っています。そして、このコロナ禍で翻弄される現世において、絵本作品を通して、多くの老若男女・善男善女に、輝ける命の美しさ・大切さを感じ取っていただけましたら、嬉しい限りです。🥰


12月29日

 今年は新型コロナウイルスの猛威が起こり、世界中の誰もが、とても大変な一年となりました。私も、講師を務める絵画教室が2~3か月間も閉鎖され、本年1月頃には刊行予定だった中国向け新作絵本『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字)の発売が1年も延期されたままで、ただでさえ貧乏画家なのに、一時期は、さらに厳しい経済状況となり困惑しました・・・。
 今年は当初から、展覧会・イベント・取材旅行の予定をほとんど入れていなかったので問題は少なかったのですが、それにしても、私にとって十数年ぶりの、展覧会・イベント等の対外活動の少ない一年になりました。
 ただ、この5年余りは、美術大学講師や美術団体理事・委員長 等での雑務や会合・懇親会が多過ぎて、なかなか制作に集中できないというジレンマに始終悩まされてきましたので、今年は絵画教室以外はほぼ制作のみに集中できたという意味では、私にとっては、絵師として幸せな一年であったとも言えます・・・。

 昨日、中国向けの”絵本”原画の自己記録用の撮影をして、その後と今日、アトリエ周辺の簡単な大掃除をして、一応、仕事納めとしました。ただ年末年始も、時間さえあればボチボチと、次回「絵本」作品の”ラフスケッチ”の仕上げを進めておかねばなりません。次回作はオリジナル大作絵本の計画で、今までの私の絵本作品以上の最高傑作絵本にするべく、最大限の気合を入れて取り組んでいます。😤
 その他、次回絵本作品の本画制作が始まるまでに、「日本画」の単品・数枚を描き進めておかなければなりません。また、大垣祭り「天井画」の原案考察も進めねばなりません。やる事は山のようにあります。来年も更に制作に邁進できますよう、厳しい世相ではありますが、そう切に願っております。

 今日の夜10時から、テレビ朝日で「天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 ~天空に佇む12の村~」が放送されるそうで、面白そうですね~。ヒマラヤのチベット族・チベット文化圏には、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)そのままの世界が現在も生きています。ぜひ、絵本と合わせてお楽しみ下さい~。
 今年一年、大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。来年が、平和で豊かな一年になります事を祈念して、今年のフェイスブックを終えようと思います。皆様、くれぐれも御身大切に、良いお年をお迎え下さい。

絵本『青蛙緑馬』表紙絵本『青蛙緑馬』 (浙江少年児童出版社、伝世活字国際文化メディア・小活字)

絵本「犬になった王子 チベットの民話」絵本『犬になった王子 チベットの民話』 (岩波書店)


2021年1月4日

 明けましておめでとうございます。皆様、旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
 厳しいご時世ですが、本年が良い年になります事を願っています。本年も、よろしくお願いいたします。🤗


1月6日

映画マガジン FILMAGA 
 なぜ『ゲド戦記』が再上映作品に選ばれた?“親殺し”に込められた意味や、もう一度観るなら注目しておきたい点を深掘り考察【ネタバレ解説】

 「一生に一度は、映画館でジブリを。」のキャッチフレーズで2020年6月26日(金)より、全国372館の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』の再上映が実施されました。・・(中略)・・映画『ゲド戦記』には原作と原案という、似たようなクレジットが二つ存在していることがあります。原作は前述の通り同名の小説なのですが、宮崎駿が1983年に出版した「シュナの旅」という絵物語を原案としている映画でもあるのです。・・・「シュナの旅」は、もちろん宮崎駿のオリジナル作品なのですが、宮崎駿監督自身はチベットの民話である「犬になった王子」という作品をベースにしていると書いています。・・・(後略)

https://filmaga.filmarks.com/articles/59964/

 ジブリアニメ「ゲド戦記」の原案になった絵物語「シュナの旅」(宮崎 駿/徳間文庫、「風の谷のナウシカ」等の宮崎 駿 アニメ作品の原点とも言われています)の原話は、私が絵本化したチベット民話『犬になった王子』(君島久子 文/岩波書店)なのです。まだ読まれていない方は、ぜひ、この機会に、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(君島久子 文、後藤 仁 画/岩波書店)を映画・絵物語と合わせて、ご覧ください。とても興味深く、面白いと思います。

○岩波書店 公式サイト 『犬になった王子 チベットの民話』
https://www.iwanami.co.jp/book/b254895.html


1月6日

 中国向け新作絵本の”第二弾”は旧年中に全場面を完成し、自己記録用の撮影も済ませました。今回は、完成する度にパネルからはがしながら作画を進めたので、絵本全体の流れをつかむのが難しかったのですが、おおよそ違和感もないので、これで良しとしました~。🤗

 新年早々に、続く中国向け新作絵本”第三弾”の「ラフスケッチ」の仕上げに取り掛かっています。いつもより詳細なコマ割り・ラフスケッチになったので、思ったより時間がかかっています。編集部に原画を引き渡す予定の、来週初めには完成させたいのです。
 この絵本は、私の作/絵によるオリジナル物語となります。絵本第二弾の延長線上にある内容となりますが、更に凝ったストーリー展開、誠に壮大な歴史物語絵巻になる計画です。描くのには更なる困難が予想され、2年近くを想定していますが、とても楽しみで、今から腕が鳴っています~。💪


1月10日

 中国向け新作絵本”第3弾”は、本日、「ラフスケッチ(コマ割り風)」を完成させました。およそ、2カ月半かけて、かなり詳細なラフが描けました。とても素晴らしい作画イメージが浮かんできています・・。誠に美しく壮大かつ深遠な作品になりそうな予感ですね~。 ヽ(^。^)y


1月12日

 本日、中国向けの「絵本」(第2弾)の原画18点を、出版社・編集者に引き渡しました。大切な我が子を実家から見送るようで、いつもながら、この時は一抹の寂しさが残ります・・・・。
 コロナ禍という、なかなか厳しい時節でもあり、中国向け絵本・第1弾『青蛙緑馬(チベット民話)』の発売も、もう少し時間がかかるようです・・・。産みの苦しみとも言いますが、この厳しき時期を過ぎると、きっと良い季節も訪れるだろう事を祈りながら、作品創作の手綱だけは緩める事なく、常に画道に精進していこうと思うのです。
 きっと素晴らしい「絵本」になって、帰って来いよ~。 ( ;∀;)ノ
 いつまで自身の命が続くのかは分かりませんが、美しい世界を信じて、どこまでも美しい世界を創造していこうかな~~。


テーマ : 絵本・制作・イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)

Author:後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)
~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

 〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。
卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。
『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。また、宮崎 駿 氏の絵物語「シュナの旅」の原話になった事でも知られている。
○NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・専門誌・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学デザイン科 非常勤講師、元 東京造形大学 絵本講師。国選定保存技術 金唐革紙 製作技術保持者。日本美術家連盟 会員(ご推薦者:中島千波先生)、絵本学会 会員、日本中国文化交流協会 会員、この本だいすきの会 会員。千葉県松戸市在住。
★現在、ユネスコ無形文化遺産・大垣祭り 布袋軕「天井画」の制作中~❣ 中国向けの「絵本」も制作中~❣

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ブクログ「後藤 仁の本棚」ブクログ

絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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