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2023-04-02

大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕「中町 布袋軕 完成披露式典」開催【追加画像】🎊

おめでとうございます ❣ 恭喜 ❣ 恭喜 ❣

大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕
 「中町 布袋軕 完成披露式典」
が開催されました~【追加画像】 🎊


  2023年3月19日(日) 午前10時~11時過ぎ
    大垣市中町20番地 山川医院東駐車場
   主催/大垣祭保存会・中町布袋会

 「大垣祭り」は、2015年に国指定重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された、日本を代表する盛大なお祭りの一つです。
 大垣祭り「布袋軕(ほていやま)」再建は、文化庁からの文化財保存事業費/国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金の交付を受けての、大垣市の文化振興・文化財保護整備事業として、大垣祭保存会・中町布袋会の主導による大垣市・大垣市教育委員会を挙げての大型復元事業となります。
 「布袋軕」は2020年から3年間をかけて完全復元新調を完了し、私はその締めくくりとなる、布袋軕・天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』を一人で描き上げました。

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」後藤 仁
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』 後藤 仁

           *

 前回のブログ記事【大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕「中町 布袋軕 完成披露式典」開催❣】を執筆した後、大垣祭保存会・中町布袋会から、「中町 布袋軕 完成披露式典」の画像がたくさん送られてきました。私自身では撮影できなかった画像など、今回、ご紹介いたします(画像は現物から多少のトリミングをしてあります)。
 誠に盛大な式典を企画・運営されました、中町布袋会のご関係者の皆様、画像を撮影・ご提供いただいたスタッフの方に、心より感謝申し上げます。

大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「中町 布袋軕 完成披露式典」 お祓い
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「中町 布袋軕 完成披露式典」 西側テント席次
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「中町 布袋軕 完成披露式典」 西側テント
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「感謝状の贈呈」では、他の職人・工作所の代表者と共に、私も贈呈を受けました。誠にありがとうございます。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「感謝状の贈呈」
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 「感謝状の贈呈」
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 大垣ケーブルテレビの取材を受ける私。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 大垣ケーブルテレビの取材を受ける私。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 大垣ケーブルテレビの取材を受ける私。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、布袋軕の各所の工芸品を手掛けられた職人・工作所代表者の方々と。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、中町布袋会と文芸学専門家(大阪芸術大学教授)の皆様と。
大垣祭り・中町 布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、中町布袋会と文芸学専門家(大阪芸術大学教授)の皆様と。


デイリーUP Plus(3月20日週)
 大垣ケーブルテレビ 公式チャンネル
「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕中町 布袋軕 完成披露式典」(3月24日 放送)
 (※大垣市長・石田 仁さん等のご関係者と共に、私もインタビューを受け、放映されました。ただし現在は、配信期間終了のようです。)
https://youtu.be/qG38SQ-8Fo0



           *

 今年の「大垣祭り」は、今のところ、5月13日(土)14日(日)に開催予定との事です。岐阜県・大垣市界隈にお住いの方、お祭りのお好きな方 等は、日時等を再確認の上、ぜひ、お出かけ下さい。
 その際には、「からくり人形」天井画 『黒龍と四つ姫の図』の共演をお見逃しなきように、目を皿にして、よくご覧下さい~。\(◎o◎)/ よろしくお願い申し上げます。🥰

  ↓私もまた、ご案内いたしますが、以下のサイト等でもご確認下さい。
●大垣まつり|大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」 公式サイト
 https://www.ogakikanko.jp/event/ogakimaturi/

  絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진

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theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2023-03-21

大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕「中町 布袋軕 完成披露式典」開催❣

おめでとうございます ❣ 恭喜 ❣ 恭喜 ❣

大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕
 「中町 布袋軕 完成披露式典」
が開催されました~🎊


  2023年3月19日(日) 午前10時~11時過ぎ
    大垣市中町20番地 山川医院東駐車場
   主催/大垣祭保存会・中町布袋会

 「大垣祭り」は、2015年に国指定重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された、日本を代表する盛大なお祭りの一つです。
 大垣祭り「布袋軕(ほていやま)」再建は、文化庁からの文化財保存事業費/国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金の交付を受けての、大垣市の文化振興・文化財保護整備事業として、大垣祭保存会・中町布袋会の主導による大垣市・大垣市教育委員会を挙げての大型復元事業となります。
 「布袋軕」は2020年から3年間をかけて完全復元新調を完了し、私はその締めくくりとなる、布袋軕・天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』を一人で描き上げました。

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」後藤 仁
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』 後藤 仁

           *

 「中町 布袋軕 完成披露式典」の当日早朝、松戸を出発し、6:42東京駅発 新幹線のぞみ と在来線を乗り継いで、9:00頃、大垣駅に到着しました。途中で貴船神社にお参りし、中町の披露式典会場へ~。

 とても立派な(やま/山車の事)です。私は、こんな重厚で豪華絢爛な軕・山車・神輿は、他の地域でも、あまり見た事がありません。その「布袋軕」の撮影をしているうちに、式典が始まりました。私の席も、きちんと設けられていました。
 大垣市長・石田 仁 氏や、大垣祭保存会会長、中町布袋会会長のご挨拶 等があり、「感謝状の贈呈」では、他の職人・工作所の代表者と共に、私も贈呈を受けました。誠にありがとうございます。
 「布袋軕」の紹介・解説の後、「掛芸披露」では、私の描いた天井画 『黒龍と四つ姫の図』を背景に、私の伯父・後藤大秀 作の「からくり人形」(采振り人形、倒立唐子人形)が華麗に舞いました~。
 地元ケーブルテレビや地元新聞社の取材も入り、私も大垣ケーブルテレビの取材撮影を受け、インタビューを放映いただき、誠にありがとうございました。
 感謝感激〰💖 我很高兴,谢谢〰〰💝

 天井画 『黒龍と四つ姫の図』は、天井から「布袋人形」を見守るような位置にあり、ある程度は完成時の見え方は想定していましたが、その想像以上に、軕と からくり人形に上手くマッチしていて、十分に満足しました。
 祭りの軕としての大切な役割のみならず、伯父の「からくり人形」と私の「天井画」という、伯父・甥によるコラボレーション・アート作品としても、日本でも稀有な芸術作品ともなりました。この後、永きに渡り、子々孫々・・・、大切に守り伝えていっていただけますと、望外の幸せに存じます。
 大垣市の皆様、中町の皆様、そして、大垣祭保存会、中町布袋会、大垣市役所ほか、ご関係の皆々様方に、心より御礼申し上げます。

 式典の後、伯父・後藤大秀の家(我が父の実家でもあります)に寄り、仏壇に手を合わせ、伯父が生前、からくり人形や能面と存分に格闘された懐かしのアトリエを、もう一度拝見しました。
 そして、大垣駅前で、子どもの頃から大好きな「金蝶園饅頭」をお土産に買って、東京への帰路につきました・・・。

大垣祭り・布袋軕 完成披露式典 (1)
 JR大垣駅
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典 (2)
 「中町 布袋軕 完成披露式典」
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典 (3)
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 中町 布袋軕 「布袋人形」と天井画 『黒龍と四つ姫の図』

大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 「中町 布袋軕 完成披露式典」 式次第
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 主催者代表・中町布袋会会長ご挨拶
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 来賓の祝辞 大垣市長・石田 仁 氏
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 来賓の祝辞 大垣祭保存会会長
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕 掛芸披露(布袋人形、采振り人形、倒立唐子人形)
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕 掛芸披露(布袋人形、采振り人形、倒立唐子人形)
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕 掛芸披露(布袋人形、采振り人形、倒立唐子人形)
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕 掛芸披露(布袋人形、采振り人形、倒立唐子人形)
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕 掛芸披露(布袋人形、采振り人形、倒立唐子人形)
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、後藤 仁
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、布袋軕の各所の工芸品を手掛けられた職人・工作所代表者の方々と
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、早川晃示さん(日本機械学会/からくり人形研究家)と私
大垣祭り・布袋軕 完成披露式典
 布袋軕の前で、中町布袋会と文芸学専門家(大阪芸術大学教授)の皆様と


デイリーUP Plus(3月20日週)
 大垣ケーブルテレビ 公式チャンネル
「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財〕中町 布袋軕 完成披露式典」(3月24日 放送)
 (※大垣市長・石田 仁さん等のご関係者と共に、私もインタビューを受け、放映されました。ただし現在は、配信期間終了のようです。)
https://youtu.be/qG38SQ-8Fo0



           *

 今年の「大垣祭り」は、今のところ、5月13日(土)14日(日)に開催予定との事です。岐阜県・大垣市界隈にお住いの方、お祭りのお好きな方 等は、日時等を再確認の上、ぜひ、お出かけ下さい。
 その際には、「からくり人形」天井画 『黒龍と四つ姫の図』の共演をお見逃しなきように、目を皿にして、よくご覧下さい~。\(◎o◎)/ よろしくお願い申し上げます。🥰

  ↓私もまた、ご案内いたしますが、以下のサイト等でもご確認下さい。
●大垣まつり|大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」 公式サイト
 https://www.ogakikanko.jp/event/ogakimaturi/

  絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2023-02-15

🌟「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産〕・布袋軕」(岐阜県大垣市)天井画『黒龍と四つ姫の図』 完成報告🐉

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」 (岐阜県大垣市) 
🌟 天井画(天井絵)『黒龍と四つ姫の図』 完成報告 🐉

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진

            *

 2021年7月12日(月)から始めた、「大垣祭り・天井画」制作も、実に、578日(約1年7ヶ月)をかけて、2023年2月9日(木)、ようやく完全完成となりました。
 この後、2月15日に大垣へと送付し(本日、ヤマト運輸 海外美術品支店の丁寧なご対応にて、送り出したところです。無事に大垣へと着く事を願います)、3月19日に大垣市で「布袋軕 完成披露式典」を開催し、5月中旬の「大垣祭り」で一般の方々へのお披露目となる計画です~💝

●大垣まつり|大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」 公式サイト
 https://www.ogakikanko.jp/event/ogakimaturi/

★「中町 布袋軕 完成披露式典」 開催 ❣
 2023年3月19日(日) 午前10時~
  大垣市中町20番地 山川医院東駐車場


【天井画、全制作工程】

○ 2021年7月12日(月)~ 「小下図(こしたず/縮小した下図)」制作
○ 2021年7月23日(金) 杉板への「ドーサ液」引き
○ 2021年8月3日(火)~ 「大下図(おおしたず/原寸大の下図)」制作
○ 2021年9月1日(水) 念紙(ねんし/日本画の転写用の和紙)による杉板への転写
○ 2021年9月3日(金)~ 「本画(杉板絵)・骨描き」 開始

 (大垣祭り復元事業は文化庁と大垣市の助成事業でもあり、2022年4月の今年度予算決定後まで制作を待って欲しいという伝達を受け、2021年10月頃~制作休止。)

○ 2022年4月29日(金)~ 「本画(杉板絵)・彩色」 開始
○ 2022年12月20日(火) 「純金箔」押し
○ 2023年1月6日(金)~ 「純金泥・純銀泥」彩色
🎊2023年2月9日(木) 完全完成


 『大垣祭り』(岐阜県大垣市)は、2015年に「国指定重要無形民俗文化財」に、2016年には「ユネスコ無形文化遺産」に登録された、日本を代表する盛大なお祭りです。『大垣祭り』の山車(だし)である、相生軕・愛宕軕・浦嶋軕・布袋軕・菅原軕・榊軕・神楽軕(三輌軕)には、私の伯父で からくり人形師の後藤大秀(ごとう だいしゅう)が復元・修復した「からくり人形」が多数載せられ、毎年5月、大勢の人々の前でご披露されます。
 今回の「中町 布袋軕(なかまち ほていやま)」の再建は、文化庁からの文化財保存事業費/国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金の交付を受け、大垣市の文化振興・文化財保護整備事業として、大垣祭保存会の主導による、大垣市・大垣市教育委員会を挙げての大型復元事業です。
 「布袋軕(ほていやま)」は2020年から3年間をかけて完全復元新調を行い、私・後藤 仁 は、その締めくくりとなる、布袋軕「天井画(天井絵)」を描く重要な役割を担いました。今回の仕事は、伯父・後藤大秀さんの「からくり人形」とのコラボレーション企画という事でもあり、誠に嬉しい仕事となりました・・・。

 大垣市には父方の実家があり、幼少の頃より、夏休み・冬休み等には度々帰省していました。私にとっては、生まれ故郷の兵庫県赤穂市が“第一の古里”だとしたら、小学校1年生から高校生までを過ごした大阪府堺市と並んで、大垣市は“第二の古里”とも言える、大切な土地なのです。父・伯父の実家に行くと、私は、伯父の能面や からくり人形や様々な珍しい大工道具を見るのが、何よりも楽しみでした〰。👦
 「大垣祭り・天井画」の制作が内定していた2020年9月に、伯父・後藤大秀さんがご病気で亡くなられました・・・。
 今回の天井画制作は自分の為のみならず、例祭を執り行う大垣八幡神社や、それを支える大垣祭保存会・大垣市役所の皆様から、毎年「大垣祭り」を楽しみにしている大垣市民~子供からご老人まで、更には、岐阜県~日本全国~世界中のお祭り好きの人達までの為に、・・・そして、今は亡き、伯父・後藤大秀と我が父に捧げたいと思います・・・・。

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 両眼
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 左手の玉(如意宝珠/にょいほうじゅ)
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 左足
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 右足
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「黒龍」 尾
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「中央の玉(如意宝珠)」

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~桜姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~藤姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~竹姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~蝶姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~桜姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~桜姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~桜姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~藤姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~藤姫」 帯(鶴と亀図)
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~藤姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~竹姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~竹姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~竹姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 大垣城の姫君 「四つ姫~蝶姫」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~蝶姫」 顔
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 「四つ姫~蝶姫」 顔

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・上辺 「日輪(太陽)と月輪(月)の図」 三日月と星々
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・上辺 「日輪(太陽)と月輪(月)の図」 日輪と雲
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・下辺 「宝相華文様」と「男の子と女の子・子猿の図」 女の子・子猿
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・下辺 「宝相華文様」と「男の子と女の子・子猿の図」 男の子
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・右辺 「宝相華文様」と「鳶(トビ)と雀(スズメ)の図」 鳶
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・右辺 「宝相華文様」と「鳶(トビ)と雀(スズメ)の図」 雀
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・左辺 「宝相華文様」と「松と梅の図」 松
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 金箔装飾部分・左辺 「宝相華文様」と「松と梅の図」 梅

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四辺の墨書 「尭年舜日(ぎょうねん しゅんじつ)」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四辺の墨書 「一路平安(いちろ へいあん)」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四辺の墨書 「永寿嘉福(えいじゅ かふく)」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四辺の墨書 「五風十雨(ごふう じゅうう)」

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四隅の印章 「游於藝(芸に游ぶ)」(出典:論語・述而篇)
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四隅の印章 「道法自然(道は自然にのっとる)」(出典:老子・二五章)
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 四隅の印章 「多情仏心」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 墨書 「大垣祭 中町 布袋軕 天井画」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 落款 「黒龍と四つ姫の図」 令和五年(二〇二三年) 二月吉日 後藤 仁 / 印章「仁(朱文)」
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」
 画面裏・墨書  表の吉祥言葉に加えて、「祈求幸福」(中国語/幸せを祈る意)

 大垣祭 中町布袋軕 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  この図を、大垣市民と、大垣祭保存会(中町布袋会)、
  そして、からくり人形師 後藤大秀と我が父に捧ぐ。
     令和五年(二〇二三年) 二月吉日
   絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO

     絵本用のサイン(ごとう じん)、JIN GOTO ♡
     wish for Peace! 2023!



【作画コンセプト】
  画題 『黒龍と四つ姫の図』

 「黒龍」の力強さと「姫君」の優美さを融合させた、伝統と革新日本様式と中国様式を合わせ持つ(龍の姿態は純日本様式で、全体的な構図・意匠は中国様式)、私の個性・独自性・オリジナル性にあふれる、今までに無かった、“伝統的でありながら真新しい龍図”を目指しました。芸術(ART)と職人技(craftsmanship)アルチスト(artiste)とアルチザン(artisan)の融合が、私の理想とする制作スタイルなのです。
 画面中央には、天下太平を願う円相の中に、神獣・霊獣の最高位に君臨する、超巨大な「黒龍」がうねっています。黒色は何物にも動じない・影響を受けない、心底の強さを表しています。
 画面の四隅には、4人の姫君「四つ姫」を描きました。城下町・大垣市の大垣城には、昔々、きっとこんな美しい姫君がおられたであろうと想像して、かつての和装の少女達の取材を元に描きました。「アジア・日本の美人画」をライフワークとする私の得意ジャンルでもあり、私の絵の真骨頂がここに表現されているとも言えます💖 「四つ姫」には、桜姫(日本の花の象徴)、藤姫(私の名前でもあり、私が最も好きな花の一つ/帯には長寿の象徴「鶴と亀」も描いています)、竹姫(松竹梅の目出度い木)、蝶姫(全ての虫類と美の象徴)の4人がいます。
 周囲の金箔装飾部分の三辺中央には、「宝相華文様」を描き、「四つ姫」の左右には菊文様も浮き出ています。
 金箔装飾部分の上辺は、「日輪(太陽)と月輪(月)の図」で、天体(宇宙空間)と時間を表しています。右辺は、「鳶(トビ)と雀(スズメ)の図」で、全ての鳥類~動物を象徴しています。左辺は、「松と梅の図」です。これは全ての植物を象徴しており、縁起の良い“松竹梅”になっています。「竹はどこに・・」、と思われるでしょうが、姫君のお一人「竹姫」が竹の柄の着物を着ており、それを合わせて“松竹梅”となるのです。下辺は、「男の子と女の子・子猿の図」です。愛すべき絵本的キャラクターを描き込みました。これは、“人の両性”を表しており、全ての人類の象徴になっています。4人の姫君と、男の子・女の子を合わせて、人間は6人になります。これには忌み数を避ける意味合いもあります(ちなみに西洋では、4は良いイメージらしいです。中国では、4には良い意味とそうでない意味の両方があるようで、6は縁起の良い数字とされているらしいです。子猿も数に入れたとしたら、西洋での7はラッキーセブン、日本でも7は吉数になります)。
 すなわち、この四辺は、それぞれ、“天体・人類・動物・植物”を象徴しており、この世に存在するありとあらゆる物、・・・“森羅万象”を象徴しているのです。更には、それぞれが“陰と陽”の対をなしており、陰陽道的世界観により、宇宙全体の調和を図っているのです。

 四辺の墨書「尭年舜日(ぎょうねん しゅんじつ)」 ~天下泰平の世の中である事のたとえ。世の中が平和で穏やかな事。「一路平安(いちろ へいあん)」 ~旅立つ人の道中の無事平安を祈っていう語。また、仕事が順調に進む事を願う語。「永寿嘉福(えいじゅ かふく)」 ~永く幸せを受けるという意味で、長生きと幸福をお祈りする語。「五風十雨(ごふう じゅうう)」 ~五日目ごとに風が吹き十日目ごとに雨が降る意から豊作の兆しとされ、気候が穏やかで順調な事。世の中が太平・平穏無事である事のたとえ。
 四隅の印章(雅号印・姓名印/遊印・詞句印)は自家製(手彫り)の石印。「仁」(私の名前、朱文)、「游於藝(芸に游ぶ)」(出典:論語・述而篇)、「道法自然(道は自然にのっとる)」(出典:老子・二五章)、「多情仏心」(人や物事に対して情の多い事が、仏の慈悲の心であるという意。 また、物事に感じやすく移り気だが、無慈悲にはなれない、薄情な事ができない性質の事。)

 画面裏の墨書は、表の吉祥言葉に加えて、「祈求幸福」(中国語/幸せを祈る意)を記入。

 大垣祭 中町布袋軕 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  この図を、大垣市民と、大垣祭保存会(中町布袋会)、
  そして、からくり人形師 後藤大秀と我が父に捧ぐ。
     令和五年(二〇二三年) 二月吉日
   絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO
     絵本用のサイン(ごとう じん)、JIN GOTO ♡
     wish for Peace! 2023!



 ~~~すなわち、この大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』は、全ての人類の平和と安寧と幸福を祈念した、高貴で威厳に満ち満ちあふれた、尊崇すべき「吉祥画」なのですね~~🥰
 今回、「龍(竜)」をテーマに「天井画」を描きました。もしまた、このような「天井画(杉板絵)」のご依頼があったとしたら、次回は、この世の物とも思えないほど美しい「鳳凰」を描いてみたいな・・・という、思いがあります~~~💝 (^.^)/~~~

大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」後藤 仁
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』と私・後藤 仁
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」後藤 仁
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』と私・後藤 仁
大垣祭り・天井画「黒龍と四つ姫の図」後藤 仁
 大垣祭り・天井画 『黒龍と四つ姫の図』と私・後藤 仁


🌟YouTube ユーチューブに、大垣祭り・天井画『黒龍と四つ姫の図』の制作過程・作画風景~完成作品を掲載した、動画(静止画より編集)をアップしました 描き進めるにしたがい、徐々に変化していく「天井画」の様子がよく分かります~。私も、けっこう、頑張っていますよ~。皆様、ぜひ、ご覧下さい~💝 (^.^)/~~~ 加油 〰 ❣❣

大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕布袋軕(岐阜県大垣市)天井画『黒龍と四つ姫の図』制作過程・完成作品/絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁、JIN GOTO



大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕布袋軕(岐阜県大垣市)天井画『黒龍と四つ姫の図』作画風景篇/絵師(日本画家・絵本画家)後藤 仁、JIN GOTO




 天井画の制作前には、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震、ネパール大地震、中国 四川省大地震 等の自然大災害や、ミャンマーやスリランカ等での内戦・紛争による人災といった、私とゆかりのある土地・国々での災害に対する“鎮魂の祈り”を込めた作画意図に始まりました・・・。しかし、作画途中にも、新型コロナウイルスの世界的蔓延や、ウクライナ戦争、トルコ・シリア大地震 等の恐るべき自然災害・人災が多発し、不安定で混乱した時代が続いています・・・。また、身近には、伯父・後藤大秀の死や、その他、多くの親類・知人の死がありました・・・・。
 “生老病死”“苦集滅道” ~~~。実に苦しみに満ちた世ではありますが、全ての人類の平和と安寧と幸福と発展を祈念し、次世代を担う、子ども達・若者達の幸せと喜びを願って、ここに、私の真心と誠意を最大限に込めた、『黒龍と四つ姫の図』をご奉納いたします・・・・・。
 望むらくは、100年後の大垣~日本までも、この『黒龍と四つ姫の図』を残していただき、末永く、多くの皆様方に楽しんでいただける事を心より願っています~~~~~。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진


theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2023-02-12

大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その12〉、金泥・銀泥・天然群青 彩色~完成へ❣

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』 制作

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진


 (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、純金泥・純銀泥による彩色より、天然岩群青 等による最終的な彩色、墨による描き起こしを経て、完全完成に至るまでの工程をまとめています。)

               *

 12月23日~29日。約1週間で、「四つ姫」と周囲の四辺の「男の子・女の子」等の彩色を進めました。
 まず、純金箔押しを終えた後、男の子・女の子、宝相華、鳥 等の彩色を重ねました。
 次に、この間にケガした足の痛みに耐えながら、男の子・女の子、宝相華に軽いやすりがけをし、宝相華の葉・茎と松に、松葉緑青で彩色を重ねました。
 次に、「四つ姫」「周囲の文様部分」各所に、丁寧に彩色を重ねました。「四つ姫~桜姫・蝶姫・竹姫・藤姫」の美しさは、益々、輝いてきましたね~💖 很漂亮 
 今年は、これで“仕事納め”となります。続きは来年へ〰。この後は、最終仕上げの、金泥(純金の粉)描き、墨起こし、微調整を経て、完成に向かいます。我太累了! でも、もう一息〰〰〰🥰 (^.^)/~~~

 今年は、毎年11~12月頃から起こり出す憂鬱感も少なく、コロナ禍と戦乱の厳しき世ではあるが、案外、調子が良かったのです。でも、年末近くに、足のケガから始まり、ネットでの根拠無き謂れ無き、先日は親戚のおじさん(母の兄)が亡くなったという悲しい訃報を聞き、少々、滅入ってきました〰〰。
 それでも、今年は何とか、中国向け絵本『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社・小活字)が発刊できたのと、重要な絵本原画制作が幾つかあったのと、この「大垣祭り・天井画」が順調に描けている事で、充実した良い一年になったかと思います。
 私は根っからの変態絵師なのでしょうな〰。私への非難・批判は、逆に、「もっと やらねば ならないぞ」という世間からの𠮟咤激励にも聞こえます。行く手に障壁があればある程、逆に創作心が燃えてくるのです。これでは、一生、貧乏画家のままのはずですね・・・・。(@_@;)
 この数年は、中国の超美人女優:景甜(ジン・ティエン)の演技と笑顔にも大いに癒されて、今年も何とか、そこそこ楽し気に乗り切る事ができそうです~~。森羅万象に有難う 非常感谢❣❣

大垣祭り、天井画制作・彩色
 彩色を着実に進める。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~桜姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~蝶姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~竹姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~藤姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「黒龍」の顔部分


2023年1月3日

 🌟私の故郷、風光明媚な城下町 “赤穂”で、高い知名度のある、老舗地域新聞 「赤穂民報」
 昨年、丁寧な取材をして頂いた記事が完成し、昨年末、送られてきました。大垣祭り「天井画」(岐阜県大垣市/ユネスコ無形文化遺産)の制作の模様です。とても良い元旦巻頭記事に仕上げて頂きました。感謝感激── ぜひ、皆様、ご覧下さい。
 
赤穂民報「ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中」 (2023年01月01日)
https://www.ako-minpo.jp/news/17318.html
赤穂民報「ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中」 (2023年01月01日)〈PDFデータ〉
https://www.ako-minpo.jp/data/d00173/f17311_0.pdf#page=1

赤穂民報「大垣祭り・天井画制作」


 2023年1月6日(金)。本年の大垣祭り「天井画」、仕事始めです~。🎊
 今日は、いよいよ、「純金泥」(じゅん きんでい/純金箔から作られる、純金の微粉末)の彩色に入ります。純金泥は、ほぼ金100%の物質なので、現在、セール期間でも、0.4gで5500円程します。最近、頓に価格が上昇していますが、古来から、プラチナ泥と並んで、最も高価な日本画用絵の具になります。
 とても貴重な物なので、大切に慎重に扱います。鼻息でも吹っ飛んでしまいかねません。金泥を始めとする、泥類(プラチナ泥、銀泥、真鍮泥 等)は“焼き付け”という特殊な溶き下ろし方をします。そうしないと金属光沢が得られないとされています。

 今回も、2回の焼き付けをして、丁寧に溶き下ろして、彩色しました。まずは、「中央の玉」の金箔の縁、次に、「四つ姫」「日輪・月輪」の周囲の金箔の縁を整えました。『黒龍と四つ姫の図』は、さらに輝きに満ち満ちています~🌟很漂亮~🥰
 明日以降、続きを彩色していきます。乞うご期待 ─── ❣❣

大垣祭り、天井画制作・彩色
 泥(でい)類。左上から、「本金粉泥(真鍮泥・赤口)」「準金泥(真鍮泥・青口)」「純銀泥(純銀の泥)」「白金紛泥(アルミ泥)」左下へ、これは泥とは関係無いのですが参考として、「ミャンマーで購入した純金箔」、「純金泥」2袋、「ミャンマーで購入した純金箔」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」 0.4g 2袋 (純金泥は、ほぼ金100%の物質なので、現在、セール期間特価でも、0.4gで約5500円もします。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」の外袋を開封したところ。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」の袋の中身。この黄金の粉が純金泥。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 磁器製の絵の具皿に、0.4g、全てを入れる。こんな微量です。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」彩色用の画材。
 膠水(にかわすい)、純金泥を入れた皿、保温プレート(通常は電熱器を用いる作家が多いですが、私は利便性から保温プレートを多用します。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」に膠水を適量入れる。(泥類用の膠水は岩絵の具用より、やや薄めにする場合が多い。ただし、今回は岩絵の具用の通常の濃さにしました。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」と膠をよく練り合わせる。中指に人差し指を添えるのが、日本画の指使いの、基本スタイルです。気が付けば自然に身に着いていた技なのですが、私の場合は、同時に下の皿も回します。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 保温プレートで温めながら、皿に「純金泥」を焼き付ける。
 他の泥はこれを1度やりますが、金泥・プラチナ泥の場合は2回やるのが望ましいとされます。こうして、ようやく金属光沢が得られるとされています。
 膠抜きの効果で、膠が弱まるのではないかとの疑念が、私も前々からあるのですが、膠が弱そうなら、最後に少量、加えると良いでしょう。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 1度目の焼き付けを終えた「純金泥」。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 一度、少量の水(または、薄めの膠水)で溶き下ろす。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 2度目の焼き付けを終えたところ。見た目には、何の変化もありません。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 少量の水で丁寧に溶き下ろす。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 少量の水で丁寧に溶き下ろす。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 一見すると、ただの濁った黄土色です。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 しばらく、金泥が下に沈むのを待つ。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 溶いた最初は、上澄みに、泥のヤニ(黒っぽい液)が混ざるので、上澄み水を捨てて、少量の水を足す。多少の手間暇がかかりますが、こうして初めて、金泥として使用できます。少し金色らしく見えてきました~。
 膠は、絵の具が乾燥している時に加えるのが基本なのですが、膠が弱いようなら、ここで少量加えるしかありません。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」で中央の玉を彩色する私・後藤 仁。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「純金泥」で四つ姫の周囲を彩色する私・後藤 仁。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』
  「純金泥」で彩色途中・・・。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』
  「純金泥」で彩色途中・・・。(カメラのフラッシュをたいてみると)


 2023年1月10日(火)。今日は、「純金泥」(じゅん きんでい/純金箔から作られる、純金の微粉末)の彩色を進めました。「周囲の円周」の金箔の縁を整え、「四つ姫」の帯、「黒龍」の角・顔・ひげ・玉を純金泥で描写・彩色。
 夕方に近付くにつれ、何となくダルくなってきて、微熱感が増してきました・・・。体温を測ると、37.4度あるので、早めに仕事を切り上げました。(・・・この日の夜から喉が痛くなり始め、次の日からは本格的な新型コロナウイルスの症状が出ました。詳しくは、別記事にまとめています。)

    ・・・・ 😱😣🤧😷 ・・・・

 コロナの陽性反応が出て、結構しんどいので、1週間ほど制作を中断して、休養していましたが、1月17日(火)から制作を再開しました。
 「黒龍」の顔辺りや、「中央の玉」「周囲の文様」の要所要所を純金泥で彩色しました。ところが夕方頃、頭痛が始まり、ズキズキとした痛みがひどいので、仕事を中断し、痛み止め(鎮痛薬)を飲みました。
 今日、1月18日(水)。今朝、再び抗原検査をすると、「ごく弱い陽性」反応が出ましたが、体調はかなり良いので、制作を進めました。「黒龍」の顔の各パーツや「玉」を、純金泥で描き起こし、「四つ姫」の髪飾り等を「純銀泥」(じゅん ぎんでい/純銀箔から作製した、ほぼ銀100%の純銀の微粉末)で彩色しました。
 純金泥は2回、焼き付けを行いますが、純銀泥は1回で良いとされています。この手の込んだ工程により、金属泥から金属光沢が発せられるとされています。

 明日以降も、体調を見ながら、果敢に制作を進めていきます。コロナなどにかかっている場合ではありません〰〰😤。2月15日に岐阜県大垣市の「大垣祭保存会」宛てに、完成作品を輸送する事が決定したので、何が何でも、それまでに仕上げないといけません。この後、『黒龍と四つ姫の図』の最後の描き起こし~総仕上げに向かいます。ますます、乞うご期待 ───── ❣❣

大垣祭り、天井画制作・彩色
 純銀泥(じゅん ぎんでい/純銀箔から作られる、ほぼ銀100%の純銀の微粉末。現在、セール期間特価でも、2gで1250円します。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 純金泥、純銀泥、膠水
大垣祭り、天井画制作・彩色
 純金泥に膠水を加え、保温プレートで焼き付ける。
 制作は常に一人で行うのですが(これはタイマー撮影です)、あまり部屋中に、コロナウイルスが飛び散らないように、コロナ罹患中の現在、屋内では、ほぼ常にマスクを付けています。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 純銀泥に膠水を加え、絵皿上でよく練り込む。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 膠水を加えた純銀泥を、保温プレートで焼き付ける。
 作業中に、こんなに小指が立っているとは、普段、気が付きませんでした・・・😘
大垣祭り、天井画制作・彩色
 絵皿に焼き付けた純銀泥。(ただし、この場合の「焼き付ける」とは一般的な日本画用語では無くて、私特有の表現だと思います。本当に焼き付けるのでは無く、ただ、熱を加えながら、乾燥させるのです。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 水を加えて、泥を沈殿させた、純金泥・純銀泥の状態。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 濁った上澄み液を捨てて、膠水を少し加えた状態。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 純金泥で「黒龍」の顔を描き起こす私・後藤 仁。
 コロナのマスクの取り外し等で、髪の毛はぐちゃぐちゃですね〰〰。(@_@;)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  純金泥・純銀泥での彩色の途中・・・。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  純金泥・純銀泥での彩色の途中・・・。


 2023年1月20日(金)。この日は純金泥・純銀泥のこすり出しをしました。金泥・銀泥等は、そのままでも光沢があるのですが、さらに光らせたい場合は、メノウ棒・ガラス棒で泥の表面をこすると光沢が強烈に増します。その光沢具合は、表現目的に応じて使い分けます。
 次に「黒龍」の周囲の「紫雲」に、雲母(きら)系の光沢感のある絵の具で彩色を重ねました。

 23日(月)~27日(金)の1週間は、絵画教室等の他の用事が無いので、絶好の進め時です~。
 まず、周囲の文様の「男の子・女の子」を墨の細密描写で仕上げていきました。なかなか良い表情が描けました~💑
 次に、「四つ姫」「周囲の文様部分」の宝相華 等に、純金泥・純銀泥で彩色を加えました。
 次に、「四つ姫~竹姫・藤姫・蝶姫・桜姫」「男の子・女の子」に墨による最終仕上げの超微細な描写を行いました。この墨による最終描き起こしは、極めて神経を使い、強度の疲労を伴い、非常に過酷な作画になります〰。しかし、この最終作業いかんで、絵は良くも悪くもなるので、その精神的重圧は半端ないのです〰〰。(@_@)丿 とても くたびれたね〰 我太累了〰〰😵‍💫
 本日は、「四つ姫」の墨描き完了後、目元・唇・髪の毛 等に微細な彩色を重ねて、これで「四つ姫」は、ほぼ完成に近づきました。その昔、大垣城に住まわれていた、とてもとても美しい姫君達ですね~💖👧 非常漂亮的公主~👸 来週以降、最終的に「黒龍」と合わせて、もう一息、微細な調整をする予定です。

 2月は、いよいよ、『黒龍と四つ姫の図』の最後総仕上げです。最後まで一切見逃せませんよ、乞うご期待 ───── ❣❣❣

大垣祭り、天井画制作・彩色
 純金泥・純銀泥をこすり出し、「紫雲」「四つ姫」「男の子・女の子」等を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~桜姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~桜姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~蝶姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~竹姫」
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫~藤姫」


2023年2月7日(火)。この日は、「周囲の文様」の鳥(トンビ・スズメ)と木(松・梅)の、彩色・描き起こしを完了しました。
 次に、「黒龍」「四つ姫」に、純金泥にて、微細な彩色を足しました。
 本日、8日(水)は、「黒龍」の瞳と青色ひげに、天然岩群青(特上/9番)で彩色を施し、さらに、瞳には天然岩黒(10番)で彩色し、緑色ひげに、天然松葉緑青(特上/9番)で彩色を足しました。

 この「天然岩群青(特上)」は、私が東京藝術大学 在学中に購入した、大変貴重な最上級の天然岩群青で、当時、1両目(15g)で5650円しています(現在は、もっとずっと、高いと思います)。天然群青は岩絵の具の中では最も高価なのですが、この日本画画材専門店・得応軒の「天然岩群青(特上)」は、特別に高品質で高価です。得応軒は藝大近くにある老舗の日本画画材店ですが、かつて、横山大観・菱田春草を始め、東山魁夷や平山郁夫先生等の日本画の巨匠達も足しげく通った名店です(分家した、得応軒本店が、別にあります)。この後年、各店舗に、もっと安い天然群青が出回りましたが、この時分は、安い低品質の天然群青は、ほとんど置いていませんでした・・・。
 私は昔も今も超貧乏画家ですので、後藤純男先生や平山郁夫先生のように、天然群青をふんだんに使用する芸当はできません。学生時代に購入した、この貴重な天然岩群青を、ここぞという作品の決め色の時のみに、大切に今まで用いてきました~。😉
 しかし、やはり、「天然岩群青(特上)」は新岩群青とは全く輝き・発色・深みが異なり、誠に美しい〰🤩 很漂亮〰〰💖

 ❝ 画竜点睛 ❞・・・龍の瞳を入れ、いよいよ完成間近です~ 明日は、龍の瞳にさらに一手間をかけて彩色を施し、完了に向かいます。
 残る仕事は、「黒龍」「四つ姫」やその他の部分への墨による最後の描き起こし、「黒龍」の瞳の仕上げ、そして、落款を入れて完成と成ります。明日か明後日には、『黒龍と四つ姫の図』完全完成の予定です~🥰 乞うご期待 ───── ❣❣❣

大垣祭り、天井画制作・彩色
 「天然岩群青(特上)」(得応軒)12番、9番 - 1両目(15g)5650円 (1990年頃の価格)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「天然岩群青(特上)」(得応軒)9番 - 1両目(15g)5650円 (1990年頃の価格)
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩群青(特上)で「黒龍」の青ひげを描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩群青(特上)で「黒龍」の青ひげを描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』 完成間近
大垣祭り、天井画制作・彩色
 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』 完成間近


 2023年2月9日(木)。本日、「黒龍」「四つ姫」を中心に、墨による最終的な描き起こしをしました。
 最後に、「黒龍」の眼(瞳)を天然岩群青(特上/9番)と純金泥で仕上げました。❝ 画竜点睛 ❞ ───  まさに、「黒龍」が生命力を持ったかのように、生き生きと躍動し出しました~~🐉
 画面四辺に吉祥言葉を墨書し、作品名と落款を入れて、作品裏にも、吉祥言葉と落款を入れて、完了です〰〰。🤣 

 2021年7月12日(月)小下図から始まった、「大垣祭り・天井画」制作も、578日(約1年7ヶ月)をかけて、ようやく完全完成となりました。明日、再度、詳細に細部まで再確認し、問題が無ければ、作品撮影をして、2月15日に大垣へと送付する事になります。

 芸術(ART)職人技(craftsmanship)アルチスト(artiste)アルチザン(artisan)の融合が、私の理想とする制作スタイルです。我ながら、なかなか凄い作品が出来ました~~。ヽ(^o^)丿
 完成作品の詳細な画像(サイズは小さなものになりますが)は、後日、公開いたします。乞うご期待 ──── 🥰

大垣祭り、天井画制作・彩色
 🌟 完成 ─── ❣❣ 作品の裏面にも、吉祥言葉と落款を入れる。

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2022-12-26

大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その11〉、彩色から金箔押しへ

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』 制作

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진


 (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、黒龍・四つ姫・周囲の文様の彩色より、純金箔押しまでの工程を、まとめています。)

               *

 2022年11月15日。11月4日~15日、2週間弱かけて、「黒龍」「四つ姫」「黒龍の背景」の彩色・墨起こしを進めました。

 まず、「四つ姫」「日輪」の彩色を重ね、黒龍の背景の「紫雲」の藤紫色と「中央の玉」の黄土色を重ね塗りしました。
 次に、「黒龍」の顔部分の墨起こしをして、天然 岩黒で彩色を重ねました。
 次に、「黒龍の目」に胡粉を濃い目に塗り、その他の箇所と合わせて、特殊な反射絵の具で重色しました。周囲の「紫雲」の胡粉も重ね塗りしました。
 そして本日は、「四つ姫」の輪郭線の墨起こしを施しました。墨による極微細な線の描き起こしは、最も集中力を要し、疲れる創作過程です。しかし今日は、なかなか良い線が引けたので、全ての「四つ姫」~桜姫・藤姫・竹姫・蝶姫 を描き起こしました~🥰 很好〰❣ 很漂亮〰〰💑

 これでようやく、全体としては、8割弱の完成度です。いよいよ完成像が見えてきましたが、この後、“金箔押し”という最高難度の大仕事が待っています。一切の気のゆるみと妥協は許されません〰〰😤😤 皆様、この後も、乞うご期待~💖😘

大垣祭り、天井画制作・彩色
 「黒龍」「四つ姫」「背景」の彩色・墨起こしを進める。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫」~桜姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫」~蝶姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫」~竹姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
 「四つ姫」~藤姫


 2022年12月8日。11月16日~12月7日、3週間程かけて、ゆっくり・じっくりと、『黒龍と四つ姫の図』を描き進めました。

 まず各所に、仕上げ用の白色絵の具:胡粉(飛切)で重色。「黒龍」の角を象牙色系の色で彩色。「四つ姫」の衣装の花や蝶の部分を岩黄で彩色。
 次に、「黒龍」の角を岩金茶で重色。「黒龍」の各所を岩黒・灰色系の岩絵の具で彩色。角・爪・背のトゲを、特殊反射絵の具で重色。「日輪・月輪」とその背景を重色。さらに、「黒龍」の各所に岩黒の彩色を丹念に重ねる・・・。
 次に、周囲の一辺の、「男の子・女の子」を墨で描き起こし、彩色を重ねる。「黒龍」を墨で描き起こす。周囲の一辺の、「鳥」2羽を彩色。

 この段階にくると、色を何度も重ね塗りして、墨で描き起こし、また重ね塗りするという工程が繰り返され、色の深みや精度を極限まで高めていきます。一見すると、あまり変化が無いようにも見えるでしょう。しかし、この繊細で地道な工程に非常な時間と労力を費やすのが、私の絵の特長かも知れません。そんな理由もあり、完成までには、とても長い時間を要するのです〰🥵
 今年中に、金箔押し工程まで、いけるといいのですが・・・。皆様、この後も、乞うご期待 ────🥰💖

大垣祭り、天井画制作・彩色
 「黒龍」「四つ姫」「周囲の四辺」の彩色・墨起こしを丹念に重ねる。


 2022年12月14日。12月8日~14日、1週間の間に『黒龍と四つ姫の図』を描き進めました。

 まず、周囲の一辺の、「男の子・女の子」の彩色・墨起こし、「黒龍の玉」の墨描きをしました。その他、要所要所を墨で描き起こし、「雲」の胡粉を少し洗いました。
 次に、仕上げ用の胡粉(飛切)を要所要所に重ね塗りし、周囲の四辺の要所要所に微細な彩色をしました。
 本日は、金箔を貼る部分の赤口本朱を重色し、「黒龍」の口や目に赤口本朱で陰影を入れました。

 これで、金箔を貼る下準備は、ほぼ整いました。来週、気合が充実しているようなら、いよいよ、金箔押しに入ろうと計画しています。乞うご期待~~ (^.^)/~~~

大垣祭り、天井画制作・彩色
 周囲の一辺の「男の子・女の子」の彩色・墨起こし、「黒龍の玉」の墨描き、等を進める。
大垣祭り、天井画制作・彩色
 金箔を貼る部分の赤口本朱を重色し、「黒龍」の口や目に赤口本朱で陰影を入れる。


 2022年12月20日。前日までに、箔を押す部分に「捨てドーサ液」を塗っておきました。こうした方が、箔の貼り付きがしっかりするのです。
 本日はいよいよ、『黒龍と四つ姫の図』に純金箔を押します(箔を貼る事を、美術用語では“押す”と言う)。この工程は職人技による一発勝負なので、集中力が相当に高まった時にしか行えません。ここの所、かなり気合が入ってきたので、今日、一気に、全ての金箔を貼り終える計画です。

 まずは、箔をあかします。箔の裏の“あかし紙”(最近では、顔の脂取り紙として人気があります)をはがし、バレンで油類をごく薄く塗って、また、箔に貼り付けるという工程を、「箔あかし」と言います。この作業には、極めて高い集中力と豊富な経験を要します。特に純金箔は超極薄なので、超微風やわずかな吐息でも、吹っ飛んでしまいます〰。箔あかし用の油は、古来は椿油・胡麻油 等の植物油が用いられましたが、近年では、ポマード等を用いる人もいます。私は、ポマードや油類はベタベタし過ぎてやりにくく、臭いが強過ぎる物が多いので、ある時、ワセリンを使ってみたら丁度良かったので、以来、ワセリンを用いています。
 箔を切る時は、古来より、皮板(鹿皮台・箔盤・箔台 等とも言う/子鹿の革を張った板、かなり高価です)と竹刀を用います。ただ、切箔・野毛や截金(きりかね)のように超微細に切る時以外は、今回のように、丸カッターと定規・カッター台で切った方がやりやすいです。箔が付かないように、道具には全て、シッカロール(ベビーパウダー)をまぶしておきます。
 箔下糊は膠でもいいのですが、ドーサ液の方が強力に貼り付くので、今回は和紙のにじみ止め用ドーサ液より、やや濃い目のドーサ液を用いました。
 人によって、多少、方法は異なるかも知れませんが、私の場合、箔を押す時は、右手に箔箸を持ち、左手は指のまま(シッカロールを付けて)で、箔の左右中心部分をつかんで、押します。正確な作業工程は、慣れた人が行うのを実際に見ないと、よく分からないと思います。ご関心のある方は、私の日本画教室にでも、お越し下さいね〰。(^.^)/~~~

 今回、集中力も程よく働き、なかなか上手く、「金箔押し」が完了しました。明日、余分な箔を払い、はがれた部分等を微補修し、ドーサ液を塗って、「金箔」工程は終了となります。この続きも、乞うご期待~~

大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 今回、「箔押し」に用いた画材。〈左下より〉 純金箔、絵の具用スプーン(ワセリンを取り分けるため)、ドーサ用の筆、箔箸、竹刀、皮板、ドーサ液、膠、乳鉢・乳棒(生ミョウバンをすりつぶす)、竹製バレン、生ミョウバン、ワセリン、シッカロール、カッター台、丸カッター、(その他、定規も使用)。
 (ただし今回は、皮板と竹刀は使用しませんでした。)
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 雑然とした、我が画室(アトリエ)です〰。箔押しの準備完了!!
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 「箔あかし」工程
  純金箔の裏の“あかし紙”を、箔箸ではがす。この“あかし紙”に、バレンで極薄くワセリンを塗る。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 あかし終えた、純金箔。一度に無理をせず、3枚位ずつ、あかしていきます。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 箔を押す部分にドーサ液を塗り、純金箔を押す。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 “あかし紙”を、そっとはがす。(時間をおくと取れなくなります。)
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔3枚を押し終える。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 金箔押しを続ける。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 あかし終えた純金箔を、半分に切る。今回は、丸カッターと定規・カッター台を用いた。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 半分に切った純金箔。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 狭い部分には、半分サイズの純金箔を押す。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 金箔押しを続ける。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 さらに、金箔押しを続ける。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔を押す私。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔を押す私。真剣勝負です!! (@_@;)
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 金箔押しを終えた画室。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 一通り、金箔押しを終える。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 一通り、金箔押しを終える。
 フラッシュをたいたら、反射して、とても綺麗だ❣
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 金箔押しを終えた画室。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕」(岐阜県大垣市)
 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  純金箔押しを終える。


 2022年12月22日。12月21日、前日、純金箔を押した『黒龍と四つ姫の図』の仕上げです。
 まず、純金箔の余分な破片を箔箸で大まかに取って、残りは筆で丹念に落としていきます。この金箔片は、補修や砂子(すなご/箔の微粉末を散らす技法)用に大切に取っておきます。次に、耐水ペーパーで、要所要所に軽くやすりがけをしました。その後、箔の貼れていない部分等を丁寧に補修。前日にあかした金箔の、貼り残した部分が上手く使えました(油が硬化すると、次の日には使えない場合もあります)。今回はけっこう上手く貼れたので、補修箇所は少ないです。純金箔はとても高価なので(現在、セール期間でも、50枚で1万6000円以上します)、このようにして、最後まで大切に使い切ります。

 22日、本日は、「ドーサ液」を塗っていきます。「ドーサ液」とは、膠に生ミョウバンを少量入れた液の事で、和紙や絵絹のにじみ止めや、絵の具や箔を定着させる為に用います。また、箔の上に塗って、上から描けるようにするのも重要な役割です。
 私はいつも自分で「ドーサ液」を調合しますが、膠やミョウバンの濃さは、長年の経験と勘が頼りです。今回は、和紙のにじみ止め用よりも、かなり濃い目のドーサ液を作りました。
 金箔部分全体に「ドーサ液」を引いて、完全に乾いてから、もう一度、部分的に微補修をしました。このまま明日まで置いて、完全に乾かします。この続きも、乞うご期待~~

大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔が完全に乾いた状態。
 (一晩、置いたのですが、没想到! 驚く事に、冬期のせいでしょうか、ほんの一部、まだ乾いていない箇所がありました。)
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔のはがれた破片を、箔箸で大まかに取っていく。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔のはがれた破片を、箔箸で大まかに取っていく。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔の残りを、筆で丁寧に落としていく。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔のはがれた破片を取り去った状態。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔のはがれた破片を取り去った状態。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 昨日使用した、あかし紙に残った純金箔を使って、貼れていない微細な部分を、丁寧に補修していく。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 あかし紙に残った純金箔を使って、貼れていない微細な部分を、丁寧に補修していく。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔の補修を終えた状態。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔の補修を終えた状態。
 カメラのフラッシュをたくと、反射して綺麗だね~💖
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 ドーサ液を引くための画材類。ドーサ液、ドーサ刷毛、ドーサ用の筆(ドーサ液が絵の具に混ざると良くないので、必ず、絵の具用の筆とは分けて用います)。
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 ドーサ液を引く私。
 今回は塗る範囲が狭いので、ドーサ刷毛は用いずに、ドーサ用の平筆と彩色筆で行いました。


 2022年12月23日。純金箔の微補修を完了し、「ドーサ液」を塗り終え、完全乾燥しました。
 ここに来て、なかなか集中力が整い、純金箔を上手く押せました~。豪華絢爛🌟~極めて美しく芸術的な『黒龍と四つ姫の図』が現出してきました~~。天啊〰💖 很漂亮❣ 非常好❣ 非常棒❣❣ ──────
 これで、およそ9割強の進捗度でしょうか。この後、さらに彩色の仕上げを進めます。乞うご期待~~

大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 豪華絢爛~極めて美しく芸術的な『黒龍と四つ姫の図』が現出❣❣
大垣祭り、天井画制作・金箔押し
 純金箔を押し終えた、「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕」(岐阜県大垣市)
  天井画 『黒龍と四つ姫の図』 と、私・後藤 仁


theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2022-11-02

大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その10〉、彩色さらに進展

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』 制作

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진

 (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、黒龍・四つ姫・周囲の文様の彩色工程を、まとめています。)

               *

 2022年8月19日。8月中旬、今週は、「天井画」を出来る所まで描き進めました。
 まず、「黒龍」に、特殊な反射をする透明~白系の絵の具(通常の日本画では使用しない、かなり特殊な絵の具)で、水滴様の反射点を鱗1枚につき数個ずつ入れました。
 次に、「黒龍」の顔と手足の毛に、天然岩絵の具 松葉緑青〈9番〉をぼかしで入れて、同じ絵の具で線(毛の筋)も入れました。
 次に、龍の玉に少し紙ヤスリをかけて、再び、特殊な反射をする透明~白系の絵の具で彩色して、整えていきます・・・。
 次に、前に群青でぼかしを入れていた「黒龍」の顔と手足の毛に、同じ新岩(新岩絵の具)群青/淡口〈9番〉で線(毛の筋)を入れました。この部分には、最終的には天然岩絵の具の群青で補彩色する予定です。天然群青は極めて高価であるという制約もあるのですが、それよりも、100年単位の経年変化で徐々に酸化黒変するという特質があるので、新岩絵の具の方がむしろ変色・劣化が少ないという利点もあるのです。 ('ω')ノ
 今週の作画はこれで終了です。『黒龍と四つ姫の図』に鮮やかな色彩が加わり、ますます凛凛しくなって来ましたね~😻。皆様、この後も、乞うご期待〰〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の鱗に、特殊な反射をする透明~白系の絵の具で、水滴様の反射点を入れる。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の顔と手足の毛に、天然岩絵の具 松葉緑青〈9番〉をぼかしで入れる。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の顔と手足の毛に、天然岩絵の具 松葉緑青〈9番〉で線(毛の筋)を入れる。               


 9月27日。2022年9月下旬、先週~今週は、「天井画」を描き進めています。
 まず、「黒龍」の目の端・口の中と背景の炎に黄口本朱で彩色を重ね、「四つ姫」の顔にも黄口本朱をごく薄く施しました。次に、周囲の文様を新岩(新岩絵の具)金茶黄土〈9番〉で彩色しました。別日に、周囲の文様を新岩 金茶黄土〈9番〉で厚めに重ね塗りしました。
 本日27日は、中央の玉と周囲の文様に新岩 金茶黄土〈9番〉で更に彩色を重ね、背景の雲を新岩 美岩紫〈白(びゃく)〉で彩色し、周囲の菊花文様に新岩 美紅(岩紅)〈9番〉で厚めに彩色しました。
 周囲の文様部分の彩色などは、単調で地味な作業に見えますが、実は、かなり しんどい仕事になります〰。 (@_@)丿~~~我累了〰
 今週はこの後、もう少し描き進めたいと思います。『黒龍と四つ姫の図』がどんどん鮮やかになって参りましたね~💖。皆様、この後も、乞うご期待〰〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の目の端・口の中と背景の炎に黄口本朱で彩色を重ね、「四つ姫」の顔に黄口本朱で薄く彩色する。
周囲の文様を新岩(新岩絵の具)金茶黄土〈9番〉で厚めに彩色する。
大垣祭り、天井画制作・彩色
背景の雲を彩色する私。
天井画本画制作・彩色 (54)
背景の雲を彩色する私。
天井画本画制作・彩色 (55)
中央の玉と周囲の文様を新岩 金茶黄土〈9番〉で重ね塗りする。
背景の雲を新岩 美岩紫〈白(びゃく)〉で彩色する。
周囲の菊花文様を新岩 美紅(岩紅)〈9番〉で厚めに彩色する。                


 10月21日。早や、2022年も10月に入りました。なかなか、はかどってはいないのですが、「大垣祭り・天井画」を地道に描き進めています。
 制作終盤に向けて、使用する「岩絵の具」が多種類になってきましたし、私の「人物画」の描写には企業秘密(作画秘密)も多い事ですので、この後、絵の具の色名等は、皆様のご想像にお任せしたいと思います~。 (^.^)/~~
 この10月は、主に、「四つ姫」「周囲の文様」の彩色を進めています。「天井画」は来年2月末の完成予定ですので、だんだん、時間が押してきました。~~~ ”芸術の秋”ですね 景甜(ジン・ティエン)テレビドラマもほぼ観終えた事です😻。この辺りから、いよいよ本腰を入れて制作しないと、本当に間に合いませんよ〰😱。仕方ないので、当面、絵本原画制作は置いておいて、「天井画」制作一本に没頭しなければね・・・・・。皆様、この後も、乞うご期待〰〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「周囲の文様」を彩色する。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」の彩色を進める。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」の彩色を進める。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」の彩色を進める。髪に黒が入り、引き締まってきましたね ─ ❤


 10月28日。2022年10月下旬は、「四つ姫」「周囲の文様」の彩色を、集中的に描き進めています。
 おおよそ全ての箇所に色を置き、画面全体の色感が分かる状態になりました。その次に、「四つ姫」の墨線を描き起こしました。
 これから、この”墨起こし”と”彩色”の繰り返しが、延々と続く事になります。この辺りからが最も神経を要する・・・、実にしんどいけれども、反面、極めて楽しくもある、悦楽の画域となります〰😻 皆様、この後も、乞うご期待

大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」と「周囲の文様」を描き進める。上辺の文様部分「日輪・月輪 図」を彩色する。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」を描く私。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」を描く私。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」を描く私。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」を描く私。最も集中力を要する場面ですね~~ (@_@)丿
大垣祭り、天井画制作・彩色
「四つ姫」の墨線を描き起こす。
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 桜姫・蝶姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 藤姫・竹姫


 11月1日。2022年10月31日~11月1日、世間はハロウィーンで大騒ぎのようですが、私はいつもと変わらず、明鏡止水の境地にて、「四つ姫」の彩色を黙然と描き進めています・・・。
 だんだんと、「四つ姫」~桜姫・藤姫・竹姫・蝶姫 の、麗しい姿が現れてきました。正に、私の絵らしくもあり、いよいよ、私の真骨頂である、”アジアの美人画”の様相を呈してきましたね~😻 很好〰❣
 しかし、まだまだ、これで「四つ姫」は5割方の完成度です。皆様、この後も、乞うご期待~😘

大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 藤姫、桜姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 蝶姫、竹姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 桜姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 蝶姫 
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 竹姫
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 藤姫
 (この段階で、「四つ姫」はおおよそ5割位の進捗状況です。)
大垣祭り、天井画制作・彩色
天井画『黒龍と四つ姫の図』 この段階で、全体としては、おおよそ7割位の進捗状況です~ ❕ ヽ(^o^)丿 まだまだ続くよ〰〰💑

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2022-08-13

大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その9〉、彩色進展

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』 制作

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、GOTO JIN


  (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、胡粉・朱・特殊絵の具 等による下塗り彩色工程を、まとめています。)

                 *

 2022年6月23日(木)。6月半ば、今週は久しぶりに、「大垣祭り 天井画」を描き進めました。絵本原画制作等が忙しくて、なかなか「天井画」を描く時間が取れなかったのですが、これから再び、絵本原画と並行して、果敢に描き進めていきます──。😤
 やるべき事が多過ぎて、全ての進展が遅々としていますが、たとえ時間がかかろうとも、本物の芸術作品を目指して、全身全霊・誠心誠意、じっくりしっかりと描きたいのです~。('◇')ゞ

 自家製の岩絵の具(昔、鹿児島取材の旅でとってきた、桜島の火山灰から、私が作製した特殊岩絵の具)で、「黒龍」の”鱗”の放射線を、1本(手足部分は1本)~5本(身体部分は3~5本)入れていきました。それと並行して、手足先と顔・ひげと背肉部分を、同じ岩絵の具で描きました。
 その後、「黒龍」の口を赤口本朱で彩色し、周囲の炎文様を黄口本朱で彩色しました。今日はここまでで力尽きました・・・。
 明日以降、彩色の続きをドンドン進めていきます。乞うご期待〰〰。

大垣祭り、天井画制作・彩色
自家製の岩絵の具(桜島の火山灰から作製した特殊岩絵の具)で、「黒龍」の鱗の放射線と、手足先を描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の顔・ひげと背肉部分を、同じ自家製岩絵の具で描く。
大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の口を赤口本朱で彩色、周囲の炎文様を黄口本朱で彩色。
大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色
今週の作業完了。


 6月24日(金)。今日は「黒龍」の眼・角・牙・爪等の他、必要箇所全体に ”胡粉”(ごふん/カキ等の貝殻から作製した、日本画の代表的な白色絵の具)の地塗り用〈白雪〉で彩色しました。この後、この上から、更に彩色を重ねていくのです。
 今回、なるべく板目の美しさを活かすため、彩色に被覆力の強い胡粉を使用するか否か、また、どこまで彩色し・どこを板目のままで残すのか等、色々考察してきました・・・。しかし、絵の具の発色を良くするためにも、やはり要所要所には胡粉で地塗りしておいた方が良かろうと判断しました。🧐

 いよいよ、黒龍の全体像が見えてきて、迫力が増し増しですね~ 😬 この後も、乞うご期待〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の眼・角・牙・爪等の他、必要箇所全体を、地塗り用胡粉〈白雪〉で彩色。
大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色
今日の作業完了。
大垣祭り、天井画制作・彩色
今回使用した画材。白色絵の具「胡粉〈白雪〉」、自家製岩絵の具「桜島の火山灰(細)」と筆。


 7月22日(金)。7月中旬、今週は、地塗り用胡粉〈白雪〉の濃過ぎる部分を少し洗ってから、「黒龍」の腹や玉、再度、角・爪を中塗り用胡粉〈寿〉で彩色しました。次に、「黒龍」の顔や手足の毛先を、水干絵の具(すいひえのぐ)の群青・緑青で下塗り彩色。
 別日には、「黒龍」の顔・手足・背肉部分に、特殊な岩絵の具(鱗に使用したものと同じ、黒灰色系の特荒粒子の特殊岩絵の具)で部分彩色。

 最近、やるべき事も多くて、なかなか制作がはかどりませんが、一つ一つの仕事を大切にしながら、じっくり・しっかりと描き進めたいと考えています。1日作画5時間位が高い集中力のもつ限界なのですが、時に息抜きの中国映画・ドラマ、音楽視聴等の中からも、様々な創作エッセンスを吸収しながら、厳しくも楽しく、制作していきたいと思います~。(^.^)/~~~
 描きがいのある、とても面白そうな、新「絵本」企画も、私に届いてきています~。とてもとても時間が足りないのですが、コツコツと一つ一つ、焦らず・たゆまず、丁寧・慎重に仕事を進めていきます。この後も、乞うご期待〰〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の腹・玉・角・爪を、中塗り用胡粉〈寿〉で彩色。「黒龍」の顔や手足の毛先を、水干絵の具(すいひえのぐ)の群青・緑青で下塗り彩色。
大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の顔・手足・背肉部分を、黒灰色系・特荒粒子の特殊岩絵の具で部分彩色。
大垣祭り、天井画制作・彩色
今週の作業完了。迫力満点❕❕ 「黒龍」の全体像が、いよいよ明瞭に見えてきましたね~🥰


 8月5日(金)。8月初め、今週は、集中的に「天井画」を描き進めました。まず、周囲の円形文様部分に赤口本朱を塗り、「黒龍」の腹の筋に自家製 岩絵の具・桜島の灰(細)でぼかしを入れ、角・爪・背トゲに同じ絵の具で線を入れました。
 次に、白色絵の具・胡粉〈寿〉を必要箇所全体に薄く施し、「黒龍」の角・爪・背トゲ・牙に、特殊な反射をする透明~白系の絵の具(通常の日本画では使用しない、かなり特殊な絵の具)を塗りました。
 次に、龍の玉(2か所)を、同じ透明~白系の絵の具で彩色。「黒龍」の顔と手足の毛に、新岩(新岩絵の具)群青/淡口〈9番〉をぼかしで入れて、今週の作画はひとまず終了です。
 更に、『黒龍と四つ姫の図』の全体像が現われて来ましたね~😻。この後も、乞うご期待〰〰💑

大垣祭り、天井画制作・彩色
「黒龍」の腹の筋に自家製 岩絵の具・桜島の灰(細)でぼかしを入れる。
大垣祭り、天井画制作・彩色

大垣祭り、天井画制作・彩色
自家製 岩絵の具・桜島の灰(細)で、「黒龍」の腹の筋にぼかしを入れ、角・爪・背トゲに線を入れた状態。
大垣祭り、天井画制作・彩色
白色絵の具・胡粉〈寿〉を必要箇所全体に薄く施し、特殊な反射をする透明~白系の絵の具を、「黒龍」の角・爪・背トゲ・牙に塗った状態。
大垣祭り、天井画制作・彩色
龍の玉(2か所)を、特殊な反射をする透明~白系の絵の具で彩色し、「黒龍」の顔と手足の毛に、新岩(新岩絵の具)群青/淡口〈9番〉をぼかしで入れた状態。
今週の作画はこれで完了です ──❣❣


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後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)

Author:後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)
~後藤 仁 公式ブログ1~
絵師〈日本画家・絵本画家、天井画・金唐革紙制作〉後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

【後藤 仁 略歴】
 師系は、山本丘人(文化勲章受章者)、小茂田青樹(武蔵野美術大学教授)、田中青坪(東京藝術大学名誉教授)、後藤純男(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)。
 アジアや日本各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」を中心画題として、人物画、風景画、花鳥画などを日本画で描く。また、日本画の技術を応用して、手製高級壁紙の金唐革紙(きんからかわし/国選定保存技術)や、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)の天井画、絵本の原画などの制作を行う。
 国立大学法人 東京藝術大学 デザイン科 非常勤(ゲスト)講師(2017~21年度)。学校法人桑沢学園 東京造形大学 絵本講師(2017~18年度)。日本美術家連盟 会員(推薦者:中島千波先生)、日本中国文化交流協会 会員、絵本学会 会員。
    *
 1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。
 卒業以降は日本画家として活動し、日本・中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画/日本の美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は「絵本」の原画制作に力を入れる。
 2023年、大垣祭り(ユネスコ無形文化遺産)天井画『黒龍と四つ姫の図』を制作奉納する。

○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社/中国)。挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。
 『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。また、宮崎 駿 氏の絵物語「シュナの旅」の原話になった事でも知られている。
○NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・専門誌・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。

★現在、日本国内向けと、中国向けの「絵本」を制作中です~❣

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ブクログ「後藤 仁の本棚」ブクログ

絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ