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2019-10-22

後藤 仁「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海)写生・絵本研究旅行」 その5

 2019年9月10日(火)~21日(土) 「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海) 写生・絵本研究旅行」(12日間) その5です。

 9日目、9月18日(水)。中学生の頃にNHK 「シルクロード」を観て中国に憧れてより40年近く、大学3年の時に航空券が取れずに敦煌行きを逃してより約25年・・・、いよいよ私が一番訪れたかった処、甘粛省「敦煌」を巡ります。気が昂り、今日も朝5時前に目が覚めました(だいたい旅先では、いつも朝5時頃には目が覚めるのですが)。朝食前に敦煌の街を散歩。「党河」という大きな川の畔を歩きます。中国では北京に標準時を合わせているので、この地域だと2時間位は日の出が遅くなります。朝5時は真っ暗です。党河の橋を渡り対岸で東屋を見付けたので、そこで体操をしました。日の出時間の光景を見たかったのですが、30分位経っても暗いままなので、ホテルに戻りました。
 このホテル「敦煌維景酒店」では宿泊代に朝食が付いていないので、7時20分にロビーに皆で集合し、近くの食堂で朝食を取りました。この地域は包子(パオズ/肉まん類)等の小麦粉を用いた小吃(シャオチー/軽食)が美味しいです。

 8:00に車に乗りこみ、「西千仏洞」を目指します。道中では荒涼とした敦煌の砂漠地帯を通りますが、別の星に来たような不思議な光景です。巨大な電線鉄塔群が、まるで現代アートのようなシュールな景観をかもし出しています。
 「西千仏洞」に到着。ここはまだ観光客が少ないです。石窟の鑑賞には必ずガイドが付きます。北魏・唐時代の素朴な壁画で、保存状態は良いとは言えませんが、十分に堪能できました。近くの党河に出てみると、とても気持ちよく、絵本編集者の唐 亜明さんが漢詩のような詩歌を川に向かってうなりますと、・・・皆、笑顔になりました。
 ここから少し進むと、小さな土造りの小屋が見えてきました。中に入ると可愛いキツネが飼われていました・・・。ここでは現代版の新しい石窟を造営しているらしく、地下に伸びる迷路のような長い石窟内では、何名かの中国人の画家が、壁画を描いていました。係の人に壁画の説明を受けていると、ここの主催者の常 嘉煌さんが来られました。常さんは敦煌遺跡を研究・保存する「敦煌研究院」の初代館長のご子息という事で、私財を投じて、この大きな石窟を永年造営していると言います。このような立派なご活動をされている、奇特な方もいるものだと感心しました。今後、私も、画家として何かしら力になれる事でもあればと思いました。
 昼食は、ブドウの生垣に囲まれた、雰囲気のいい敦煌料理の食堂でいただきました。ここの名物は、ロバの干し肉です。黒っぽいその身は、素朴な馬肉といった感じです。ナツメの実に餅を詰めて揚げた料理も美味しいです。

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「西千仏洞」 絵本編集者・絵本文筆家の唐 亜明さんと

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「西千仏洞」近くの新石窟にて、党河を背景に。 常 嘉煌さん、唐 亜明さん、絵本作家・編集者の皆さんと

 次に「陽関」に向かいます。遺跡はきれいに整備され、建物が復元されています。資料館には、シルクロードを開拓した前漢時代の外交使節・張騫(ちょうけん)の解説や様々な展示物があり、とても勉強になります。ロバの馬車に乗って、陽関の遺跡を見物。馬車に揺られながら、SM号スケッチブックに陽関の崩れかかった「烽火台(ほうかだい)」をクロッキー。昔のシルクロード跡である「陽関大道」を見物。広大無辺の大地を、鷹に追われたのか、一匹の野ウサギが猛烈に走り去りました。
 車で移動して、次に「玉門関」へ。古代中国風の衣装を着た、解説係の女性の話を聞きながら資料館を見学。専用のバスに乗り、遺跡巡り。河倉城や漢時代の万里の長城跡を見物。玉門関の城門跡と河倉城を、SM号スケッチブックに軽くクロッキー。時間が無い・・・。この辺りは、もう少しじっくり描きたかったのですが、今回は集団移動ゆえ、仕方がありません。またいつか、ここに一人旅で来れる事を祈ります・・・。
 専用バスを降り、最後に城門跡を歩く。ここからは遥か西域や北方が望めます。古、この先はもう異国の地です。北方民族が、この万里の長城や川や湿地帯を越えて攻めてくる妄想を、私は頭で描いていました・・・。夕刻になり雰囲気が増します。北京の絵本出版社の女性が、スマホで古琴(こきん/または、琴〈きん〉と言い、中国固有の楽器で、日本の箏〈こと〉とは異なる)の音色を奏でます。旅の少しの気だるさも相まって、じんわりと郷愁が沸き上がります。

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「陽関」にて

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「陽関」にて。 ロバの馬車で遺跡に向かう

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「陽関」にて。 古代、この先はもう異国の地だった・・・

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「陽関」にて

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「玉門関」 漢時代の万里の長城跡にて

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌「陽関」「玉門関」からの帰路、車内より撮影。 
 夕刻、ラクダの隊商が・・・!!日本画家・平山郁夫先生さながらの光景ですが、実は、これは作り物のラクダの彫像群なのです。


 車で数時間、敦煌の街に戻ります。道中、夕日が大地に沈み行きます。車を停めて、皆で眺めました。心に印象深く刻まれました・・・。
 夕食は敦煌市内の食堂でいただいたと思いますが、記憶はあいまいです。夕食後に、昨日訪れた乾物屋「水果特産超市」で、唐さん達とお買い物。干しアンズ、菊花茶を追加購入(計88元/現在、1元は約15円)。日本に帰ってから、乾物類をちょびちょびいただきましたが、元々私の好物でもある干しアンズが特に美味しかったです。日本で買うものより質が断然良く、値段は半分~三分の一以下です。敦煌の地は、私の大好きな果物乾物の宝庫でもあるのです。嬉しい~。もし人に前世があるとしたら、多分、私は、チベットから甘粛省・四川省辺りの少数民族だったのではないかとさえ思えます・・・。その風景にも文化にも食べ物にも、異様に郷愁を感じます。ただ高山病になるので、標高はさほど高くない土地だったのではないでしょうかね~~。
 

 明日はいよいよ「敦煌莫高窟」を訪れます。敦煌辺りの内容は、まさに日本画家である私の専門分野でもあり、記述内容も増えてきましたので、続きは次回といたしましょう・・・・。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁



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2019-10-14

後藤 仁「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海)写生・絵本研究旅行」 その4

 2019年9月10日(火)~21日(土) 「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海) 写生・絵本研究旅行」(12日間) その4です。

 7日目、9月16日(月)。朝食は、ホテルのビュッフェを軽くいただきました。食欲は戻ってきていますが、まだ無理は禁物です。高山病は1日余りで完全に克服できたようです。
 今日は、青海省・西寧の市街に戻ります。車で1時間程移動し、横道にそれ、祁連大草原のチベット族の民家を訪ねました。アポなしの訪問らしく、チベット語が話せる運転手が交渉しています。OKが出たようです。
 チベット族の一家が出迎えてくれました。チベット族やモンゴル族の住む地域は広大な草原地帯なので、昔は旅人が行き倒れになる事も多く、また旅人は遠方の情報をもたらしてくれるという事で、チベット族・モンゴル族には、古来よりとても丁重に来訪者をもてなす風習があると聞いています。この一家も、見も知らぬ日本人・中国人の突然の訪問にも関わらず、誠に丁重にもてなしてくれました。
 チベットでは、カターというシルク様の布を肩にかけて歓迎の意を示します。その後、ヤク牛から絞ったばかりの乳でバター茶(湯に茶と牛乳・バター・塩を入れたチベット族特有のお茶)を入れてくれました。日本人・漢民族は慣れていないだろうという事で、塩は入れていないそうです(私は塩入りでも良いのですが)。前にチベットで飲んだものより、あっさりとしていますが、身体がポカポカ温まります。9月でも、この地域の朝夜は、気温10度以下と、とても寒いのです。(先日買ったパシュミナの肩掛けが役立ちます。)
 父母と祖母と娘2人がいましたが、息子さんはかつて日本に留学した経験があると言い、今は西寧の街に住んでいるそうです。ひとしきり話が終わると、広大な庭を散策し、チベット馬をSM号スケッチブックに軽く2枚スケッチしました。父親も娘さんも、のぞき込むようにして熱心にスケッチを見ています。カメラ・ビデオには慣れた昨今の中国ですが、逆に絵を描く人は珍しいようです。そこで、娘さんを描くことにしました。SM号スケッチブックに長女・次女を、それぞれ10分位かけて描きました。しっかりした眼差しの素朴で可愛らしい娘さん達です。庭にはチベタン・マスティフというチベットの大型犬がいます。家畜を狙う狼除けだと言います。かつて、絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)でチベット犬を描いたので、私はことさらチベット犬に関心が高いのです。
 家に戻ると、昼食が用意されていました。高価な幻の金色(黄色)のキノコを炒めた料理や、羊肉の腸詰め等、いずれも珍しくて美味しいです。お腹の調子が戻っていて本当に良かった ヽ(^o^)丿。久々にお腹一杯食べれました。(食事代は先方は断ったそうですが、気持ちとして少しお渡ししたそうです。)祖母と母親がチベットの民族衣装を着てくれました。感動です~。描く時間がないので、やむなく写真だけにおさめました。絵本編集者・唐 亜明さんが、今年12月頃に中国で発売予定の私の作画による新作絵本(題名は後日発表!!)の原画を、スマホで親子に見せています。特に娘2人は、極めて興味深げにのぞき込んでいます。「この話、知ってる~」と言っていたそうです。絵本が完成したら、スマホではなく、本物の絵本で見せてあげたいなと思いました。
 最後、お別れの時に、親子が駆けよって来てくれました。2人の娘さんの素朴で力強い目を見ると、このような素朴で純粋な子供たちが、今の超絶に発展する中国の中でも歪むことなく、すくすくと育って欲しいと願い、~何故だか突然、涙が目頭に浮かびました・・・。私はこの時、非常に強く感動していました・・・。結局、ここでの経験が、今回の旅の中で、一番思い出深い出来事として、強く心に刻まれています。

 車で3時間程かけて、西寧の街に戻ってきました。先程まで大草原のただ中だったのが嘘のような、高層ビルの立ち並ぶ都会です。今の中国は内陸部の辺境でも、想像以上に発展しているのです。この日の宿は、前に西寧で泊まった時と同じ、「和頤至格酒店」という超高級ホテルです。夕食は近くの百貨店内の食堂でいただきました。今日の出来事・・・、チベット族の一家と西寧の都会の不可思議なアンバランスを考えながらも、心地良い眠りにつきました。

中国写生旅行2019青海省・茶卡塩湖近くのホテル 「高原紅驿站」

中国写生旅行2019青海省・チベット族の家にて、カターで歓迎を受ける。
〈※今までも今後も同じですが、私が写った写真は、私のカメラを他人に渡して撮影していただいています。私が写っていない写真は、全て私自身による撮影です。〉


中国写生旅行2019青海省・チベット族の家にて、ヤク牛乳のバター茶を入れていただく。とても美味しいよ~ ( ^^) _U~~

中国写生旅行2019青海省・チベット族の一家と、記念撮影。

中国写生旅行2019青海省・チベット族の一家と、記念撮影。

 8日目、9月17日(火)。早朝6時前に目を覚ますと、体調はすこぶる良いです。私はいつも海外の旅先では、だいたい1週間近くたった頃に、環境に慣れてきて調子が整うのです。7時になると一番乗りでホテルのビュッフェをいただきます。今日はたくさん食べれて嬉しい~。朝食後、近所の散策。ホテル近くの小川沿いを歩きます。太極拳をしている老人達や横笛を奏でるおじさんに出会います。川にヤツガシラという鳥がいました。最初にヤツガシラを見たのは、2004年、初めての海外一人旅のインド一周旅で、タージマハルの庭の排水溝の穴に無理やり入り込むヤツガシラを目撃した時です。美しくもひょうきんなその姿に、いっぺんに魅了されました。その後、中国の旅等で、まれに出会う事があります。私にとって、このヤツガシラは、とっておきの吉鳥なのです。
 
 この日は、いよいよ私の最も憧れの地の筆頭と言える、敦煌に向かいます。武者震いがします~。1995年、大学3年の時、2度目の海外二人旅で中国を訪れた際、北京で「敦煌行き」の航空券を購入しようとしたが、満席で2週間後の帰国時までに調達できず断念して以来、幾度となく訪問を計画しながら、何故か上手くタイミングが合わず、断念してきました。個人的にも興味は極めて高いのですが、日本画家の私としても、日本画の源流のある「敦煌」には、どうしても一度は訪れないといけない地なのです。
 西寧でチベット・青海省関係の本を買いたかったのですが時間がなかったので、西寧曹家堡空港の書店で「秘境青海」(48元/現在、1元は約15円)を購入。昼食は機内食で済ましたかと思いますが、よく覚えていません(一人旅と違い集団移動なので、記憶があいまいな部分があります)。

 13:20西寧 発 → 〈四川航空8373〉 → 15:00敦煌 着

 甘粛省・敦煌の宿にチェックイン。敦煌は中国有数の観光地なので、辺境の地のイメージとは異なり、想像以上に立派なホテルが多いようです。今回泊まる「敦煌維景酒店」は、その中でも豪華なホテルです。ロビーも必要以上に立派ですが、その部屋は私が今まで泊まったどのホテルより広くて豪華でした。2008年に絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店こどものとも)の取材で訪れた「中国(貴州省・広西チワン族自治区)の旅」で、現地の旅行社に手配してもらった、貴州省・凱裏(がいり)のホテルが今までで一番広かったのですが、ここはそれより3分の4位の広さです。
 部屋が広過ぎて落ち着かないので、すぐにホテルを出て周囲を探検します。しばらく歩くと、「党河」という大きな川がありました。ホテル方面に戻り逆方向にしばらく行くと、「敦煌書画院」という建物があり入ってみると、敦煌壁画の模写を描いて売る工房らしく、広い店内では数名の人が絵を描いています。模写を見て歩き、筆や紙を売っているので拝見。紙は薄い宣紙類しかないので、日本画では使えません。係の人に岩絵の具がないか聞いてみましたが、顔彩のようなチューブ式の絵の具しかありません。筆は前に北京・上海の画材店でも何度も見ていますが、中国の筆は日本画の筆より造りが粗くて、繊細緻密な作画には向いていません。しかし、何かしら使い道があるので、筆を各種6本(計120元)購入。日本の筆と比べると驚くほど安い。そこを出ると、ちょうど隣の乾物屋「水果特産超市」で、唐さんと音楽家の郭 敏(グォ ミン)さんが買い物をしていました。私もナツメ、干しブドウ、クコの実(計42元)を購入。敦煌は果物の乾物の名産地です。
 その後、皆さんでホテル近くの食堂で夕食を取り、夜は20:00から、「敦煌に出会う(又見敦煌)」という最近敦煌で話題という大型劇を観劇するといいます。車で敦煌遺跡近くの劇場に向かうと、観客が一杯です。数百人はいるでしょうか~。観劇料は6000円位するそうですが、その値段にも関わらず、驚くほどの人出です。今の中国は空前の観光ブームなのです。劇場は広大で、中を歩いて移動しながら劇を観ます。最後は広いホールの席に着き観劇。中国語なので内容ははっきりとは分かりませんが、敦煌の歴史・伝承を劇に仕立ててあるようです。古代中国の衣装をまとった100人以上の役者と、大掛かりな機械仕掛けのステージは、どれ位の費用をかけて作ったのか・・・。凝った演出に度肝を抜かれる感じで、存分に堪能できましたが、何か私がイメージしていた辺境敦煌とはかけ離れた現在の状況に、少し戸惑いを感じたのは確かです・・・。

中国写生旅行2019青海省・西寧 「和頤至格酒店」の朝食ビュッフェ、 やっと昨日から食欲が戻って朝から絶好調! ヽ(^o^)丿

中国写生旅行2019甘粛省・敦煌 「敦煌維景酒店」の有り余るほど広い部屋。

 明日からはいよいよ旅のメインイベントの「敦煌遺跡群」を鑑賞します。極めて楽しみなのですが、今日の人混み光景を目の当たりにし、少しの不安もあります・・・。10人は泊まれそうな、一人には広過ぎるホテルの部屋ですが、さすがに心地良く眠れました。
 この続きはまた次回といたしましょう。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁 

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2019-10-06

後藤 仁「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海)写生・絵本研究旅行」 その3

 2019年9月10日(火)~21日(土) 「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海) 写生・絵本研究旅行」(12日間) その3です。

 5日目、9月14日(土)。朝食は、青海省・西寧の豪華ホテル「和頤至格酒店」の種類豊富なビュッフェをいただきました。その後、街をぶらつき冬虫夏草の店を見物。冬虫夏草を買いたかったのですが、あまりに値が高いので断念。前に絵本作家の長野ヒデ子さんに2本いただき、適当にスープにして食したが、こんなに高級品だとは・・・。
 今日は皆さんで、西寧近郊、湟中の「クンブム(タール寺/塔爾寺)」見学です。クンブムはチベット仏教ゲルグ派六大寺院のひとつの名刹で、壮大で荘厳な寺院です。私にとっては、2012年の取材旅行で訪れて以来の、懐かしの超パワースポットです。ところが、前にきた時より、ずっと派手なチケット売り場になっており、時期にもよるのでしょうが、中国人観光客が20倍以上に増えていました。寺院内は写真撮影不可なので、僧侶や五体投地する人を、SM号スケッチブックに軽くクロッキー。
 次に車で数時間移動し、中国最大の塩湖(琵琶湖の6倍という)「青海湖」に。ここから先は初めての地なので楽しみです。西寧郊外の道路沿いの食堂街で昼食を。青海省の麺類は美味しいです。
 途中、車内からと車外で、SM号スケッチブックに山々を2枚クロッキー。青海湖辺りは標高が3700mを超えてきますので、ごく軽い高山病の症状(軽い頭痛、運動時の軽い動悸、意識が少しボワッとする、つばが泡立つ感じ等)が出てきました。私は富士山頂に登った時にも、チベット旅の時にも高山病の症状が出ましたが、これは体質によるらしく、体力・気力とも関係なく、変えられないもののようです。少しの高山病的不快感を感じつつも、身体は元気で、「青海湖」二郎剣景区の遊覧船を楽しみました。遊覧船を降り連絡バスに乗ると、バスの中の母子や男性をSM号に軽くクロッキー。
 夕方になり(西寧辺りは日が長く、8時過ぎでも明るいです)、青海湖のほとりの「格日」と書かれた、この辺りでは最も立派なホテルにチェックイン。夕食はホテルの食堂へ。高山病にはアルコールとタバコは絶対禁物です。タバコは20歳頃に悪友たち(今は文星芸術大学で日本画講師をしている日本画家・中村寿生など)の勧めで1年間だけ吸っていましたが、完全に止めてからは、その匂いを嗅ぐだけで不快になります。絵本作家の夏目さんは大の酒好きで、最初に強い白酒で乾杯したので、不吉な予感がありました・・・(普段の海外一人旅では、酔っぱらうという行為は事件・事故に直結するとても危険な行為なので、酒は一切飲まないようにしています)。ここで編集者・絵本作家で絵本談議が始まりました。隣席の中国人グループが中国の強いタバコをプカプカふかしています。中国のマナーもここ数年、かなり良くなりましたが、この辺境の地は、良くも悪くも、まだまだ昔の中国のままです。軽い高山病に強いアルコールが入り、頭痛が増し、微熱が出てきました。しまいには、タバコの匂いが漂ってくる度に、1秒以内ですが一瞬気を失います~。せっかく真面目な絵本の話し合いをしていたのですが、もう絵本談議どころではありません。後半は頭がもうろうとし、考える余裕もありません・・・。
 食事が終わると部屋へ直行。絵本作家の大島さんが先日から風邪のようで、コンコンと咳を連発しているので、私もその時フラフラしていましたが、風邪薬をあげました。大島さんは海外旅行は初めてという事で不慣れな様子ですので、旅慣れた私がホローするのは当然なのです。旅の道中は、助け合い精神が肝要です。
 部屋に入ると、頭痛薬を服用してから、シャワーを浴びようとしましたが、かなり気温が低い上にホテルには何故か暖房設備がなく、既に体調がおかしいので、服を脱ぐとガタガタと酷く震えだしました。こんな妙な症状は、北海道の極寒の中で、極めてぬるい露天温泉に入った時以来です。これはやばいと思い、シャワーを浴びずに、手持ちの服を着れるだけ着込み(厚手の服を持っていません)、即座にベッドにもぐりこみました。ベッド内には保温シートのような器具が敷いてあり、それを付けて、それでも寒過ぎてガタガタ震えながらも、疲れからか、案外早く眠りに入りました。1時間程して目が覚めると身体は温まり、体調は既に快方に向かっている様子です。保温シートを睡眠モードに弱くして、またすぐに眠りにつきました。これまでにも海外・国内の旅先で、幾多の困難・苦難・疾病を乗り越えてきた私です。どんな時にどんな対応をしたら良いかは、心得ているのです。

中国写生旅行2019湟中 「クンブム(タール寺/塔爾寺)」 絵本編集者・作家の皆さんと

中国写生旅行2019湟中 「クンブム(タール寺/塔爾寺)」 大金瓦殿

中国写生旅行2019湟中 「クンブム(タール寺/塔爾寺)」 チベット僧と

中国写生旅行2019湟中 「クンブム(タール寺/塔爾寺)」 如来八塔

中国写生旅行2019湟中 「クンブム(タール寺/塔爾寺)」

中国写生旅行2019西寧郊外の食堂、青海省の麺は美味い!!

中国写生旅行2019青海省 「青海湖」 ミュージシャンのアルバムみたいで、なんかカッコいいね~。

中国写生旅行2019青海省 「青海湖」

中国写生旅行2019青海省 「青海湖」

中国写生旅行2019青海省 「青海湖」

 6日目、9月15日(日)。朝、6時過ぎに目が覚めると、気分が多少良くなり、体調はまあまあです。高地にも1日で身体が順応してきたようです。2012年のチベット旅の時には、標高4000~5000mのラサ周辺で、最初の3日間は高山病に苦しめられましたが、その後は嘘のように体調が順応し、その後の調子は極めて上々でした。海外での過酷な一人旅では、常にトラブルがつきものですが、疾病を生じた時に、いかに早く体調を回復させるかが、死活問題・旅の成否を分ける事となるのです。
 今日も一番乗りで朝食のビュッフェをいただきますが、食欲だけは低いままです。健康的な野菜・果物・牛乳等を軽く食べました。その後、ホテルの外を散策、朝の青海湖は気持ちいい~。
 車で出発、今日は「茶卡塩湖」に向かいます。長距離の移動途中、青海湖畔を散策したり、ヤク牛の群れに遭遇したリ、チベット馬をSM号スケッチブックにクロッキーしたりしながら、車で進みました。ラサへの巡礼旅をするチベット族の家族に会ったりもしました。ここは異郷・・・、広大無辺の大地です。
 昼食を道路沿いの食堂でいただきましたが、まだ、食欲だけは回復しません。軽い高山病の名残もありますが、常に車で移動しているので、運動不足でお腹がすかないという理由もあるようです。食事を早めに済ませると、この辺りは夜かなり寒いので、外の屋台で、大きな肩掛けを買いました。3か所の店で値段を聞き、一番安そうな店で交渉。少しまけてもらい、感じのいい肩掛けを2枚で70元(1元は約15円)で購入。ヤク牛の毛織物だと思っていたのですが、後でよく見ると、パシュミナ100%と書いています。パシュミナは高級品なので、逆に少し怪しくなりましたが、良いデザインの結構高品質な品物には違いありません。
 「茶卡塩湖」に到着。南米のウユニ塩湖のように、一面のまっ白い塩と浅い水で敷き詰められた広大な湖です。中国はここをウユニ塩湖のようなインスタ映えスポットにしたいらしく、かなり観光宣伝をしています。確かに日本では絶対に見られない面白い光景ですが、中国の都会からの観光客が相当多いですね~。靴・靴下を脱ぎ塩湖に入ると気持ちいいですが、塩がザラザラで足裏が少し痛い。湖の中から、周囲の山々をSM号スケッチブックに、鉛筆・色鉛筆で10数分間スケッチ。
 この日は、「茶卡塩湖」近くの「高原紅驿站」という名のホテルにチェックイン。この辺りでは一番立派な宿泊施設のようです。夕食は近くの食堂でいただいたと思いますが、まだ食欲が完全に戻らず、あまり記憶していません。

中国写生旅行2019「青海湖」 早朝の景色は印象的だ。

中国写生旅行2019「青海湖」 絵本・児童書編集者の唐 亜明さんと。この水たまりには蛙がいたよ~ 🐸。

中国写生旅行2019「青海湖」 ラサへの巡礼旅をするチベット族の家族と。

中国写生旅行2019「茶卡塩湖」 運転手にもらった顔全体マスクが大活躍。日除けにも砂除けにも。月光仮面みたい~、怪しすぎる~~ (-"-) 。

 明日は車に長時間乗って、西寧の街に戻ります。素敵なチベット族のご家庭訪問も・・・。この様子はまた次回といたしましょう・・・・。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

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2019-10-01

後藤 仁「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海)写生・絵本研究旅行」 その2

 2019年9月10日(火)~21日(土) 「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海) 写生・絵本研究旅行」(12日間)の続きです。

 3日目、9月12日(木)。朝食は「鳳凰台飯店」のビュッフェをいただき、チェックアウトし、車で揚州に向かいます。途中、「兜率寺(とそつじ)」という小さな寺に寄りました。ここは南京の児童書・絵本出版社の社長・周 翔さんのお気に入りの寺ということで、ガイドブックには絶対に載っていない穴場の寺で、自然な趣があります。
 揚州に到着。昼食は「冶春茶社(やしゅんちゃしゃ)」という早茶(朝に茶楼で肉まん等を食べること)の有名店で、揚州炒飯(揚州が炒飯の発祥地だとか)と肉まん等をいただきました。どれもしっかりとした濃いい味だが、とても美味しい。
 今日の宿は、「揚州長楽客桟主題文化酒店(長楽客桟・街南書屋)」という、古い建物をそのまま活かして、宿泊用にリノベーションしたホテルにチェックイン。平屋の部屋部屋は昔の面影のままで、とても風情があり素敵です。水回りは綺麗な最新設備です。
 その後、皆さんと揚州の「東関街」をぶらつきました。「汪氏小苑」(清代の塩商人の邸宅)ここで台所をSM号スケッチブックに20分程スケッチ、「東門城楼(宋代の城門)」等を見物。ホテルに戻り、ロビーで待っている間に、絵本編集者・唐 亜明さんを数分でクロッキー。
 夕食の前に、「正誼書院・汶河小学」という儒教教育を行っている小学校の校長先生のご招待で、小学校を見学。古い建物を保存・再建した素晴らしい学習環境を拝見し、こんな学校で学べる子ども達はうらやましい限りです。この小学校で創った絵本等の贈り物をいただきました。
 途中、夜の「東関街」で絵画修復をしている工房を見学してから、夕食のレストランへ。小学校の先生方と出版社・作家の皆さんで、豪勢な食事を堪能しました。ここでもアヒル(合鴨)の頭煮が出ました。揚州の料理は南京と似ていますが、少し辛い料理もありました。いずれも美味です。
 ホテルに戻ると、夜の「長楽客桟」を一人散策しました。庭内だけでも結構広くて見どころが沢山ありますね。揚州には、月夜が似合う・・・。こんな静かで素敵な環境で、今夜はぐっすり眠れました・・・。

中国写生旅行2019南京近郊の「兜率寺(とそつじ)」にて

中国写生旅行2019揚州 「揚州長楽客桟主題文化酒店(長楽客桟・街南書屋)」の趣ある部屋、予算があればゆったり連泊するのもいいね~ (^。^)y

中国写生旅行2019揚州 「正誼書院・汶河小学」 校長先生と、 素敵すぎる小学校だね!

中国写生旅行2019揚州のレストランでもアヒルの頭煮が・・・。南京よりも花山椒が効いていてピリ辛。

中国写生旅行2019揚州のレストランにて、 「正誼書院・汶河小学」 先生方とご一緒に

中国写生旅行2019「揚州長楽客桟主題文化酒店(長楽客桟・街南書屋)」の庭にて、 揚州には月がよく似合う~。


 4日目、9月13日(金)。早朝5時前に鳥の声で目が覚めた私は、スケッチブックを持って部屋を出てみました。さらに、ホテルを出て「東関街」を散策。通りには、観光客はおろか、住民さえほとんどいません。朝日が「東門城楼」方向から差し込んできました。城門に向かうと、丁度、門の中央から朝日が昇るところです。これは絶景。「早起きは三文の徳」ともいいますが、まさにこのことですね。門を抜けて、古運河まで行き、そこで体操をしました。気分がすこぶる良い。「東関街」に戻ると、「東門城楼」をF4号スケッチブックに1時間程かけて、鉛筆・色鉛筆で描く。(今回の旅は集団旅行という制約上、結果的には、F4号はこの一枚しか描けませんでしたので、貴重な1枚になりました。)
 この日の朝食は確か、部屋で軽食(お菓子等)で済ませたかと思います。現在の揚州は、かなり観光化されているとはいえ、古の雰囲気を今に伝える、夜の月景と、早朝の朝日が美しい、趣のある古都でした。
 今日は車で南京に戻り、西寧に飛びます。途中、「痩西湖」という、西湖に似ているが細長いという湖を見物。「南京禄口国際空港」に着くと、空港内のレストランにて皆で水餃子を食べてから、チェックイン。

 14:30南京 発 → 〈東方航空2747〉 (途中、石家荘で乗継55分間) → 19:30西寧 着

 西寧には、2012年4月の「中国、チベット・四川省 写生旅行」 〔絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の取材〕で一度訪れていましたが、その時は「クンブム(タール寺)」だけ取材し、夕方にはチベット鉄道でラサに向かったので、宿泊できませんでした。今回は西寧に泊まれるので実に楽しみです。
 この日の宿は、「和頤至格酒店」という、これまた立派過ぎるホテルです。いつもの海外旅では、一泊150円~1000円以内(高くても2000円以内)のゲストハウスに泊まり、屋台や庶民的安レストランで食する、貧乏バックパッカー 一人旅をしている私ですが、最近、このような豪勢な招待企画旅行に参加する機会があります。日常から質素倹約を旨とする私は(実はただの極貧画家なのだが)、こんな贅沢をして、天罰が当たらなければいいのだが・・・・。今回の旅をコーディネートして下さった、南京の児童書・絵本出版社に感謝!!。
 夕食は皆さんで、今、中国で大人気という「呷哺呷哺(「しゃぶしゃぶ」と読むらしい)」の店で、しゃぶしゃぶをいただく。とても旨いけど、お腹一杯です~。日本人の作家さん達も、そろそろお腹がもたれ気味らしいけど、私はまだ大丈夫~~。
 今夜も豪勢なダブルベッドでおやすみです・・・。

中国写生旅行2109揚州 早朝「東関街」の日の出、 この辺りからF4号にスケッチ

中国写生旅行2109揚州 「痩西湖」

 この続きは次回といたしましょう。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁
 

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2019-09-24

後藤 仁「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海)写生・絵本研究旅行」 その1

 2019年9月10日(火)~21日(土)の12日間をかけて、「中国(南京・揚州・西寧・敦煌・上海) 写生・絵本研究旅行」に訪れました。
 中国(中華人民共和国)北京の出版社から、今年の12月頃に中国向けに発売される予定の「新作絵本」の本画制作を、今年の初めから続けてきました。この絵本は、チベット族の民話を描いたもので、感動的で血沸き肉躍る冒険大作絵本です。(この絵本の詳細は、後日、発表いたします。)この絵本制作をご依頼されたのは、元福音館書店編集長で、日本を代表する絵本編集者・文筆家、また中国でもカリスマ的な絵本編集者・翻訳家としてよく知られる、唐 亜明(タン ヤミン)さんです。
 その唐さんの呼びかけで、福音館書店を中心に活躍されている著名な実力派絵本作家4名(私は絵本画家としては新人ですが)と、中国 北京・南京の出版社との合同取材旅行が、今回、実現しました。現在の日本の絵本界では、いや絵画界でも、ほぼ聞かなくなった、作家と編集者・画商等との濃密な共同作業です。この旅の取材を元に、次回の絵本作品の構想を練る計画なのです。私は常々、このような、作家と編集者との本当の付き合いを希望していましたので、この旅は誠に楽しみでした。
 
             *

 1日目、9月10日(火)。朝10時40分、成田空港第2ターミナルに集合しました。唐 亜明さんと、今回、通訳を務めていただく音楽家の郭 敏(グォ ミン)さんと、絵本作家の齋藤隆夫さん、夏目義一さん、大島英太郎さんと、私の6名が集まりました。唐さんと郭さんにはお会いしたことがあるのですが、その他の人は初対面です。齋藤さんの日本画で描かれた絵本作品は知っていました。夏目さんは動物絵本、大島さんは恐竜・鳥絵本のスペシャリストです。

 13:00成田発 → 〈東方航空776〉 → 15:30南京着

 南京空港に着くと、南京の児童書・絵本出版社の方が出迎えてくれました。今夜は、「鳳凰台飯店」というとても立派なホテルにチェックインし、「南京大排档レストラン(獅子橋店)」で夕食をいただきました。南京の料理は、甘醬油辛い複雑な味で、どれもかなりの美味です。長江(揚子江)で獲れるという白身魚が柔らかくて美味い!!。
 夕食後、ホテルの近くをぶらつき、「鳳凰国際書城」という大きな書店を見付けたので見物。児童書コーナーは、広い一階層全体を占めており、日本の作家の翻訳絵本もたくさん置かれていて、親が子どもに読み聞かせをしているシーンも見れました。
 この日はお腹一杯で、ホテルの部屋でおやすみです~。

中国写生旅行2019「南京大排档レストラン(獅子橋店)」で夕食、皆さんで記念撮影。

 2日目、9月11日(水)。朝食はホテルの豪勢なビュッフェです。この日は南京の児童書・絵本出版社におじゃまして、何やらお話をするとのことですが、私達は詳細を知りません。出版社の部屋に入ると、50名程の多くの編集者・社員が一堂に会していました。結構、若い人が多いですね。ここで唐さんと南京の出版社の社長・周 翔さんのお話があり、その後、私達作家がめいめい絵本のお話をしました。その後、質疑応答が行われ、活発な質問が飛び交い、中国の若い絵本編集者達の情熱を感じました。今後の中国の絵本界の隆盛に、大いに期待できますね。
 出版社の方々と昼食をとり、午後は「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」を見学。あまりに酷い戦争のありさまに、涙が出ます・・・。私はこれまでにも、広島・長崎の原爆資料館や、沖縄のひめゆり平和祈念資料館等の戦争資料館をいくつも拝見して、心底打ちのめされ、涙してきました。戦争は何よりも愚かな人間の行為です。平和を祈る心は、国境も民族も宗教も関係なく、等しく人類共通の願いなのです・・・・。
 その後、「老門東」の明清代の古民家群を拝見。SM号スケッチブックに20分程で一枚スケッチ。夕食はこの辺りのレストランで、南京大学出版社の方のご招待を受けて、美味しくいただきました。特にアヒル(合鴨)の頭丸ごと煮が珍しくて、とても美味しかったです~。
 夕食後、「夫子廟」辺りをぶらつき、印材(20元/現在1元は約15円)を購入。程よい疲れで、この日も「鳳凰台飯店」でおやすみです~。

中国写生旅行2019朝食後、街を一人で散策。昨日の夜に見付けた大きな書店「鳳凰国際書城」を撮影。雨が降ってきたよ~。

中国写生旅行2019南京の児童書・絵本出版社の社屋と「絵本美術館」を訪問。

中国写生旅行2019南京の児童書・絵本出版社にて、唐 亜明さんと。大勢の編集者・社員の前で絵本のお話。いい笑顔だね ヽ(^o^)丿

中国写生旅行2019私の「日本画・絵本作品図録」をご紹介。唐さんと、南京の児童書・絵本出版社社長の周 翔さん。

中国写生旅行2019中国の編集者からは活発な質問が飛ぶ!。

中国写生旅行2019唐さん、絵本作家・画家4名、通訳のお2人。

中国写生旅行2019私がご質問に答える。

中国写生旅行2019昼食は豪華なレストランで、中国の児童書・絵本出版社の社長・編集者の皆様と。

中国写生旅行2019「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」を見学。平和を祈る心はいずこも同じです。

中国写生旅行2019「老門東」にて記念撮影。

中国写生旅行2019「老門東」明清代の古民家群。

中国写生旅行2019南京大学出版社の方々も合流して、夕食のご馳走をいただく。これは驚き!!、アヒル(合鴨)の頭丸ごと煮、とても美味です。残さず全て、有難くいただきます。

中国写生旅行2019南京大学出版社の皆様とも記念撮影。

 今回の旅は、私には珍しく一人旅ではない集団企画旅なのですが、内容が濃くて盛り沢山です。この続きは次回といたしましょう・・・。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

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2019-02-24

後藤仁 台湾写生旅行 その12(最終回)

2018年2月22日~3月15日までの22日間の「台湾写生旅行」 その12 〈最終回〉
 昨年、訪れた台湾の旅ですが、昨年後半は大きな展覧会等が続き、多忙でなかなかアップできずに、丸一年経ってしまいました。今回でようやく完結します。最後までお楽しみ下さい。

 3月14日(水) 旅行21日目(前回からのつづき)。烏來(ウ―ライ)「酋長文化村」での舞踊公演が始まります。民族音楽にのせて数人のダンサーが軽やかに踊ります。なかなか高いレベルです。観光用に現代的にアレンジされていますが、台湾少数民族・タイヤル族の伝統を継承した舞踊は見応えがあり満足しました。今回の旅では、先進国にありがちなのですが、台湾の人はあまり絵描きに関心を示さず、スケッチ中も集まって来る人が少なく、肝心の人物を描く事があまりできませんでした。それがF4号スケッチブックを全ページ完了できなかった原因にもなっています。その部分では少々心残りがありますが、国によっても雰囲気が変わるので仕方ありません。この舞踊公演を観覧できた事で、ようやく台湾取材旅行での「アジアの美人画家」としての取材が完結したような気がしました。
 歩いて烏來老街に戻り、昼食は魯肉飯(ルーロウファン/台湾名物、豚の脂身丼)、野菜炒め(計110元)をいただく。昼過ぎ、バスとMRT(台湾式地下鉄)を乗り継ぎ、台北に帰って来ました。台北では、「松山文創園区」という総合文化施設で展示物や図書館を見物。台北の街をぶらつき、ジュンク堂書店、誠品書店等の台湾の大きな書店や画廊を回って、絵本文化や絵画文化の充実度をリサーチ。夕食はパンで簡単に済ませました。

 今夜の宿は、前もって予約しておいた「ホーミーホステル」ですが、この日は混んでいてシングルルームがなかったのでツインルーム(トイレ・シャワー共同、朝食付き、ツインルーム1300元)に一人で泊まります。台北の宿はゲストハウスクラス(トイレ・シャワー共同、ベットしかない狭い部屋)でも1000元位はしますので、烏來から2時間弱で移動できる事、MRTの運行が安定している事を考えると、30分間のバス移動のみ少しの不安は残るものの、台湾旅の最終日は烏來に泊まって、朝早くに台北に戻って空港(夕方~夜の便)に向かうという選択肢もありだなと思いました。通常は間違いなく日本に帰る為に、最終日は必ず空港に一番アクセスの良い大都市に泊まるのですが、烏來→台北位の短距離移動なら不安も少ないです。宿の価格と設備充実度を考慮すると、次回からはそうしようと思うのでした。
 
 3月15日(木) 旅行22日目。この日は台湾旅行の最終日です。朝食は宿のブレックファーストをいただき、朝から台北街巡り。帰国便まで時間の限りリサーチしておこうと思います。「国立台湾博物館」(入館料30元)を鑑賞。館内は広くて、恐竜の化石や動物の標本等、見所はたくさんです。「国立国家図書館」「台北市立図書館」を見学。どちらも広くて、「台北市立図書館」の児童書コーナーはかなり充実しています。帰国の時間がどんどん迫るので、後半は駆け足での移動になりました。
 最終日に友人・知人用の土産を買っておこうと考えていましたが、色々な人に配るとなると、いつも100個以上は買わないといけないのです。台湾は物価が高め(物価平均は日本の7割位)で、その土地ならではの面白い土産もなかなか見つからなく、いよいよ帰国便の時間が迫って来ました。今回の土産はあきらめです~。
 13:30に台北車駅からMRT桃園機場線で、14:10機場第二航廈駅着(160元)。遅めの昼食は空港のレストランで、豚の角煮麺を食べました。

台湾写生旅行烏來(ウ―ライ) 「酋長文化村」 ダンサーの皆さんと

台湾写生旅行「国立台湾博物館」 外の広場で野生のタイワンリスを見つけました。カワイイけど猫くらいに大きいよ~ (@_@)


 16:20 台北、台湾桃園国際空港 第2ターミナル 発 〈CI106〉 → 20:20 日本、成田空港 着 


 こうして22日間に渡る「台湾写生旅行」は終了しました。特にこの旅で印象に残ったのは、日月潭(リーユエタン)、霧台(ウータイ)、烏來(ウ―ライ)の3か所でした。いずれも素晴らしい土地でしたね・・・。
 今回の旅は、初期の謎の歯痛とカメラの調子が最後まで悪かった事を除けば、ほぼノートラブルの快適な旅になりました。あまりに平穏すぎて、旅の過酷さを知る私としては、少し物足りない位の、日本に近い感覚の旅でした。治安・衛生環境もかなり良くて、交通機関・宿泊・食堂・売店等も日本並みに発達しており、主な施設ではほぼ英語が通じ、日本人なら台湾漢字の繫体字もだいたい読めるので、旅に不自由はありません。海外旅行初心者の方には、台湾は一番おすすめと言えますね。
           *

 今回の取材旅行の「旅行費用」をざっと記しておきましょう。

「台湾一周 写生取材旅行 (22日間)」 
 航空券(ビザ不要)・旅行保険代金等  約6万円
 現地滞在費(宿泊、食費、交通費 等) 約16万5000円
               総計  約22万5000円

 今回も極力安い費用で、最大限充実した取材旅が出来ました。お金持ちならば、費用をかければ、快適で充実した旅が出来るのは当たり前です。しかし贅沢旅では、かえって本来の人々の生活や物事の真実が見えないものです。私のような貧乏絵描きは、いかに工夫して、安くても素晴らしい取材旅をするのかが重要なのです。お金ではなく、頭と足を使うのです。

 旅の成果は、スケッチブック2冊で、計38枚(F4号15枚、SM号23枚)のスケッチ。写真撮影 2550枚。

 私はプロの画家なので、スケッチや原画をネット上であまり公開しないのですが、拙ブログ来訪者に感謝して、特別に2枚だけご披露いたします。

台湾写生旅行「九份」 (2018.3.12) F4号 後藤 仁

台湾写生旅行「嘉義にて、少女」 (2018.2.28) SM号 後藤 仁

           *

 前回の「スリランカ旅行」でも記した内容に追記します。
 台湾は、アジア圏ではトップクラスの経済発展を遂げており、治安も良い国と言われています。私の実感で「旅の快適度・難易度(治安、利便性、雰囲気の良さ等から総合的に判断)」を独断と偏見で比較したら、今回の台湾は、ラオス・ルアンパバーンや日本の地方地域と同じレベルでしょう。台湾の都心部だけを取り上げてみても、日本の都心部より治安が良いのではないかと感じた程です。(ただし、わずか22日間の滞在なので、確たる判断はできませんが。)
 私が今までに旅をした国々の「旅の快適度・難易度」をざっと表にしてみると、以下のようになりました。ちなみに、最近の中国都心部(北京・上海)、中でも上海の利便性・治安の向上には著しいものがあります。

台湾(全域の平均)、ラオス(ルアンパバーン)、ベトナム(サパ・バックハー)、ミャンマー(インレー湖・カロー)、日本(地方)
○日本(都心部)
○中国(北京・上海)、タイ王国(チェンマイ・チェンラーイほか)、イタリア・バチカン市国、ミャンマー(全域の平均)、スリランカ
○中国(貴州省・四川省ほか地方地域)、タイ王国(バンコク)、ミャンマー(ヤンゴン・バガン)
○ベトナム(ハノイほか)、カンボジア(シェムリアップ)、ミャンマー(マンダレー)
  (この間には開きがあり、これ以下は旅の難易度が増します。)  
●中国(チベット)、ネパール(カトマンズほか)、インドネシア(ジャワ島・バリ島)
  (この間には開きがあり、これ以下はさらに旅の難易度が増します。)  
●インド(全域)
●インド(バナーラス)

  (※上方ほど快適度が高い、下方ほど難易度が高い。)

 といった順ですが、これはその国・地域の「良し悪し、素晴らしさ」という判断ではなく、あくまで治安を中心とした「快適度・難易度」です。また、私の訪問年代にもよりますし、たまたま時の状況が悪かったという場合も考えられるでしょうから、私個人の主観としてご参照下さい。
 インド、ネパール、インドネシアなどは、とても優れた遺跡や文化が残っている素晴らしい国です。ただ、これらの国は一人旅をするのは結構難しい地域で、身に危険を感じる場面が何度か起こる可能性があり、特に女性の一人旅はよほど旅慣れた人でないとお勧めできません。また、ツアー旅行の場合でも、注意が必要になってくるでしょう。
 外務省ホームページの危険情報によると、インド辺りは黄色(十分注意)から部分的に薄いオレンジ色(渡航の是非検討)位の危険の程度です。中東やアフリカの紛争地帯では、濃いオレンジ色(渡航延期勧告)から大部分は赤色(退避勧告)ですので、いかにそれらの地域に旅をするのが危険なのかが推察されます。

           *   

 ちなみに、私が今までの海外旅行で、「最も感動したランキング ベスト10」を挙げるとざっと以下のようになります。(それぞれが個々に素晴らしくて、感動要素も異なるので、一概に比較するのは難しいのですが、私の主観による感動度のみでランキングしてみます。)

第1位 ☆インド アジャンター石窟「蓮華手菩薩像」
第2位 ☆ネパール カトマンズ「インドラジャトラ祭・クマリとの遭遇」
第3位 ☆中国 チベット「ポタラ宮」
第4位 ☆インド バナーラス「ガンガーでの沐浴」
第5位 ☆インドネシア ジャワ島「ボロブドゥール遺跡」
第6位 ☆中国 貴州省「トン族村」
第7位 ☆イタリア・バチカン市国「システィーナ礼拝堂 ミケランジェロのピエタ像」
第8位 ☆カンボジア「アンコール遺跡群」
第9位 ☆ベトナム サパ・バックハー「モン族村」
第10位☆インドネシア バリ島「バリ舞踊」
     

 アジャンター石窟やガンガーの沐浴、ポタラ宮では、感動のあまり感涙を起こす位ですし、インドラジャトラ祭ではほぼ放心状態でした。つまりは、より近付く事が困難であるから、より感動が増加するとも言えますので、「旅の快適度・難易度」がそのまま「旅の良し悪し」ではないという事なのです。
 また、お金を払えば誰でも行ける簡単な「ツアー旅行」では、私と同程度の感動は多分、得られないのではないかと思います。現地の文化・美術への造詣と知識を十分に得た上で、長期間の自由旅行で精神を解き放ち、不便を乗り越えながらようやくたどり着いた中での感動なのです。
 不安定な国際状況の中、今後の海外取材旅行でも多くの困難を伴うかも知れませんが、こらからも機会があるごとに私は写生旅行に出かける事でしょう。そこに感動があり、絵画創作へのインスピレーションの源泉がある限り、私は一生、旅を続ける事になりそうです。

 いつもは読者サービス的に、取材旅行を無償でブログ公開していますが、いつか機会がありましたら、文章や写真だけではなく、旅でのスケッチやそれを元にした日本画作品等を掲載した、「旅の絵本」のような紀行書・絵日記と絵本が合わさったような本を書いて、出版できないものかと考えています。今の日本の出版状況を考えると、なかなか難しいのですが、今までの旅の面白い逸話・スケッチ・日本画作品は膨大にあります。もし、ご関心のある出版社の方等おられましたらご連絡下さい。

  絵師(日本画家・絵本画家)  後藤 仁  GOTO JIN


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2019-02-23

後藤仁 台湾写生旅行 その11

2018年2月22日~3月15日までの22日間の「台湾写生旅行」 その11

 3月13日(火) 旅行20日目。朝食は、「ホーミーホステル」のブレックファーストです。パンや飲み物等の軽食をビュッフェ形式で自由にいただけ、旅人にとっては便利です。
 台北車駅からMRT(地下鉄のような交通路線)で新店駅まで30分程。新店駅から10:00過ぎのバスで烏來(ウ―ライ)に10:30過ぎ着(15元)。(MRT・市バスは、悠遊カードというチャージ式ICカードを買っておくと便利です。カードは台湾鐵道・コンビニ等でも使えます。MRTのホームでは飲食禁止になっており、あちこちに監視員がいて外国人でも罰金を取られるので、注意がいります。私はホーム・列車内で水を飲む癖があるので、ついつい飲みそうになって危ないです。)歩き・待ち時間を合わせても、わずか2時間弱で台北から烏來に着くのです。
 烏來は台湾で有名な温泉地で、台湾少数民族・タイヤル族の住む土地です。烏來の宿は、温泉街の「情人温泉民宿」(温泉・トイレ、朝食付き、シングルルーム1400元)に飛び込みで決定。温泉街で一番安そうな宿を選びました。昼食は、温泉街の食堂で竹筒飯(タイヤル族の伝統的な料理、竹筒の中におこわ風の飯が入っている。70元)と青菜炒め(50元)をいただく。「烏來泰雅民族博物館」(入場無料)ではタイヤル族の生活文化が詳しく解説・展示されていて興味深いです。特に私は、民族衣装に関心が高いのです。温泉街の烏來老街からトロッコ列車に乗って烏來特定風景区へ(片道50元)。トロッコ路線は短いですが、子供は喜ぶでしょう。
 烏來特定風景区は素晴らしい所でした。「白糸の滝(烏來瀑布)」という落差が50m以上はありそうな巨大な滝があり、私は乗りませんでしたがロープウェイで山頂の雲仙楽園という所へも行けます。「白糸の滝」をF4号スケッチブックに1時間程写生。私はロープウェイよりも、「酋長文化村」というタイヤル族の舞踊が見れるという施設に関心があり、伺いました。ただ、その日は観光客がいないので、午後の舞踊公演は無しという事です。残念ですが、明日もう一度伺う事にして、施設内で土産の小物を手作りしているタイヤル族のダンサー達をスケッチさせてもらいました。女性舞踊家も男性舞踊家も皆、美しい方ばかりです。SM号スケッチブックに手早く3枚クロッキー。最後のページにはあちこちでスタンプを押していたので、これでSM号スケッチブックは全24ページ完了しました。満足です。
 帰りはトロッコに乗らず、歩いて烏來老街へ。夕食は温泉街の食堂で、揚げパン、豆汁(計80元)をいただく。どちらも甘めなので少量でも十分腹にたまります。
 「情人温泉民宿」は日本人からしたら妙な名前に響きますが、普通の民宿です。部屋に入ると結構広くて、かなり大きな浴槽がガラス越しの別室に設けられています。部屋にも大きな液晶テレビがあるのですが、隣の風呂場にも大きな液晶テレビが付いています。浴槽には自分で好きな量の温泉を注げるようになっており、実に贅沢です。温泉を張って、入ってみると何とも心地良く、台湾ではずっとシャワーばかりでしたので、ゆっくり足を延ばして、温泉に浸かれるのは最高です。
 烏來は台北から2時間弱で行ける便利な地域にありながら、人気沸騰中の九份・十分に比べて、まだ日本人にほとんど知られておらず、台湾人観光客はそれなりにいますが、それ程人が多い印象はありません。温泉あり、滝あり、博物館あり、トロッコ・ロープウェイあり、舞踊公演ありと見所も多く、誠に隠れた穴場とはこういう所を言うのですね。ただ、「酋長文化村」には日本のテレビ局の取材も時々あるらしく、ナインティナイン等の日本の有名芸能人の写真が幾つか飾ってあったのは、有名人好きの台湾人の特性でもあり(日本人も同じですが)、通俗性に走るしかない現在の観光地の宿命を表しています。
 今日の夜は、温泉に2回位浸かり、20日間の旅の疲れを癒し、深い眠りに落ちて行きました・・・・。

台湾写生旅行台北「ホーミーホステル(紅米國際青年旅館)」 ブレックファースト  好きな量・種類を食べれてGood! ロビーに置いてある「旅の置き日記」に記載しながらいただく。もし、この宿に泊まられたら、まだ置いてありましたら、読んでみて下さいね💖 

台湾写生旅行烏來「トロッコ列車」(片道50元) 小さくて可愛らしい。子供なら大喜び (^_-)-☆

台湾写生旅行烏來「白糸の滝(烏來瀑布)」 大迫力!!

台湾写生旅行烏來老街「情人温泉民宿」 私の貧乏旅では、一番の超豪華・贅沢な部屋温泉付きの宿です。

 3月14日(水) 旅行21日目。朝一でもう一度温泉に浸かり、朝食は8:30に宿のブレックファーストを部屋に持って来てもらいました。食パン2枚・卵・焼き芋・コーヒーとシンプルながら十分な内容です。9:30頃、宿を出て、歩いて烏來特定風景区へ。「酋長文化村」では、10:20から1回目の舞踊公演が始まります(観覧料500元)。公演まで時間があるので、土産物売り場でタイヤル族の伝統衣装(と言っても新しくそれ風に作ったものですが)を高めですが1000元で購入。この旅で一番高価な買い物ですが、私は展覧会のイベント等でアジアの民族衣装を着る事が多いので、仕事的にも必要なのです。ここでF4号スケッチブックに10分余り、タイヤル族の女性ダンサーを描かせてもらいました。F4号スケッチブックに5枚を残して、この旅では15枚まで描き終えました。22日間では全ページ完了できなくて残念でしたが、残りは日本に戻ってから描き切りました。
 10:20から舞踊公演が始まりました。この日は日本人や台湾人の団体観光客が30人ばかりいて混んでいましたが、私は一番乗りで最前列中央で鑑賞します。

 この舞踊公演の模様はまた次回としましょう・・・。

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁

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後藤 仁 プロフィール

後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)

Author:後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)
~後藤 仁 公式ブログ1~
日本画家・絵本画家 後藤 仁(GOTO JIN/后藤 仁)の日本画制作、絵本原画制作、写生旅行、展覧会などのご案内を日誌につづります。

 〔後藤 仁 略歴〕
1968年兵庫県赤穂市生まれ。15歳、大阪市立工芸高校 美術科で日本画を始める。東京藝術大学 絵画科日本画専攻 卒業、後藤純男先生(日本芸術院賞・恩賜賞受賞者)に師事。在学中より約12年間、旧岩崎邸、入船山記念館、孫文記念館(移情閣)等の金唐革紙(手製高級壁紙)の全復元を行う。卒業以降は日本画家として活動し、中国・インドをはじめ世界各地に取材した「アジアの美人画」をテーマとする作品を描き、国内外で展覧会を開催する。近年は絵本の原画制作に力を入れる。
○絵本作品に『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)、『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)、『わかがえりのみず』(鈴木出版)、『金色の鹿』(子供教育出版)、挿絵作品に『おしゃかさま物語』(佼成出版社)。『犬になった王子 チベットの民話』は、Internationale Jugendbibliothek München ミュンヘン国際児童図書館(ドイツ)の「The White Ravens 2014/ザ・ホワイト・レイブンス 国際推薦児童図書目録2014」に選定される。NHK日曜美術館の取材協力他、テレビ・新聞・インターネットサイト等への出演・掲載も多い。
○東京藝術大学デザイン科 非常勤講師、元 東京造形大学 絵本講師。国選定保存技術 金唐革紙 製作技術保持者。日本美術家連盟 会員(ご推薦者:中島千波先生)、日本児童出版美術家連盟(童美連)会員・理事、絵本学会 会員、日本中国文化交流協会 会員、この本だいすきの会 会員。千葉県松戸市在住。

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ブクログ「後藤 仁の本棚」ブクログ

絵本ナビ「犬になった王子  チベットの民話」絵本ナビ「犬になった王子 チベットの民話」
絵:後藤 仁 /文:君島 久子 /出版社:岩波書店絵本ナビ


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